コミュニケーション。
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寂しく思うあたしが間違っていた。 だって、その寂しさは、 もう君じゃ埋まらない、から。
今日は峰さんがコンビニに来たのよね。 で、 たまたま私が前の人の精算を済ませてなかったのよ。 要するにお会計が合わさってしまって 明らかに高くなったわけね。 さすがに精算前に気づいて、 あれ?あーごめんなさい待ってくださいね、となったのよ。
そしたら峰さんがね?
「ん〜?ゆっくりいいよ、ゆっくり」
って言ったの。
私びっくりしたの。 いつかにも、似たようなことを言われたことがあったから。
…某どSさんから。
詳しくはまた書くとして 峰さんもSの可能性大だよね…
その先に何があるかは知ってるの。
だから、要らないの。
ネット料金も払えないような怠惰な子でごめんなさい…! 復活は来月かな? これが終わったらないように一所懸命頑張ります。
まー
今日記を書こうったって カメラマンの惚気しか出ない面白くない子ですけどね
今日は峰さんと2回も会えて 素敵な偶然に助けられて、 いつもよりいっぱい喋れたけど
だから何だよって気がするし てーか喜ぶなよって感じだよね
携帯更新生活に慣れたら 細かく書こうかな。
2007年05月18日(金) |
ひらいてゆく、あたしと君。 |
新しい仕事の面接に行った。 そのことは家族と、藤原君と、カメラマンにしか言わなかった。 たまたま月野さんが電話をかけてきたから、言った。
寺島には、言わなかった。 言うべき理由も機会もなかった。 わざわざメールする気にはならなかった。
きっと寺島もそんなもので、実際、 あたしには言わずに藤原君には話していることが多い。 ほとんど直通なのがちょっと悪い気もするけれど。
こうやって距離が離れていくんだ、と思った。 普通の、この年齢の友達同士みたいに、 久しぶり!元気だった、と近況報告するようになるのだ。 歩けば3分しか離れていないのに、 前はもっと近かったのに。
寺島の気持ちが、前よりわからなくなってきた。 一体、4月とどう違うんだろう。 あたしととりあえずの縁を戻して何がしたかったんだろう。 前は声が聞けた、近かった、だから何となくわかる気がした。
でも今は、何気ない近況さえ入ってこない。 あたしが言わないからか? あたしが先に言うべきなのか?
どうしたら前進できる? どうしたらうまくやってゆける? もう君に嫌われたくないあたしじゃあないけれど、 君といがみ合いたいなんて思ってない。
君が辛いとき、 あたしが辛いとき、 お互いにしか出来ないことで支え合えたらいいと思う。 あたしと君が繋がっているにはそれしかないんだから。
…書きながら答えを見つけるのは、悪い癖だと思う。 読んでて面白いとは思えない(汗) 毎回毎回、お見苦しくて申し訳ありません…。
これから先のことは、 本当に大きな意味で、わからない、と思う。
いつだって思うのは、 後悔したくない、ということ。
今のあたしが大事にしてる人は、カメラマン。 これからも一緒にいたい。
でも、ここで寺島とうやむやにしてしまったら、 あたしは彼のこれからの幸せを喜べない(心狭いから) そして後悔する。自己嫌悪する。
縁を戻してしまった以上、向き合わなければね。 あいつが嫌がるなら、あたしからするだけだ。 ちょっとずつでもいいのかもしれない、と今思えた。
どうなることやら。 日々が忙しくなることにはウキウキするんですがw やり遂げねばー
今日は峰さんの夢を見た。
峰さんと道を歩いていて、 峰さんが照れながらデートに誘ってくれて、 別れた後メールが届くのだ。
目が覚めた後、 いろいろな意味でがっかりしたものだけれど、
夢占いは、 現在の恋人が出てきたら要注意、とあったので、 ホッとした。
カメラマンが夢に出たことはない。 とりあえず安泰かな? 考えることがないわけじゃないけど。
******
思えば、あたしは高校のとき、 男の先生方に呼ばれるのが大変好きだった。
遅刻欠席がひどく多かったので、小言もあったけれど、 先生方に何かしら用を言いつけられるのが好きだったのだ。 返事のよさや、 犬のように後ろをついていく姿は、 多分、同級生達の笑いものだっただろう。
だから、 18歳年上のカメラマンの後ろをついていくのは、何のためらいもない。 ただ、それを依存かと聞かれたらわからない。 楽なのは、あたしが選択しなくていいからだとわかってる。
そういう意味では、利害の一致のような気がしないでもない。 カメラマンは、あの寺島以上に(!) あたしを知ろうとしない。 本人にきっとその気はなくて、それがあの人なのだ、と思うけど、 前の奥さんにどうしてたかは知らないし、 お人形扱いのような気もする。
唯一明確な不満は、名前を呼んでくれないこと。 かといってお前とか呼ばれるわけじゃないけど。
ふぅ。 うさぎ前でちょっとネガティブ気味。
*****
親愛なる恋する乙女へ(はぁと)
本当にあったかい、言葉をありがとうございます。 じっくりお返事しますので…待っていてくださいね。
とてもとても不真面目で不埒な日記です。 浮気とか不倫とか絶対ダメ!!!!!!!!!!な方が読まれたら、 怒り心頭で物壊せちゃう勢いだと思います。 お気をつけてくださいませね。
*****
相変わらず、セクハラ課長な寺島。 「しようよ(はぁと)」なことも言ってくる。
たまらずに、
「セフレになりたいんですか?」
と聞いたら、
「いやぁ…普通の友達で…」
オ ハ ナ シ ニ ナ リ マ セ ン カ ラ
普通の友達はセックスはしませんが? 要するに君は、 後腐れのない関係が欲しいらしい。 去ったあたしのところにわざわざ足を運んでまで、だ。
ならば、だ。
そういう浮気男がとるべき、 浮ついたセリフを並べてみろ、と言いたくなるのだ。
その一晩は、 思いきり私を愛して可愛がって抱きしめてキスをして、
次の日は別人格でユミちゃんを愛してみせろ、と。
中途半端で反吐が出そうなヌルいセリフを吐く暇があったら、 浮気野郎と怒鳴られても、 「お前の体が目当てなんだ」くらい言え。
カメラマンを裏切れない、なんてことは言わない。 平気な顔で、ユミちゃんを裏切っていたから。 月野さんとも連絡をとり続けているから。 カメラマンは好きだけど、 一途にはなりきれない、それが私の現在。
「君に抱かれたい、と思えたら抱かれる。
けど、そうなったら、その場だけであっても、
好きと言って欲しいし、
抱きしめてとかキスして、とか言い出す。
それが嫌なら、無理」
「…俺は…応えてあげられないからなぁ…」
「じゃぁ、無理。ダメ」
いつまでプレイボーイ気分に酔ってるつもりか知らないけれど、 なりきれなくて大事な人を逃がす、そんな匂いがするよ。 今のあなたは、 ただの中途半端なオトコノコ。
私のことを考える「フリ」だけで、 私を抱こうなんてとんでもない。 ましてや、 ユミちゃんとの回数が少なくて発散しきれない若さのはけ口なんて、論外だ。 もう、もう、たくさんだよ。
本当は、 そんな契約みたいな話がしたいんじゃなかった。 私のことをどう思ってるのか、聞きたかった。 あなたのことをどう思ってるのか、言いたかった。
いつのまに、そんなにお馬鹿さんになっちゃったの? 相手する気にならないの。 話は終わり。 未来のないセックスも終わり。
「陽ちゃんはね。
私に“してほしいこと”はあっても、
“したいこと”、“してあげたいこと”がないんだよ」
人のこと言えないんだ。 私は、寺島に“してほしいこと”が今までなかった。 してあげたい、そればっかりで。
どっちかだけじゃ、ダメなんだ。 実感したの。
右手のマニキュアが、乾ききらずに寺島のカーディガンについた。 気づかせたらうるさいから、
「右肩は、復讐だから」
謝らずに笑ってやった。
今日の峰さんは、
「眠い…仕事がさばけない…」
と言いながらビールを買っていった。
多分あれだ。
峰さんというのは、今までの私の人生で、 もっとも「タイプ」な男の人、なのだ。
せっかくそういう人に出会えたというのに。 私のキャラは、それなりに年のいった男の人にウケるように仕上がっている。
これは。 タイプの人、が想い描けても、 そんな人が自分と恋愛するなんてありえない、という、 長年のネガティブ思考のせいなのだ。
だから、未だに峰さんと、 満足に視線も合わせられやしない。 峰さんを知る方法がわからない。 ずっと、逃げ続けてきたから。
************
また話題がズレるところでした。 2回前の日記の投票ボタンに仕込んだ、コメントについて。
カメラマンと、別れるつもりは、ない。 寺島に微笑んでやる気持ちもわかない。
寺島の顔を見なきゃ、考えがまとまらないって思ったり。 選ぶ服の基準が寺島だったりするのは。
5年そうだったんだから、仕方ないって思うときもあれば 寺島への依存が抜けてない、と思うときもある。
…戻ってきたなら、このへんのあたしを受け止めて欲しい。
出来なさそうなら、やっぱり切るべき?
あたしは一体、どんな道を選んできたんだろう。 いつだってあたしなりに悩んできた、 だから、後悔なんてしてないけれど、 何で、こうなっちゃったんだろう?
あのときの勢いがないから縁は切れない、 こんな風に考える内は、寺島が好きなのかなぁ、と、 (文字にするとおぞましくもあるけれど) 思ったことでありました。
好き…? そんな気持ちがとても遠いような気がする。
寺島の理由が性欲じゃないと、どうして信じられる? 精液処理機にしか、思えないよ。 したいときだけ、優しくて。
あたしを抱いたのは、もう寺島だけじゃないけれど、 それでも心はあなたのものだと、 泣けたあたしは、どこへいっただろう。 そんなことは演技でも言えやしない。
さっき電話で、
「マリちゃんは、俺に依存しなくても生きていけるのに」
と言ってた。
ご自分を棚に上げてなんですか? 呆れて反論が出来なかった。
でも、棚に上げるも何も、 本当に依存なんかしてないのかもしれない。
あたしは既に、処理機に格下げされてんのかもしれない。 あたしがどう思っていようと、 この関係がどう、落ちぶれようと、 自分さえ満たされればいいのかもしれない。
そこで初めて哀しくなってきて、 あたしはそんなんが欲しいんじゃないのにって思ったり、 10年一緒にいるあたしをそんな風に扱えるのかって疑問だったり 自分が正しいかもわからなかったり ただのネガティブだよって誰かに笑って欲しくもあったり
と、ここでふと気づく。
だから、心は寺島のものなんじゃないか、って思う。 カメラマンを選んではいても。
最近、カメラマンのことを、
「うちの人」
と言いかける自分が、 老けた気がしてちょっとイヤです(汗)
一方で…
今日は、峰さんが来たのと私の入店が同時で、 車から降りてくる峰さんと挨拶交わして(この時点でおかしい気もするけど) 峰さんは、 私が着替えて出るまでに買い物を終わらせてしまって、 結局私は彼のスーツしか見てないのだけど、
その後の「いらっしゃいませー」が、 妙に女っぽく、可愛らしい自分がすっごくイヤです(滝汗) 見かけただけだっつぅの…
あぁぁ…あれだ。
『ベルサイユの薔薇』を最後まで読まれた方はわかるだろうけれど、 私にとって、 カメラマンは国王で、 峰さんはフェルゼンなのだ(両想いじゃないけど)。
人間として尊敬し、想っていることは本当だけれども、 1人の女として恋焦がれてしまうのは…て感じ。
さだまさしの歌に、 「雨やどり」という曲があって。
ひとめ惚れした相手に、奇跡的に再会して、 無事結婚するという曲なんだけど、
カメラマンとこうなる前、 あぁ、「雨やどり」のように、 神様、峰さんと縁をつないでくださいませませ、と思ってたことだった。
カメラマンがさだまさしを崇拝してると知ったとき、 ちょっと、心の中で笑ってしまった。
まぁ、悩みがこれだけなら、 私ってば何を考えてるんだろうと笑って済むのかもしれない、けれど、
一番やっかいな寺島も控えてるわけで。 なんだかもう、ここまでくると、 勘ぐりあいっこなわけで。
私はユミちゃんのことになど突っ込めないけれど、 それは寺島も同じこと、 カメラマンと行ったの?という質問を飲み込むのがありありとわかる。
だから、てきとうな会話で終わってゆく。 だから、うわっすべり。
一体この関係に何のメリットが? そんな中途半端な対応しか出来ないのなら、 その程度の思いしか私にないのなら、
あのときの私がどんなに酔っ払っていても、 あのまま、連絡などしないでほしかった。
酔っ払った私と縁を切るのが納得いかないというなら、 その理由を、はっきりと述べて欲しかった。 述べてくれるものだと、現してくれるものだと、 結局私はまた、彼を信じたのだ。
でも結果はこの通り。
「マリちゃんと俺は、いつか自然消滅すると思うんだよね。
そのときマリちゃんを傷つけるなら、今、やめちゃおうか」
もし、山ピーのようにタイムスリップ出来るなら、 私は4月3日に戻って、 泡盛の一気飲みなんかしないで、 しっかりした意識で、彼奴にさよならを告げてやる。
そんな偽善者の顔で、 「マリちゃんは俺のことが好きで俺も嫌いじゃないけど このままじゃマリちゃんを傷つける、それは出来ない、 だからお互いに我慢してさよならしよう。 きれいな終わり方をしよう。 俺はマリちゃんのことを考えて言ってる(俺ってなんていいやつ)」
なーんて、 どこの恋愛小説にも出てきそうなヘタレ男の真似は、 させてやらないことにした。
どうして男って、「いい人」になりたがるの? 誘うときには、「悪い人」のくせにね。 だから、 ずーっと「悪い人」の月野さんのほうがステキに見えるのだよ。
前から思ってたことだけど、 この人は、私という問題に向き合うのがイヤなのだ。 自分にとって私が何であるかわからないし、 あぁ、わかったときにどちらかを失うことがイヤなのかもしれない。
ユミちゃんを追いかけたいときに、 邪魔な私が、勝手に去ってくれて、気楽だったでしょうに。 何故また、面倒ごとを起こすんでしょうね。 馬鹿じゃないの。
この先縁を切ったままで、 寺島がいなくて寂しかったり、後悔したり、 したかもしれない。 寺島からのアクセスもメールも何もなかったら、 あぁやっぱりその程度だった、と泣いたかもしれない。
けれど、今こんなに中途半端で、 カラオケに行っても携帯気にして、いじって、 そんな寺島を見るよりずーーっとマシ、だった。 それで苛々して、 伝えられるものも伝えられないより、マシだったと思う。
悋気に支配されるのは、苦しい。 そう、私はそんな自分から逃げた、とも言える。 寺島に愛されたい自分から。
ふー、今日もぐるぐる。 肩が痛くなってきたからこのへんで終わろうかなぁ。
今日はまた新しい仕事先に電話、かけるぞー!
これを書き出すときも、覚えてたんだけどなぁ…。 いかんね、どんどんズレていったわけやね。 また次回。
2007年05月04日(金) |
まるで雪崩のようだよ。 |
ご挨拶が遅くなりましたが…
この「コミュニケーション。」をMy追加してくだってる皆様、 本当にありがとうございます♪(*- -)(*_ _)
私のMyは非通知になっていますが、 皆様の日記は大変楽しく♪拝読しております。
何かの折には…馴れ馴れしく声をかけるかもしれませんので、 かまってやってくださいませ♪
これからもどうぞよろしくお願いします♪ 大変、大変、私の心の支えになってます。
******
今日は寺島とカラオケに行った。 いつもどおりに歌ったはず…だけれど、 楽しかったのかそうじゃなかったのか、 えらくぼんやりとして、わからなくなってる。
前だったら、何かしら悲しかったり、嬉しかったり、 感情が、残ってたはずだ。
そんなことがゼロなわけじゃなかった。 ムカつくことも嬉しいこともあった。
なのに、何にも残らない。 会話や気持ちがうわっすべりして、 流れていってしまったみたいだ。
何だろう? 何だろう?これ。
もうダメだ、と思ったあのときのあたしは、 間違っていなかったんじゃないの?
******
NHK-BSで、チアリーディングの大会を流してる。 1年前に、見た記憶がある。 別れたショックから抜けきらないながら、 「すごい!すごい!」と1人で感動していた。
今日はちょっとだけ月野さんに会ったんだけど、 あぁ、そういえばこの人とも出逢って1年なのだ、と。
懐かしいような、 もうそんな時間が経ったのか、というような、 ヘンな感じだ。
別の人がいるなんて、思いもしなかったなぁ。 というか、 あの頃のあたしの未来像から、まだ寺島は消えてなかった(笑) 今思うとね。
今の未来像はねー、まっったく見えない。 まずね、恋愛だなんだってより、
金が!!!! 金がないのよ!!!
仕事どーすんの!!てのがあってね。 恋愛してる自分より、仕事してる自分のほうが想い描きやすいのね。 これはね、 今ごろ筋肉痛で苦しんでいるらしいお兄さんのおかげなんだけどね。 (って口調がカメラマンに似てきた)
で。 一応彼氏のカメラマンは、 平気で新婚旅行の話をするし(気にはならないけど、一般的にどうだろう、とか)
月野さんは相変わらずお金ないし。
寺島もフラッフラでオハナシにならないし。
峰さんはスマイル絶えないし(謎)
幸せな恋模様は期待できないなぁ… 他にいないかな?(おい)
ま、とりあえずコラーゲン始めよー♪ 爪にも髪にも効くんだってね。 只今ネイルブーム。美髪ブーム。 モチロン、ダイエットも継続。
この「継続」ってことが苦手な女なので…。 地道に、そのスキルを身に付けたいと思います。
珍しく?惚気ると、 カメラマンが、あたしのことを、 「キレイ、キレイ♪」 と満足げに髪を撫でてくれるので、 もっともっとキレイになりたくなります。
別に寺島だって言ってたことあるんですけどね(えー) あたしがそれを信じられなかったりとか、 そもそも女に目覚めてなかった、とか、 寺島の言い方が悪かった、とか。
これから修正出来ることなのかな、それって。 ありうるなら、きっと、遠い未来のこと、なんだろうね。
カラオケの帰り道ふと思った。 でもよくわからない。
寝過ごした。 取るものもとりあえず飛び出して、 その1時間前、カメラマンがそうしたように、 メールを送って、 何度も携帯を鳴らした。 もう2度とつながらないかも、と思ったから、 つながって、 「今どこにいるの?」 と言われたときは、泣いてた。
カメラマンは、 泣きっ面のあたしに笑って「バカヤロー」と言い、 その後、 県内1周と呼べる長い長いドライブを、くれた。
モチロン、その間はカメラマンが喋りっぱなし。 あたしの相槌は効いてるのか下手なのかもわからない。
混じっていた、 別れた奥さんの話に怒れるほど、 時間は経っていない。 気持ちもついていかない。
あたしの想いが、本物じゃなくても。 カメラマンの想いが、本物じゃなくても。 あたしはきっと、この人を忘れられない。 外へ連れ出した人だから。 希望をくれた人だから。
隙を見て頬にキスをしたら、 ギアをバックにしたまま前進しようとして、 慌てて、 「動揺するじゃないか」 と言うので、笑いこけてしまった。
あたしがあなたといたいと思う気持ちや、 あなたがあたしといたいと思う気持ちは、 本物じゃなかったとしても、偽物ではない。 あたしは伝えようとして、 あなたは伝えてくれている。
もう、それだけでいいの。 そこに見える優しさや誠意が、あたしに足りなかったの。
************
さぁ、張り切って、 寺島に復讐しようキャンペーンを進めようかな(2重人格)
それはまぁ冗談にしても…
どうすれば彼奴に学習能力ってもんを覚えさせられるのかなぁ。 陳腐な修羅場は、負けを認めるみたいで気に食わない。
あたしはいつでもどんなときでも、ゆったり構えていたい。
2007年05月02日(水) |
デート、喧嘩、デート。 |
寺島と復縁後、初めてそれまで通りに会い、 話し合ったところ、 なんにもなんにもなんにもわかってなくて、 結局あんたはあの女の犬じゃないの!と怒鳴る羽目になり。
あたしがあの日三行半を突きつけたことは何だったわけ?! あんたが醜態を曝してまで(とは思っていないだろうが) あたしに会いに来たのは何だったわけ?!と泣くことになってしまった。
特に何が悲しいわけでもなく、寂しいわけでもなく、 何でこうなっちゃったの? これからどうなるの?どうしたらいいの? どうしたいかもわからないなんて! 一種のパニックだったのかもしれない。 久しぶりに自分が見えなくて。
やっと落ち着いたのは、 バイトに行くためにお風呂に入って、 髪の手入れをして、顔の手入れをして、 化粧をして、グロスを塗り終わったとき、だった。 元々そういうことにのめりこめない女だから、 いくぶんかきれいになった自分を見たら、 見失った自信が戻ってきた気がした。
今日は、カメラマンのお父さんの誕生日、らしく。 お祝いの会だ、とメールで言ってたから、 絶対会えないじゃん、とため息ついてたら、 10時過ぎにご来店。ビール買いに来た。
あたしを見てにっこりして、 今日の仕事のことを話して、 明日の約束をしてくれた。
寺島とカメラマン、 どちらがあたしを好きで、必要としてるかなんて、 量れないし、真実はあたしにはわからない。 わかりやすい方があたしに響くだけだ。
ゴールデンウィークだから、 映画はやめとこう、となったからって、 行きたいところなんて思いつかないよー。
あ、映画といえば、寺島とこんな会話になった。
帆船祭りに行った、と言ったら、
「マリちゃんに負けないようにデートしなくちゃ! 今度映画に行くんだー」
「へぇ」
「スパイダーマン3!いいやろ〜」
「こっちはロッキーファイナル!」
本人にその気はないかもしれないけど、 なんだか、あたしにあてつけるためにユミちゃんと付き合ってるみたいだ。 あたしがカメラマンと付き合いだしてから、いっそう。
一体あなたは何がしたいんだろ。 あなたが悪さする横で、 あたしはどんどん磨かれていく気がするよ!
あーもう、ダメ。
どうしたらいいかもわかんない。 どうしたいかもわかんない。
何でわかんないの? 何でこうなっちゃったの? こうなることが一番怖かった!
涙も出ないなんてひどすぎる。 悲しくもない、寂しくもない、 残ってるのはこれからの不安だけ。
縁なんか戻すんじゃなかった。 顔なんか見るんじゃなかった。 あの頃の勢いがもう今のあたしにない。
「マリちゃんのためを思って言うんだよ」
そんな善人面をさせてなんか、やらない。
とことんひっぺがしてやる。 覚悟してよね。
とことん、付き合ってもらうわ。
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あたしの唯一である君の、唯一になりたかったの。 ある意味そうであったとも言えるけど、 あたしが望むものじゃなかったの。 だからあたしから手を離したの。 望むものじゃなくてもいいと笑えるほど、 大人じゃなかったって、わかったの。
あたしに必要な君に、 「不必要」と宣言されることが、一番怖かった。 だから扉を閉じたの、される前に。
笑わなければ、ダメなの? あたしが笑わなければ俺は生きていけないと、そう言うの? あたしが…受け入れたほうが、話は早いの?
あぁ、久しぶりに、自分が見えない。 別のダレカがキーボードを叩いているみたい。
次に杉本さんと会えたら、泣いてしまいそうだ。
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