マリみての映画の感想…というか、メモです。 ネタばれしまくりなのでご注意下さい。
まだ、一回しか見ていないので間違えている箇所が有りましたらごめんなさい。 (訂正を頂けましたら嬉しいです!)
感想と妄想が入り乱れてます。 映画と原作の違いだけを知りたいかたは、 緑の文字らへんまですっとばして下さい。
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ってわけで、公開から4日目にしてやっと見に行けました! 駅から徒歩五分の映画館にたどり着けなくてコンビニで道を聞いたりしましたが いつものことなので無問題です!
映画の総評は凄く良かったの一言につきましたvvv ちなみに役者さんの演技には失礼ながら初めから期待していませんでした。 (なので、想像よりは上手く感じましたー!) 私が見たいのは「マリみての映画」であって「演技の上手い人」ではないので 演技が上手くてイメージの違う人がキャラを演じるよりも どんなに演技が下手でも、見た目のイメージが近い人に演じて欲しかったので おそらくビジュアルで選んだであろうあのキャスティングはほぼ満点でしたv
映画を見たら、特に祐巳ちゃんが恐ろしいくらい、イメージどおり。 いや、正しくは「原作一巻」の祐巳ちゃんそのまんまだと思いました。 私の中の祐巳ちゃんは既に【瞳子の姉】なので、 しっかりした強いお姉さまの面を持っているイメージなのですが 原作の一巻は確かに、すぐに泣くしミーハーだしたぬき顔の「あわわわっ」ってなってる ただの庶民な女の子なんですよね。 その原作のイメージまんまだったと思います。 あと、よく原作で出てくる「たぬき顔」が全くイメージわかなかったんですが 映画を見て、たぬき顔ってこれかあ…とよく分かりましたw
あとは、個人的に原作を読む限りでは全く琴線に響かない令さまなのですが 映画を見て、やっと雰囲気掴むことができました!(今頃か!) ボーイッシュな女の子が苦手なのと全く興味が無いので 令さまに憧れる下級生の気持ち(ちさとさんとか)がさっぱり分からなかったんですが 映画の令さまが、カッコカワイイというか… ボーイッシュなんだけどちゃんとリリアンの生徒っぽくて ああ、これは下級生に人気出そうだわーとか これは見た目が剣道の王子様で家ではあみものしてる、っていう令さまにぴったりだわーとか 感心を通り超えて感動すらしましたv いやほんとうにv
由乃ちゃんが既に勝気な雰囲気が見えてるっぽいのとか 志摩子がちょっと丸いんじゃねとか(せめて髪を茶髪にして欲しかった) 聖さまがけばい…とか (けど、祐巳との身長差とか凄くよかった!ちゃらんぽらんっぽさも良かったし!) あれこれ沢山ありますが おおむね満足ですv
で。 映画といえば、原作をどの位改変されてしまうのかが問題なわけですが。 イメージ崩されたなーというのは特になかったです。 あえていうなら、マリア像の場所…かな。 残念だったのは、せっかく祐巳がマリアさまの心の「サファイヤ」に突っ込む場面が有るなら 祥子さまもそれに突っ込む場面を入れて欲しかったです。 でないと、二人が同じこと考えていたんだよ!…っていう伏線が回収出来ないですよね。 まあ、映画見終わるまで気付かなかったんですがw
ちなみに、私が気付いた範囲での原作との違いは先ずは 桂さんが居ない。 しっかり確認できてないですが、あれって初日も翌日も「みゆきさん」ですよね? (黄薔薇革命に出てくるみゆきさんなら、美幸さん) で、みゆきさんのお姉さまが「しのぶさま」で、祥子さまと同じクラスの陸上部。 …って設定は原作でも有りましたっけ? これは、映画が好評だったらパート2の「黄薔薇革命」を作る伏線なんだろうなと思いました。
ピアノの連弾の場所が音楽室ではなくて講堂。 話しの流れ上、こっちの方が自然でよかったです!
祥子が台本を届けにくるのが、庭ではなくて教室。(原作P130) ここのアレンジが素晴らしいんですよ…っ! 原作では祐巳が台本を貰いっぱなしですが、映画では祐巳が祥子さまを追いかけてお礼を言いに行きます。 お礼を言ったあと、祐巳がワルツのステップをしながら教室へ戻る様子が凄く可愛い。 可愛いだけじゃなくって、祐巳っぽいというか、 映画はモノローグが入らないので祐巳の気持ちが伝わらないかと思いきや、 原作以上に【台本を届けてもらった祐巳が、お芝居を頑張ろうと心動いた】のが 伝わってきました。 あと、原作どーりにブルーとピンクの蛍光ペンでマークされてましたよw細かいw
「祐巳さんが祥子さまの妹になったらいいなと思ってるの」と声をかけるのが美術部。(原作P155) そういわれた時の祐巳ちゃんの表情が秀逸。
P209〜が丸ごと違う。 原作ではサラッと流れて祥子を探しにいきますが、 映画ではここで、江利子と蓉子が言い争います。 「祥子の男嫌いを治すのなんて無理」とか「蓉子は祥子に厳しすぎる」とか、 そんな感じだったと思います。 聖さまがその言い争いを止めようとしたところで 原作同様、祐巳の「祥子さまを探しに行きましょう」です。
その後、聖さまと祐巳が探すのは同じ。 原作と同じ会話をして、聖さまが祐巳の頭をぽんぽんっとなでるのが すっごく聖さまっぽくてちょっとときめきました。
柏木さんと祥子をみつけるのが室内。 よって、婚約者云々の話を聞くのも、二人を見つけた聖さまと祐巳だけ。 (ちなみに、柏木さんはこの後に聖さまに一発殴られたと劇の前に祥子に話してます)
…で、温室の祥子と祐巳の名場面が原作同様あり、 映画ではこのあと 二人で皆が待つ(柏木はいない)薔薇の館に戻ります。 そしてみんなの前で、祥子さまが深々と頭をさげて 「ご心配をおかけしてすみませんでした」と謝ります。 そんな祥子さまに、蓉子様がそっと近づいて手を握るんですが この二人が無言のままなんですよ…。 そしてこの場面がすごくすごく素敵で、ぶわわわわーって涙出ました。
蓉子さまが祥子さまのことで江利子さまに責められる?場面と 対になるかのようなこのアレンジがすっごくよくて この場面見るためだけに映画に行ってもいいと思いますよ!
あ、原作では聖さまが祥子の家の事情を祐巳に話ますが 映画では蓉子さまが祐巳に話します。 そういうのもあって、蓉子さまがものっそい「祥子の姉」っぷりを見せてくれて (でも、祥子に直接何か言う場面が増えているわけではない) 祐巳と祥子の二人がメインのはずなんですが、 蓉子様も加えて紅薔薇物語だなーと思いました。
原作との差違ではありませんが 学園祭が第106回。 …これって、アニメには有りましたっけ?見逃してたらごめんなさい。
ラストシーンで踊らない。 これ、ちょっとガッカリだったんですが 二人がマリアさまの前でロザリオの授受を行い、それを蔦子さんが写真に収めています。 その写真がアップになりモノローグで「その写真のタイトルは」、で 映画タイトルの【マリア様がみてる】という文字が出る形でエンディングに入り そこでまたぶわわっと感動して泣いてしまいました!
エンドロールのそれぞれの写真もすっごく可愛くて雰囲気出てて 最後が祥子さまの笑顔ってのがこれまた最高すぎでしたvvv
ってわけで、大満足の映画でしたv マリみての世界観を丁寧に丁寧に作り上げている映画だと思います。 出来たらもう一回位は見に行きたいです!(原稿と相談だ!)
で、もしこれから映画を見に行く人がいましたら シンデレラの劇のあとの打ち上げの場面で、 聖さまが志摩子に何を渡しているのかを見てきてもらえないでしょうか…? 食べかけ渡してるのか?いやそんなまさか! とか己につっこみつつ、気になって仕方有りませんw
その場面、さりげなくそれぞれが姉妹同士一緒にいる気がしたんですが あっというまで分かりませんでした。 そうそう、劇は由乃ちゃんのねづみが可愛いかったですw
以上、走り書きで文がめちゃめちゃですが感想でしたv 読んで下さった方がいましたらありがとうございますv |