しまたー! 授業一コすっぽかしたー!
水曜日の話なのですが、履修登録で、ちょっとしたミスから少し履修を組みなおしたのを忘れて、水曜日が1限目からあるのを忘れていました。 ……結構ショックです。自分は授業中寝る事はしょっちゅうですが基本的に無遅刻無欠席な人間なので。その授業が出席をとらない授業で、記録に残らないのがせめてもの救いでしょうか。どのみち、以前ゼミの教室を間違え、先生が20分こなかったので臨時休講かと思って結果的にさぼっちまったことがあるのですが。
あ、あと、レギュラーのネタで一つ。
リンスとシャンプー間違えた! ハイ! ハイ! ハイハイハイ! あるある探検隊! あるある探検隊!
シャンプーとリンスがセットになってると、色違いでボトルの形状がまったく同じだったりするじゃないですか。 で、誰の気まぐれかたまにリンスとシャンプーの位置が入れ替わっていたりするんですよ。そういう時、高い確率でシャンプーしようと思ったらリンスだった、ということがあります。 僕的にリンスはシャンプーの後でないとまったく効果が出ないと信じているので、とりあえず、水のかからない棚の辺りに出したリンス液を置いておいて(うちで使っているリンスは結構液体にしては固いほうで平地においておいても流れない)、シャンプーしてから回収します。
とりあえず、忙しさにかまけて、くだらない話で日記は打ち切って、ゼミ発表用のレポートでも乗っけときます。6月22日と24日で分けてやった英語史の続きです。
4、近代英語の形成 ○標準英語の誕生 中英語から近代英語への推移は1400年代だといわれています。中英語は方言の多い言語であり、これが正しいという標準的な英語がなかったのですが、近代英語になって標準英語というものが生まれます。この標準英語が誕生した原因として挙げられるのは次の三つの説があります。
先ずは「オックスフォード英語母体説」。このころからすでにオックスフォードは学問の街として英国各地から学生が集まるところでした。そこのジョン・ウイクリッフという先生は宗教改革の思想を持っていたんです。それを伝えるために、英訳聖書を携え、オックスフォードで洗練された英語をもって各地に宣教師がこの思想を広めに行きます。そんなわけで思想と同時に広まったオックスフォードの英語が正式な英語であると認識されるにいたったのではないか、という説です。 他にはテン・ブリンクという人が唱えた「チョーサー英語母体説」という説があります。先日中英語のことを話すときに述べましたが、ジェフリー・チョーサーは中英語時代を代表する大作家でありまして、このテン・ブリンクという人はチョーサーをほとんど崇拝しているようなところがありまして、標準英語はオックスフォードから出たものではなく、宮廷から出たものであり、そこと関係の深かったロンドン生まれロンドン育ちのチョーサーこそが標準的書き言葉の祖であると主張しました。 で、最後にこれが現在の定説なのですがローレンツ・モールスバッハという人が提唱した「ロンドン英語母体説」というものがあります。この人は、さまざまな文書、特に公文書を音韻面、文法面から徹底的に分析調査し、現在までつながる標準英語がチョーサー以前からロンドンで自然に形成されてきたことを立証しました。 そして書き言葉、単語のスペルは人の手で写本を作っていた時代は書き手によって綴りが違っていました。ところが1476年にウィリアム・キャクストンという人がウェストミンスターに印刷技術を持ち込むと、まったく同じ綴りを使った本が大量に印刷されるようになり、これがスペルの固定化につながっていったのです。
〇大母音推移 文学部の人なら最低一つは第二外国語を習わなければならなかったのですが、特にヨーロッパ圏の言葉を習っていた人ならわかると思いますが、アルファベットを使っている言葉、たとえば仏語などはたいていスペルと発音が一致します。アルファベットは表音記号でありますからそれがあたりまえなのです。 ところが英語は違います。たとえばmeatとbreak。同じeaという文字列が入っていますがその部分の発音は「イー」と「エー」、大分違います。 こういう、言わせていただければ英語を学ぶ上で非常に“クソ厄介”な代物を作り出したのは「大母音推移」と呼ばれる発音の大変化でした。ここでの悲劇はこの変化が印刷術が発達する途中の段階で起こってしまったことであり、固定化されてしまった綴りが発音の変化に対応しきれなかったことです。 具体的にどういう変化が起こったのかを解説しますと、↓のように
長母音[a:]は、二重母音→[eI]への変化。(例:nameなど。「ナーメ」→「ネィム」。) 長母音[ε:]や[e:]は、長母音[i:]への変化。(feelなど。「フェール」→「フィール」。) 長母音[i:]は、二重母音[aI]への変化。(timeなど。「ティーメ」→「タィム」。) 長母音[?:]は、二重母音[o?]への変化。(homeなど。「ホーメ」→「ホゥム」。) 長母音[o:]は、長母音[u:]への変化。(foolなど。「フォール」→「フール」。)長母音[u:]は、二重母音[a?]への変化。(nowなど。「ヌー」→「ナウ」。)
これがどうして起こったかについてはベルリン大学のヴィルヘルム・ホルンという人物がその原因を宗教改革にあると見ています。まず彼は人は興奮すると音をあげる、という事実を実験によって証明し、人々が声を張り上げ、宗教改革に盛り上がった興奮が発音を押し上げた、ということを論理的に説明しました。
〇イギリスにおける宗教改革とルネサンス この時代でも刻々と語彙は変化していきますが、この時代では少し事情があり、語彙変化に二つの流れがありました。そしてその二つの流れとは「宗教改革」と「ルネサンス」なのです。 さて時は1500年代、イギリスには200年遅れでルネサンスに入ります。このころはまだイギリスは単なる田舎で、ばら戦争などの影響もあってここまでの遅れが生じたようです。また、この頃からイギリスは同時進行で宗教改革も行われます。1509年、即位したのはかの有名なヘンリー8世だったからです。2回は妻を斬首刑に処し、2回は離婚、1回は死別、と結婚したのはなんと6回。ヘンリー8世即位時イギリスの信仰はカトリックであり離婚は禁じられていましたが、それを解禁するために宗教改革を行ったのであります。 ところでルネサンスの根幹にあったのはヒューマニズムです。中世は神を重視し、信仰の違いが戦争を生むということさえありましたが、ルネサンスは紙に関する書物ばかり読まず、もっと人間に目を向け、人間的な作品を楽しもうではないか、と簡潔にいうとこうなります。その基本は「古典を古典が書かれた言葉で読む」ということであり、この場合の古典とはたいていラテン語でかかれたものでした。その流れは英語に大量にラテン語を流入させることになります。 それに対する宗教改革は「神の言葉を理解するのにラテン語である必要はない」という主張のもと、入ってくるラテン語を跳ね除け、庶民にも理解しやすい、たとえばprophet(預言者)を唯単にwise manというなど平易な英語で訳した聖書を作ります。 ラテン語をはじめとする外来語と英語の関係をわかりやすい例を使って説明すると日本でいう漢字と大和言葉の関係に近いところがあります。ラテン語と漢字は知識階級の使うものだったという点でもよく似ています。 具体例をあげてみましょう。
A rolling stone gathers no moss.(転がる石は苔むさず)
これをラテン語交じりの難解な言い回しに変換すると、
Cryptogamous concretion never grows on mineral fragments that decline repose.(隠花植物の凝結体は、静止を拒絶する鉱物の断片の上に成長することはない)
日本語で言ってもあんまりぴんとこないでしょう? しかし、それらを両方持ち合わせた人もいます。サー・ジョン・チークという人なのですが、教育の場ではヒューマニズムの第一線でラテン語教育に励む身でありながら、彼が英訳した本は宗教改革派に従い平易な文章を心がけたそうです。 こういう状況に疑問をもつ人物は
The best form of education or bringing up of noble children.(貴族の子弟の教育、つまり育て上げる最善の方法)
という具合に、難解な単語のすぐそばにもっと簡単な類義語を配置し、理解できるように工夫したのです。とにかくこうした流れで英語にはラテン語が大量に輸入されることになりました。
〇シェイクスピアへの反発から起こる英文法運動 ヒューマニズムの英語はどちらかといえば英文法にこだわることなく、「意味さえわかればそれでいいや」と、時には造語も交えて自由な英語で作品が書かれました。特にその流れで有名なのがシェイクスピアです。名詞を動詞に使ったり、the most gladdest(最高にうれしい)といった、二重最上級や二重比較級は序の口で造語などもよくつかっているそうです。 その反動かシェイクスピアの死後は英語にもっとしっかりとした文法を与えようという運動が起こり、いくつもの英文法書が書かれました。 また、大母音推移によって生じている綴りと発音の違いを正そうという一字一音運動が起こり、たくさん出た文法書の中にも発音に合った綴りに直そうと主張するものが多数あったそうです。しかし、せっかく慣れてきたところにまた変えられてはかえって不便だと主張する人々も現れ、最後に出てきた大物はサー・フランシス・ベーコン。彼はこの問題を解決するには「発音どおりの表記に直す」か、「そのまま慣習に従って現状を維持する」かのどちらかだと言い、その上で、発音は常時変化しつづけるものであり、ことあるごとに変えていても仕方がないし、文字の意味もなくなってしまう。それにむしろ文字が変わらないほうがこれ以上発音が変わるのを防げるだろう、と説き、このときは慣習どおりの現状維持ということで決着しました。
〇イギリス首相の誕生、経済的にフランスを追い抜く ですが、英文法書の乱立により、英語の慣習は統一されていませんでした。そんな折、向かいの先進国フランスでは、自国語の純粋性を維持するために整理を行おうとアカデミー・フランセーズが創立されていました。これを手本として、イングリッシュ・アカデミーを作ろうという運動が「ガリバー旅行記」の作者ジョナサン・スウィフトを筆頭として起こりました。 これはほとんど成功しかけていたのですが、折り悪く王朝がかわってしまい、次にイギリス人の上に立ったジョージ1世はドイツ人でした。なお悪いことにジョージ1世には英語を憶えるつもりはこれっぽっちもなく、これではフランスのように王宮の英語を軸に据えた英文法の確立は不可能になってしまいました。 ところがとある事件で、その状況が変わってしまいます。それがサウシーバブル、と呼ばれる事件でして、これがはじけた後、経済的に追い込まれた国民が次々と自殺していくという事態に陥ってしまいました。そこでこの危機を収拾するために、ロバート・ウォルポールという人が大臣に就任したのです。 ところがウォルポールはドイツ語ができず、ジョージ一世は英語ができないため、意思疎通ができません。二人はどうにか習っていたラテン語で会話を行いましたが、それを苦痛に思ったか、直接命令はできないと知ったジョージ一世は政治をウォルポールに任せました。これが首相制の誕生です。 こうしてイギリス初代首相のウォルポールは経済を立て直すために徹底的に平和主義を貫き、ヨーロッパで起こる戦争には首を突っ込みませんでした。その間にフランスはいくつもの戦争を行ってきたため、いつしか国力が疲弊し、ずっと力を溜めていたイギリスに経済的に遅れをとるようになってしまいまして、これに気をよくしたイギリスはもうフランスの真似をすることはない、とイギリスは独自の路線で英文法確立、近代英語完成に向けて歩み始めます。
〇スペリングの確定 もはや先進国フランスさえも追い抜き、お金持ちの多くなったイギリスには本屋がたくさんでき、それらが集まって辞書を作ろうということになりました。その白羽が立ったのが、大御所であったサミュエル・ジョンソンでした。ジョンソンは、その数年後2巻からなる立派な英語辞典を刊行します。 ベーコンに一時は収められた発音と綴りの問題ですが、発音に忠実なスペリングに変えようとする一字一音運動はまだ続いており、それに従う者もいて当時はまだスペリングが不安定でした。そこにジョンソンの英語辞典という権威のある本が刊行されたことにより、ベーコンの通り、今までの慣習に従う、という方向で固められたスペリングがほぼ確定されました。 また、当時は産業革命の時代に入ったところで、社会は流動的であったため、労働者階級の人も這い上がれる可能性もありました。その可能性にすがるには、読み書きが人並みにできるようになることです。イギリスでは、その論理が効力を発揮し、実際に這い上がる者もでてくるとなると、労働者たちはいっせいにスペリングの確定した書き言葉を勉強しはじめ、英文法に対するブームが生まれます。
〇英文法の統一 それからしばらくして1795年に英文法が落ち着いてからは現行の英文法とそう変わらなくなります。つまり、英文法は統一されたわけです。その英文法統一に大きな役割を果たしたのがロバート・ラウスとマレーです。 ジョンソンの英語辞典でスペルが固まりはしましたがまだ英文法書が乱立していた18世紀後半、ロバート・ラウスが出した「英文典」という英文法書が圧倒的な売上を記録しました。一番売れたということは一番広まった、ということであります。自然と、それを基礎として英文法が固められることになりました。 実はロバート・ラウスという人物は、元々オックスフォードの詩学の教授ですが、オックスフォード、ロンドンの司教にもなり、果てには、健康を理由に断ったのですが、カンタベリーの大司教に指名されたこともあるのです。カンタベリーの大司教というと、首相よりも社会的地位が高く、つまりラウスは最上層階級の人物でした。それだけの地位の人が書いた英文法をマスターすれば間違いはない、物笑いにはなるまい、とそう考える人が多かったのか、とにかくラウスの英文法書は売れ、広まったのです。 マレーは元々文法家ではなく、アメリカの法律家でした。仕事が成功し老後を過ごすに十分な富を築いたあと、38歳でさっさと引退すると、ニューヨークの気候を嫌ってイギリスに移り住みました。その際、隣が女学校だったのですが、そこの先生から女学生に教えるための英文法を書いてほしいと頼まれ、1795年に書いたものがよく出来ていたためか売れに売れ、半世紀に版は200を重ねて、2000万部を出版しました。その数からいって、当時英文法を勉強していた人はほとんど全てマレーの英文法書を使っていたことになり、つまり英文法は事実上ここに統一、確立されたことになります。
サミュエル・ジョンソンが1755年に英語辞典を発行し、ものの半世紀でスペルの確立から英文法の統一がなされてしまったわけですが、彼らはちょっとした共通点を持っています。彼らは英文法を広めるために特別な運動を起こしたわけではなく、ただ彼らの本が売れただけだということです。 フランスはアカデミー・フランセーズの例もあるように、国から言葉を発し、それを公式であり正式な国語として英文法の確立がなされておりましたが、イギリスは民間で本が出されて、一番売れた英文法書が基準となりました。それは見方を変えれば民主的な投票で自分たちの言葉の文法を決めたとも言えるのです。 というわけで、英語がどこからやってきて、どのように変遷し、またどのように定着していったのかを一通り見てみたわけですが、このようにまとめてみると、ほかの言語はどうかは分かりませんが、英語はその変遷と定着の背景にさまざまな事件があり、偶然が重なって今の形となったと言えるでしょう。しかしその中には人々の言語に対する感情によって引き起こされたものがあることは見落としてはならない点です。 特に今日発表したサミュエル・ジョンソンの英語辞典からマレーの英文法書までの英語の固定化に関する一連の出来事において、彼らの本を選んだのは市民自身です。そういう観点から、世界を支配していく英語がどうなるかについては、身もふたもない言い方をすれば「なるようになる」、また、「どうにでもなる」であります。そしてそれを動かすのはこれからの歴史において世界市民が英語に対して持つ感情に左右されるということは間違いありません。
web拍手レス(昔は極力毎日更新していたのになぁ。最近「まぁいいや」って思ってしまう/苦笑)
>「ミニクーパー! 高校時代の先生が乗っていてとても可愛くて好きでした。 あれ、かわいいですよねぇ。……幸せになれよミニクーパー!(涙)」
明らかに国産車とは違った雰囲気なのが気に入ってたんです。何かとカブいていたい性格でして(笑)。本当に幸せになれよ〜!
2005年09月27日(火) |
ミニ・クーパーとお別れする日 |
経済状況の悪化のため、あまり有効活用されていないと思われるミニ・クーパーを売ることになりました。
これはイギリスのローバー車の傑作でいろいろカスタムが可能であるため、結構大勢のファンがいる車です。 ただ、右ハンドルと言っても外車なので、国産車に比べて異様に運転性能が悪く、一応クラッチは付いていませんでしたが、ギアはしょっちゅう変えなければエンジンがうるさく唸る“半マニュアル”状態だし、パワーステアなんぞどこ吹く風の重いステアリングに、反応の遅いブレーキ。おまけにこのガソリン高の時代にハイオクを貪りやがります。
そんな不便さが好きでしたッ!
何といっても軽自動車と変わらない、もしかしたらそれより小さい車体が可愛いんですよ。他の車に混じって停めてるところを遠くから眺めると、“ちょこん”って感じで。 うちの両親、特に父は実用性抜きに好きで買った車だったので、残念がっていましたし、母は今までミニを停めていた駐車スペースがポッカリ開いてるのをみてショックをうけたのだそうで。
まあ、車検料の捻出に頭を悩ませていたところで、折よく買い手がいるとかで通常の二倍以上の価格で買ってくれるというので決断したそうですので、近日中には新しい持ち主にわたることでしょう。 最近、あまり手を掛けてやることもなかったので新しい御主人様の方がミニも幸せかも知れませんね。
web拍手レス(実はコメントレス十日振りだったりする/苦笑)
>「単に「影響受けてる」だけならともかく、作者自らにきっぱり「真似してるよ」とか言われると純粋に楽しんでいた読者は引いてしまう、というか冷めてしまいますよう・・・
あれだ。自分が好きな作品を他の人が酷評したりすると不快感を感じてしまうのと同じものですね。確かに楽しんで読んでいる作品が「パクリ」と言われると引く、というのは分かります。配慮が足りませんでした。
ここからは弁解になるのでありますが、先ずはあれは自嘲的な冗談であるということ。それから模倣という言葉は必ずしも「盗作」という意味ではないということです。 「影響を受けた」とは、自分も知らず知らずの内に文体に変化が起きていることをいいますが、あの場合の「模倣」は「ONE PIECE」を読んで、あの盛り上がるストーリー展開に惚れ、自分もそれを目指してみようとしたってコトです。 結果的には、敵キャラの濃さが足りないなど、まだまだ学ぶべきところはありますが。
「ONE PIECE」って戦闘やギャグもさることながら、各話の締め方が上手なんですよ。演出も上手く出来てますし。「あんな話を作れるようになりたい」と、思っちゃうんです。
ありゃ、最近日記をサボりがちですなー。時間がないわけではないのですが。(←やることがないというわけではない。むしろ目白押し)
初心に立ち返って読むのが『ONE PIECE』というのはどうかとおもうのですが、“まほゆめ”の物語の展開のさせ方は基本的にあの漫画と同じ系統(というかほとんど模倣)。 先頭はMTG(マジック;ザ・ギャザリング)の漫画『デュエルファイター刃』(←知ってたらスゴイ) 世界観の設定はFFシリーズ(特に10)。さらに二部からはスタイルで『カーマリー地方教会特務課の事件簿』、という風に、“まほゆめ”は僕が感じるところのあった作品の影響を一杯うけている小説です。あとはキャラクターの書き込み方をどっかから盗みたいですね。 まあ、イイと思ってもあまり自分の小説に反映しないこともありますが。
ついでに小説で読んでいるのが『星界の紋章』シリーズ。いろいろなキャラクターの掛け合いが物凄く楽しい作品であり、その斬新且つ緻密な設定は見習うべきものですなー。 当時の新人作家のデビューシリーズというのにも関わらず、込めた魂の分だけ売れた名作ですね。漫画と小説両方持っているのですが、やっぱ小説はディテール濃いです。
他のネット作家さんも、いろいろ作品の影響を受けていたりするんでしょうか? 絵とかだと結構系統分かるんですけど、小説でそういうのが見えた試しがないんですけど。(ジャンルは結構系統がハッキリするんですが)
web拍手レス(短いなぁ、明らかに手抜き?)
今日は拍手コメント無し。
2005年09月23日(金) |
歌舞伎を演じる秋分の日 |
暦上、今日から秋だが、日射しはまだまだ強く、気温もまだまだ高い。なかなか切れねェ汗との縁。 そんな秋分、生徒六人、教授一人が立ち上がり、演じた歌舞伎は名作、『白浪五人男』〜!
というわけで、信太の森ふるさと館の前庭特設ステージで歌舞伎を演じて参りました。演じたのは河竹黙阿弥作の『青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)』、通称『白浪五人男』と題される狂言歌舞伎です。 とはいっても全編を通しでやったわけではなく、クライマックスとも言える「稲瀬川(いなせがわ)勢揃いの場」。日本駄右衛門を初めとする盗賊集団が捕り手達に追い詰められ、捕らえられるなら捕らえてみろとばかりに、一人一人名乗って見栄を切るというかなりポピュラーな場面。
以下に各人の“ツラネ”(浪々と歌うように読み上げる長台詞)を紹介しておきます。
<日本駄エ門> 問われて名乗るもおこがましいが 生まれは遠州浜松在 十四の頃から親に放れ、身の生業も白浪の 沖を越えたる夜稼ぎの、盗みはすれど非道はせず、 人に情けを掛川の、金谷を掛けて宿々で、義賊と噂高札に 廻る配符のたらい越し、危ねえその身の境界も、 もはや四十に人間の、定めは僅か五十年、六十余州に隠れのねえ 賊徒の張本、日本駄右衛門。
<弁天小僧菊之助> さてその次は江ノ島の、岩本院の稚児あがり 普段着慣れし振袖から、髷も島田に由比が浜 打ち込む波にしっぽりと、女に化けて美人局 油断のならぬ小娘も、小袋坂に身の破れ 悪い浮き名も龍の口、土の牢へも二度三度 段々超える鳥居数、八幡様の氏子にて、 鎌倉無宿と肩書きも、島に育ってその名せえ、弁天小僧菊之助。
<忠信利平> 続いてあとに控えしは、月の武蔵の江戸そだち がきの折から手癖が悪く、抜参り(ぬけめえり)からぐれ出して をかせぎに西国を、廻って首尾も吉野山 まぶな仕事も大峰に、足をとめたる奈良の京 碁打と言って寺々や、 豪家へ入り込み盗んだる 金が御嶽(みたけ)の罪科(つみとが)は、 蹴抜(けぬけ)の塔の二重三重 重なる悪事に高飛びなし、後を隠せし判官の 御名前がたりの忠信利平。
<赤星十三> またその次につらなるは、以前は武家の中小姓 故主のために斬り取りも、鈍き刃の腰越や 砥上ヶ原に身の錆を、磨ぎなおしても抜け兼ぬる 盗み心の深緑、柳の都谷七郷(やつしちごう) 花水橋の切取りから、今牛若と名も高く 忍ぶ姿も人の目に、月影ヶ谷神輿ヶ嶽 今日ぞ命の明け方に、消ゆる間近き星月夜 その名も赤星十三郎。
<南郷力丸> さてどん尻に控えしは、磯風荒れえ小ゆるぎの 磯馴の松の曲がりなり、人となったる浜育ち 仁義の道も白川の、夜舟に乗り込む舟盗人 波にきらめく稲妻の、白刃で脅す人殺し 背負って立たれぬ罪科は、その身に重き虎ヶ石 悪事千里というからは、どうで終めえは木の空と 覚悟はかねて鴫立ち沢、然し哀りゃあ身に知らぬ 念仏嫌れえな南郷力丸。
(以上、こちらから転載)
日本の定型詩と同じく五音七音で節を構成しているので、実際聞いてみると非常に語呂がよくて、思わず聞き入ってしまうような響きを持っています。最後に名乗るところで“見栄を切る”のですが、その時観客達からは拍手が起こります。
そこから捕り手と白浪五人男と軽く立ち回りがありまして(本当はもっと迫力のあるものなのかも知れませんが)、捕まえたところでチョン、とお開きになります。
それだけ。かなりブツ切りな一幕で、これだけ見ても何がなんだかサッパリ解らんのですが、歌舞伎が好きな人は大抵粗筋は知っていますし、普通歌舞伎座ではパンフ等で演目の解説等を行っていたりするので、初めての人でもプロの公演を見る場合は安心してもイイと思います。
web拍手レス(え? 僕が何を演ったのかって? 捕り手1ですよ捕り手1。日本駄右衛門と立ち回りをして見事捕らえる主役級の役です。本当は10人いて、五人男にそれぞれ二人ずつ付くはずなのですが、二人しか用意できなかったので、10人で分けて言う台詞をたった二人で言うので結構な量になってしまいました)
今日は拍手コメント無し
2005年09月22日(木) |
かき氷を喰らう夏最後の日 |
今年の夏で初めてかき氷を食いました。
今年の夏、かき氷をまだ食べていないことに最近気が付くまで完全に忘れていた、ということもありますが、行動範囲に適当な値段のかき氷を売っている店がなかったということもあります。
200円以上のかき氷はかき氷ではない! ついでにいうと、スーパーやコンビニのアイスコーナーに置いてあるガッチガチのかき氷もかき氷とは認めません。あれはあれで美味しいとは思いますが。
今日はちと用事で通り慣れていないところを通っていたのですが、ふとみるといかにもひなびた感じの店ではためく『氷』の旗。値段100円。素晴らしい……! 完璧だ……!(感動)店員がおばちゃんなのがポイント高いよ〜。
おばちゃん:なんにする?(←「若い客にはタメ口」バンザイ!) 想 :みぞれで。
かき氷はみぞれに限る。いちごとか他の味ではもの足りん。 金時? 泥を掛けているようなものではないか。 白玉? 値段が高くなるだけだ、ひっこめ。
やはり純粋な甘さがいい、みぞれが一番です。そうだろう、皆の衆!? 日本語的にも「みぞれ」が一番美しいじゃないか! 通好みとは言わせん。通だけじゃない。皆大好きなんだ!
ふわっとした食感、それでいて鋭い冷たさの中、控えめに広がる甘味。かき氷素晴らしい!
web拍手レス(よくよく考えてみたら明日は秋分の日。本当に僕はギリギリで夏のかき氷を堪能したらしい)
本日は拍手コメント無し。
2005年09月21日(水) |
特別国会初日と重なる秋学期講義開始日 |
iBookの内蔵電池が逝きました。
買った時期が前使ってたiMacと一年くらいしか違わなかったので、そろそろガタが来てもおかしくはないのですが。流石にこれが壊れたら代わりのパソコンはないなァ。 絶対に“まほゆめ”のデータだけは守り通したいな、と思う今日この頃。
ところで今日は大学秋学期の初日でした。とうとう長〜い長〜い夏休みが終わりましたよ。この二ヵ月何してたよ、俺。たった二回しか更新してないし、そのくせ出版会の仕事がはかどったかといえば嘘になるし、バイトもとうとう見つからなかったし。学校とかでちこっと忙しかった方がやることやれるタイプなんでしょうか。 ちょっと時間割りを組んでみると、4時限全部埋まってる曜日は無いので結構楽そう。月、火は3限終わりなのでその曜日にバイトが入れられれば万々歳でしょうか。就職活動はとかく交通費とかが掛かり、目指している出版系の会社はほとんど本社が東京にあるので、なるたけ両親の負担を掛けないようにしたいッスね。
奇しくも同じ日に特別国会が初日を迎えました。この間の総選挙で見事議席を獲得した人達がどんどん国会議事堂に集まってくる様子を朝のニュースで報道していました。 その中で目を引いたのが自民党の新人教育。無派閥万歳主義と言いましょうか、今までは各派閥で新人を教育していたのですが、今回の新人はみんな一緒くたにして行うようです。小泉首相はいろいろ言われてますが、これははっきりエライと思います。派閥なんてろくなもんじゃない。大体党政治なんてものがどうしてなければいけないんですか。 政党、細かくは派閥っていう枠組みの中にハマってしまうと、その枠外にはみ出すことは許されませんからね。国会はたくさんの法案を扱っていますから、その各法案によって人の考えっていろいろ違って来ると思うんですよ。でも派閥に入ってると違うって思う時に違うって言えなくなる。だったら小選挙区選挙なんていらんわけですよ。比例だけで。
大体比例なんて今回かなりバカ見てますよ。問題発言でいろいろ言われた26歳の人とか、いろいろ言われたみたいで今回は新人教育に倣って、「勉強します」を連発して、「自分は小泉チルドレンだ」などと発言していたようですが、要するに政治家としての姿勢が全く出来ていないんですね。 普通は市議会や県議会を経験して下積みするか、もしくは別の道で培ったキャリアを土台にある程度自分のビジョンをもって、国会議員に立候補するのでしょうが、あの人にできることは小泉首相の言うことに追従することだけでしょう。そんなの政治家とは呼べません。どうしてこんな人が当選したのかというと比例での大勝ちでかなり下位の席にいた人でも当選しちゃったからなんですねー。 小選挙区ではなく比例のみに出ていた人は、選挙運動をすることなく、よって有権者の前に出る機会もなかったんですが、それでも有権者の知らないところで当選してしまう、ということになるんですね。また、小選挙区と比例の二段構えで出ていた人の場合は選ばれなくても比例で議席を獲得しちゃうんです、これは困ったものだと思います。 まあ、今回は異常な結果から成り立ってしまったことだということでもあるのですが。
web拍手レス(ああ眠い。最近好きなだけ寝てたから、睡眠時間が制限されると気を抜くと眠くなる)
本日はコメント無し
2005年09月18日(日) |
自分に甲斐性はない妹の誕生日 |
先ほど風呂上がりの一コマ。
母:アップルペクチン(←抗アトピーの為に服用している薬の一つ。キャロットペクチン、ビオチンと併用して飲むと効果があるといわれている)って“せいちょうざい”にもなるんだって。
想:……背が伸びる?(←成長剤?)
母:違う(汗)。整える腸(←整腸剤)。……本当にそうだったらええんやけどね。
想:本当にそうだったらノーベル賞もんだね。
そういう成分を発見して科学賞はもちろんのこと、背が低いというコンプレックスを世界から無くすことができ、そのコンプレックスから戦争を起こす人達が世の中から消えるので平和賞なんかも狙えちゃうぞ☆
というわけで、 俺の四時間を返せ、フジテレビっ!
昨日、以前から大々的に宣伝されていたフジテレビの「学問の秋スペシャル『日本の歴史』」を最初から最後まで見てたんですよ。 番組のはじめに松坂慶子(声だけ)が「今は歴史の教科書などで大きな問題が起こっているでしょう? だから私達は歴史を知らなければならないの」とかいうニュアンスの台詞をいってたんですよ。
その問題の焦点である明治維新以後を最後たった15分で流すとは誰が予想しようか、いやしまいッ!(反語) くそう。倭那国王が金印をもらいにいった話なんてどうでもいいんだよ! 聖徳太子とかそんなクイズ番組にして徹底的にやるほど重要じゃないから! 平安貴族の生活もあんまり関係ない! 芸人の歴史ネタで一番おもしろかったのは波多陽区の篠山彦一の略奪婚ネタですから! お宝見ようが、昔そのままの食い物食べようが大して役に立たねェし!
なんというか、明治維新以後の日本史は世界史と被るところが多分に出てくるし、世界事情も複雑化し、情報量が圧倒的に増えてくるので教えにくいし理解しにくいんでしょうねー。 しかし大日本帝国時代をおどろおどろしく描写してたのは何らかの意図があっての事なのかしらん?
結局歴史を4時間のエンターテインメントにするっていう発想に限界があったと気が付くべきでしたな。ま、初めから歴史ネタの芸人達のコントが愉しみで見ていたようなものですが。
再び話は変わりますが本日9月18日は妹の誕生日でしてな。9月5日の誕生日には妹は秋物の服をプレゼントしてくれたんです。 しかし兄にはそのお返しに何か甲斐性はないという情けなさッ!
妹、シャカイジン。俺、ガクセイ&ゴクツブシ。 か、肩身が狭いぜ。
せめてものお返しと思い、母を焚き付け、その指導のもとケーキを製作しました。っていうか、ほとんど母が作ったため、結局僕は母を手伝った形になるんですけどね。 ということで、名目上俺謹製ぶどうとみかんケーキ。結構旨かったです。餃子の後に食べると胃が重いんですけど。
web拍手レス(明日の朝食はケーキ。愉しみだなぁ)
>「んでも、周囲の人から解らないなぞな長周期でまほゆめブームは確実に着来てます」
??? 周囲の人、オフラインのですか? つまり僕の知らんところでまほゆめブームが起きていて、数百年以内には確実に人気が出ると?
>「変則的ながら、確実に作業は進行させる人間なので気長〜に待っていただけると幸いです。(超ローペースでスミマセン汗汗)」
いや、別にもういいですよ無理して描かなくても(汗)。某Tは幻のまほゆめ本を出して満足したようですし。描いていただいても多分余分な本を出している時間もお金もありませんので(苦笑)。予算が削られて大変なんです。 無論描いていただけるなら、いくらでもサイトに掲載させていただきますけど。
雨を挟むかと思いきや、いきなり秋らしい気候になりましたねー。暦の上では一週間後に秋分の日を迎えるわけですが、一人のアトピー持ち(不確定)として汗臭い夏とオサラバできるのなら何でも構いませんよ。
つーか、執筆の間の休憩のつもりで妹がどこからか借りて来た『スラムダンク』を読んだら、借りてきていた11巻分全て読んでしまいました。流石バスケ漫画でも秀作とされている作品だけありますな。
ちなみに僕の所有しているバスケ漫画といえば『ハーレムビート』。ぱっとしない少年がどんどんバスケの能力を開花させていく様子が楽しいのですよ。絵もかなり好きですし。 他にも『Dear boys』も読みましたし、カナダに行く前は『あひるの空』っていう漫画を途中まで読んでましたね。
バスケ漫画はスピード感がたまりませんよね。書き込んでいるシーンだと1分間の出来事を数ページも使って描いていますし。ゲームが盛り上がって来るとこっちの気持ちまで盛り上がって来てしまいます。 それとゴールシーンも迫力たっぷりに書いたり、静かに決まったりいろいろなムードが使い分けられていて、そういうのが臨場感を醸し出してるのかも知れません。
web拍手レス(今日はもう書くネタないし眠いンでこのへんで勘弁してくれい)
>「はい、すいません。イラストレーターとしても胸が痛いです(汗)」
いやいや、元々12枚なんて無理な注文でしたし。駄目で元々、過ぎた期待はしていませんでしたから。
>「純粋な感動の感想いただくと、がんばらなきゃなぁ〜、と思います(汗」
ですよね。 イヤ別に純粋だろうが不純だろうが、感想はすべからく卒倒するほど嬉しいし、厳しい批評や書評も大歓迎ですが。でも今こういう感想をもらうと更新停滞してることが凄く罪深く感じられます(笑)。
>「エリーたんと子猫御一行様(笑)は元気か?」
子猫は急速に成長しています。何か骨格的に一段階ステップアップしたのか飛び跳ねたり、ぶら下がったりも出来ますし、走るのも大分しっかりとしてきて早くなりました。現在条件付きで里親募集中です。 テルモは最近、さらに高いところに登れるようになりました。まだ猫エイズやらの病気の予防注射が出来ないので子猫達が外に出ている間はケージに入れられるのですが、凄い勢いで鳴きます。テルモを飼って初めて「猫って本当に『ごろごろにゃーん』って鳴くんだ〜」と、感心しました(笑)。
エリーは猫軍団に父サマやら母サマを取られるんじゃないかと日々危惧してます。傍でバタバタ走られていると気が散るのか、たまに一人になりたくなるらしく、一人で二階に上がって寝そべっていることもしばしば見られるようになりました。
>「そういえば、TOPのカウンタが死んでるね(汗)」
サービス止めるなら一言断わりを入れてもよさそうなものなのですが、多分いきなりサーバが壊れてしまったんでしょうね。顧客に知らせようにもメール等のデータが全て吹っ飛んだとか。 どっか自作画像の使えるアクセスカウンタCGIがあったら教えてやって下さい(苦笑)。
2005年09月14日(水) |
4『線路上の暴走』その3の日 |
今日、たまたま用事があって学校に行ったのですが、やたらたくさんの生徒を見かけまして「ひょっとして学校は今日からか!?」……とは思いませんでしたが(一応気になって調べていたので)、何でだろうと思っていると、何と今日は成績発表の日でした。 あまり混雑しているわけでもなかったのでついでに受け取ります。で、別に緊張するでもなく、用紙を開くと、春学期の授業は全部Aでした。今回は楽な授業が多かったし、苦手なフランス語も二回生の時におさらばしてますし。
卒業可能まで残り24教科! ……といきたいところですが、秋学期の最後あたりには、マスコミ関係の採用試験が結構重なっておりますでな。ひょっとしたらたくさん落とすかもしれません。
あとは自転車のホイールカバーが走行中にいきなりひしゃげた位しか書くことないので、何となく「ちょびちょび書いてますよー」という意味で、如何に“まほゆめ”の続きUp。 あと一息だ……! あと一息で最新章が終わるんだ!
4『線路上の暴走』その3
その後の乗客の移動はそれこそスムーズに済ませることが出来た。結局のところ、ギリギリまで押し込めても後ろ四両を要し、畏怖されるジェシカが簡潔に「何者かによって先頭車両に爆弾を仕掛けられ、ブレーキを壊された。これから車両を切り離して破壊処理をする」という説明によって乗客は一応の納得を見たようだ。 車両屋上に乗客達を誘致すれば、三両までに減らすことは出来ただろうが、如何に安全対策が施されているとは言え、ブレーキを掛けた衝撃で車外に乗客が放り出されないという保証はないため、乗客には絶対に屋上に出る、もしくは窓をあける等の行為は絶対にしないように注意しておいた。 ちなみに、車掌などの関係者は一人残らず殺され、遺体は用具室等に隠されていた。非常時の対処法を持っている従業員達がいないほうが成功率が高まるからだろう。
「じゃ、切り離しやスよ」と、コーダは連結部にある制御盤を操作した。それを行うのに暗証番号が必要なようだったが、コーダはそれをさも当然のように入力し、連結を分離する命令を出力する。 切り離した後も慣性の法則で、車両はしばらく離れなかったが、その後ゆっくりと離れていく。それまでコーダは、前方側の車両に乗っているリクとしばらく目を合わせたままで、やがて頷きあうと各々の車両の中に入っていった。
「いわれた通りのところを壊してきたぞ」 「お疲れ様ッス。次は俺の番スね」 最後尾車両の屋上に上がってきたジェシカの報告に、コーダは召喚した《シッカーリド》の身体にロープを結わえながら答える。そのロープの一端は列車に繋げられているのだろう、屋上から列車の後ろへと垂らされていた。 ジェシカの報告を受けずとも、彼女がしっかりと役目をこなしてくれたことは分かっていた。先ほどまで微かに残っていた魔導器の作動音 「自信はあるのか?」 「初めはありやしたけど、今は微妙スね。思ってたより一両増えたのが痛いス」 内容に反してあっけらかんとコーダが答える。便利屋として列車に乗っている人数は正確に把握していたが、詰め込むとどのくらいの広さになるかの計算まではしていなかった。車両は一両だけでも酷く重く、先ほどまででも成功確率は八割、今となっては三割もないと思っている。 「ま、ここでのブレーキに失敗しても、大分スピードは落ちるでしょうからフォートアリントンに付くまでには自然に止まっているでやしょう」 「それで……逃げ出すという選択肢は思い付かないのか?」 この車両を見捨てて、《シッカーリド》で車外に出ればそれでコーダだけは確実に助かる。だが、たった三割の成功確率に賭けて失敗した時、一番に危険が及ぶのはブレーキ役のコーダなのだ。 「俺は」と、コーダはジェシカを見据えて答えた。「“奴ら”とは違う。……兄さんに顔向けできない事をしてまで生き延びようとは思いやせんよ」 その毅然とした態度に、ジェシカは頼もしそうに頷く。 「その分なら失敗は無さそうだな」 ジェシカの言葉に、コーダは嬉しげに目を細めると、意気揚々と《シッカーリド》の御者席に跨がった。
「行こう、《シッカーリド》」 その声に応えて、《シッカーリド》は軽く節足を曲げ、跳躍する。ふわりと音のない離陸、そのまま空も駆けて行けそうな優雅なジャンプだったが、列車と結び付けられたロープが真直ぐに張り、それに導かれて、《シッカーリド》は柔らかく着陸する。 衝撃は予想以上に大きく、その揺れにコーダは《シッカーリド》の上から振り落とされるどころか維持できずに召喚獣《シッカーリド》が魔力に還ってしまうところだった。模しそうなれば、このスピードのまま地面に叩き付けられ、いくら運がよくても死ぬのとそう変わらない目にあっただろう。 しかしこれから《シッカーリド》に足を踏ん張らせなければならない。そうなればこの継続する衝撃は数倍に上がるだろう。《シッカーリド》の装甲がいくら強くとも踏ん張る脚も無事ではいられまい。 (だが、それから逃げるわけには行かない) コーダは大きく深呼吸すると、歯を食いしばり、《シッカーリド》と意識を同調させて脚を踏ん張らせた。 尖った節足が地面に突き刺さり、深い爪痕を付け始める。同時に、地面から跳ね飛ばされそうな衝撃が襲ってきたが、コーダは《シッカーリド》をなんとか大地にしがみつかせた。 地面を引っ掻く脚も無事ではいられない。少しでも強い制御力を得るために同調させた意識は同時に《シッカーリド》の足が感じている堪え難い痛みも拾っていた。凄まじいスピードが生み出す摩擦力に、《シッカーリド》の脚は声なき悲鳴をあげる。その体中に巻き付けられたロープも酷く大サソリの身体に食い込み、締め付けた。 「ふうっ……!」 食いしばった歯の間から、叫びにできない息が漏れる。だが、その行為は僅かながらに感じていた痛みを緩和させた。
(見守るだけ、というのも中々辛いものだな……) 最後尾車両の上からコーダと《シッカーリド》が身をはってブレーキを掛けているのを見下ろしていたジェシカは口中で歯噛みする。傍目から見ていても、《シッカーリド》の踏ん張りだけでは制動力が足りない。自分もどうにかしてその足しになってやりたいと思うが、その手段を持ち合わせていない。 (いっそ、前方で槍を突き立ててみようか) しかしそれでは車体がつんのめってしまい、列車転覆の危険が大きいし、槍を突き立てることで、線路を破損させてしまっては、それこそ確実に列車を横転させてしまう。 (何とかできないものか、何とか……ッ!) 手がかり、せめてヒント、閃きを求めて、ジェシカは辺りに視線を巡らせる。何か使えるものはないか、何かできることはないか。 そして、彼女は望み通りに閃いた。
屋上から階段を駆け降り、人込みをかき分けて、車両を切り離した地点まで戻った。そして、閉じていた扉を開き、そこから飛び込んでくる風を一身に受けつつ、外に首を出して、辺りを見回し、ドア周りを点検したりする。 (………見たところ行けそうだが、確信は持てないな……) 自分の中の冷静な部分がそう判定したが、深い部分ですでに彼女は既に決断していた。というより、やらなければ気が済まない、やらなければ後々後悔する、と直感は彼女に訴えかけていた。 本能的な判断に、疑念を抱くことなくジェシカは行動に移った。愛用の槍をもち、それを扉から外に突き出して、水平に構え、呪文を唱えた。 「届かざる手よ、我が意に沿い《伸び》て、我が敵捕らえよ」 すると、槍が淡い光を発し始め、光のシルエットがそのまま伸びていく。そして、伸びた槍の両端が線路の両側に切り立った崖に突き立った。槍は、車体に押し付けられるが、しっかりと設えられ、魔法で処理もされた頑丈な壁はびくともせず、槍を押しはじめる。槍の方は、僅かに軋み、しなったが、折れる心配は無さそうだった。 ガガガガ、という音と共に壁に突き立った槍が崖を引っ掻き、強大な摩擦力を発生させる。だが、あまりの衝撃にすぐに外れそうになり、支えているだけでよかったつもりのジェシカは槍の振動に耐えながら、槍の位置の補正に全力を注ぐことになった。素のままの筋力では耐え切れず、支えるために更に魔法で筋力を高めなければならなかった。 (……思ったより数段厄介だな) だが、まだ制御力が足りない。そこでジェシカは意を決して槍に魔力を送り込み、槍の長さを更に伸ばした。崖に突き刺さっていた槍が更に深く潜り込み、槍が大きくしなった。このままでは折れてしまいかねないので、ジェシカは槍を魔力で強化する。 筋力の強化、槍の高度の強化のために同時に魔力を制御し、格段に強くなった振動を抑えて槍を水平に保つ。これらのことを同時に行うには卓越した集中力と魔導制御力が必要となる。実際、ジェシカは魔力のバランスがいつ崩れるか、集中が途切れて、槍を衝撃に跳ね飛ばされるか、気が気でなかった。 だが、彼女がその危うい状態を保っていられたのは、ある事実が見えたからだ。
痛みを通り越すと何も感じなくなる、というのは絶対に嘘だ、とコーダは思った。制御力を高めるために、精神を同調させ、共有した痛覚が上げる悲鳴は際限なく大きくなっていく。 もう足先は削れてだんだんと短くなっていっている。魔力をその先に集中させて、自然治癒力とつま先の甲殻の硬度を上げているのだが、それでも気休め程度の効果しかない。とにかく地面にしがみついていることを考え、跳ね飛ばされず、ただ地面に爪をたてることだけに集中した。
----フォートアリントンで、また会いましょう。
かつて兄と呼んでいた男は言った。その言葉の中に、コーダがこの列車爆破の中で死ぬという可能性は含まれていない。だが、乗客を全員助けた上で生き残るという可能性も差ほど高くは見ていまい。 今は、とにかく彼等の言動にことごとく反発心が生まれる。生きるとあちらが決めつけるなら死んでも構わないくらいに思えるほどにそれは強い。 だが、それ以上に負けたく無い。死ぬことに意味は無い。あえて敵の言葉にのってでも自分に、そして周囲に意味のある行動をしてこそ、彼等に勝つことになるのだ。この場合、皆に意味があることといえば、今の自分の任務、乗客を全員救って生き残ること。 (そして、堂々と奴らの前に立ちはだかってやるさ) 訓練によって、焦りや動揺は極力抑えられている彼等だ。目論見通りに事が運ばなくても小憎たらしい余裕は消え去ることは無いだろう。それでも自分の意思を見せつけることにはなる。すでに決別したつもりだったが、彼等がまだ追ってくるというのなら、改めて突き放してやろう。 (そのためにはこの程度の苦痛なんかでめげるわけには行かない)そう考えると、今感じている苦痛もそれほどのものではないように思えてくる。否、実際に苦痛は減っていた。(スピードが、落ち始めた……!?)
一度、速度が落ちはじめると、目に見えて制御力の効果が現れ始め、完全に停車するまでにそれほど時間は掛からなかった。 わっ、と完成を上げて乗客達が狭い車内から外に出てくる中、張り詰めた糸がほつれるように、《シッカーリド》の魔導制御が解けて魔力に還っていく。相棒の支えを失ったコーダは、そのまま地面に落下し、その場に仰向けに転がった。 谷を出たところで止まったので、空は谷に切り取られること無く視界一杯に広がっている。彼に降り注ぐ、少し強めの太陽光は、力を使い尽くして些か熱をも奪われたコーダを暖めた。 その視界の中に、知った顔が覗き込んで来た。 「……ジェシカさん」 「よくやり遂げてくれたな」と、彼女はコーダを労いつつ隣に腰を降ろす。 「はは、意外と何とかなるもんスね」 あれから何の仕事も無かったはずだが、ジェシカの声はどこか疲れが混じっていた。どう計算しても、《シッカーリド》のブレーキのみであそこから速度が落ち始めたのに納得がいかなかったのだが、おそらく見えないところで彼女が手伝ってくれていたのだろう。 「俺達の仕事はこれで終わりス。後は兄さん達を待ちやしょう」 そう言って、コーダは疲れの導くままに目を閉じ、寝息を立て始めた。
web拍手レス(本気で画像が自前でイケるレンタルCGIのアクセスカウンター探してます。復旧の兆し全くないし/汗)
>「「魔法使いたちの夢」、すごく面白かったです! 時間無視でわくわくして一気に止まらなくなって」
途中で切れた……ようですね。 でもあなたの愛は確かに受け取ってますよッ!?
極稀に「ハマったー!」「一気読みしたー!」って言ってくれる方がいるのですが、何か僕の小説って割とピーキーなのかもしれません。あまり知名度は高くないですが、ハマってくれる人はハマってくれるって感じで。 前まで、「負けてない」って思える小説でも知名度が高くて人気もある小説をみると嫉妬を覚えたのですが、最近はそうでもないです。更新が滞っている今、そんなぜーたくは言えん。 新しい読者を開拓しようと登録する検索サイトを増やそうと思ったこともあるのですが、更新のとどこっているサイトを登録するのも気が引けますしね。 お茶を濁そうと何度公募用の例の小説を公開したいと思ったか。いや、今も思っているとも。それにアレは落選してからゆっくり公開したいとおもってますので。
それにしても再版までいった「人なる」本はうらやましい。あれは儲かっただろうなぁ。(←お金か!? お金が羨ましいんだな!?) ま、というよりお金を払ってでも読みたいっていう人が沢山いることでしょうか。 へいじつやのファン達が集うコミュニティもネット上に現れたそうですよ? 嗚呼うらやましいよーうらやましいよー(駄々)。
でも実は“まほゆめ”第1部、活字の本になってたんですよ? カナダに行く前に『“まほゆめ”単行文芸誌計画』というのがあったのですが作者は海外逃亡するわ、企画者&イラストレーターは就職活動に入るわで結局、うやむやになってしまいまして。 それでも維持で手刷りし、ホッチキス&ガムテ綴り、しかもところどころフォントがバラバラであるものの、中にイラストは入っていませんが、表紙にリクのイラストが入った、数冊の“まほゆめ本”が製本され、内々に配られたそうな。ちなみに僕も一冊持ってます。
2005年09月12日(月) |
いろいろ敗北感が募った日 |
僕は滅多に顔文字とか使わんのですが、今日は使いたい気分でいきま〜す。
先ず、目覚ましかけてたのに見事に二度寝してしまい、「朝イチで投票所に行って投票箱の確認風景を見届けるぜ作戦」見事に失敗。
_| ̄|○
小説の最新章が一向に終わる気がしません。
_| ̄|○
そして……僕が最近崇め奉っていたざぼん漬け。食べようと思っても見つからなかったので、誰かが食べたのかと諦めていたのですが、今夜食器洗いをしていると何故か流しの中で無惨な水死体で発見。
_| ̄|○
ZIPLOCKのパックに入っていたのですが、何者かが何をトチ狂ったのかまだ三つほど入ったそのパックを流しにおいてしまったらしいです。一応言っておきますがざぼん漬けは保存食に使えるほど常温で長もちします。 誰かが食べたのならともかく、こうして捨てられたのはかなりのショックです。わざわざでっかい欠片を後に残して楽しみにしてたのに!(←美味しいものは後でゆっくり楽しむタイプ)
ところで衆院選、終わってみればガチガチのド本命がぶっちぎりでしたな。半ば予想は付いていましたが。TV等で連日特集されるのをみて、決めたのがほとんどでしょう、投票率10パーセント増加した分や無党派層がこぞって自民に投票したのではないかと考えられます。 総選挙の生中継ではいろいろな意見がテロップで流れておりますが、自民党圧勝の雰囲気に「小泉の独裁が心配」や「勝ち組、負け組の差が広がるのでは」、「軍国主義に立ち返らないのか」というあまりに勝ちすぎた小泉政権への不安が流れていました。 軍国主義への心配は短絡的且つ極論的な話ですが、最も頻度の多かった貧富の差への心配はおそらく適中するでしょうね。日本は郵政の民営化などアメリカに倣った改革をしているきらいがありますが、そのアメリカは世界でも最も貧富の差の大きい国なのです。
独裁政権……は、トップによって当たり外れがあるでしょう。今現在、独裁軍国主義政権の丁度良い手本がすぐ近くにあるわけですが(いやどの国とは言いませんよ/笑)、独裁政権は良い国強い国として最も理想的な形でもあるのです。 例えば、民主主義の日本の場合、法案一つ通すのに衆議院、参議院を言ったり来たりでとても面倒なのですが、独裁政権はそういった面倒な手続きを一切省くことができるので、優れた指導者が独裁する場合はとても良い国になるわけです。ただし、某将軍のような指導者がトップに付いてしまうとアレなのですが。
小泉首相は、少なくともあんなあからさまにヤバいタイプではないでしょうから、悪くなるにしてもそんな酷くならないと思います。本当に酷くなったら僕らが止めればいいんですよ。この国の主権は政治家ではなく国民が持つものですから。皆が声をあげれば首相でも従うはずです。 だから、取り敢えずあの議員数なら問題の郵政民営化の方はスムーズに決まりそうですし、そのあと年金問題などの他の争点も次々裁いていってもらいましょう。
web拍手レス(最近ミステリー漫画に凝ってます。『Q.E.D.』とか『金田一少年の事件簿』とかね。あ、『名探偵コナン』は持ってないんです)
>「ひさびさに(←あかん現実 爆)マーシア描きました。けっこういい感じに描けたのでまた見てやってください」
おお、マーシア書いていただきましたか! 最初クールビューティーとかいう設定だったのが、今はどこ吹く風のマーシアを! くそう、いつか完璧なクールビューティーを書いてやる、と決意させたマーシアを! 楽しみにしてま〜す♪
>「とのとの会話、面白かったです(古っ!)」
ははは、拉致らせていただきまして、目一杯はっちゃけさせていただきました。 ずっと前にとのは5000ワルキューレで貸し出し可能であると確認はとってあったので少しずつネタなどを温めていたのです。何故か実際使ったネタはその場で作ったものばかりなのですが(笑)。 また、来年の誕生日にやろうかな、と思っております。
>「寝てたりで、当日中には出来ず今まで伸びました。とりあえず萌えってのがまだよくわからない年頃なので汗汗」
こちらの日記ですね。 ん〜、確かに高1は萌えバトンを回すには早すぎたかも知れませんね。 しかし漠然とした性的興味は持っていると思います。それが大学生辺りになるとですね、どこに性的興奮を覚えるのかとか、自分の中の「性」が分析できるようになるのですよ。(←イヤ、お前何を語っとるんだ/汗) また三〜五年後あたりにもう一度この質問を読み返すとすらすらと答えが出て来るかも知れませんね(笑)。
2005年09月10日(土) |
選挙前にマニフェストとか纏めてみようとする日(後編) |
さて、昨日に続いて、Yahoo! Japanの選挙特集を参考に各党のマニフェストを見比べてみようと思います。
まずはこの選挙に絡む問題でメインディッシュとも言える郵政民営化問題。 僕はこれまでずっと疑問に思っていたのが、国債のことなんです。増えていくばかりで全く返済される気配のないお金を誰が貸しているのか、っていう疑問なんですが、その答えが郵便局らしいですね。 これまでTVや新聞等で得た情報によりますと、郵便局、特に郵便貯金は1000万の制限付きながら絶対安全な金庫として利用率が高く、220兆円、簡易保険も含めると300兆円を越しちゃうらしいんですよね。そしてその莫大なお金から国債が買われていた、と。 それだけ莫大なお金ですが、いろいろ管理がややこしく、わけの分からない状態になっている、郵政民営化して、それぞれの業務を各々一つずつの会社にしてしまって整理することにあり、そうすっと、かなりのお金が浮いてくる。 さらに民営化することで今まで国が郵政事業に掛けていた税金がいらなくなるし、逆に郵便会社には法人税を払う義務が発生する、さらに銀行などが払わなければならない預金保険料も払う必要がでてくるので、その分のお金が国に支払われることになります。
上記のように国営ということで、銀行事業、保険事業、郵便事業について他の民営の会社より遥かに優遇され、それが民営会社の圧迫になっていたのですが、それがなくなるわけです。 さらに、民営化するとコンビニなどで郵便の手続きが行えるようになるんですよね。僕もカナダ時代、窓口業務を行っている店でハガキや封筒を購入できるので、いろいろ便利に思っていた記憶があります。ついでにちょっとした買い物も出来ますしね。 メリットに関してはこちらのサイトが詳しく分かりやすく取り扱ってくれております。
と、これまでがメリットで、対して批判的な意見を取り扱っているのがこちらのサイト。 主に外資による会社の買い取りの懸念、経営効率重視からの過疎地業務停止、サービス料金の増加の3つですね、論点は。他にもいろいろ言っている気もしますが、小泉政権の批判がほとんどです。
さて、ただサービスの低下&地方撤退を理由に反対しているだけの社民・共産ラインは置いておいて、対抗馬・民主党は「民営化」とは言わないものの「郵政改革」として、事業の縮小を提言しています。 貯金限度額を1000万→700万→500万と下げていって220兆円の郵便貯金を110兆円にする。簡易保険業務も同様に縮小してそこから漏れたお金は他に回って経済がうるおうって寸法らしいですね。 分かりやすくて好きですよ、こういう論理。
うう、郵政民営化だけでこれだけの量になってしまい、これ以上夜更かしすると、「朝イチで投票所に行って投票箱の確認風景を見届けるぜ作戦」が不可能になってしまうので、今日はこれまでとします。
web拍手レス(せめて少子化問題のほうにも触れたかったのですが……)
>「にゃにゃにぃぃぃ!?オレまわされてました!?1日たりとも読まなかったことはないのに・・・!く、不覚 とりあえず今日中にはやるつもりです、すいませんっした!」
なんだ気付いて無かったんですか。ビビった〜。いろいろ多忙だし、僕の日記の更新も隔日ペースが定着しちゃったので、もう読まれて無いのかと思ってました。気付いてたら、応えてくれる人ですからね。電撃用の小説の試読者募集の時もきっちり志願してくれたくらいです(笑)。
別にそんな気合い入れて謝ることないっすよ〜、じっくりと考えて赤裸々に回答して下さい(笑)。
2005年09月09日(金) |
選挙前にマニフェストとか纏めてみようとする日(前編) |
政 見 放 送 萌えぇぇっ!
昨日の夜にNHKでやっていたのですが、アナウンサーもおらず、殺風景なテーブルのみのスタジオで岡田代表やら、小泉首相やら、田中代表やらが演説するのみの政見放送。シンプルすぎて却って新鮮でしたね。 私の周りには岡田代表をよく言う人がいないのでその影響かも知れませんが、でも「郵政より年金の方が大事だ」という主張は分かりますが、じゃあ年金制度をどういじくるつもりだ、という疑問に関しては答えがありません。 そこで自分で調べてみることにしました。Yahoo! Japanの特集を見ると、「年金制度の一元化」に低所得者の老後の為に最低でも月七万円受け取れるとする「最低保障年金」を挙げ、さらにアルバイト、パートの加入促進を行うようですが、これは「最低保障年金」を除けば自民党でも同じです。他には保険料の上昇率を15%に留めてみせるということですね。 なんだ、結構マトモなんだから、岡田代表も小泉批判をやっている間にこういうことの説明をすればいいじゃないですか。
共通しているのは年金制度の一元化。転職するごとに手続きをしなくていいので、未加入や保険料未納などの事態を減らせるということです。それから、野党はそろって「最低年金受給額」を打ち出し、無年金者を減らそうとしている模様。他にはパート・アルバイトも厚生年金などに加入させて対象を広げる政策ですね。 逆に共通していないのは、財源や保険料の増額率などの細かい数字。大まかな案では一長一短で甲乙付け難いものはありますが、これらの数字をみてもあんまり実感湧かないしなぁ。
共通項が多く、似たり寄ったりな印象を受ける年金制度に対し、全く各政党の主張がバラバラなのが医療・介護。 与党の「高齢者保険の新設」や社民・共産の「医療費の民間負担軽減」などいくつかで重なるところもありますが、それぞれ狙っているところからして違います。まあおそらく、年金問題ほど差し迫った問題が露呈していないからでしょう。
よく民主党の候補が自民党を批判する時に用いる文句が、小泉政権になってから膨れ上がった日本の借金。それに直結する問題が、「景気・税・財政改革」ですよね。 これに関して、一番具体的でイイ感じなのが民主党のマニフェスト。今どき再び発覚してしまった談合問題に対する意味でも「コンクリートからヒトへ」という支出の方向転換、消費の活性化を測る「ローン利子控除制度」も独特です。また「貯蓄から投資へ」という金融改革も多少のリスクはあるものの、積極性を伺えます。 社民・共産ラインはいわゆるサラリーマン増税などの増税などの反対を唱えるだけ、与党グループは「郵政民営化法案」に経済改革の核心としているためか、曖昧なマニフェストでよくわかりません。
今日はこんなところで許してください。明日は引き続きYahoo! Japanの特集を参考に各党のマニフェストを見比べてみたいと思います。
ところで話は変わりますが……いろいろな意味で悶えさせて下さい。
言うべきか言わぬべきか………実は『bean junkey:ex』の方の橘さんでしたなんて……。間違いとは言え非常に淡々とした答え方にも見えたので、物凄く忙しい時にとんでもない事をさせてしまったのでは無いかとビクビクしてます。一龍さんやえあさんが回したならともかく、僕は掲示板数回メール数通のやりとりのみの浅い交流だったし、「チッそんな親しくしてたわけでもねぇのにウゼえなコイツ」とか思われたんじゃなかろうか……(汗)。まあ僕のあつかましさ、馴れ馴れしさは今に始まったわけじゃ無いんですけどね! これがネット上の人付き合いの極意なのさ!(開き直り)
……橘さんは既にネットから遠ざかってしまったのかと思って、というかウチの日記読んで頂いていること自体全く、これっぽっちも予想していなかったので、とりあえず今現在めちゃビビッてます。 一度あちらのエンピツ日記にリンクを張ったし「マイエンピツ」に登録してあるので、そこから逆リンクかと思ったのですが、よく思い返してみると一龍さん萌えバトンを回してくれた時とか、最近とのを拉致したりしていたので、多分そちら経由で最近のいくつかのネタを見ていた可能性の方が高いですね。
でもとにかく、忙しいハズなのに答えてくれて嬉しいです。オヤジ萌え、僧服萌え、煙草萌え、めっちゃ納得しました。でも「不幸男(と書いて「ライツ」と読む)萌え」はないんですね(笑)。
web拍手レス(うむ、予想外だったがこれで3人目。あとは身内を除けば愛に気付いてくれたリープさんと、計算外にも全く反応が見えないまさやんさんのみ)
>「八宝菜美味いからいいじゃんw」
確かに八宝菜旨いですよね。御飯にかけて食べるのが好きなんです。他にも天津飯とか中華系のどんぶりって好きなのが多いですよ。
>「最近恋愛して無いのと超ポジティブだからだよ。<作風変わった」
痛い経験を積んで、良い方向に成長したんですね。
2005年09月07日(水) |
酔って無いのに勢いでエロバトンを作ってみる日 |
いつのまにやらけんさんが私が回した萌えバトンに答えてくれてました! これで桜華さんと含めてやっと二人目。二日以内に全員の回答を得られた一龍さんとの人望の差が伺えますな(笑)。でも3人目は愛に気付いてくれているので追っ付け解答してくれるものと期待しておりますが。
ツンデレ属性って、よく聞きますが、何故かその言葉で思い浮かべるのは堅い氷に覆われれた雪原なんですよね。(←それはツンドラだ) 好きですが、微笑ましいくらいで、萌えることはないかなぁ。っていうかけんさん、そんな過去があったんですかッ……!? <○○帝王
でも、わかります、わかりますよッ!? 萌えバトンに答えているとちょっとエロい方向に話が進んでいってしまうその気持ちッ!(熱) ねえ、えあさん?(←何故そちらに話を振る!?)
いっそ、俺が作りましょうか、エロバトン!?
1、あなたはチェ○ーですか? 否であるならば何時×りましたか? っていうか今まで何人の方達と経験して来ましたか?
2、あなたの○ビドーに訴えかける異性(もしくは同性)のタイプは?
3、異性(もしくは同性)でもっともエロいと思われる身体のパーツは?
4、プ○イの際は小道具とか使いますか?
5、燃えるシチュエーションを正直にゲロしましょう。
6、バトンを回す人(3人くらいでいいや)
ど〜です! 伏せ字を全部埋められる人のみ回答可能という年齢制限機能付き! しかも申し訳程度に同性愛にも対応しているぞ☆
ちなみに僕は今現在素面です。そして寝不足によるナチュラルハイという状態でもありませんので、こんなモン本気で回すほど理性は壊れてません。(←作った時点で理性を疑ってもいいと思うが?/汗) でも、どぉぉぉしても答えたいッ! カミングアウトしたぁぁいッ! という方はどうぞ遠慮なくお使い下さい。俺の回答は墓の下まで持っていかせていただきますが。
……って、えあさんは最初の質問以外答えたようなもんじゃないですか(笑)。
でも、言っときますが、ワタクシ下ネタは不得手ですカラ。(@ツッコミ待ち)
あれ? 今日、僕は選挙に関して「公演聞きたくて市のホームページチェックしても公演情報ねェよ聞き逃しちまったのか!?」っていう話をしたかったんじゃなかったか? 何か夏も終わりでテンションが戻って来たのでしょうか?
web拍手レス(……ごめんなさい、エロとか嫌いな人。ホンマ申し訳なかった/汗)
>「誕生日か、めでたいのぉw」
ありがとうございます。ちなみに当日の夕食は八宝菜とかでしたが(笑)。 でも妹が服等をプレゼントしてくれた上、チーズケーキを買って来てくれました。
>「私は書きながら泣くよ、自分の作品w」
それは凄い(汗)。でも作品にもよるでしょう? 最近の作品で泣いてそうな作品はあんまり無かったと思うんですけど。 そう考えると何か会ったばっかりの頃とくらべると、随分作風変わりましたよね。僕はいい傾向だと思っているのですが。
ああ、今日ほど「登録」ボタン押すのを躊躇いを感じた日は無い(苦笑)。っていうか、もう酔った勢いって事にしておいて下さい。
2005年09月05日(月) |
との御招待の誕生日(会話式) |
との:こ、ここは一体どこじゃ!?
想 :くっくっくっ……ようこそ、との。ここは我が居城、とりあえずゆるりと寛がれよ。
との:お、お主は想殿ではないか。何故にそのような悪役笑いを。
想 :え!? 悪いことした人ってこうやって笑わなきゃいけないんじゃないんですか!?
との:……しかもワイン片手とは、何ともベタじゃのう。しかしお主、何用で余を拉致したのじゃ?
想 :僕の22歳の誕生日だからです!
との:それは目出たいのう。祝いを言わせてもらうぞ。
想 :何を仰る。とのにとっても特別な日なんですよ?
との:……はて? あの者の誕生日まではまだ3ヵ月以上あるしのう?
想 :“との初登場記念日”ですッ! 2003年9月5日(金)『メロンパンはお好き?』(対話式日記)で、いきなり一龍さんに切腹を命じて、衝撃的なデビューを飾ったんじゃありませんか!
との:そうか、最初は『殿』と漢字表記じゃったのう。あの者との付き合いももう2年か。意外と短いな、もっと長いと感じていたのだがのう。
想 :その事実が判明した時からずっととの拉致を計画してました。
との:何と4ヵ月も前からか。そちも暇じゃのう。
想 :それはいいっこ無しです。ところでとの、前置きはコレくらいにして、そろそろメインイベントに入りませんか?
との:アレか……?
想 :アレです。お互い記念日なのです。盛大に行おうではありませんか。
との:……良きに計らえ。
想 :くっくっく♪
との:悪役笑いはもうよいというのに。
想 :悲しいときー!
との:悲しいときー!
想 :誕生日なのに無一文だったときー!
との:誕生日なのに無一文だったときー! ……それはなかなか惨いのう。
想 :というわけで、5000ワルキューレも払えそうにありません(泣)。
との:……まあ、記念日じゃし特別に認めるか。
想 :ありがとうございます〜。許されなくても無いものは出せませんが。バイトはこの間一件受けたのですが、手応えからしてダメっぽいです。ホール勤務を想定していたのですが、あちらが真に求めているのは調理補助らしく。
との:基本的な包丁の使い方をマスターしていなければならないのじゃな?
想 :最近トマトがキレイにきれるコツをマスターしたのですが、みじん切りなど、細かい切り方になりますと、どうも大きさがばらついたり、腕の未熟さが目立ちます。
との:それは単に経験不足じゃな。数をこなしていかんと。
想 :あの面接では何か自分って何も出来ないんだなぁ、とつくづく思いましたよ。一週間ほどで合否の連絡をくれるそうですが、近くにバイト募集の看板を出しているガソリンスタンドがあるので、もしだめだったらそちらに行こうかと。
との:それなら料理は全く関係ないのう。
想 :いえいえ、簡単だと思っているとまた落し穴に落ちてしまいます。……おっと、誕生日なのに湿っぽい話題になってしまいましたな。もう一つネタいきますか。
との:もう一度か!?
想 :そうです。では、悲しいときー!
との:悲しいときー!
想 :片方に穴が開いても別のと組み合わせて履けるように同じ靴下を何足も揃えているのにー!
との:か、片方に穴が開いても別のと組み合わせて履けるように同じ靴下を何足も揃えているのにー?
想 :左用ばかりに穴が開いて、結局意味が無かったときー!
との:左用ばかりに穴が開いて、結局意味が無かったときー! ……意味が分かりにくいのう。
想 :ほら、2足同じ靴下があって、1足は右が、もう1足が左が破けていれば、残った片方ずつを組み合わせてはけるじゃないですか。
との:でも、両方とも左側に穴が開いてしまっては組み合わせて使うこともままならぬと? また貧乏臭い話じゃな。
想 :素寒貧ですから。
との:しかし本当に貧乏なら穴を繕うと思うが。
想 :そ、そうかッ……! その手があったかッ……!(背後ベタフラ) でも、洗濯した後に同じペアを探す手間が省けていいのですよ。
との:確かにそれはあるのう。
想 :もう一つ行きましょうか。
との:ま、まだやるのか!?
想 :今回は別のネタです。とのはこうして下さい……ぼそぼそ。
との:よし、心得た。こほん、では。話の中でだけだよねー!?
想 :白馬の王子様が迎えに来てくれるのなんて!
との:話の中でだけだよね〜!?
想 :立ち入り禁止じゃない屋上なんて!
との:話の中でだけだよねだよね!?
想 :自分の誕生日忘れるなんて!
との:……そうかのう?
想 :僕は忘れませんよ? ほら、漫画の中だと「お姉ちゃん、おめでとう!」「へ? 何が?」「だから誕生日!」「あ、そうかそうか、忘れてたー☆」なんて場面があるじゃないですか。あれは絶対嘘ですよ。
との:……そう……かのう?
想 :そうなんです。誕生日なんて貢ぎ物や祝い金をゲットできる日位にしか思っていない僕でさえそうなんですよ。
との:イヤ、それは余りにも祝ってくれる人に不敬じゃろう(汗)。
想 :ま、今のは悪い冗談として、実年齢をあまり重要視していないので、誕生日が特別おめでたいと感じることはないのは本当ですからな。本当に重要なのは肉体年齢と精神年齢。決して見た目で歳を判断できないことにたいする負け惜しみじゃありません!
との:ならば、何故このような催し物を?
想 :いいネタですから。(ドきっぱり)
との:………お主、存外クセのあるキャラじゃのう。
想 :ありがとうございます。
との:ほめておらん。
想 :では次のネタ……。
との:どれだけやらせるつもりじゃ!?
想 :今日は朝まで付き合ってもらうつもりでしたが?
との:つ、付き合いきれるかッ!
想 :付き合っていただきますよ? ささ、ま、一献。
との:焼酎か?
想 :『百年の孤独』という名前です。母サマなどはついたくさん飲んでしまうほど気に行ってしまったのだとか。他にも『天授』『富乃宝山』『屋久杉』などたくさんの銘柄の焼酎を用意しております。
との:お、なかなか旨いのう! 本当に好きなものを飲んでよいのか?
想 :これらは父サマの酒でして。なァに、許可はとってあります。5000ワルキューレの代わりに、そしてとの初登場記念日のお祝いに、ということで遠慮なくお飲み下さい。
との:そうか、では有り難く頂こうかのう。そちは飲まんのか?
想 :生憎僕は下戸でしてね。それに酒無しでも十分にハイテンションですから。
との:それもそうじゃのう。これで酔われたら、どうなるかわからん。
想 :いやァ、一度こうしてとのと話してみたかったんですよ。僕はツッコミもしますが、それ以上にボケ体質ですから、こうしてツッコミ役がいるともう何を気にすることなくボケ倒せます。
との:何かもうツッコミ切れんようになっておるがのう。
想 :そろそろネタをやれるくらいには酔って来ました?
との:うむ。なんかもうどうにでもしてくれという気分になってきたのう(酔)。
想 :そのノリの良さ、流石との!
との:話の中でだけだよねー!?
想 :キス一つで毒殺死体が生き返るなんて!
との:話の中でだけだよね〜!?
想 :気合いでカードの引きが良くなるなんて!
との:話の中でだけだよねだよね!?
想 :遅刻しそうだからって食パンくわえて走る人なんて!
との:……当たり前じゃろうが。
想 :そうですよね。日本人は朝食には御飯ですよね。
との:ツッコミどころが違うッ! 急いでるなら朝食は抜くのが現代人じゃからな。それにくわえて走っても何にもならん。噛み切って咀嚼して飲み込むにはどうしても手がいるからのう。
想 :それに実際くわえて走っていると、口の中に唾液が溜まりまくって、口の端から垂れてくるんですよね。
との:……そうなのか?
想 :あの時は唾液が気管に入り込み、思い切りむせて結局パンを取り落としてしまいまして。
との:実行したことがあるのではないか、お主!
想 :流石に角で異性の転校生にぶつかることはありませんでした。
との:あってたまるか。
想 :でも同性にはぶつかりました。
との:まことか!?
想 :いえ、それは嘘です。
との:どうにかしてくれ、この男!
想 :さて、宴もたけなわ。web拍手レスと参りますかー!
>「あたしも自分の作品で泣くよw 重症?w」
想 :いえいえ重傷なんて。僕も泣ける作品を書けば泣くと思いますよ自分の作品で。というより、書いてる途中ですね。一番気持ちを入れているところですから。
との:感情移入は誰よりも筆者が深く行わなければならないからのう。
想 :特に、実体験を元にすると、思い出が思い出されてしまいますからね。
>「当方新聞記者4年目。編集者・記者に「なりたい」ではなく、編集・取材が「したい」という気合でがんばって」
想 :え!? プロの新聞記者さんまで読まれていたんですか、この日記!
との:あるいは、検索で偶然行き着いたかどちらかじゃのう。“編集者・記者に「なりたい」ではなく、編集・取材が「したい」”とは至言じゃのう。
想 :ええ、姿に憧れるのではなく、仕事が好きだと思う心が大切なのですね。僕はとにかく「文章を書く」ということを仕事にしたいと思っているので、とりあえず前者では無いという確信はありますし、取材・編集を通して自分の世界を広げたいという想いが強いので、後者の条件にもあっている気がします。
との:あとは気合いと根性じゃな。
想 :さ〜て、盛り上がってきたところで、歌でも歌いますか〜♪
との:うむ、苦しゅうない。やれぃ!
こうして朝まで騒いだ後、とのは無事ワンドラ城まで送られたとさ。めでたしめでたし。
2005年09月04日(日) |
わんこ達とキャンプに行ってきた週末の日 |
週末の3、4日に突発的にキャンプに行ってきました。結構前から計画はあったのですが、ぎりぎりまで予定が分からなかったので、かなり突発的な話になるのですが。
母サマは写真と一緒に日々の記録を綴った日記や、画像を張り付けられる掲示板などがメインコンテンツのHPを運営しておりまして、それを通して全国にたくさんの知り合いがいます。 去年の冬から雪遊びなど、エリーたんを連れてアウトドアな遠征に出かける事が多々あり、かなりの確率で掲示板等の常連、とくに近畿圏のわんこ仲間と示し合わせていくようです。 僕もこの夏から時々川遊びに付き合っていますが、総勢8匹のレトリバーはかしましいことこの上ないですな!(笑)
ばしゃばしゃ、と川の中に投げられたおもちゃ目指して泳ぐんですが、もーわらわらと群がって泳ぐんですね。次から次へとおもちゃを投げては犬達が取ってきたおもちゃをまた投げるを繰り返すんです。 僕は投げるより、たまたま誰も見向きもしないおもちゃを水の中に入っていって回収するのですが、たまに泳いでくる犬とニアミスすると大変です。何しろ避けるっていう考えは持たないらしく、軌道上に僕がいると、そのまま乗っかってくるんですね。 犬掛きの蹴り足は相当なパワーが篭っている上、爪がかなり痛いので、酷い時は引っ掻き傷がミミズ腫れになったりするんですよ。
ところで実はうちのエリーたんは今年になるまで泳げなかったんです。なんか本能的に泳ぎ方を知っているのかと思いきや、足が付く範囲から先にはどうしても進まないんですね。 それで、今年こそは泳げるようになろうってことで、母サマがエリーたんに紐を付けて深いところまで引っ張っていったところ、泳ぎの楽しさが分かったらしく、おもちゃを投げればそれに向かって泳ぐようになりました。 それでも泳ぎは結構下手で今回までは、エリーたんは状態を少し起こし過ぎた状態で泳ぎ前脚がバタバタ水面を叩くのですが、今回で少しコツを飲み込んだのか、途中からはたくさんいた犬の中でもかなり速く泳げるようになっていました。
キャンプということはテントに泊まるということですが、皆テントの中で人間と一緒になって眠ります。 トイレとかに立った時、他のテントからは興奮してる犬を宥める声が聞こえてくるのですが、ウチの場合、手間を掛けているのが酔っぱらいの父サマでした。
しかし、川は冷たかったです。指とか足とか痛かったし。あんな水にいきなり躊躇なく飛び込んで行ける子供達を見かけて「若いなぁ」と思う21歳。
っていうか、明日22になるんじゃないか!
web拍手レス(最近カウンターのサーバが落ちっぱなし。最近頻繁で一回落ちたら3日は回復しないので変えてしまうのも手だと思っています。ということで、自作画像が使える無料レンタルカウンター、募集)
>「惚れ込むべきですよ!! あたしも書いてる間は惚れ込みます!」
やった! 同意してくれる勇者一名確保ッ!
>「――書きあがった後、しばらく時間がたつと冷めますけどな。あるいは醒めますけどな。」
僕は最近逆の事が多いです。 書いてる間は「これ、くどくねぇ? 読みにくくねぇ?」→「しかし他にどうすればいいのかも分からん」→「いいの!? まじでこのまま行くの!?」→「えぇい、そのまま取り敢えず書いちまえ」で、後から読み返すと結構しっかり掛けていて「なんだ、よかったんじゃん、これ」と思います。 例の“書きたいシーン爆筆中”は別ですが(爆筆→今作った造語。爆発的に執筆しまくっている状態の意。この表現ちょっと気に入りました。さあ“め族”並に広げよう、“爆筆”)、特に今みたいに難産してるときとかは不安ですね。
でも、かなり昔の作品、2年も遡った作品になると、今の自分のスタイルとは全然違っていて、「あれ?」と思うことは多々あります。高校時代に書いた文章はもう二度と世の中に出てきて欲しくないです。それでもですね、アイデアとかだけは「おっ」と思うものが多いので消さない方が吉なんですよね、厄介なことに。
>「でもやっぱり自分の作品は愛してあげるべきです(笑)」
公募したり公開している間は愛してます! でも冷めたり醒めたりしたらきっと下げると思います。具体的にいうとほとんど醒めてるのが『KWC』。サイトの小説が一つだけっていうのもアレだということと、一人楽しんで下さっている方がいるので下げにくいのですが、もう本当に引き時かと思ってるくらいですし。
2005年09月02日(金) |
自分の小説に惚れ込む日 |
ああ、コレほど難産なのは久しぶりです。<“まほゆめ”最新章
執筆の合間に何の気なしに春の電撃に応募しようと書き、結局間に合わなかった『生と死の狭間に』を読み返したのですが、
自分の小説にハマりました。
自分でも何書いてたか憶えてなくて、途中所用で出掛けた際に続きが凄く楽しみでした。で、未完だから結局悶えることになる。 最後、〆切り間際で急いで書いており、少しくどく思えた最新章以外、何か自分では「ほぼ完璧だな」と思うくらいにいい出来に思えました。やっぱ自分の作品だから、贔屓目が入ったり、普通の読者より格段に理解力があるから、という可能性もあるのですが、“まほゆめ”も含めて、この小説は僕の大学生活の中で最高傑作に当たるのかもしれません。 投稿するつもりだったんだから、そのくらい惚れ込んでたっていいよね?(同意求ム)
今書いている最新章を書き直して、続きを書きたい、とも思ったのですが、とりあえず今やるべきことは“まほゆめ”の最新章をアップして、それから9月一杯、『オクト』の巻頭特集を書きまくらなければなりません。 “まほゆめ”も書き進めたい多分来年になってからでしょうね、手を加えるのは。 とにかく、時間をおいて読み直す、というのは客観的に自分の作品を見られる一つの方法なのかも知れませんね。普通はそんな期間を置いている余裕なんかないのでしょうけど。
今回の『オクト』(出版会のメイン情報誌)、僕が巻頭特集を一手に引き受けています。これは、これから就職活動で忙しくなるために、一つ大きな仕事をしておこうということで始めたのですが、こちらも大学生活の中で最高の記事にするつもりです。 これから就職活動を行う中で主に出版社を受けるつもりなのですが、業界解説の本を読んでいると非常にキツそうです。 受かっている人の中ではSPIについて「あんまりやってない」「人並みにやった」と控えめに解答しているのですが。
そら上智やら慶応やら出ていれば最初から基礎は出来てるんだから、SPIの勉強なんておざなりでいいだろうよ。
SPIって、結構受験勉強を彷佛とさせるものが続いているんですよね。特に数学、国語、英語。数学等は実用的な題材を取り扱っているので、理系か、文系でも頭イイ学校を受けた人にとっては算数みたいな問題に見えるかも知れません。 他に、キツそうなのが、どの人も「その社の雑誌に目を通すこと」を第一に掲げています。『週間現代』だの『週間朝日』だの『JJ』だの、『Non-no』だの、面接でそういうのを見たときに「こうしたらもっと面白くなるんじゃないか」という意見を最低限持っているべきなんですと。
う〜ん、そんなに目を通せるだろうか。お金がないにしても、本屋で立ち読みとかはあると思いますし、やって出来なくはないのですが。あ、でも今日なんてブックオフで『はじめの一歩』なんて読んでる間に読めば良いんだ!
web拍手レス(以外と人間時間を持て余してるモンなんだよね。効率的かつ有益に使えてないだけで)
今日の拍手コメント無し。
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