皆さんの中にも、今までに一度は「有名になりたい」「お金持ち になって毎晩遊んでみたい」「芸能人みたいな生活をしてみた い」という、華やかな生活を求める気持ちを、抱かれた(いる) 事があるかと思います。 ただ実際には、以前の「04年06月05日 全ては平等」の便りで お伝えしたように、そこに至るまでの努力なくして、その結果は 得られない部分がございます。 しかし人間と言うのは、どうしてもその結果だけに目が行きがちで また、欲の心が燃えるままに、華やかさを求める傾向にあります。 それはちょうど、お香が良い香りを放ちつつも、自らを焼いて消え て行くように、いたずらに名声を求め、名誉を貪って、努力という 土台を築く事を知らないならば、いつかその土台は壊れ、心身 ともに危うい状況になってしまいかねません。 そんな、実力に伴わない結果を手に入れてしまう事は、上記の ような例えだけでなく、身近な恋愛、結婚、家族、仕事等の面 においても同じ事が言えます。 自分を磨く事を知らず、何か勢いだけで(周りと比較して、年齢 が気になって・・・、出来ちゃった)結婚などの結果、その後苦労 されるという出来事は、本当にとても多く、また、よく聞く話では ないでしょうか。 土台の上ですぐに枯れてしまわず、ずっと咲き続けていられる花 になれるよう、改めて、努力という土台をしっかりしていけるよう、 皆さんにも、頑張って頂ければ幸いに思います。(もちろん私も、 お役に立てるよう精進して参ります。)
2005年05月24日(火) |
変えるリスク、変えないリスク |
今までやってきた事を変えるには、とても勇気が必要ですし、 リスクを伴う部分があるかもしれません。しかし、もし変える リスクよりも、変えないリスクの方が大きいとしたら、皆さんは どう思いますか? 前回の内容にて、「絶対に安泰が無くなってしまった・・・」と お伝え致しましたが、物事の移り変わりにうまく対応しないと、 これまた、大変な状況に陥ってしまいかねません。 例えば、小さなスーパーの近くに、コンビニや100円ショップ が出来ました。その結果、スーパーのお客様が流れてしまい、 なおかつ、何も対策をしなかった為に、そのお店は閉店を余 儀なくされてしまいました。 しかし、同じ条件の他のお店では、スーパーでしか出来ない 試食・試飲、タイムサービスなどを強めて、お店の業態を変 えた所、一時的に売上が減り、従業員から不満の声が出た ものの、その後は、コンビニなどが出来る前よりも、逆に売 上が増え、従業員への給料も多く払えるようになりました。 (ただ、もし売上減、従業員からの不満という「小さな変える リスク」を恐れていたならば、変えない事で、起こる前者の ような「大きなリスク(閉店)」になっていたかもしれません。) そしてこの部分は、人との付き合いにも同じような面がござ います。 皆さんからよくご相談を頂く中で、恋人からの暴言(暴力)、 ヒドイ行動に悩まれていながらも、変えるリスク(別れによる 一時的な寂しさや虚しさ、一人という孤独)を怖がって、状 況を変えない、大きいリスク(ひたすら暴言や暴力に耐え、 時間をイタズラに使ってしまう)を選び、我慢してしまう方が 沢山いらっしゃるようです。(元彼や元彼女にとらわれてしま っている方も・・・です。) 上記でお伝えしたように、変える事にもリスクが伴い、一歩 を踏み出す事は、本当に勇気が必要となりますが、変える 事によって、変えない事よりもリスクを少なく出来、皆様に とっての幸せが、少しでも多くなれば幸いです。是非、変え る事を恐れずに、前に進んで下さればと思います。
2005年05月17日(火) |
よらば大樹よりも・・・ |
「よらば大樹・・・」という言葉がございます。以前ならば、絶対に 安泰といわれていた会社や、社会の仕組みなどは、ここ数年で、 無くなってしまった・・・と言っても過言ではございません。
そんな部分からも伺えるように、何事においても大切になってく のは、「自分が大樹になる必要性」だと感じます。
しかしながら、人の心や考えは揺らぎやすいものであり、また大勢 で集まると、例え間違っている事でも、感覚が麻痺して分からない なかなか気付けず、忘れてしまいがちな面がございます。
例えば、「もう危ない」と世間(外)から言われている会社にいな がらも、社内(中)にいる同僚同士で「大丈夫だろう」という考え から抜け出せず、倒産した時に初めて気づくように、自分をしっか りと持たないと、大変な状況に陥ってしまいます。
その事は、よくご相談を頂く恋愛においても同じなのですが、恋愛 (恋人)という樹に寄りかかったり、恋愛が目標の人達の中にいる と、いつもその樹の影響を受けて、自分が揺らいでしまう、しっかり と立っていられない部分があり、その結果、失恋をしたりすると、倒 れてしまう・・・、立ち上がれない状況に陥ってしまいます。
「彼(彼女)からメールが来なくて、会えなくて寂しすぎる」、「毎日で も会いたいっ!」という、相手に左右されるのではなく、「メールが無 くても、毎日自分の事が充実してるから全然平気!」、「彼(彼女) が忙しかったら、会えなくても我慢出来る」という、自分自身が大樹 になれるよう、自分を持つ事が大切になって参ります。
皆様自身の人生において、周りに左右される部分がないか、改め て見つめ直して頂ければ幸いに思います。
2005年05月08日(日) |
災いはどこからやってくるのか? |
皆さんにとっての災いや不幸は、どこからやってくるのでしょうか。 実は、その全てが自分の中からわき起こり、その人を苦しめる部 分がございます。 では、零先生。恋人に別れを告げられた、相手が浮気(不倫) していた、親や上司に怒られた、理不尽な理由でリストラされた ・・・という、相手に左右される部分は、どうなんでしょうか?と、 ご質問を頂きそうですが、そんな部分も、自分の中から起こる 部分がございます。 例えばそれは、自分の心が落ち着かず、不安を拭い去りたくて、 恋人に無理を言った為に愛想をつかされてしまった、運転中に 前を走る車に怒った為に、会社で上司に怒られた、お金を借りた のに返さない、仕事をさぼったり、道にゴミを捨てたり・・・という 積み重ねが、巡り巡って自分の元に返って参ります。 身から出た錆とは良く言ったもので、鉄の錆は、その身を磨かず、 よく手入れしない事で、鉄自体から出てくるものになります。人の 心も全く同じで、よく精進しない心に、貪りの錆が出来、むしばま れてしまいます。 家の中が燃えているのに、家の外から消そうとしても火は消えず、 やがて燃え尽きてしまうように、自分の心の中の災い(欲の火) を消さないで、周りの人々や物事の行動を気にしても、その火は ただ大きくなっていくだけになってしまいます。 災いは、東からでも西からでも、上や下、右でも左でもなく、貴方 の心の中という、中心からやって参ります。そして幸せも、貴方の 中心から沢山やって来ます。
2005年05月01日(日) |
頑張り過ぎてしまわないように・・・ |
皆様から頑張っている事をお伝え頂くと、やはり私もとても嬉しい 気持ちになります。しかし、頑張り過ぎてしまう事で、かえって焦り に繋がったり、息切れしてしまい、実りが得られなくなってしまう事 もございます。 例えば、なんとかして相手の気持ちをこちらに向けようと、一生 懸命頑張っても、その程度についてよく考えなければ、逆効果 になってしまい、相手も自分も疲れてしまう事でしょう。 また、仕事や勉強など、自分磨きの為に頑張られるの事は、 とても素晴らしい事ですが、頑張り過ぎてミスを重ねてしまった、 体を壊してしまう・・・という話はよくある事です。 スポーツ選手などでは、オーバートレーニング症候群と言って その名の通り、トレーニングを頑張り過ぎてしまった結果、皮肉 な事に、ケガをしてしまうなどという事もございます。 ギターの弦が張りすぎても、緩すぎても良い音が出ないように、 緩急ちょうど良い調節をして、はじめてイイ音がでる物となり ます。それと同じように、皆様の人生においても、怠れば結果 は得られず、また、あまり張り詰めて努力しても、決して結果 が得られるものではございません。 何か少しつまづいた際には、ちょっと一息おいて、頑張り過ぎて 焦っていないか、周りが見えない状況か・・・、今の自分を見つ めてみてはいかがでしょうか。
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