2008年06月28日(土) |
相性や縁について(2) |
前回に引き続き、相性や縁についての話をお送りさせて頂きます。前の便りでは、「状況や言動によっては相性や縁が変わる」という部分までお伝えさせて頂きましたが・・・。 例えば上司や部下、お友達という人間関係においても、ふとした事がキッカケで仲が良くなったり悪くなったりする出来事は、とても多くあるものでしょう。 それと全く同じように、男女間における相性の良し悪し、良縁・悪縁という事においても、お互いの言動などによって常に変わっていく状況がございます。 実際にご相談を頂く方の中にも、良い相性であったからこそお付き合いが始まったものの、その後、自分が素直になれず意地や見栄を張られたり、ワガママな部分が前に出てしまった事で、別れに繋がってしまった方もいらっしゃいます。 良縁によって惹かれた二人ではあったものの、キチンとした形でお付き合いをされる前に体の関係を持ってしまった事で、そのご縁が一気に悪縁へと変わってしまった出来事などもございました。 当サイトにおきましても、気になる相手との相性を霊視し、その結果をお伝えさせて頂く事がございます。中には、その結果に一喜一憂される方がいらっしゃるかもしれません。 しかし、その事にとらわれたり左右されてしまうのではなく、せっかくの縁を生かすも殺すも、全てはその方自身の行いに影響される面があるのです。 沢山売られている占いの本やテレビ番組などを見ると、「相性が良い、良縁である」という部分にのみ焦点があたり、その良い相性や縁を自分の頑張りでどうやって保つのか。また、悪い場合の対処法までにはなかなか触れられていないものです。 そのような後者の部分。相性や縁が良かったからといってホッとして安心したり、「相性・縁が悪い」と言われた事に落ち込んでしまうのではなく、その結果をどうやって次に活かしていくのか・・・。 言葉にとらわれてしまう事無く、今回の「相性・縁は変わる」という事を通じて、皆様の運命とは自分の気持ちや心持ち次第でいくらでも変えていける事。また、運命とは変える為にある事。そんな大切さが伝われば嬉しく思います。
2008年06月22日(日) |
相性や縁について(1) |
今回は、相性や縁という事についてお話させて頂きたいと思います。
誰しも、好きな人と自分の相性や縁というのは気になるものでございます。皆様から頂くメールにおいても、「彼との相性はどんな感じですか?彼女と僕は良縁なのでしょうか?」、などのご質問を頂く事がとても沢山ございます。
その中で、そもそも「相性」というのはどういったものなのでしょうか。「相性」とは「合性」とも書くのですが、男女二人の性がうまく適合する事。という意味がございます。 この「性(しょう)」とは、お互いの生年月日を陰陽道の五行(木・火・土・金・水)に配したものとなり、これによって吉凶を占う形となります。
その他にも、それぞれの生まれ年である干支や、九星などによって二人の縁を見ていくのですが、上記の事に当てはめるだけではなく、その方自身の言動や考えにも大きく左右される面がございます。
そして相性や縁というのは、一度「良い・悪い」と判断されたらそれが一生続くのかを言うと決してそのような事はなく、改めてその方自身の言動や考えによって、相性自体が変わってくる流れも往々にしてあると言えます。
では、どういった状況によって、相性や縁が変わるのかについて・・・。その部分は、先の話が長くなってしまう面からも、また次回の便りにてお話させて頂きたいと思います。
追伸 文中に出てきた、五行・陰陽道については、同じく零からの便りにある下記のページをご覧になってみて下さい。
http://www.enpitu.ne.jp/m/v?id=104147&pg=20070722
http://www.enpitu.ne.jp/m/v?id=104147&pg=20070729
以前テレビを見ていた際、「アフリカに住むとある民族の家族が日本の家庭にやってくる」、とった内容の番組を拝見した事があります。 何年かに一度は、同じ企画にて放送されている記憶があるのですが、皆様方におきましてもご覧になられた方がいるのではないでしょうか。 さてその内容はと言うと、「テレビ」という箱の中に人が現れたり、スイッチを押せば電気がつき、蛇口をひねれば水がでる。街に出れば見た事も無いビルが立ち並ぶ世界にビックリ・・・、という家族の姿を映し出していました。 そんな驚きの様子を面白おかしく放送していた一方、彼らの世界においては、電気やガスが無く、水を汲みに往復で何時間もかかり、その手伝いをしなければならない子供は学校にも行けない・・・、というメッセージを伝える一面もございました。 普段、私達は「電気がつく事、水がでるのは当たり前」という事を無意識のうちに思い込み、例えば電気や水道を整備して下さる方など、多くの人に支えられて生きている・生かされている事に気付けず、感謝する事を忘れて毎日を過ごしてしまうものです。 私自身におきましても、そのような番組を拝見させて頂いた事で、改めて気付かされた部分がございました。 またそれだけに限らず、人というのは色々な物事において「当たり前」という錯覚を起こしてしまいやすい面があります。皆様自身におきましても、相手や物事に対する感謝の気持ちを忘れ、その事が当たり前になってしまった事により、悩みに繋がってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そんな問題や障害が起こってから気付き、失敗や後悔という形になってしまうのではなく、そのような事を未然に防ぐ。日々の中にある小さな事でも、自分の気付きに繋げて頂き、その先に起こるかもしれなかった出来事を無くしたり、少しでも小さなものにして頂けたなら・・・。 相手の厚意や思いやりの気持ちを当たり前ととらえてしまわずに、皆様の「気付き」という大切さに繋がれば嬉しく思います。
「心の中の真相は、おのずから 外貌にあらわるという。 故に君子は深くこれを戒めて、 必ずその独りを慎むのである」 心にある考えや在り方というものは、自然と外見に表れてくるものです。 だからこそ君子は深くこれを戒めて、一人でいる時こそ心を正しく保つ努力や精進を重ねている・・・。
この「君子」とは、人格や学歴が優れた人、立派な人を表す言葉となります。
人間、一人でいる時というのはついつい怠けてしまうものでございます。 例えば禁煙を心に決めたものの、一人になって誰も見ていない所で吸ってしまう。ダイエットを決意した後、仕事で疲れていたりストレスが溜まっていると、暴飲暴食に走ったりついつい甘いものに手が伸びてしまう。 空いた時間やお休みの日、本当は出かける予定だったけれど、結局は家でゴロゴロと過ごしてしまった・・・などの出来事は、往々にしてあるものでございます。
しかしながら一人の時こそ心を整え、自分を見つめ直す。そのように、自分の心に負ける事無く、正しくキチンとした行動を心がければ、そんな自分を好きになる事ができ、自分に対する自信にも繋がってくる面がございます。 反対に怠ける方向に進んでしまえば、そのような行動をとる自分を好きになれず、自信を持てなくなってしまう事でしょう。
自分の中での理想像を思い描くと、そこに至るまでに何をするべきなのか、どういった言動を心がけたら良いのかが見えてきやすい部分があるのですが、一人でいる時こそ怠けてしまわずに、自分の心を強く持つ事によって皆様の歩みがよりスムーズに、力強いものとなれば幸いに思います。
2008年06月01日(日) |
相手の苦しみ、自分の苦しみ |
「相手の苦しみの経験を 自分のものとして学ぶ能力がないと、 それがいつまでも苦しみが続く原因となる」 出展:「神との対話」より
皆様にお送りさせて頂くアドバイスの中で、「相手の立場や気持ちになって物事を考えるように」、という言葉をお伝えする事がございます。 もし、人の苦しみや痛みを知る事ができるのなら、世の中にある争いや暴力、戦争やテロといった出来事はどれも無くなる事でしょう。 もっと身近なことで言えば、相手の気持ちを理解し汲み取る事によって、今あなた自身にある悩みや苦しみなどの解決にも繋がる事を示した言葉ともなります。 最近の世の中の出来事を見ていると、相手の事を考えるよりも自分が優先になってしまっている・・・、そのように感じる出来事が本当に沢山ございます。 その中で、人の苦しみを理解する事によって、皆様自身の苦しみの改善に繋がる事を願うと共に、その理が少しでも皆様の心に伝われば嬉しく思います。
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