小粋なコーヒートーク

2002年10月30日(水)

缶コーヒーの季節になってまいりました。

どうも夏期の缶コーヒーってやつは、
「冷やしたホットコーヒー」って感じがしてそんな好きじゃないです。
や、アイス専用缶コーヒーもありますけど。

今年はなんだか新製品ラッシュですが、みなさんどれが好きでしょう。
無難にジョージアエメラルドマウンテン(業界No.1)、
ジョージアその他(こういう扱いを受けてます)、
ボス、
ワンダ、
ファイア、
ファーストドリップ、
ルーツ、
あとなんかあったっけ。珈琲たいむ?忘れられたコーヒーごめんなさい。

ちなみに私はルーツ派です。JTだというだけで嫌がる方もおられますが、
この、くぼみのある独特のフォルムの缶コーヒー。そろそろ市民権も得てきたかと。

どれくらい好きかって、まあHTLT製法ってのが何の略なのかわかるくらいには。



現在シール集めまくってます。めざせ自転車!


テキストまつり総集編

2002年10月28日(月)

私「終わりましたねえ」
僕「終わったね」
俺「終わったなー」
私「うちのコーヒー豆。」
俺「コーヒー豆かよ!そっちかよ!ていうかなんでこんなベタなつっこみしてんだ俺!」
私「というわけで、管理人的に10月のほとんどを費やした企画、『秋のテキストまつり』、無事終了となりました。いやはや、まさかこんなことになるとは」
僕「だよねー。掲示板でレスしててふっと思いついただけの企画だったのに」
私「うちからリンク張ってない人が一人でも参加すれば成功のつもりでした」
僕「最終的には10サイトも参加!すごいじゃない」
私「それでは、今日は後夜祭として、テキストまつり総集編みたいな感じで行こうと思いますが…なにか不服は?」
俺「いや?なんだいきなり」
私「さっきから黙りっぱなしでしたから」
俺「特に口をはさむ余地がねえよ」
私「よかった。ベタなつっこみに自分で愕然としてたのかと」
俺「お前なあ…」


■第1回:「行ってみたい場所・国」(10/12)

私「Rinoさん提供のお題でした。第1回。」
僕「参加サイトは6つだったね」
私「peaさんの参加に胸ときめかせ、らいちさんの参加に早くも企画成功と感じてた頃です」
俺「内輪だけで終わると思ってたってことだよな」
私「第1回、企画自体の様子を見るには最適なお題だったと思いますよ」
俺「確かにな。抽象的でもないし、書きやすいし」
僕「ところで、管理人は?」
私「奇をてらいに行ってはずした感が。いやいや、これで『あ、これでもいーんだ』と皆さまに安心感を!」
僕「…そうなのかなぁ」
私「管理人の出典作は、全て[その他]に収納されていますよ」


■第2回:「帰り道」(10/19)

私「お題は管理人の発案です」
俺「一気に書きにくくなったな
私「そのへんはご愛嬌。個人的には結構気に入ってるもので」
僕「参加サイトは8!増えたねー」
私「りっぴ〜さんscarecrowさん。文章的にも対照的な二人なのが面白いですね」
俺「このときは確か、管理人ドタバタしてたよな?」
私「そうですね。なんだか時間がなくて… ちゃんと準備すべきでした」
僕「第2回の出典作はー… これって、帰り道なの?」
私「いいとこついてきますね。あれは実は9月に発表しようと思ってたエッセイでして、途中まで書いて止まってたものなんです。今回『帰り道』という要素をプラスして公開したわけで…。」
俺「キンモクセイとか、もうちょっと遅いもんな」
私「そういうことです。でも、『帰り道』としてきちんと成り立ってますよ。意識して書きましたから」


■第3回:「友人」(10/26)

私「お題発表が遅れた上に、こんな難しいお題で申し訳ない。第3回です」
僕「あちこちで『難しい』って言われたよね。参加サイトは10サイト!」
俺「いや、でも実際難しいだろ。単純なテーマだけに」
私「でも、そのせいか様々な『友人』が出典されましたよ。手紙を書いてみるとか、昔の友人を思い出すとか…。どれもなるほどと思わせる作品でしたね。若さゆえの悩みが綴られたsakuraさん、生の意見を思わせるdyamaさん、二人とも最終回のみの参加がもったいないくらい」
俺「管理人のはまた、やたら長くなったな。ていうかあんなにビシッと文章を書いたのは久しぶりだろ?」
私「おそらく、一年ぶりですね。そのくせ執筆は脅威のスピード」
僕「感想は?」
私「久しぶりに書いたわりに、起承転結もはっきりして、なかなか順調に書けたと思いますよ」
俺「ま、否定はしないが。全力は出し切れたんだな?」
私「ええ。書いたばかりで客観視が出来ないのは認めますが、今のところ特に悔いはないですね」
俺「よし。そんな発言久しぶりに聞いた」
僕「もともと僕ら、高校時代の文芸部誌に出展した作品の後書きに出てたからね」
俺「あの頃からずーっと待ってたぞ、自信をもって薦められる作品」
僕「途中からなんかいっぱいいっぱいで書いてたからね」


■目的は達成?

私「さて、この企画。『秋のテキストまつり』の名の通り、秋です」
俺「意味わかんないぞ」
私「説明ページにもありますが、秋の夜長にサイトめぐり、ついでに巡回サイトを増やしちゃえ!と」
僕「ふむふむ」
私「何かしら機会がないと、なかなか普段行かないサイトって見ないじゃないですか」
俺「ま、それはそうだ」
私「そのきっかけになれたらな、というのが今回の企画のねらいでした」
俺「ふむ。それで、達成できたのか?」
私「どうでしょうね。結局決めるのは閲覧者のみなさんですからなんとも」
僕「管理人は?」
私「増えましたね」
俺「ならいいんじゃねーか」
私「ただし、ここからは各サイト管理人さんの腕の見せ所です。新たに見に来てくれるようになった人に対してどう接するか。言い換えると、ちゃんとした更新ができるか。それが大事かなと思います」
僕「そういうサイト管理をしてないところもあるんじゃないの?」
私「ですからあくまでこれはこのサイトの場合ですけど」
俺「まあ、確かに開催日はアクセス数も跳ね上がったからな」
私「ぷれはぶ・えふ最盛期の昨年8月〜9月を越しました。驚きです」
僕「ま、アクセス数の話はいいとしてさ」
私「もうひとつの目的は『交流』。参加サイト同士、閲覧者同士が同じテーマで盛り上がればと思ってました」
俺「参加サイト巡ってみたけど、おおむね成功じゃないか?『はじめまして』の多いこと」
私「そうですね。欲を言えば、もう少し閲覧者を動かせれば…ってところですか。結局この企画、誰が中心かって閲覧者中心なんですよ。私達参加サイト側ももちろん企画の性質上大事なんですが」
俺「各サイトを巡るのもブックマークを増やすのも閲覧者だってことか」
私「そう。閲覧者側からの反応がいまいち読めなかったのはまあ、心残りといえば心残り」
僕「でも、サイト管理人だって同時に閲覧者なわけだし。いいんじゃない?」
私「うん、それは確かにそうですけどね」


■個人的な話

私「少し個人的な話を。今回の企画は思いつきだったというのはもう述べました」
僕「本格的に何も考えてなかったよね。説明ページの文章は英語の授業中に書いたもんだし」
私「それは企業秘密。えーと、そう何も考えてなかったんです」
俺「二回も言わなくていいから」
私「第3回の作品をガーッと書いてるときに、ようやく気付いたんです」
僕「うん?」
私「長いことちゃんとした文章なんて書いてないのに、果たしてこの企画で書けるんだろうかと」
俺「ていうか遅いだろ
私「そう、遅かったんですよ。だからいらないプレッシャーを感じることもなく書けたんです。説明ページにもある通り、今回文章形式は全く問いませんでした。日記調で書いてくれればそれでよし、と。私ももともとそのつもりでしたが」
僕「第2回あたりから変わってきたね」
私「そう。どうせなら、と思い始めまして。それで、今回思ったこと。」
俺「なに」
私「意外と書けるわ、まだ」
俺「つまり?」
私「そろそろね、もうダメかなーなんて思ってたんですよ。作品書くの。エッセイ(と名のつく文章)は書いてますけど、小説はほんとに書いてない。メインコンテンツのはずなのに
俺「誰も思ってないぞ、もはや」
僕「めでたく日記サイトの仲間入り」
私「いやいや。(一蹴)」
俺「で?」
私「でもね、こうして久しぶりに締め切りを設定して、よし書くかと思ってみると、意外に書けるものなんですよ。文章力なんて下がってる一方だと思ってたけど、いざ書いてみるとそうでもない、むしろ新境地を開拓できてる、と。自己判断ですから笑うのは勝手ですが」
俺「つまりそれが、第3回作品」
私「時間がなくてささーっと書いたからダメダメ、とはならなかったんですよ。構想だけは頭の中にあって、バイト終わってから急いでプロット練って、それから1時間ちょいで執筆」
僕「史上最速だよね。たぶん」
私「悔いはないです。個人的な視点から見ても、今回企画やってよかったなと」
僕「そうだね。じゃあこれからは小説系作品の発表が増えるかな?」
私「いやそれは」
俺「なんでだよ


■最後に

私「最後になりました。まず、こんな海のものとも山のものともわからない企画に」
俺「へりくだりすぎだろ」
私「参加してくれた皆さん。ありがとうございました」
僕「企画を話したらゴーサインをくれたgalさん、お世話になりました」
俺「二作品発表なんてやってくれたかろさんとかな」
僕「いいスパイスだったよね」
私「本当は参加者全員にお礼のメールでもと思ってたんですが、書き込みしてたら言いたいこと書ききっちゃったフシがあるので、その書き込みとこの文章とで代えさせていただきます」
俺「ま、毎回掲示板に書き込んでたしな」
私「それから閲覧者のみなさん。素敵なサイトは見つかったでしょうか。秋の夜長のお供に、何かしらプラスになれていたら幸いです。見ていただいて、本当にありがとうございます」
僕「そうだね。それが一番の目的だし」
私「それとー… Rickさん。総合コミュニティサイトであるRickさんとこにリンクを張っていただいたおかげで、幅広い方に企画の存在を知ってもらうことができました。ある日アクセス解析見ててびっくりしましたよ。ありがとうございました!」
俺「うむ。で、あと言うことは?」
私「そんなとこじゃないですかね」
俺「…あぁそうだ、バナーについて」
私「おっと。バナー、張ってくださったみなさんありがとうございました。もうはがしても構いません。リンクについてもご自由にどうぞ。説明ページ自体は残しておくつもりです」
俺「よし。こんなとこか」
私「ですね。かなり長くなりましたが」
僕「今日すんごいしゃべりっぱなしだよね」
私「ほんとですよ。あー水ほしい水」
俺「よし、じゃあとりあえずの目標は!」
私「…[雑談喫茶にじいろ]の更新再開ですね」
俺「もう止まってたのかよ!」



というわけで皆さん、お疲れさまでした!
秋のテキストまつり主催者PAT


呼び出し3コール

2002年10月23日(水)

のんびりとパソコンなんていじってた夕食前。
久しぶりにバイトもお休み、さて今夜は何をしよう。

 ♪ずんちゃららららら〜(携帯着信音)

あら、この着信音は。はーいもしもし。

 「ごめん、寝てた?」

いや、バリ起き。ガムランのひとつもやりそうな勢い。

 「それはバリ島民族音楽。やるならケチャになさい」

で、なんでしょう?

 「今から出て来い」

はっ?

 「今すぐ。こっちの方まで出てきちゃってて、微妙にヒマなんだ」

えーと。今すぐと言われましても、そちらまで行くのに40分ほどかかりますが。

 「なに言ってんだ。そうね20時改札前」

えーと、20時てあと15分なんですが。物理的に不可能なんですが。
自転車で時速100キロとか出さなきゃ無理ですね。

 「いやいや。空飛んで来い

そりゃ盲点!!




というわけで出かけておりました。到着は20時24分でした。
某マクドナルドでウワサのシェイカーサラダ食べたんで、まぁよしとしましょう。
次はマックデリシャススープ!ネーミング的には「うまい棒」と変わんないよね!

あと、プロントが夜は飲み屋になるなんて知りませんでした。意外。


ボーカランド

2002年10月17日(木)

友人の後輩とカラオケに行くことになりました。

直接の面識は、あるかな、ないかな、いやあるっちゃあるか、
くらいの微妙なラインなんですが、
話だけはお互い色々と聞いております。

なんかこう、私については「歌がうまい」と紹介してるらしくて。

なんかこう、その後輩さんは歌手志望なわけで。



絶体絶命。



「なんだこんなもんかよハッ」とか
「これでボーカルグループ?リーダー?クス」とか
「今のってラップだよね?」とか言われないためにも、
なんとかしなければなりません。
下準備を!!(ああ、なんか初めてカラオケ行ったときを思い出す)




B'zの「It's raining...」でも歌おうかとか思ってます。




※楽曲のほとんどが台詞で成り立つ曲。いい曲だけどさ。


アニマルテラピー

2002年10月14日(月)

ボンジョビ。 よう。俺、犬。ジョンと呼んでくれ。
 いやボブかな。混ぜてボンジョビでいいや。
 今日はネタがないんだってさ。
 ま、動物と旅行と食べ物と子供出せば、
 テレビじゃ視聴率取れるっていうし。
 今日は俺に免じて許してやってくれや。

 ちなみに俺の飼い主は、
 一更新ごとに騒がれる宇多田ヒカルのサイト同様、
 掲示板にレスがついただけで大騒ぎになる、
 このサイトの管理人だ。





…ていうか、そーいや俺メスだ。


行ってみたい場所・国

2002年10月12日(土)

行ってみたいところ。と、真剣に考えてみますと、
日本国内じゃ鳥取と山口でしょうか。中国地方ばっか。
あと北海道。一気に北。

鳥取→ 砂丘!砂丘!
山口→ 日本唯一のカブトガニ博物館が!
北海道→ 夏に行ってのほほーん。冬の鍋もいいね。

海外だとヴェネツィアですね。イタリアの。
猫と水の都!たまんねぇ!今携帯の待ち受け画像、ヴェネツィアの猫ですよ!

あぁ、国内で行ってみたいとこ、もう一つあった。
宮崎宮崎!

宮崎→ シーガイア跡地。


マツヤロマンチック

2002年10月10日(木)

他のところではそんなこともないんですが、
うちの最寄り駅の前にある松屋は、妙にサービスが悪いのです。
提供がやけに遅かったり、おひや頼んでも忘れられてたり、クーポン券くれなかったり。

ていうかまぁ、俺にだけなんですけど。

今日も今日とて、薬飲もうと思っておひや頼んだんですが、
待てど暮らせど来やしねぇ。
後からお冷や頼んだ人には出てんのに。ムカー。
これは混雑時にチキン唐揚げ丼を頼んだ報復なんでしょうか。
ええい直談判だ直談判!


「ちょっと、店員さん」
「はいはい」
「おひや頼んだんですけど」
「えー」
「さっきから待ってるけど全然出ない。忘れてます?」
「わーっごめんなさい」
「ていうかこれが一度二度ならいいんだけどさ。そういうわけでもないのよ。過去に何度も何度もあるわけ。どーなってるのさ」
「…」
「聞いてます?」
「…実は」
「はいよ」
「…あなたのことが」
「うん?」
「あなたのことが、好きだから!」
「…はっ?」
「好きだから… 気を向けてほしくて、ついついあんなことを」
「…そうだったのか」
「ごめんなさい…迷惑でしたよね」
「いや、そんなことないよ。こっちこそ、今まで気付かなくて、ゴメン」
「いいんです!私の、ただの片想いですから」
「…片想いじゃない」
「え?」
「片想いじゃないよ。もう、君にさみしい思いはさせない」
「え、それじゃ…」
「今度、一緒にご飯でも食べよう。…うまトマハンバーグ定食でいいかい?」
「はいっ!」
「あ、それともうひとつ」
「はい?」
「気を向けてほしいのはいいけど、クーポン券くらいくれよ」
「えへへっ。はいっ!」





なんてこともなく、ひたすらお冷やを待つのでした。
あーおひや来やしねえ。


ひねもすー。

2002年10月03日(木)

「ねえ、クリスマスプレゼントは何がいい?」
松葉杖



というくらいに足が痛かったわけで、
今日は100円ショップで売ってた杖を使ってました。
いやはや。杖を使うと途端に電車で座席ゆずられるね。
ありがとう水色服のお兄さん。見てますかー(見てません)

でー、帰りに某ドラッグストアM(隠す意味もない)に。
包帯はまだあるしー、ガーゼも一応足りてるし。
あぁ、シャンプー無くなってたから買っとこう。
杖を使わないとロクに歩けないような人間、買ったのはシャンプー。
店員もさぞかしリアクションに困ったろうに。

バイト先に寄って現状報告して、
「土日も休んでな」という心やさしいお言葉をいただきつつ。
(土曜は場合によっちゃ狩り出されるそうですが)
早々に帰宅したのでした。あぁ、なんか平和な一日。
っつーか、学校行くだけでいっぱいいっぱいなんスけどね。駅から徒歩15分だし。



あぁ、買ったシャンプー、
「くせ毛を直す、アミノ酸系くせ毛スムース成分配合」
とか書いてあったんですが。
どんな成分よ。
なんかこう、ポテトチップとかで何味かと思ったら、
「おいしい味」としか書いてなかったような気分。


Sweet Pain

2002年10月02日(水)

こまったさんと賢者の石。



そんなことはさておき。
昨日少し触れましたが、実は足をやけどしてまして。
バイト中、沸騰直前のお湯であっためてたハンバーグソースを、
別の容器に移そうとしたところドバー。
手はすぐ冷やせたんですけどね。仕事中だから靴下は脱げなくてね。
全長10cm弱の巨大水ぶくれになってしまったのですよ。

家に帰って水出して、薬塗って包帯巻いときました。
「ウフフ。包帯だなんて。ちょっとおおげさかしら」
なんて思ってたんですが、翌日病院に行ったらぐーるぐるに巻かれました。
結構容赦ない治療をするもんで、通院後はいつも歩くことさえままならず。

今日の治療は第二段階に入ったんで(具体的描写は避けます)、さらに激痛。

それにしてもね、片足引きずりながら必死で歩いてる人に対して、
世間ってやつはけっこう無反応なわーけでー。
大学最寄駅から校舎まで運べとは言わないよ。(無理だろ)
でもな、電車内で座ろうとした時に先に座るってどうなのさ。(泣)

そんなもんだから。

今日友人に会ったとき、えらく心配してくれたのがやけに新鮮で。
あぁおじいちゃん、東京にもまだこんなに心やさしい人がいるよと。
応接間の仏壇に、小一時間報告会を開催したのでした。
いや大学は埼玉ですけど。あと仏壇ないですけど。

なんか嬉しかったというお話。
え、オチ?ないよ?はいはい、じゃあモダンでキッチュでクレバーなシメを。



こまったさんと炎のゴーフレット。(退場)


アングラ回転寿司

2002年10月01日(火)

「おい、まだ着かないのか」
「せかすな。もうすぐだよ」
「しかし久しぶりだな、お前と一緒にどっか行くってのも」
「面白い店を見つけたんでね。あぁ、そのカドの」
「和菓子屋?」
「の地下。そこの階段下ったところ。着いてきなよ」
「地下?」


「へい、いらっしゃい!」
「ういーす。おやっさんこんばんはー」
「何だこの店?」
「何だとか言うなよ」
「ハハハ。いいネタそろえてますよ」
「なんだ、回転寿司か。それもいいな… って何が面白いんだ」
「寿司じゃないよ。まぁ座って座って」
「ん。まあ腹減ったしー… とりあえず一皿」


 ・バイト先でハンバーグソースこぼして足に大やけど。


「…はっ?」
「おー、いいもんとったなぁ」
「ちょ、おいなんだこれ」
「ネタだよ」
「ネタ?」
「さっきおやっさんが言ったろ。いいネタそろってるって」
「…ネタ…」
「ハハハ、とはいえ最近はネタがうまく加工できなくてね」
「みたいですねー。ということは、今回ってる皿のネタは全部」
「そう、加工する時間がなかったりなんだったりで放置されてるネタさ」
「ダメじゃんおやっさん」
「ハハハ」
「笑うところじゃないんじゃ… コレは何、このネタをどうしろと」
「そこに調味料があるだろ。笑いとか痛みとか泣きとか。それで味付けするんだよ」
「…えーと… じゃあ、笑い。と泣きを少々…」


 バイト先。今日はえらい混み方だけど、なんか気分は絶好調!
 よーしがんばりますかーと気合いを入れたその矢先、
 ほっかほかのハンバーグソースを思いっきりこぼしたー!!
 あーうあう。せっかくの絶好調な気分が一気に絶不調だよ。トホホ〜イ(´Д`)



「…お前味付けヘタなー。味付け次第では結構なものになったろうに」
「うるせーよ!何が何やら!」
「さーて、じゃあ僕は」


 ・台風21号来襲!


「わ」
「なんかありきたりだな?」
「いじりにくいなー… ええとね、泣きを入れて…」


 台風がやってきました。戦後最大級。
 それでもレポート提出日は、変わらずやってきます。
 4限、日本文学基礎演習。W先生が待ってます。
 久しぶりに徹夜して、ふらふらな中登校!



 授業前に、休講掲示板をチェック。



 『4限 日本文学基礎演習』



「…とか、こんな」
「そりゃ先生もこの台風じゃ休講にしますよねー」
「頼むから事前連絡しろって感じだけどね」
「それにしても珍しいシメですよね。投げっぱなしジャーマンですかー」
「最近こういうの味わってなかったしね」
「…お前ら、いったい何の会話をしてんだ」
「あれ、さっきから箸が止まってるよ」
「箸。…箸なのか!?」
「ほらほら、取った取った」
「お、おう」


 ・村上春樹を読んでみました。


「えええ!?」
「ありゃー。おやっさん、このネタはまだ食べごろじゃないんじゃ」
「あれ。回ってました?しまったなあ」
「え、これをどう味付けしろと」
「まだ食べられるほどのネタじゃないんだよなあ。適当に味付けしてみ」
「適当って…」


 ムラムラ!村上春樹デビューを果たしましたゼ!
 今までW村上(春樹、龍)はロクに読んでなかったんだけどね!
 いやいややっぱりファンが多いだけのことはあるナ、なーんて☆
 ところでW村上とか書くと思い出すね、W浅野。僕は死にましぇーん!



「…適当すぎでしょ」
「お前が適当にっつったんだろ!」
「まだ食べごろじゃないですからねー…仕方ないですよ。もう少しあっためときますね」
「アハハ。おやっさーん、しっかりしてよー」
「ハハ。申し訳ない」
「笑うところなのか」
「あれ、あの二皿だけやけに目立ってる」
「お、さすが気付きましたか。挑戦します?」
「うん、じゃあ僕たちで一皿ずつやってみようかな」
「たち!?」
「おやっさん、じゃあそれお願い」
「俺の意向は!?」
「まあまあ。先にゆずるからさ。はいこれ」


 ・徹夜明けは、やっぱりいいことないです。


「…暗ぁ」
「これを味付けするのがお前の腕の見せ所だろ!」
「いやそう言われても… これはマジメにやったほうがいいんかな」
「あぁすいません、マジメな調味料は今切らしちゃってるんですよ」
「はぁ!?どーすんのさ!?笑うとこでも痛いとこでもないだろこれ」
「うーん、これならありますよ。あまりおすすめしませんが」
「え、おやっさんその調味料出すの」
「まぁ、一応」
「なんだなんだ?」
「調味料『独白』」
「ど、どくはく…」
「使う?」
「…笑いよりはまだマシだろ、たぶん。えーと。」


 ごめん。


「…これはネタじゃないでしょ」
「て言われてもなぁ!」
「まあ、『独白』自体、あまりネタとは合わない調味料ですからねえ」
「ったく。で、お前のネタは?」
「ん、僕の?」


 ・秋仕様にしようかしら。


「げげげ」
「アハハ、なかなか難しいのを取っちゃいましたね」
「うえ〜」
「ほらほら、人に文句言えるくらいだ、ちゃんと味付けしろよ」
「うーん… おやっさん、お酢」
「あいよ」
「酢?」


 雪が降る頃にはできるんじゃないでしょうか。


「こんな感じで」
「…なるほど、酢でシメたわけか」


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