なか杉こうの日記
DiaryINDEX|past|will
今日は朝は雪まじりの雨。だんだん晴れてきて洗濯物をベランダに干せるまでになった。腕を伸ばしたらあおい空に切れ切れの雲が浮かんでいた。
空気は爽やか。なんかこんな風にして毎日が過ごせたらいいなと思った。 子どもの頃はこんな風な時間が沢山、沢山あって、缶けりして塀の後ろにしゃがんでいるときに草の匂いがしたり、汗をかいたおでこに風があたったり、しいんと息をひそめているときにからすがかぁかぁと飛んで行くその声がしたりした。
今は・・・ひさんだ・・・。空を見上げるヒマもなし。朝はまだ半分暗いうちから出て夜はまた暗くなってから帰る。よくないなーと思う。
たぶん、もう、こちらはほとんど誰も見てくれていないだろうな。 だいぶ時が経ったから。 近頃は自信喪失だ。自分より数倍も仕事が早いし成果を出す者がいるので じぶんの存在はなんだろう・・・? と思うのである。
本日、地下鉄の定期券売り場で青いトレーナを着たちょっと変な男が 詩はどうやって投稿するのかとしつこく聞いていた。 そうだ、あたしの詩は載ったのだ。すこし手直しされてたけれど。 と思い出した。
まことに疲れて実際疲れた顔をしているのが、スーパーの鏡に映っている。 そういや、母は年を取ってもそれなりにつやつやした表情できめ細かで、 なんにもしていなかったのに、あれは何だろう、と思う。
寝る前に思い出すこと。映画「麦秋」の海。麦の穂が揺れるさま。 ひっそりとした、古都のホーム。そんなのを思い出しながら寝ると眠れるようだ。
|