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こちらでは、龍先生から届く便りを掲載致しております。

2008年09月28日(日) ケンカしない為の法則

今日は「ケンカ」という事についての話をお送りしたいと思いますが、皆様は今までに誰かとケンカした事がありますか?
そのように聞かれたなら、逆にケンカした事が無い人を探すのが難しい位、人というのは色々な方とぶつかったり衝突しては、ケンカを起こしてしまうものです。

皆様からのメールでも、「恋人とケンカしてしまいました」、「家族とケンカばっかりで疲れてしまいます」など、それ故に互いの関係に亀裂が生じ別れに至ったり、苦労や障害を招いてしまってのご相談が多くございます。
ですので、この「ケンカ」という元を起こさないようにする事ができれば衝突を避けられ、別れや苦悩などといった事も起こらない流れがあります。

ではどうすれば良いのか。ここまでの文章の中でも、私はケンカの事を「衝突」とも表現しておりますが・・・。
分かりやすくお伝えするならば、日本の国技でもある相撲に例えてみると、二人の力士がお互いにぶつかり合い衝突する事で、ケンカではないですがそこに戦いが生じる形となります。しかし時々、正面から向ってくる相手を横にかわして、いなすような動きをするお相撲さんもいらっしゃいます。

この例えのように、ケンカにおいてもそれぞれの意見が正面からぶつかり合ったり、相手が前に出て自分も前にでるからこそ衝突してしまう形となりますが、一歩引いて冷静に落ち着いた心で臨む事ができるなら、相手とケンカをしなくても済んだり、うまくかわせる状況がございます。

ケンカしている時というのは、えてしてどちらも感情的になり、カッとなってしまう気持ちから心にもない事を言って、後々に後悔したり取り返しがつかない・・・といった事が本当に多くございます。

「ケンカするほど仲が良い」といった言葉もありますが、ケンカしないで仲が良い状態を保てたなら、これほど素晴らしい事はないのではないでしょうか。
自分の感情をコントロールする事、それは本当に難しい部分があるかもしれませんが、そこを調節できる事によって相手との関係も上手くコントロールできるようになる。

改めまして、相手が前に出て自分も前に出るからこそ、互いがぶつかりあって衝突しケンカとなってしまいますが、その理を知る事によって、一歩下がった対応ができるように。そして、ケンカを上手くかわしたり避ける術がある事が皆様に伝われば幸いに思います。


2008年09月21日(日) 成功は失敗のもと?!

「むしろ 『成功は失敗のもと』と逆に言いたい。
 その方がこの人生の面白さを正確に言いあてている」

今回のお言葉は、「芸術は爆発だ!」などの名言を残し、太陽の塔などの作者でも知られる芸術家、岡本太郎さんの言葉を紹介したいと思います。

皆様においては、「失敗は成功のもと」という言葉を耳にされた事があるのではないでしょうか。その文字通り失敗を重ねるからこそ、次に同じ過ちを繰り返さない事によって成功への道を歩んで行ける。成功のもととなる事を示す言葉となりますが、岡本さんはその全く逆の事を仰っています。

物事が成功したり上手く行っている流れがある時、人間というのは調子に乗って浮かれてしまったり、自分を過信してしまう気持ちなどが芽生えてくるものです。
今まで本当に沢山の方と接する機会がございましたが、お仕事や学業、恋愛や家族間の問題など、願いを叶えられた後や良い流れが巡ってきているな・・・と感じる時に限って、今までの我慢や抑えていた自分の欲などが前に出てしまう事で、流れを悪くしたり失敗してしまった方も多く見てきました。

その都度私も、「良い流れの時ほど慎重に、足元をすくわれないように」と、アドバイスをお送りさせて頂いておりますが、今回の言葉が示すように、本当にある意味で「成功は失敗のもと」とも言える状況がございます。

人は誰しも完璧ではありませんので、時と場合によっては失敗などもある事でしょう。しかし、せっかく頑張って良い流れを築いたり、成功を収める事ができたなら、そこからの失敗に繋がってしまわないように注意する事も大切になって参ります。

岡本さんにおいては、それこそが「人生の面白み」という形で表現されておりますが、「失敗は成功のもと」という前向きな考えと、「成功は失敗のもと」という、ある意味で一つの教訓を心に・・・。
改めまして、良い流れの時ほど慎重に、足元をすくわれてしまわないよう、自分を見つめ直したり、気持ちを引き締める良い意味での戒めとなれば幸いに思います。


2008年09月14日(日) 運も実力のうち?

「日本では『運も実力のうち』と言うが、運をつける
ためには、自分のまわりの人々に感謝する気持ち
を忘れず、謙虚に努力を重ねていくしかない」


今回お伝えする言葉は、大相撲の世界で横綱の地位まで上られ、その後は格闘技やプロレスの世界に活躍の場を移されている、曙さんの言葉となります。

日本には確かに、「運も実力のうち」という言葉がございますが、この「運」をラッキーな出来事、たまたま偶然いい事が巡ってたという、“ついてる”事として認識されている方は非常に多くいらっしゃるのではないでしょうか。
上記のような事をお伝えしている私自身においても、神仏様の教えを受けるまでは、ごくごく普通にそのような認識で生活しておりましたので、その考え方を重々理解する面がございます。

しかし当サイトにも、「起こる物事に偶然は無く全ては必然である」と記載されているように、そういった出来事においても何かしらのもとがある。因果の法則が示すとおり、運があるように見える結果でも必ず原因があると言えます。

横綱という地位まで上られる事は、相当な努力が必要かと思いますが、今回お伝えした言葉が示すように、非常に謙虚で礼儀正しい方である事はあまり知られていないのではないでしょうか。
「ラッキー、ついてる」という認識は多くの方の共通意識でもあり、人々が情報を得るメディアもそういった傾向が強い為、なかなかその真意に気付けないままになってしまう状況があるのでは・・・と私自身感じる次第です。

そういった世の中において、今回お伝えした感謝の気持ちと共に、いつもお伝えしている反省の気持ちも心に。また、謙虚に努力していく姿勢で頑張って。
ご紹介した言葉を通して、一人でも多くの方にその真意をご理解頂けたなら嬉しいです。


2008年09月07日(日) 「おかげさま」という感謝の気持ち

「いいことは おかげさま
わるいことは 身から出たさび」

今回お伝えするお言葉は、相田みつを氏のお言葉となります。

上記の言葉に目を通してつつ、ふと自分自身の事を振り返ってみると、

「いいことは 自分のおかげ
わるいことは 人のせい」

そんなふうに思えてしまう事はないでしょうか。

良い出来事があった際、その物事や出来事、誰かに対して「ありがとう」と感謝するよりも、ただただ「良かった」で終わってしまう事がある。

また何か悪い事が起こった際、「どうしてそうなってしまったのか・・・」と、その状況や自分を見つめ直すより、人や環境など周りのせいにして、愚痴をこぼしてしまう事はとても多くあるものです。

皆様が自分を客観的に見られた際、ご自身の事をどのように感じる状況がございましたか?周りへの感謝を忘れていたり、ついつい愚痴や人の悪口をこぼしてしまう事はありませんか?

人は誰しも完璧ではありませんので、時と場合においてはそういった事があるかもしれませんが、最初にお伝えした相田氏の言葉のように、少しでもそういった存在に近づいて行けたなら・・・。
また一つ、皆様に伝わり心に響くものがあれば嬉しく思います。

◇追伸
「おかげさま(御陰様)」という言葉について。
元々は仏様などの偉大な存在の「陰」で、支えや御護り受ける意味として使われていた言葉でもある。また、自分が陰で良い事をしてきた報いとして良い結果を受けるという、今回お伝えした内容の真意とは逆に、「自分のおかげ」という意味として使われていた言葉でもありますが、今では人から受けた親切や手助けに対して、その感謝の意味を込めてお伝えする言葉として使われる状況がございます。



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