* たいよう暦*
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2005年09月02日(金) ささった

今日は、芝居を観にいった。
普段はあまり見に行かないのだけれど、その作演出をしている人との出会いがとても素敵だったので、どんな物語を描く人か見たくなって足を運んだのだ。

物語が始まって、普通に観ていた。
ところが、物語がすすんで、どんどんこんがらがっていた糸がほぐれてくると、あ、だめだなぁと思った。
物語が悪いという意味ではなくって、自分の心にどんどん刺さるお話だったのだ。

人が亡くなって、残された人がどううけとめ、どうかんじ、どうすすんでいくか。

決して説教くさくないし、しらり顔でなにかを語るわけでもなく、淡々とでもなく・・・でも、やっぱりなにかがそこに描かれていた。
まだ、そういう物語を正面から受け止めることができない自分にも、ちょっと驚いた。
でも、むりはしなくていいのだし、こうやってその場で感じたことは大事にしたいなあと思った。

なにかをその人からもらった気がした。
やっぱり、あの出会いの第一印象どおりの人なんだなぁ、と思えた。
それがうれしかった。


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