2005年01月06日(木) |
その女からのmail |
その女から返事がきた。
私からのmailにビビっている様子。
そりゃぁ、そうだろう。
自分と男の秘め事を、男が妻に話した。 これだけでも、驚きだもんな。 知られたくない事が知られたんだもんな。
私は、また、mailを書いた。
私とのmailのやり取りを主人には言わないで下さい。 いいえ。言わない方があなたの為ですよ。 もし言ったら、私はあなたの家庭を壊します。
苦しめ。苦しめ。苦しめ。ヶヶヶ
その女が夫に「別れたい」とでも言ったのだろうか。
夫がため息をつく様になった。ヶヶヶ。
「どうしたの?顔色が悪いわ。心配よ」 私は心にもない言葉をかける。
「何でもないよ」と、夫。
「私、知っているの・・・あなたに好きな人がいる事・・・」
そう言うと馬鹿な夫は喋りだした。
「僕が一方的に好意を持っている。でもただの友達だ」と。
ばーか。知ってるよ。全部。
本当の事を喋られても困るが、嘘をつくオマエもかなり馬鹿。
不倫は2人の秘め事なんだろ?墓場まで持っていけよ。
馬鹿な男の夫にも呆れたが、こんな馬鹿男と付き合ってくれるその女にも敬意を表したい。
不倫している旦那さん。 嘘は墓場まで、ですよ。 聞いた方は、聞いた瞬間から苦しみが始まるんです。 不倫するなら徹底的に分からない様に嘘ついて下さいよ。 例えバレても肯定なんてしたら駄目ですよ。 不倫するならそれ位の覚悟は必要ですよ。 だって、不倫なんですよ。 嘘は墓場まで。 それ位の苦しみがあってもいいでしょ。 十分に楽しみもあったんだから。
その女からのmailの返事はまだ、ない。 きっと、苦しんでいるんだろうな。 きっと、怖くなっているんだろうな。 ヶヶヶ。
私はその女にmailを出した。
私は狂っている。
mailに書いた。
「私の夫と付き合っていると、あなたは後悔しますよ」 「夫の本当の姿を知らないでしょ」
最後には貞淑な妻を演じるために付け加えた。
「夫を・・・私と娘に返して下さい・・・」と。
さぁ、その女はどうするのだろう。
私が不幸かというとそうじゃない。
いわゆる「お孃様」と言われる学校を出て、夫と知り合った。
当時、会社が上り調子の夫との結婚は皆が羨ましがった。
そして、1人娘にも恵まれた。
御殿とは言わないが大きな家も手に入れた。
自分で言うのも変だがそれなりにお金をかけて綺麗にしている。
この私に何が不満がある!
私は夫に秘密で覗き続けているメールからこっそりその女のアドレスを書き出した・・・。
夫には相手が複数いたようだ。
大抵は水商売の女だった。
でも、1人だけ違った。
その女はキレイで能力もあり恵まれた女だった。
夫は知らないが、私は夫とその女のメールのやり取りをこっそり覗いている。
夫が浮気をしていると気が付いたのは、一体、いつだろうか。
最初の頃はどうせ水商売の女なんだろうと思っていた。
夫はセックスが好き。
私はあまり好きじゃない。
夫は商売に成功してお金を持っている。
少し位の遊びは・・・そう思っていた。
・・・はずだった。
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