椰子の葉のダンス - 2004年10月17日(日) あらゆる生物が憧れる真っ青な空、 地球の皮膚を洗う潮風、 それに揺られてゆらゆら踊る椰子の葉 その椰子の葉のダンスを鑑賞しながら私は楽園へと招待された 真っ赤なハイビスカス、自己主張するかのように伸びきった羊歯科の植物 ジリジリと照りつける太陽の元、天使のような笑顔を向ける人々 ここは天国か 楽園とはこのことか なんと世界は素晴らしいのか この地球の美しさ 生物たちの営みの尊さ パラダイスとはこのことか パラダイスとは此処のことか・・・ いや 此処は地獄だ この世は地獄だ 地獄の中の地獄だ パラダイスなど夢の夢 荒涼とした砂色の世界、照りつける太陽の日差しは厚い雲に覆われて 草も花も生物も育たぬ死の世界 此処は地獄か 地獄とはこのことだ なんと世界は残酷か この地球の美しさはなんと残酷なことか 美しく飾った化け物ばかりだ 椰子の葉ダンスに惑わされ 蛾の生き様に腹を抱えて笑う 楽園は幻だった ... 寒 - 2004年10月16日(土) 私の心は何処か。此処にあらずか。 わからない。 私は私を愛しているのか? 私は彼を愛しているのか? 彼を一生愛すと誓い、しかし今、私の心はそれをする自信を失っている。 人を愛するのにパワーを消費するのは当然のことだ。 しかし、愛するために使うパワーを消費しなければならない、 という強迫観念のもとにおいて行われる愛など、それは必要なのか? 心が通いきらぬ相手を愛するなど妙芸に近い 心が通わぬ相手をそもそも愛そうなどとは思わない 私は彼を愛していないのだろうか? 何故結婚したのか? 穢れた私を愛している、そう言ってくれたからだろうか? 彼は本当に私を愛しているのだろうか? であった頃と変わらぬ愛を私に感じているのだろうか? もう、愛想が尽きているのではないか? もう、この愛も終わりに近い 最後にいつ「愛している」と言ってくれただろう それすらもう、思い出せない ...
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