日常の詐欺師
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巡回先のスラッシュドットジャパンでこんなニュースを発見。吃驚。 東北大大学院工学研究科の研究グループによって、血液で発電する電池が開発されたそうです。
そういえば以前、バイオ砂糖電池を研究開発を進める松下電器の取材記事で、「生命体と電池の差は、熱を取り出すか電気を取り出すかの違いだけ」というのを興味深く読んだのですが、その研究の着目をさらに発展させたのがこれなのか。
記事によると、血液電池は、電極に塗布された酵素が血中糖分であるグルコースを分解することによって電子が生じ電流が流れる仕組み。 研究開発がすすめば、半永久的に交換不要な体内埋め込み型の電源として活用がありうるのだそう。
触媒である酵素の寿命をどうするのか気になる。半永久電池にしたいのならば、安定した長期維持が必要だろう。活動している人間なんて酵素にとっては超不安定な環境なのでは。すぐ体温変化するし。 理系ではないので、そのあたりは手元の単三電池を見て適当に想像するばかり。 将来的にペースメーカーなどの定期交換が不要になれば、手術を必要としていた方々にはとてもありがたいのでしょう。さまざまな意味で、画期的な発明ですね。
>人工臓器の動力にも使える可能性があるという のであれば、マトリクス世界は途方もないファンタジーではなくなるわけで。自己分裂出来るコンピュータも開発されたばかりだし。ああ、想像が飛躍していく。 しかし、人間の身体を丸ごと電池とした場合、はたして燃費電池としてどの程度の発電効率なのか、純粋に知りたい。やっぱり痩せ型よりちょっとデブな方がいいのですか。
----------- [読了] ・英国パブリック・スクール物語/伊村元道
…しまった現代パブリック・スクールの仕組みを知りたかったのに歴史本を買ってしまった…。英国の教育システムはややこしい。と、いうことが理解できる本。
[再読] ・イギリス人はおかしい/高尾慶子
英国の生活様式、社会制度などを書いたエッセイ。イギリスに永住する憧れを持っている若いお嬢さんに読んで貰いたいと思う。実際に社会底辺ギリギリの生活をしていた人が書く手記に近い文章なので、とても辛口で現実的な切り口。
二週間なにも書かないと消えるそうなのでとりあえず書き始め。 日記、作ってみたはいいけれど、本当にメモ帳以下の頻度でしか書かなさそうな。 チラシの裏にでも書いておけという、某巨大掲示板の言葉が脳裏に浮かびます。
まったく誰にも見られることを意識しない文章なんてウェブに上げるべきではないので、なるべく意識的に努力しよう。 誰に見せるため書くのかと聞かれれば、今のところたった一人の固定閲覧者さんを意識するわけですが。
読んでる途中の本 ------------------
・ロリータ/ナボコフ
初ナボコフ。ロリータ・コンプレックスという言葉の由来になった本。 前半まで読了。 彼の小説を支持する人の賞賛的な感想を先に読んだが、確かに文章の技巧は卓越している。叙情面、特に主人公の心理描写に関して偏執的なほどに延々としつこく細やかな表現がなされていて、米びつの米を数えるようにネチネチと語られるニンフェット(ヒロイン・ロリータ)への思いのたけは、感情移入など出来ようもなく引いたんですが。 ロシア文学に造詣の深くない私に分かることは、トルストイよりエンタテイメントであるということくらいです。読了したらあらためて感想を書きたい。ところで翻訳者の句読点の入れ方はまるで節分の日のエホウマキのように非常に飲み込み難いがこれはわざとだろうか。
・白い兎が逃げる/有栖川有栖
これも途中。有栖川先生は頼みますからあんまりテーマに大風呂敷を広げないようにして下さいお願いします。まだ未読だが表題作が楽しみ。相変わらずカバーデザインが可愛い。
再読 カレンのファスナー/TONO(コミックス)
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