うさぎのつぶやき
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<徒然日記より>
パソコンがダウンしてから約2週間の間にいくつかお話できるようなことがありましたので、 少し書いてみようと思います。
その-1- ♪ 一万人の第九
12/1、大阪の年末行事の始まりとして、今や定着しつつある“一万人の第九”に今年も参加してきました。 今年で20周年を迎えたこの大イベントは、年を増すごとに人気も、そして参加者も高まる一方だそうです。
オーケストラも去年までは、大阪フィル、関西フィル、京都フィルといったプロの演奏でしたが、今年から、“一万人の第九の為のオーケストラ”を作りたいという事で、関西の八つの大学の音大生で構成されるという“ユース オーケストラ”を、指揮者の“佐渡裕”さんが、指導され、ひとつの形を作られました。 そこに、京都市響などの演奏家十人と、ウィーンフィルやラムール管弦楽団、などから一流の演奏家を五人お招きして加わっていただいたという贅沢な、至福のひと時を味わわせていただきました。
おまけに、毎年いろんなゲストが見えるのですが、今年はもうすでにご存知でしょうが、あの“平井堅”さんでした。 ゴスペル調の歓喜の歌(JOYFUL JOYFUL)から今ヒット中の“リング ”そしてもう一度JOYFUL JOYFULとこの日の為にアレンジされた曲が披露されたのです。 照明を落とした、ピンスポットの中、 彼のしぼりだすような高い声がアカペラで大阪城ホールいっぱいに響き渡り始めると、 前日、本番前、とリハーサルで、既に聴いていたとは言うものの、思わずゾクゾクッとしながら、聞き入ってしまいました。
そして次にあの“大きな古時計”。 「僕も、この歌をききたかったんだよ!」佐渡さんもそうおっしゃっていました。 三番はみんなで、スウィングアウト、とっても感動的でした。
で、肝心の“第九”はというとこれまたとっても素敵でした。 佐渡さんが担当されるようになって今年で四年目ですが、 参加している私たちにもだんだんと佐渡カラーが浸透してきたみたいで、多分「こういう風な感じでありたい」と描いていらっしゃるスタイルにすこしずつ近づいているのではないかしら?私はそう感じました。 佐渡さんのいつも言われる一言、『本番は一回だけ』皆さんそれを肝に銘じていらっしゃるようでしたよ。
一万人の大合唱が終わり最後のタクトを振り終えた瞬間、会場の大型スクリーンを見ましたら、 佐渡さんの顔が汗と涙で、クシャクシャになっていました。 「ブラボー!」という声がどこからともなく聞こえ、割れんばかりの拍手・拍手・拍手で、 私はというと「佐渡さんが泣いてる!やったね!」と思わず叫んでしまいました。
ユースの皆さんが、世界の一流といわれる方たちと肩を並べて演奏ができたという事も、 彼らにとってとても有意義なことだったのではないかしら?
クラシックの世界は、とても底辺が狭くて、佐渡さんが学生のころ、なかなかその力を試したり又活躍したりする場がなくて、とても残念だったそうです。 だからこそ今、少しでも多くの学生たちにチャンスを与えてあげたいと思っていらっしゃるそうです。
力のある人や経験を積んだ人は、夢を持って進んでいる子供たちや若者に、少しでも手をさしのべて引き上げていって欲しいと思います。 それが文化を育てる事であり歴史を作っていく事になると思うから。
「私にできることは何だろう?」……。
その-2- ☆ イルミネーション ☆ 今年の一月末 パソコンを買ってからというもの、殆んど毎日10 時間位はPCの前で、キーボードを叩く生活が続いていました。 もっとも、とんでもなく忙しかったり、用事が長引いたり、具合が悪かったり、又田舎に帰ったり、そんな時を除いてですが・・・。
ですから、先日のPCダウンは、とってもこたえました。 手持ち無沙汰なのです。 何かしら落ち着かなくて、部屋中を見回してみたりするのですが、心ここにあらずといった調子で、どうも居心地が悪いのです。そこで考えました。 どうせPCが戻って来たら、家の事ほったらかしになるのだから、今のうち色々とやっておこう!とね。
で、まずお花の手入れをしました。 夏花が、いつまでも咲いていたから、そのままにしてあったのですが、さすがに冬〜春花に変えてしまおうと、土を掘り起こし、新しく入れ替えて、ビオラ・アリッサム・パコバ・リーガスベコニア・ミニシクラメンなどの苗を買ってきました。
我が家の道路に面した所に 2.5メートルくらいの幅で3段のひな壇をしつらえてあるのですが、そこに植木鉢をあれこれ並べて、おいていますので、色とりどりに並べ替えて、すっかり冬支度が出来上がりました。
毎年X'masの時期には、その場所にイルミネーションのライトを這わせて飾り付けをしています。 今年もやらなきゃあって思っていましたので、ついでにオーナメントも出してきて一気にX'mas モードに仕上げてライトアップしました。 我が家のお向かいに息子の家族が住んでいますので、しーちゃんも出てきて、 「わァ〜!きれい!ばぁば、きれいね〜」と喜んでくれました。 ついでにしーちゃん所の入り口にもオーナメントを飾りましたら、「ばぁば、ありがとう〜!」って言いに来てくれました。
私の子供たちが、小さい頃は、いろいろと忙しくしていましたので、なかなかこのような手のかかることが、思う存分してあげられなくて、私自身も辛い思いをしていたのですけれども、その代わりといっては何なのですが、しーちゃんのためにという口実を見つけましたので、きっと自分自身が楽しんでいるのでしょうね。
最近は、毎日夕方になると門灯をつける時に一緒に電源を入れ、ピカピカ光るイルミネーションを眺めて一人喜んでいます。
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