Blue tears...小雪

 

 

凸凹凹の朝 - 2005年06月29日(水)

遮光カーテンの向こうは もう 朝が近い。
昨日は 暑かった。 今日は?最近 天気予報も見てない。ヤバヤバ〜

実は さっきまで荒れていた。
荒れていたっていうか。 ずっとこの所抱えてた鬱とストレスみたいなの?
ココロん中にどんどん重なって ぶ厚いミルフィーユ状態。ついに吐き気で爆発。

爆発というか。自爆。

今日は ね。
お兄ちゃんの四十九日にあたる日。 早い。

法要は今週 日曜に実家で予定。
だけど 事実上は今日が その日。

優しく気の利く頑張りやの妹は 幼子を連れ 実家へ行くと。

私?
行きたいよ。もちろん。こんなだけど 長女だし さ。
こういう時こそ こういう時ぐらい しっかりしなきゃって思う。
けど。 けど。 この所調子が不安定 鬱もこの上無く悪い。 
鬱で行けない。
そう 言い訳しなきゃいけない自分。ウンザリ。嫌いだ。
今はそういう自分だから仕方ないんだって諦める事も出来ず タチ悪。
でも。行きたいのに行けないって こと 分かってもらいたい。
行けないと言い訳の電話?
なんか それも。どうなの??ってカンジ。

無理すれば行ける。無理して行って何も手伝えない。そういうアタシ自身の居心地が悪いだけ。
皆がせっせと動くのを黙って眺めてる訳にもいかないし。
だけど 鬱の今。
ジブンん家の家事もままらなないってーのに 実家で掃除?
ム、 ムリぃ。
帰ったら リバウンドの疲れで更にダウンするのもミエミエ。
そんなこんなで。また このココロん中のモヤモヤ イライラを夫に愚痴りまくり。
そのうち別のイライラへ発展。 今度は夫が怒りだす始末。

「寝る。もう 君の好きにして。」って。速攻爆睡。どーして そうあっさり眠れる?
ウラヤマシイ ぞ。

結局。多分。行っても 行けなくてもアタシには納得なんて 何一つ きっと無い。
だから落ち着かないんだ。

また 妹と との。 家族と との。距離が出来るような気がして怖い。
誰もそんなこと思ってやしないんだろうけど。
アタシだけが 置いてけぼりみたいな コンプレックス。
勝手に不安と自分の非力と「病気」っていう足かせ。もどかしさが暴走。
ヤワなモノのタチの悪い癖が騒いでは 空マワリ。
どこで消化させたらいいの?
また ミルフィーユの層が増えそ。 そう 凸凹凹って。

うー。薬 全然効かなかった。
ああ
 ほら。 もう 完全に朝。 雨だ。

お兄ちゃん ゴメン。今日は行けない。
日曜の法要には シャンとしていられるよう 今日は自宅で手を合わせて祈るね。








小雪。









...

子守唄 - 2005年06月15日(水)

相変わらずの アタシの夜の時間。
そう。ただいつもの。昨日とも一昨日とも何も変わらない変われないアタシの日常。
何をするでもなくボーってする してるだけの時間にふいに鳴った電話。 母から。

「Yの学校出てる!急いで急いで!」 って。

急いだよ。もちろん。
テレビを見ない事が もう 当たり前の この生活で。
急いだ。
映ってたね。学校。先輩。君は?ってずっと釘付けで探した。
結局君はいなかった。いなかったけど。 けど。少し君を感じた。
きっと周りにいたんだろうね と。母の直感。
こんな テレビ越しに感じても意味は無いの?



きっと人って。
一回の人生の中で 手放してはいけないものがある。って思う。
絶対 絶対 いけないもの。
だけど私は愚かです。愚か者です。
言い訳は しない。しちゃいけないって 分かってる分かってる。けど。
どうして手放した?
思い出すのは簡単。その記憶。だけど 引き出しを触れるココロはいつも震える。
未だ消えやしない傷は深くて痛い。
ね。神様ってヒト。 どうして? どうして?アタシ?
引きずって 悔やんで 泣いて 苦しむんだったら アノヒトのはず。
立場 逆じゃん? ずっと傍で見守りたかった。ズルい。ズルすぎ。
こんな運命。選んだのは おマエさんだろって?吼えたって無駄と?
分かってる 分かってる。けど。たまには吼えさせて。吼えたい夜もあるわ。

ママは。
ママは ね。 
君のこと もう 抱けないなら もっと もっと抱きしめたかった。

今はただ 見守るだけ。出来るのは ただ それだけ。
離れてても。 届かなくても。 返事は来なくても。いいの。

君を想うとき 泣かないアタシのココロが滲む。滲むなんてナマ優しいものじゃなく。暴風雨。
だけど。泣かない。
アタシは泣かない。 泣いては いけない。いけないんだって。言い聞かせて 今夜も君を抱くよ。
君が流した 流すだろう涙の重さも抱えてくから。
君は今日の地を歩き 明日を見つめ 微笑んでおくれ。
ずっと ずっと ずっと。

ママは。
ママは ね。
病んでるココロでもただ一つ。君を想う この心に何一つの曇りや影は無い。
虹のように綺麗には描けない 線だし 色だけども。
君を想うこと。 ただ ココロん中で守ってあげたいって こと。
ママのプライドにさせて。
二度とママと呼ばれること無い この先の一生でも。いい。いいと もう覚悟して。

君が 大好き。
君を授かり 何より そう 何より大切にと育てた記憶 
そして ありえない途中下車。
だけど 君はいる。今日も 同じこの空の下。
だから このプライドだけは。どうか 許してね。

友だちの多い 君を 誇りに思うよ。
あの 可愛い飴の缶に一杯のプリクラ。そう 君の宝物。

時々会える その時。また見せて下さい。
君を支えてるものに感謝したいから。
その 小さな写真の中で笑い合う数の程に。その屈託の無い笑顔の数の裏。
本当は誰にも見せない君の寂しさもそこから溢れる気がして ココロ 震えるけど。
ママは。ママなんかは さ。 触れては ならないんじゃないかって 戸惑い 震えるけど。
やっぱり 君の笑顔は何より生きてることを感じる瞬間だから。

抱きしめたい。
抱きしめたい。
抱きしめたい。 この 母の想い。 願い。 
今は もう 叶わない 届かない ぬくもり。 
違う。ぬくもりは触れるだけがぬくもりじゃないんだ。 
だって こうして想うとき いつも ぬくもりに近いもの そう 切なくてヤワなココロ張り裂けそうなくらい
いっぱい いっぱい 感じる事あるのだから。

ゆっくりお眠り。 
怖い夢 悲しい夢は 全部ママが引き受けるから。
そうさせて。って思うことすら 君からしたらただのエゴ以外の何者でもないかもしれないけれど。
君を このお腹に授かった その日その時から そう決めていた。
ヤワなママに 唯一出来ること。
願ってたい。泣く日も 笑ってる日も 見守ってるよっ て。
それだけ。ただ それだけ。

オヤスミのキスを。なんて 今はもう叶わないけど。あの 頬の柔らかさ忘れる日など無い。
どんどん成長している君にこんな呟き 聞かれて飛んで遠くへ行かれないよう。そっと そっと ね。
遠く近くから唄う子守唄 今夜は 此処から。



ね。 ダーリン。
休日の外出。君が微笑んで視線を向ける先には 小さい子供。
欲しいんだね。 赤ちゃん。 当たり前の希望。否定しない。 
私ね。 子供は大好き。だけど不安は さ。言い様の無いほど大きい。
メンタルなこと。 薬のこと。 年齢的なこと。でもね。授かった時には頑張りたいって思う。思ってる。 
でも。 でも ね。
もし。 もし さ。 
もう 子供を授かること無いアタシでも 変わらず好きでいてくれる?
この先 もう ずっとずっと ふたりぼっちだとしても。
レイトショーへ行き 真夜中の帰り映画のウンチク語り合いながらラーメン食べたり。
ふつうに遊園地だって行って。ミッキーと抱き合いはしゃぐアタシを笑って撮って。
お気に入りのレストラン。カップルデー?関係無い。仲良く大きい顔して海の見えるテラス陣取ろ?
サプライズのお土産でアタシを怒らせ アタシを笑わせて。 
ね。 お願い。
 








小雪。






...

NIGHT CRUISING  - 2005年06月03日(金)

いい感じに街が夕暮れに沈んだ ベイサイドヘリポート
定刻間近
暴風と暴音を撒き散らし 降りてきた 今夜私の指定席

正直。なんかね。 おおっっ!!デカいラジコンっ!? みたいな?
だけど やっぱり間近で見ると想像以上に大きい羽根は大迫力。
そして 想像以上にどきどきしてる私の鼓動を乗せ
ゆっくり ゆっくりと舞った

ブンブン大きい羽根を廻し ぐんぐん上昇する機体とアタシ
羽根とエンジンの回る暴音に耳を奪われて
目とココロは眼下に広がる夜景に奪われて
そして そして。空を飛んでるっていう快感が凄い。もう 一体なの。 空と機体と自分。
そして釘付け  見下ろす私の街。
ああ やっぱり なんて綺麗。

焦点の合わない ああ もうずっと合わなきゃいいやってダイヤル壊したオペラグラス
久しぶりにピントを合わせたらココロがちょっとはしゃいで笑った。

え? 珍しいね。って? そうね。だって。だってね。
当たり前のように あんまり 街が小さくってさ
ほら 上から見たら なんて なんて ちっぽけな街。
その また さらに さらに ちっぽけな世界の中で…
 

いつもいつも。いつから?いつまで?臆病でちっぽけな私のここの(ココロ)中 
ちっぽけなことで なぜか真剣で必死だったり
ちっぽけじゃない あの残像にあの記憶に葛藤して
前を見ること 忘れて 進むこと 躊躇して
肝心な事には いつもタイミングと言葉を逃しっぱなし
そんな自分に窮屈になって苦しくて逃げたくて居場所無くて此処へと逃避行

ココロの中には 病んだピポサル年中無休でサイレン回してる。
でも。気まぐれサイレン たまに止む時もあってね。
そんな時にピンを合わせこの大きい空から そのココロ眺めたら 笑った。



パンフレットには お似合い過ぎ(お約束過ぎ) ロマンチックフレーズ

   「あなたは この美しさ 誰と分かち合いますか?」

そうね。 私? あなたが いい。 
こんな私に優しさくれたあなたとが いい。
時にはちっぽけなココロ忘れに 笑いに 空へも。 行こ?   

ね。逢えたら いいね。
もう出逢えたけど。出逢ってるけど。

いつか。いつか。逢おうね。って 本当に約束を交わせる日。来たら いい。
そして果たしたい。  NIGHT CRUISING 一緒に。

ねねねっ!!凄いでしょ!!って。そう。2度目の私の方がずっとはしゃぐから
それを見て?
あなたは やっぱりあなたらしく笑ってて
その瞳の中には この夜空。この夜景。この私が住む街の光の雫。
きらめく立体模型地図。
 
さ。 もう ふたりで独り占め。

ね。 いいでしょ? 











小雪。






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