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怠惰通信
ざれこ
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2003年11月28日(金)
職場旅行

明日(というより今日)から奈良に一泊旅行です。
職場旅行ってやつです。
行って温泉つかって飲んで、それだけの旅行です。

職場は8割方参加?で、女性陣の部屋割りには
最後までどきどきさせられました。
そういうのっていくつになっても一緒よねー

では行ってきます。



2003年11月23日(日)
映画とトイレ

今日は「マトリックスレボリューションズ」をみてきた。
感想は一言で書くと

「わけわからんわ」

まあ詳しくは今度更新するとして。

今日はど真ん中の一番いい席にわざわざ予約して
席をとったにも関わらず。
こういう気合の入った日に限って、

トイレが我慢できないのよね。

うまく、「ここから長々と闘いが続きそうだな」ってところで
抜け出したのはいいんだけど、
どうせ話もわからないしいいんだけど、

それでも感じるあの屈辱感。

一緒に行った人たちは、先日「リローテッド」を観にいった
同じメンバーで、「リローテッド」時に連れが一人途中で
トイレに立ったことをうけて、今回始まる前に友達とトイレに入り、
そこで「こないだ○○がやらかしてたから直前に行かないとね」
「うん、トラウマよな(笑)」なんて笑っていたら、
どうやらバチがあたったらしい。

なんかすっごい悔しいわ。畜生。





2003年11月22日(土)
終電の思ひ出

今日は飲みに行っていて終電に乗って帰った。
なので先日終電であった小さな事件を思い出した。

あれは確か金曜日。同じように飲んでいて遅くなった私は、
終電に飛び乗ることになった。
最後部に駆け込むと、同じように人がどしどし押し寄せてきて
すごい混雑になってしまった。
明らかに飲み会帰りな人々(私は飲めないので素面だが)で
ぎゅうぎゅうづめの車内で、私は無理矢理文庫を読んでいた。

すぐ近くの人ごみで、なにやらおかしな動きがあった。
声がするのでみてみると、一人の男がつり革に手をかけて
ぐらんぐらんに揺れている。明らかに酔っ払って
眠りこける寸前で、揺れ方がハンパではなく、前に座っている
お姉さんに襲いかかりそうな勢いなのだ。
まわりは全員苦笑。お姉さんはしばらく男が揺れる度に
悲鳴をあげていたが、あるとき観念して立ち上がり、男に席を譲った。

男は座って眠りこけ、それで騒ぎは収まるかにみえた。
私は本に戻った。だがすぐに本どころではなくなった。

また悲鳴がした。今度は更に大きい。
みてみると男が寝ゲロを吐き散らしていて、
隣に座っていたお姉さんとおじさんが慌てて立ち上がったところだった。
その男もゲロまみれ、隣のおっさんの背広もゲロまみれである。

おっさんは、当然の如く、怒り狂った。
そして「こら、なにしてんねんこのあほ、」と
その意識朦朧としたゲロ男の頭をぽかぽかと殴りだした。
そして、横のおじさんに「そんなん、この人、わかってないんやから、
殴るだけ無駄やで。自分が損するだけやから」と止められ、
おっさんは「そうやな」と殴るのをやめた。

そこに車掌さん登場。最後部だからすぐに出てこれる。
車掌さんは何故か謝りながら、まずはゲロ男に話し掛け
「駅はどこですか、お客さん」「・・・○○○・・・」
「○○○駅?もう過ぎてるやないですか。」と呆れ顔。
で、今度は殴るおっさんと「保証はどないなるねん」的な話をしていた。

そうこうしているうちに終電は各駅停車に切り替わってしまった。
うちの路線の終電は途中まで急行で運行、ある駅から各停になる。
車掌さんはそこからが大変だった。おっさんの苦情を聞きながらも
「ちょっとすいません」と遮って車掌室に走り、
「××、××です。出口は左側です」などと放送し、ドアを開閉し、
そしておっさんのもとに戻り「この袋に背広入れてください」とか言いつつ
世話をし、そして「ちょっとすいません」と車掌室に戻り(繰り返し)

それを何往復も繰り返している姿は哀れ極まりなく、
同時に私は笑いを必死でこらえることになる。
そして、駅につきそうになったら「車掌さんつくよ、間に合わないよ」と
心の中で彼に声をかけ「なんなら私が手伝おうか、駅名くらい言えるし」と
一瞬思いつめかけた。

そんな数往復がすんで、ちょっと大きな駅にきたので、
車掌さんはしばし電車をとめて、駅員さんと、背広にゲロかけられたおっさんと、
彼をいさめたおじさんとに協力してもらい、ゲロ男を駅にひきずりおろした。
(ドアを開閉するあの数往復の間に、駅に連絡して手配していたらしい
車掌さんの素早さには心底感心した)
そして乗客に見守られる中、ゲロ男は窓の外に去っていった。
彼がどうなったのか、病院に行ったのか、背広のクリーニング代は払ったのか、
私は何も知らない。ただ、急性アル中で死にそうだったなあ。

騒ぎの収まった車内では、たちこめるゲロのにおいとともに、
笑いをかみ殺して窒息しそうな空気がたちこめていた。
もちろん私は、おっさんが男を殴りつけるあたりから、
必死で笑いをこらえていたのであるが、同じことを思っている人が
明らかに周りに数名いて、彼らと目が合うとお互い同じように
目だけ笑っていて、慌てて下をむくことになった。
そのときだけは周辺皆が携帯メールをしていた。私も例外ではない。
本当は電話で実況中継したかったよ、私も。多分皆も。

そして、やっと一息ついて駅名を案内する車掌さんの声が、
清清しく響くのだった。
「次は、△△、・・」

多分、終電に乗るたびに私はこの騒ぎを思い出すのだろうな。
皆さん、飲むのはほどほどにね。