もうちゃ箱主人の日記
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2006年07月31日(月) こまったこと……!? 

梅雨が明けたというのに、今日は1年に何日もないほどの
暑からず、寒からずの快適な日であった。

お昼には、妻と久しぶりに近くの県立公園に出かけ
野外でのランチをした。
 (顔見知りのネコは出て来なかったが、
  ハクチョウは、健在であった。^ ^)

こんなに快適な日には、さぞ勉強もはかどった……
 というと、そうはいかないのである。…(^^;)

実は、妻は大のミステリーのファンで
 館林に来る前に三鷹の図書館で何冊か借出して
 持って来ていた。
それを、何の気無しにめくってしまったら!
何の気無しにめくってしまったら!
  お も し ろ い のである。(笑)
  実に、お も し ろ い のである。(汗)
(大英美術館や藝大、西洋美術館、国立博物館など
 美術界の裏幕が舞台で、最近見知った人たちが
   登場するようで……)

気がついたら、夢中で読みまくって
 長編を2冊↓読んでしまった。
気がついたら、
 もう夜中の2時なのである。
こまったことだ。…(^^;)

>>>
狐罠   北森 鴻  講談社
狐闇   北森 鴻  講談社


2006年07月30日(日) 下北サンデーズ

待望の梅雨明け宣言。まずは、良かった。^ ^
 昨日も書いたが
 やはり夏は暑くないと、いろいろ差し障りがありそうなので。

館林にあるDVDレコーダーで留守録していた
TVドラマ「下北サンデーズ」を早送りで試聴。(^^;)
アイドル上戸彩ちゃん主演の、下北沢の小劇団を舞台に繰り
広げられる青春群像劇で、お定まりの内容のものだが、
数日前、大学院生に聞いたところでは、早くも下北界隈に
TVを観てきたと思われるジャリたちが出没し始めたとのこと。
私も、週3回下北で乗換えしているので、この町には興味ある。
まだ本多劇場には行ったことがないが、「小劇場」という
言葉は、かって「アングラ劇」世代には、なつかしく響く。
(妻は、独身時代、本多劇場に何回か通ったという)
このドラマ、宣伝下手のテレ朝のため、あまりブレークしてないようだが
これがフジだったら、相当ヒットしていたのでは、と思う。


2006年07月29日(土) 涼しいのはありがたいけれど……

昨夜から、館林に来ています。
 例年になく涼しくて助かっています。^ ^
  こちらは暑いので……

旧友のT山さんを訪問。
 キュウリやナス、トウモロコシを頂きました。^ ^
 長雨の影響でいつもだとたくさん頂戴するモモが
 全滅状態だったと。
 このままだと、米作にも影響が出ると、心配していた。(^^;)


2006年07月28日(金) 第2回 音楽レッスン

〜ということで、朝まで予習 …(^^;)

 で、もって午前中は死体状態、トホホ。
  (バカだねぇ…(^^;))

ベートーベン30番のソナタの第二楽章の分析
 なのだが、丁寧に教えて頂いたので
 なんとか付いていけそう…(^^;)

次回は、なんとかモーツァルトにしてほしい旨
 嘆願 (笑)


2006年07月27日(木) 梅雨明けはまだ?

昨日で梅雨は明けたかと思ったが、まだのようですね。
 蒸し暑い… (^^;)

そのせいか、このところ疲れやすく
 だるくて、だるくて… (^^;)
 一度、午前様をすると、翌日午前中は死んだように
  う〜む!カラダを鍛えねば!


2006年07月26日(水) 葉山海岸花火大会見物

K先生のお招きで葉山のお宅で花火大会観賞。
 昨年に続き2回目です。

 花火は8時半に終ったが、
 帰宅したのは午前様… (^^;)

//////////
「第41回葉山海岸花火大会」
時間:19:30〜20:15
場所:森戸海岸沖(名島より打ち上げ)
打上予定発数:1,000発


2006年07月25日(火) 若冲展

風邪も多少良くなってきたので
頂いたチケット(^^;)で、若冲展へ。
 
 おかげさまで、いろいろな展覧会の
 チケットを頂けるようになって、それはありがたいのですが、
 行けば図録を買って帰るので、結構モノ入り… (^^;)
 そういえば、最近演奏会のチケットは、あまり廻ってこない。
   不況回復して、売れ行き好調ということなのかしら(^^;)
   〜なんて勝手なことを言っております。(笑)

一部の絵について、ガラスケース抜きでの展示に
加え、照明の輝度を1分の間に夜間〜日中の数段階に
切り替えて見せるなどの、試みを実施しているが
なかなか面白い。
 しかし、これが前例というと、難しいだろうな、と思う。
警備の費用や保険料など問題は多いことでしょう…

コレクターのプライスという人、
50歳で実業界から引退して趣味一筋という。
 ずっとスケールは異なるが、
 なにやら、ダレカさんみたい!? … (^^;)


///////////
プライスコレクション 「若冲と江戸絵画」展
東京国立博物館平成館 
2006年7月4日(火)〜8月27日(日)
詳細は→ http://www.jakuchu.jp/


*後記: 一部修正しました。


2006年07月24日(月) ゲーテさん こんばんは

ここ数日 ちゃんとした本を読む気がしなくて
寝床で読んだのが、この本。
(ちゃんとした本でした、ゴメンなさい… (^^;))

とても面白かった。
石の蒐集家、骨学研究家、色彩研究家という
文豪ゲーテの知られざる一面が
著者独特の軽妙洒脱の筆で、紹介されている。
湯治愛好というのは著者の趣味の反映か。
(東大教授を定年前に辞めて、温泉評論家を自称)
 
////////
ゲーテさんこんばんは   池内 紀【著
集英社 (2001-09-10出版)
254p \1,995(税込) (本体価:\1,900)

目次:教育パパ
  大学生の実験
  逃げる男
  ヨハーン三兄弟
  顧問官の仕事
  イタリア逃亡
  紀行記の作り方
  ブロッケン山
  石の蒐集
  骨の研究
  名句の作法
  埋め草名人
  ファウスト博士
  湯治町の二人
  ワイマールの黒幕
  酒は百薬
  雲と飛行機
  赤と黄と青
  モデルと肖像
  もっと光を!


2006年07月23日(日) 夏風邪

そういうわけで、本日も休養… (^^;)


2006年07月22日(土) 小沢氏「復活」 !

小澤氏が、「復活」で復帰ということを
まずは喜びたい。

>>「復活」で復帰、小沢征爾氏が久々に日本で指揮棒
 病気療養のため、音楽活動を休止していた指揮者の小沢征爾さん
(70)が19日、約8か月半ぶりに日本で指揮棒を振った。
    《後略》

ところで、上の文章には1箇所、誤りがありますが
おわかりでしょうか?

そうです、「指揮棒を振った」というところですね。
 なぜなら、近年の小澤氏は、指揮棒を持たない!
(指揮棒を持たない指揮者といえば、かってストコフスキーが
 有名でしたが、現在では小澤氏のほか、アーノンクール、マズア
 などがいます。最近は増えているのでしょうか?
 そういえば、マタチッチもそうでしたね)

ところで
昨夜は、久々に午前様となり、ちと疲れました。
涼しいのはありがたいのですが、少々夏風邪気味です。
本日は休養… (^^;)


2006年07月21日(金) 音楽レッスンと 「例の会」

先日ご紹介した音楽レッスンの第1回。
教材は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ30番の
第1楽章。
和声および簡単な分析を教えて頂く。
 どこまで理解できたか? う〜む!… (^^;)

終ってから
S足伸行先生の「例の会」出席のため赤坂へ
「例の会」といっても出席するのは、今回が初めてなのだが。
要は、S足先生を慕う人々の集いということのよう。
「S足会」などと銘打たないところが、いかにもS足先生らしい。
(大学院の西洋美術史のゼミに参加しているご縁でお誘い頂いた)
幅広く活躍されるS足先生らしく、参加者の顔ぶれも
現役ゼミ生、OBのほかに、N○K、A日カルチャーセンター、
Y売新聞担当者…などなど多彩。
 私など末席のさらに隅っこで小さくなっておりました。(笑)


2006年07月20日(木) 豊作ライチ年! & Schnellkurs Mozart

またライチに出会った。^^

バックナンバーを調べてみたら ↓
今年は、5/19に初ライチを食べていたから
何と2ヶ月間、賞味していたことになる。
 数回しか食べられなかった年もあるというのに
 なんという幸せ \(^ o ^)/ 

当日の日録には次のように書かれてあった。
 >>今年初めてのライチ(茘枝)!
  し あ わ せ  \(^ o ^)/ 
 >>こんなに好きなのに、この漢字が
  覚えられない … (^^;)
 
う〜む! いまだに覚えられないなあ (笑)

閑話休題
「モーツァルト」本を1つご紹介。

専門書ではなくて、
ドイツ語で書かれた新書版のいわば入門書なのだが、
(題名を邦訳すると、「早分かり モーツァルト」といったところか)
なかなかよくできていると思うので…

比較的やさしいドイツ語なので、勉強のテキストにも
いいのではと思う。

小さいのが玉に傷だが、図版もたくさん載っているし
小項目でいろいろな説明があり、あたかも「モーツァルト小百科」
の趣がある。
残念なのは、活字の小さいことだが、それだけ内容も豊富と
いうことである。
この本の邦訳出版は、絶対に不可能であろう。
 なぜなら邦訳したら頁数が膨大になり、売れっこないから。
願わくば、英訳が出るといいのだが。
本書と英訳とを手許におけば、かなり便利に使えると思う。
価格も、2千円くらいと絶対オススメ!
さっそくamazonに注文しました。
(ある専門家でない方から教えて頂いた)

>Schnellkurs Mozart. Werkverzeichnis
(nach den Nummern im Koechel-Verzeichnis)
  Volker Gebhardt
 価格: ¥2,151(税込)
 Perfect: 187ページ
 出版社: Dumont Literatur U. Kunst

<この項は、ブログにも掲載しました>


2006年07月19日(水) ジャズとモーツァルト

<同内容をブログにアップいたしましたので
 コメントおありの方は、そちらにご投稿下さい
  http://wave.ap.teacup.com/wamjapan623/>

昨夜のNHK教育TV「モーツァルトとジャズ」で
桂小米朝氏とピアニスト小曽根真氏との対話を聞いた。
とても難しい話題と思う。

今月初めのNHK「芸術劇場」で小曾根氏のピアノ独奏による
「ジュノム」を聴いた。その時は、あまり期待せずに見始めたのだが、
ワクワクするような演奏で、録画しなかったのを少し後悔した。
即興的な長いカデンツァの後にジュノムのメロディに戻ってくる瞬間は、
心躍るものがあった。
こういう演奏は、受け入れられる人とそうでない人に、はっきり分かれる
と思う。グルダもそうだが、楽譜に頼っているクラシックの演奏家に
とってジャズ即興は 密かな羨望なのかもしれない。

クラシック音楽のジャズ化といえば、バッハの音楽が有名で
礒山先生は、ジャック・ルーシェの演奏を高く評価しておられる。
モーツァルトでは、厳密なジャズではないが、スイングル・シンガーズ
によるスキャット唱法が知られている。
ポリフォニー主体のバッハの音楽とホモフォニーによる
モーツァルトの音楽とは、ジャズ化にあたっても条件が異なる。
また、モーツァルトの音楽と一口にいっても
バロックからロココ、前古典派、古典派、果てはロマン主義まで
様々な様式を有しており、そのどれもがジャズに対応するかは
疑問である。(というより、不向き、拒否する作品がある)
時代様式として、ジャズとは一線を画するのは事実なのだし
モーツァルトがジャズのイディオムを知っていたわけでは
ないのだから。

現時点での私の考えは
演奏の可能性の1つとして追及する意味はあると思うが
それ以上評価する気にはなれない、ということです。
(この考えは、今後、変わるかもしれない)


2006年07月18日(火) 毎日モーツアルト

NHK・BSの「毎日モーツアルト」も
ウィーン時代となり佳境に入った。

いろいろ不満や注文もあるが、たった10分の中に
よくまとめている、と感心する。

1つ気になるのは、ブルク劇場の扱い。
やたらに、現在のブルク劇場の画像が出る。
周知のように、モーツァルトの時代のブルク劇場は
取り壊され、現在のブルク劇場はその後、再建されたものである。
たしかに、画面にはその都度、「旧〜」「かっての〜」とかの
クレジットが付くが、果たしてどれだけの人が気付いているか。

なんてね、いじわるジイサンみたいで、気がひけるが……
 (↑じっさい、その通りだなんて…(^^;))


2006年07月17日(月) 夏休み初日

今日から夏休み!
 といっても朝から大雨じゃ…(^^;)

夜型にならぬよう気を付けねば!

さて、今週からある方に
和声法のレッスンをお願いしました。
(といっても、数回ですが)
教材は、ベートーベンの30番のソナタ(op109)
今日から予習にかかりましたが、109は難物ですね!
ちょっと手に余るような気がします。(涙)
 シャープ4つに重嬰記号までとなると
 和声など、とてもとても…(^^;)
以前の先生に、1番のソナタの分析を教えて頂いたので
ベートーベンなら大丈夫と思ったのですが
後期のソナタは別物ですね、痛感しました!
予習といっても、どこから手を付ければよいか
途方に暮れています。…(^^;)


2006年07月16日(日) バロック音楽の愉しみ

お誘いを頂いた教会でのコンサートへ
 帰省の途中、立ち寄る形でうかがった。

最小編成での演奏。
神田というより秋葉原電気街真ん中にある
この教会は、規模といい内部の構造といい、バロック音楽には
ぴったりです。
唯一泣き所は、せっかくのパイプオルガンが
後方にあるため、舞台での合奏に使えないこと。
 (舞台での演奏は、電動?のオルガン使用)
後半のバッハのオルガン曲演奏の際は、舞台を降り
客席を通り抜けてオルガン席まで走っていかなければならず
オルガン奏者には、何ともお気の毒だった。

/////////
バロック音楽の愉しみ
07/16 日 14:30
日本聖公会神田キリスト教会

和田純子(Or)、野々下由香里(S)、他



2006年07月15日(土) 高島野十郎展

頂いたチケットで高島野十郎展へ。
  (三鷹駅前ギャラリー)
徒歩で行けるところで、観られるなんて夢のよう!
妻は、以前 久世光彦氏のエッセイ集『怖い絵』で
高島野十郎の《蝋燭》の絵を知り、観るのを楽しみに
していたという。

その絵だが、同じモチーフの絵、10枚を
小部屋のようにしつらえたコーナーで展示していた。
その空間だけ、ポッカリ別の世界のように感じられた。

それを観た後、《モーツァルトとオマージュ》の
出版記念パーティへ。

(美術館Webより)
>>明治23(1890)年、福岡県久留米市の酒造家に生まれた高島野十郎
(たかしまやじゅうろう)は、東京帝国大学農科大学水産学科に学び、
 首席で卒業。周囲の期待と嘱望された学究生活を投げ捨て、画家への道を
 選びます。以来、約4年間の滞欧生活をはさんで東京、久留米に居を構え
 ながら主に個展を作品発表の場として画業を続けました。
 70歳を超えた1961年(昭和36年)からは都内・青山を離れ、千葉県柏市の
 田園のなかに質素なアトリエを建て、晴耕雨描とも言える生活を貫きました。
 世俗的な成功や名誉とはほど遠い位置で制作を続け1975年(昭和50年)、
 千葉県野田市の老人ホームで85歳の人生を閉じます。
 野十郎は果実や花を題材にした卓上静物をはじめ、信州や武蔵野、
 そして故郷の筑後地方や房総の風景を、いずれも写実的に、しかもきわめて
 微細かつ克明に描き出しました。彼の絵の写実性は対象の単なる再現性を超え、 ときには対象の生命や息吹にまで至って独自な輝きを発露させていることです。
 野十郎が静物画や風景画とともに描き続けてきたのが、火のともった蝋燭や月だ けを描いた作品群です。これらの不思議な作品には、見る人の眼をそらさない強 い求心力を感じさせるとともに、どこか宗教的感情を呼び起こしさえします。
 そこには、彼が若い頃から関心を寄せていた仏教への深い含蓄が含まれていると 言われています。
 「世の画壇と全く無縁になる事が小生の研究と精進です」と、彼はある手紙に
 書いています。この真摯さは、なによりも「描くこと」への彼自身の執着のかた ちであり、それはまた「描くこと」のひとつの根源のかたちを、いまもわたした ちに教えてくれています。
 彼の遺した作品は没後、ようやく広く知られるようになり、その透明感をたたえ た深い精神性と卓越した技量で、今日多くの人々を魅了し続けています。青年期 から絶筆「睡蓮」までの約100点の作品、資料で野十郎の世界をご紹介します。
    http://mitaka.jpn.org/calender/gallery/


2006年07月14日(金) 上期終了!

上期の授業終了!
 学部の連中は、試験が待っているが
 院生は関係ないもんね。^^

夕方から、先日の学会をお手伝いした件での
慰労会にお招き頂いた。


2006年07月13日(木) Trotz (にもかかわらず)

今日は授業の1コマを…

昨日のK先生のドイツ語原書講読の授業で
いつも謹厳な先生が珍しくニコニコして
Trotz (にもかかわらず)について
「辞書では、何格支配となってますか」と聞かれた。
 ドイツ語の前置詞は、コトバによって
 次に来る名詞の格が3格、4格、まれに2格と
 決まっており、これを格支配という。
「2格支配、まれに3格、となっています。」
 と応えると、相好を崩し
「そう、現代ではそうなっている。
 しかし、この文の著者のように、今80歳以上の
 人の若い頃は、3格支配だったのです。
 ですから、この文でも続く名詞(含む形容詞)は
 3格になっています」

たしかに、Trotz manchen Partien と3格である。
先生は、ここが現代では Trotz manchener Partienに
なると、おっしゃる。
う〜む! 生きた授業である。
さすがは、ドイツ人の書いたドイツ語を添削するとの伝説の
主と感嘆した。
(同時に、それが伝説でないことを実感した)


2006年07月12日(水) 「モーツァルト・オペラ・落語」

NHKも粋なことをやりますな。
我等、「モーツァルト&落語党?」のお株を
奪うような番組を作るとは!

 しかし、落語家を出せば、それで事足れリという
 もんでもないと思うけど…

残念ながら、見逃したので
再放送をねらって録画しようと思います。

>>
知るを楽しむ・私のこだわり人物伝

2006年7月11日 22:25〜22:50 NHK教育
「モーツァルト・オペラ・落語」
[出]桂小米朝 [出]井上道義 

◇落語家の桂小米朝がゲストとともに、モーツァルトの
世界を意外なエピソードを交えながら語るシリーズ。
2回目は「下世話なもんやなぁ」を送る。
音楽家にとって最高のステータスであるオペラ。
”ステージパパ”の父親に嫌気が差したモーツァルトは、
オペラ作曲の夢を抱いて故郷オーストリア・ザルツブルクを
捨て、音楽の都ウィーンに単身乗り込んだ。
雇い主も金もない庶民生活の中から、モーツァルトは
あらゆる階層の人々のリアルな感情を音楽で活写し
「フィガロの結婚」などを生み出した。
落語にも通じるモーツァルトオペラの世界に迫る。
ゲストは、指揮者の井上道義氏。


2006年07月11日(火) カラヤンの手紙

昨日M先生に、昔上野の文化会館でベームの
《フィガロの結婚》を観た時、休憩時間に
スコアを覗いたことがあると、申し上げたところ
「そういえば、インターネットの古書店サイトに
 ベームの手紙が出ている」
 と、教えてくださった。

さっそく、ABEでKeywords: Karl Bohm
で検索すると、残念ながら売れてしまったのか
ザルツブルク音楽祭のプログラムに出演歌手と共に
サインしたものが、高価(2600ドル)で
売りに出されているほかは
ハガキ大の写真にサインしたものが、約200ドル〜
で出ているくらい。

ベームがなければ、カラヤン!をと検索すると
大物がありました↓。
兄のヴォルフガング・カラヤン宛の手紙約270通を
合冊したもの、なんと 33万ドル!(約46百万円)
う〜む!すごい!

>> Karajan, Herbert von
Bookseller: Kotte Autographs
(Stuttgart, BW, Germany) Price: US$ 330024.54

[Rates & Speeds]
Book Description: Karajan, Herbert von (1908-1989), Dirigent. Konvolut von 268 e. Briefen m. U. und 6 Briefen m. e. U., ?Herbert", ?Heribert" u. ?Herbert v. Karajan", Salzburg, Grundlsee, Wien, Ulm, Aachen, Berlin, andere Orte u. ohne Ort, 1915 bis 1945, 1947 u. 1952. Dazu 7 Telegramme u. 1 e. Schriftstuck. Zusammen ca. 770 Seiten verschiedenen Formats (grostenteils gr.-4°). Einige Gemeinschaftsbriefe von seinem Bruder Wolfgang (1906-1987) mitunterzeichnet. Bis auf wenige Ausnahmen in Tinte. Teils mit Anmerkungen, Unterstreichungen oder Transkriptionen seiner Mutter. Eine Vielzahl der Briefe wurden von Karajans Mutter nachtraglich datiert. Vereinzelt gelocht. 《後略》


2006年07月10日(月) もったいない… 

M Y彦先生といえば
我が国モーツァルト研究者の中でも
データ魔ともいうべき存在。
畏れ多いことだが、私の目標とするタイプの研究者です。

これまで、
『音楽現代』『音楽芸術』『フィルハーモニー』
『フルート?』などに、先生のお書きになられたものは、
ほぼ全編拝読し、その博識さに敬服してきた。
 (同時に、講座のレクチャーする際のネタに
  使わせて頂いております… (^^;))

そのM先生が、はからずも今回
我が校のヨーロッパ文化学科の1年生の授業のゲストとして
《ドン・ジョバンニ》について講演するため
来校された。
他学部の授業だが、お許しを頂き聴講させて頂いた。
内容をご紹介できないのが残念だが
たった1時限の中に、濃い内容のお話で
1年生に聴かすのは、もったいない… (^^;)

招聘された学部の先生のお計らいで、
昼食をご一緒させて頂いた後、大学院研究室に
ご案内し、2時間ほどお話をうかがった。
これも、私1人で聴くのは、もったいない… (^^;)

雑談の中で、驚いたのは
私とは、6歳違い(もちろん私の方が上)なのに
初めて観た《ドン・ジョバンニ》が藤原歌劇団の
 原語と日本語の入り混じった公演だったことや
ミュンヘン・オペラ来日公演初日の《ドン・ジョバンニ》
をご覧になったとうかがったが、
何たる偶然か、いづれもその日の公演を私も観ていた!!
妙なご縁があったものと
失礼ながら、大変親近感を感じさせて頂きました。


2006年07月09日(日) Franz Xaver Mozart

今月のモ愛好会例会は会員のK原さんによる
「もう1人のモーツァルト〜フランツ・クサヴァー・モーツァルト」
という講演。

K原さんは、10数年来フランツ・クサヴァーを調べて来られた。
私も、ここ数年折りに触れて目に付いた文献をご紹介したり
コピーしたりして、多少ご協力してきた。… (^^;)

詳しくご紹介できないのが残念!


2006年07月08日(土) 美学会例会

〜のお手伝い。
(というわけで、今日の たのくらは欠席 (^^;))

準備作業などのため、
1)は、うかがえなかったが
2)は、会場内で聞いた。
 2000年にロンドンにオープンした
 国立美術館であるテート・モダン
  (テート・ギャラー新館)の展示方法に
 ついての試行錯誤をレポート。
 英国という老大国に意外な新しさに驚かされた。
  本当にこの国は、懐が深い!

///////////
> 平成18年度 美学会東部会例会
7月8日(土)午後2時より
成城大学7号館3階731教室
<研究発表>
1)ロジェ・ド・ピールと遠近法
   ―― ある幾何学的理念の批判のかたち
   渋谷 拓(成城大学大学院)

2)近現代美術館におけるテーマ的展示方法の導入と展開
   ―― テート・モダンのコレクション展示例を中心に
   高木友絵(朝日新聞社)


2006年07月06日(木) ミサイル…

〜が、飛んで来るかもしれない
  とあっては、なにをかいわんやですね…

何を書いても、むなしい気がしてしまいます。


2006年07月03日(月) えっ、ニュース速報→ 号外!???

何事かと思ったら
   ナカタが引退するんですって…

これって、そんな大ニュースなんですかね。… (^^;)


2006年07月02日(日) 墓参

お盆にはちと早いが
加藤木さんのお墓にお参りしてきた。
(これまで何度か、K藤木さんと表記してきたが
 昨年9月に急逝されたモーツァルティアン
 加藤木昭さんのこと)

前々からお宅にお線香上げにうかがいたいと
お願いしていたが、奥様とご都合があわず、
かなわなかった。

今日、奥様とお寺で待ち合わせることとなり
お墓参りが実現したもの。

葬儀がお身内で行われたので、出席できず
その後のお線香上げもできなかったので
心残りだったが、ようやく心も晴れた。


2006年07月01日(土) みじかくも美しく燃え

TAMAモーツァルトの会
 ピアノ協奏曲シリーズの最終回はK466

この曲を有名にした映画
「みじかくも美しく燃え」をチョイ紹介
 (こういう会でも全編上映すると○作権違反に
  なるらしいので)

名はあまりに有名で、K466の解説では
よく言及されるが、観たことのある人は
意外に少ないようだ。
(i先生も、Ya先生もご覧になってないらしい)

//////////////
gooの解説から
>みじかくも美しく燃え(1967)
 Elvira Madigan

*解説
一八八九年、スウェーデンに実際に起った事件を素材に、
 作家から映画批評家を経て監督になったボー・ヴィデルベルイ
 が脚本・監督・編集にあたった悲恋ドラマ。
撮影はヨルゲン・ペルソンが担当、また音楽はハンガリー生れ
 のピアニスト、ゲザ・アンダ演奏のモーツァルト作曲
 『ピアノ・コンチェルト21番』とビヴァルディ作曲の
 『バイオリン・コンチェルト・愛』が全編に流れている。
出演は映画初主演のピア・デゲルマルク(一九六七年カンヌ
 映画祭女優主演賞獲得)、王立演劇劇場出身のトミー・ベルグレンほか。

* あらすじ
夏も終りに近い頃、スウェーデンの片田舎の森の中に、
 一組の男女の姿があった。
男の名はシクステン・スパーレ(T・ベルグレン)という陸軍中尉で
 伯爵の称号をもつ貴族だった。
女の名はエルビラ・マディガン(P・デゲルマルク)といい、サーカス
 の綱わたりのスターである。シクステンには妻子があり、
 エルビラはスターといっても、しがない女芸人にすぎない。
 だが二人は愛しあった。
 この愛を守る道はただひとつしかない。シクステンは脱走し
 エルビラは家出してきた。
 森の近くの、こじんまりした宿屋に落ちついた二人は、
 しばし幸福の時をすごしたが、…  《後略》


もうちゃ箱主人