嵐は過ぎる。認知症状 親が子を認識できず他人に見えていた。それは芝居ではなかったろう。知らぬ他人と住んでいることは不自然だ、その非合理に騒ぎ立てるのではなく、訊いていた。誰ですかという問いであり、どのような家族構成であるかという。芳賀甚太郎義家は、対応の仕方がわからないままに、力なく答えていた。(2015.1.1.Thu. (創作)