読書記録

2022年10月28日(金) 熟年革命 / 渡辺 淳一


われわれは世間体にこだわらず
常に好奇心いっぱいに
好きなものを追いかけ
相手と自分を誉めて
お洒落で素敵な
ワルになることを誓います


シルバーでもゴールドでもないプラチナ世代になろう


年相応に老いるなど、誰でもできるつまらないことです。
それよりもぜひ、「年甲斐のない人」になってほしいのです。


どちらかと言うと男性目線で書かれた 楽しく老いるための指南書。











2022年10月22日(土) 枝の家 / 黒井 千次


老夫婦の静かな日常を書いた短編8つ。

独立した はなしかと思ったが どうやら同じ夫婦の物語。

共感するところもあるが、表現が難しいところも。
ちょっとホラーがかかってる??





2022年10月17日(月) 月と日の后 / 冲方 丁


 欠けぬ望月の家に生まれ、12歳で一条天皇の中宮となり、やがて日輪のごとく朝廷を照らし続けた稀代の国母となった藤原彰子。
この当時としては まれなる87歳という長寿で浄土に旅立つまでの物語。

一条天皇と結ばれてのち、三条天皇・後一条天皇・後朱雀天皇・後冷泉天皇・後三条天皇と、六代もの天皇を見届けてきた。



我が国の君平らかに、民安らかならんことを。
法界の衆生のため、我は後の世にて三界を出でて、必ず極楽浄土に生まれて、菩提として修行し、仏となって衆生を極楽浄土へ渡さん。
我が願い、必ず満たし給え。
おのれが後見する天皇と一族の子らの向こうに無数の民がいる。その全てを思い、救済の行いに尽くす。










2022年10月08日(土) 万葉学者、墓をしまい 母を送る / 上野 誠



「これから私が語ろうとすることは、個人的体験記でもなければ、民俗誌でもない。評論でもないし、ましていわんや小説でもない。ひとりの古典学徒が体験した、死をめぐる儀礼や墓にたいする省察である。/いや、省察と呼ぶのもおこがましい。私の祖父が死んだ一九七三(昭和四十八)年夏から、母が死んだ二〇一六(平成二十八)年冬の四十三年間の、死と墓をめぐる私自身の体験を、心性の歴史として語ってみたいと思うのである。

故郷である福岡で 墓をしまい、母を奈良に迎えて7年の介護の記録。


この世でね 楽しく生きたらね・・・
あの世では 虫になっても鳥になっても 俺はかまわんさ
踊らなそんそん

生きとし生ける者はー
ついには死を迎える
ならばならば この世にいる間は・・・
楽しく生きなきゃー ソン!








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