- 2005年06月13日(月) 突然割り込んできたメッセンジャーでのメッセージ。 Mさんを信じてはいけない。 Mさんは、他の女性ともつきあっている。 Mさんと付き合って泣いた人もいる。 嘘だと思うなら、TというHNの女性に聞いてみたら? 知らない人からのメッセージ。 そんなの信じられるはずがない。 Mさんから、 「僕を中傷する人がいるけれど、僕だけを信じてね」 と、言われていた。 きっと、Mさんにそう言われていなくても、知らない人からの メッセージなんて信じるはずはない。 ... - 2005年06月12日(日) 覚えているのは、断片的なこと。 私だけが全裸になって、Mさんの前に手を首の後ろで組んで、 足を開いて立っている。 触れるか触れないか、その手に私は、もっと触れて欲しい、 と思ってしまう。 まるで、Mさんの体で自慰をしようとするかのように。 私の中をMさんの指が掻き回す。 「こんなにも君は濡れるんだよ」 恥ずかしいけれど、その言葉が私の心に心地よく響く。 ... - 2005年06月11日(土) 食事をしたあと、ホテルに行った。 食事のときに解けた緊張は、部屋に入って再び私を包んだ。 何をしたらいいかもわからずに、ぼーっと立ったまま。 Mさんは、 「珈琲でも飲もうか?」 と、言ってくれた。 「僕は、とても薄いのが好きだから、2杯目の分をもらうよ」 と、簡易ドリップ式の珈琲を作ってくれた。 「私も薄い方が好きなんです」 私は、同じような嗜好であることをとても嬉しく思った。 ... - 2005年06月10日(金) 私は、うつむいて何も言えなかった。 心の中では、これからも逢いたい、と思っていた。 Mさんは、何も言わずにほほえんで、待っている。 私の一言を。 どのくらい経っただろうか、私は、 「おつきあいしてもらえませんか?」 と、言った。 Mさんは、 「本当にいいの?」 と、言ったような気がする。 ... - 2005年06月09日(木) 車に乗ると、直接Mさんを見ないせいか、会話をすることができた。 「お昼には少し早いけれど、何か食べようか?」と。 「はい。」 と、私は答えた。 ファミレスに入り、ランチを頼む。 車の中で、会話をはじめるきっかけができた私は、饒舌になった。 ファミレスでも、会話がどんどん進んだ。 2時間以上話しただろうか。 ふと、他愛の無い話が止まり、Mさんがほほえみながら、私をみつめた。 ... - 2005年06月08日(水) その人は珈琲を頼み、私と向き合った。 「Mです」 と、その人は名乗った。 私は、緊張してしまって、声を発することができなかった。 Mさんは、寝坊をして遅刻したことを、謝った。 珈琲が届いた。 Mさんは、 「君が飲んでいるのは何? 僕もアメリカンにすればよかった」 と、言った。 私はそれ以外何を話したか、まったく覚えていない。 珈琲を飲み終わり、喫茶店を出て車に向かって歩き出したMさんの後を私は追った。 ... - 2005年06月07日(火) 言われた喫茶店の端の方の席で、アメリカンを頼んで待った。 文庫を開いても、目で文字を追うだけで、頭にはまったく入ってこない。 入り口のドアが音を立てるたびに、顔をあげる。 それらしい人が、入ってきた。 すごく緊張。 思っていたよりも小父様。 ジーンズにセーター。 「こんにちは」 その人は、まっすぐに私の所に来て、声をかけた。 ... - 2005年06月06日(月) 「ごめん、寝坊してしまった。」 その人は、そう言った。 私は何も言えなかった。 「少し先にお茶を飲めるところがあるから、そこで待っててくれるかい? あと30分くらいかかるから。」 私は、わかったと言い、その場所で、その人を待った。 今考えると、その人は、当然のように1時間以上私が待っていると思ったのだろうか。 ... - 2005年06月05日(日) 携帯に電話をする以外に、私から連絡を取る術はない。 ほとんど泣きそうだった。 見ることはないとわかっていても、PC宛のメールアドレスに、携帯から 「私と逢いたいという言葉は嘘だったのですか?」 と、送ってしまった。 それでも、私は帰ることができなかった。 約束の時間から、約1時間後、携帯に電話があった。 ... - 2005年06月04日(土) 待ち合わせの場所は、横浜駅。 「改札を出て待っていてね」と、言われた。 改札を出て、周りを見回す。 それらしい人はいない。 約束の時間より少し早いからだと思い、柱にもたれかかって緊張しながら待った。 約束の時間。 その人は来なかった。 教えてもらった携帯の番号に電話をする。 「おかけになった電話は、電波が届かない場所におられるか、電源が入っていないため かかりません」 なぜ? 心臓がどきどきする。 10分後、もう一度。 また、同じ言葉。 10分後、また同じ。 その10分後も。。。。。同じ。 私は、嘘をつかれたの? ... - 2005年06月03日(金) もっと私は貴方と話したいし、逢いたいの。 その気持ちが溢れ出していたのかもしれない。 その人は、私に携帯の番号を教えてくれた。 私の番号は、「教えなくていいよ」と言ってくれたけれど、私は知って欲しかった。 名前も教えてくれた。 「なんて読んだらいい?」 「好きなように読んでいいよ」 と、その人は言った。 私は、その人を名字に、さん付けで呼んだ。 日曜日に逢うことになった。 ネットで知り合って2週間程度で実際に逢うことは、早すぎることなのだろうか。 ... - 2005年06月02日(木) その人とは、チャットで知り合ってから、毎日のように何時間もネットで会話をした。 2週間が経った頃、私は睡眠不足で仕事に影響がでそうになってきたのを感じて、 「今日はもう寝ます」 と、もっと話したい気持ちを抑えて、私から言った。 その人は言った。 「眠ってしまっていいの? もしかしたら、もう話せないないかもしれないよ?」 この言葉で、私はその人に心を縛られたのだろう。 それが、私がSMに実際に足を踏み入れた最初かもしれない。 ... - 2005年06月01日(水) 私は、その人にどんどん惹かれていった。 その人は言った。 「僕達は惹かれあうのだから、君はMなんだよ」と。 自分がMであるなら、好きな貴方に必要とされるの? そうであるなら、すごく嬉しいと思った。 それでも、SMの世界に足を踏み入れるのは、どこかに怖いという気持ちがあった。 はまったら、抜け出せないのではないかって。 ...
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