読書記録

2020年03月23日(月) 我らがパラダイス / 林 真理子



細川邦子 48歳
兄夫婦と暮らしていた父が認知症になった。
いわゆる色ボケの症状がでて、義姉は家を出た。

田代朝子 54歳
看護師で母と二人暮らしだったが、離婚した弟が転がり込んできた。
母は助産師で70歳まで働いたが、旅行先で脳溢血になり今はほとんど寝たきり状態だ。、

丹羽さつき 52歳
未婚で両親と住んでいる。

この3人の共通点は勤務先が、都内でも有数の高級介護付き施設(セブンスター・タウン)だということ。
邦子は総合案内のコンシェルジュ。
朝子は介護棟の看護師。
さつきは食堂のウエイトレスだが、3人の中では勤務が一番古くていろんなことを知っている。

邦子の父が兄に施設に入れられそうになって、一晩のつもりでセブンスター・タウンの空き部屋に泊まらせたことと、
さつきが入所者の遠藤と結婚してからドタバタが始まる。

認知症が出た遠藤と結婚したことでさつきは支配人や弁護士から、お金目当ての結婚だと非難され、
他にもいろいろあって3人のまぁ、これは物語だから・・・という騒動に発展していく。






2020年03月16日(月) かわいい市場    ___リイド社___

 海外旅行にいくなら、有名な観光地や豪華なホテルも楽しみのひとつですが、絶対に行きたいのが「市場」です。

市場には、その国のすべてが詰まっています。果物や野菜、肉、魚、チーズなどの日々の料理の材料。鍋、バケツ、包丁などの日用雑貨。シャツやジーンズだけではない、サリーやアオザイなどの民族衣装や民芸品……

思わず行きたいと思うような市場の写真集。


私が行きたいと思った市場 ↓

中国 / 香港 / 女人街
フランス / パリ / 蚤の市
ドイツ / クリスマス・マーケット
イギリス / ロンドン / バラマーケット
イエメン / サナア
ハンガリー / ブダペスト / 中央市場
ベトナム / ホーチミン / ベンタイン市場
トルコ / イスタンブール / カパルチャルシュ
ペルー / クスコ 
ボリビア / ラパス / 魔女市場   等々・・・

これはもう…世界旅行しなくちゃ。。。





2020年03月07日(土) 家事労働ハラスメント / 竹信 三恵子


 ━生きづらさの根にあるもの


食事の支度や後片付け、洗濯、掃除、育児に介護・・・。だれもが必要とする「暮らしの営み」のはずの労働が、なぜ正当に評価されないのか?

著者は薬剤師資格を持ち、町の薬局を経営するシングルマザーに育てられた。
家が職場だから比較的、恵まれた環境にあったがそれでも忙しい日々をおくっていた母を見ながら成長した。
そして結婚してからは、家事と育児と会社の長時間労働のはざまで、なぜこんなに働きにくいのかと悩み続けていた。悩んだ挙句、私はその苦しさの根に、家事労働という仕事を、労働時間でも社会政策でもまったく考慮せず、とにかく家庭や女性に丸投げさえしておけば収まると思い込んでいる日本企業の労務管理や政府の社会政策があると思いあたった。

「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」
女なら家事・育児・介護はして当たり前という風潮。

だが男も定年まで働けるという保証が崩壊して、リストラや非正規雇用になることも珍しくない。
女も働かざるを得ない状態になった時、家事・育児・介護がネックになる。



夫婦で赴任したシンガポールの事情や、オランダ・スゥエーデンの取り組みのほかに、いろいろ文献やら取材やら勉強されている。






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