dependance diary** 2004年10月、彼が逮捕されました。
突然の出来事に戸惑いながらも奮闘した日々。
そして2005年2月、執行猶予4年と言う判決を受けて彼が戻ってきました。
そんな私達の毎日を綴ります。




dependance diary**





■判決。
2005年02月08日(火)


【お詫び】
身の回りの整理の為、更新出来ずにいました。
楽しみにしておられた方々には本当に申し訳ないです(>人<;)
徐々にこれまでの過去日記も更新して行きますので
気長に待っていて下さいm(_ _)m

あとメェルの返事も必ず返しますのでお待ち下さい。



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2005年2月8日。


彼が捕まって約3ヵ月半が経った今日。
ついに判決が下りた。
















今日は休みが取れず、
傍聴には行けなかった。
彼の姿を見届けることが出来なかった。
そして仕事の休憩中に入った弁護士さんからの一本の電話。。



仕事が終わり家に帰ると、
誰もいなかった。
朝、私が出て行った時のまんまの部屋。

































「おーそーいーよー」






ベランダが開いた。。。






ベランダから
灰皿とタバコを持った彼が出てきました・・












そぅ。
彼が帰ってきました。
(ベランダに隠れていた笑)






恐る恐る目の前にいる彼に近付くと
腕を引っ張られ抱き締められた。
3ヵ月半ぶりの彼の胸の中・・
懐かしい彼の匂い・・・・









「ただいま。●ちゃん。
 ゴメンネ・・・」










おでこに
目に
頬に
そして唇に
キスをされ
痛い位に抱き締められた。








「バカ」




「うん。ゴメンネ…」








涙が止まらなかった。
彼に触れられる事が信じられなくて
彼に抱き締められている事が嘘みたいで










帰ってきたんだ・・・・



この日をずっと待ってた。

この日の為に私は待ってた。




彼の胸の中でえんえん泣いた。


彼も泣いてた。


ただそこに居る事を確かめるかの様に。。。









突然愛する人が帰ってこなくなる寂しさ
一人で知らない世界に足を踏み入れる不安
嘘をつかれていた事実との葛藤



このたった3ヶ月の間で
私は色んな事を考え、経験しました。
これで良いものか悩んだりもしたけれど、
やはり、私はもう一度彼と0からやり直していきたかった。
彼でなくてはダメなんだと、いなくなってから初めて気付いた。


色んな現実に
精神的に苦しんで、
これからもその傷は中々消えないと思う。





でも


大丈夫。







私も強くなったから。













今日、
私は世界一幸せだと思った。
誰よりも幸せなんだって、そぅ思えた。





「もぅ何処にも行かないから。」












彼の腕の中で
手を繋ぎ
一緒に眠りました。。。







おかえり。










もぅ一度



0から再スタートです。







【判決】


懲役2年・執行猶予4年




■この3ヶ月を振り返って。判決前夜。
2005年02月07日(月)


2004年10月25日(月)


公文書偽証罪と言う罪で
私の彼は逮捕されました。







突然の逮捕の知らせと
それと同時に発覚した彼の嘘…




目の前が真っ暗になり
全てが受け入れられずにひたすら泣き叫びました。
心のどこかで「すぐ帰ってくる」と思っていた自分がいたけれど、
しかし、どんなに待てど、「ただいまー」って彼が帰って来る事は無かった。。





彼が逮捕されて3日後、
彼の居る留置場へ行っても接見禁止で会えず、手紙も渡らずで、
あぁ…彼は犯罪者なんだな…ってやっと実感しました。




彼が犯罪者だという事を実感して
これからどうしたら良いのか分からず
食欲もなくなり、食事を口に入れれば吐き出してしまったり
部屋にいればただひたすら泣いてばかりで
でも仕事中は無理矢理笑顔を作って…
本気で笑えない、自分が自分ではなくなっていました。





逮捕されて10日後
接見禁止が取れて初めて面会出来た日。
10日振りに見た彼は、泣いていました・・・
馬鹿とかいい加減にしてよ!って彼に怒りをぶつけました。
でも、アクリル板越しで泣きながら頭を下げる彼を見て
私は覚悟を決めていたのです。








泣く位なら
謝る位なら
最初からしないで欲しかった。。
借金があって
その借金を返す為に
風俗店員を辞めて昼職につく努力をするどころか
犯罪を犯し・私にまで嘘をついてきて…
どんだけ馬鹿な彼氏なんだろうって分かってる。











でも


こんな馬鹿でも
もぅ1度信じてみようって思ったのです−−-−―















彼と付き合って1年間、
私は本当に彼に支えられました。
お金に目が眩んでお水の世界から
風俗の世界にまで行ってしまった私を
彼は抜け出させてくれて守ってくれました。
人をただ一途に愛すると言う事を教えてくれたのも彼でした。





一途に私を想ってくれているその彼の姿を見て
もぅ1度だけ、これが最後、信じようと。
「待とう」と決めたのです…
彼が私を救い出してくれた様に
今度は私が彼を変えてあげなくちゃ行けないと。。











その選択が正しかったのかは、
今でも分かりません。
将来もどうなるかハッキリ言って分かりません。
苦労する事は目に見えています。
反対する人の方が多いのが現実です。





でも
そんなでも
いま私が彼を好きなのだから、
今はそれで良いと思います。。











私は自分で立ち上がれました。
笑えるようになったし
現実を見れるようになった。




この3ヶ月間
初めての事をいっぱい経験しました。
(まさか自分が裁判に関わる日が来るとは思わなかったけど苦笑)
裁判に関わる沢山の人に出会って
冷たい人間の壁と言うモノにもぶち当たり傷付いて
でも、それでも彼の為と必死に頑張ってきました。
勿論それは彼も一緒だと信じています。




こぅいう最悪な形であったけれど
お互い色んな事が見え、改めて将来を考える時間が出来て
良かったのではないのかと、今ではそう思えます。









明日ついに判決が下ります。





どうなるか、とっても微妙な所です。
執行猶予が貰えるかもしれないし
実刑になる可能性も十分ありえます。



でも彼の為になる判決ならば
どちらでも私は受け入れたいです。
一緒に彼と歩いていこうと決めたのだから、、









大切なのは
過去ではなくこれからです・・・・








この3ヶ月間が
無駄では無かったと言える日が来る事を願って、
明日の判決を待とうと思います。。。




■置いて行かれている感
2005年02月03日(木)


判決前の
最後の面会へ
彼の居る拘置所へ行ってきました。



これでココに足を運ぶのは最後であって欲しい…
そう思いながら受付用紙を記入して
いつもの様に検査を通り面会室に入る。




彼が入ってきて
元気が無いのがすぐに分かった。
判決が来週の火曜日に迫ってきていて
不安と緊張で元気がない。。
彼は顔に出るからすぐ分かる。


そんな彼を元気付けようと笑って見せたけれど
彼から思いがけない言葉を言われた。







「緊張して最近眠れないんだ・・・





この緊張は●ちゃんには分からないだろうけど。」

















は?










分からないって何?




私はシャバに居る人間だから?
私にはそこの生活がどれだけなモノか分からないから?






今まで3ヶ月間
彼自身にも
沢山の人にも傷付けられて
沢山泣いて悩んで苦しんで
それでも、そんな彼でも一番に支えてきて





何で一番近くに居た私が
彼の緊張を分かってあげられないなんて
言われなくちゃならないの?




分からないわけ無いじゃん。。。。








しかも
もし実刑判決を受けたら
控訴すると言い出す始末。







●控訴とは●
第一審判決に不服があるときに上級審
(一審が簡易裁判所なら地方裁判所、一審が地方裁判所なら高等裁判所)に
考え直して貰う為に敗訴した側が不服申し立てする事













公判前に弁護士と控訴すると話したらしい…











ねぇ





私、聞いてないよ?






いつ
そんな大事なこと決めたの?







彼の罪状や求刑を考えると
控訴しても刑がそこまで軽くなるとは思わない。
むしろ変わらないと思う。
しかも控訴している間アナタの家賃とかはどうするの?
控訴は無駄な時間にしか思えない・・・・。
そんな時間を使う位なら
早く服役して早く帰ってきて欲しい。
だから私は「控訴しなくていい」と言った。
でも彼にそれなりの理由があるなら控訴しても良いと思ってた。


しかし
彼は控訴すると決めてる様子。
しかも「理由はある」というだけで
その理由を私に話してくれなかった。。。












そんな大事なこと・・・
どうしてもっと早く伝えてくれないの?
たった10分弱の週1回の面会では
大事な事話せないって分かりきってるんだから、
せめて手紙に書きなよ・・・・
いつも何か動きがあったらすぐ手紙を書いてって言ってきたのに…。








どうして一人で話を進めるの?
先に弁護士にだけ話して、私には何でいつも急に言うの?
情状証人になるって言う話もそうだった。
いつもいつも・・・勝手だよ・・・



アナタ一人で動いてたら
私はこうしている意味が無いじゃない。
それじゃ私はただの都合の良い差し入れ屋じゃんか。










今回はアナタ一人の問題じゃないって分かってないの?










「言いたい事あるなら話しなよ」って
それはこっちの台詞だよ。



涙目になって話されても
私だって泣きたいよ。








何ヶ月も拘留されて
しかも判決前で
イライラするのは分かるよ。
分かるけど
でも
私のキモチも分かってよ・・・








辛いのはアナタだけじゃないって事を。









最後になるかもしれない面会なのに・・・


最悪。





本当は笑顔で
「いってらっしゃい」
って言いたかった・・・・。






















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