2014年08月30日(土) |
アクションも凄いが剣心の言葉もステキ |
高校生くらいまでの皆さんは夏休み最後の週末ですね。
学校始まってしまうぅぅぅという気の重さは痛いほどわかりますが、
夏休みがやっと終わるぅぅぅと、心底ホッとしている人もいるのだよ。
立場が変わると何もかもが変わる。生生流転。(大げさだわ。るろ剣の影響まるわかり)
月曜日から朝の電車も混むよなぁ。どちらさまも負けるなー!
二回目の「京都大火編」も面白かったです。
疾走感とスケールの大きさを楽しんでいるうちに、あっという間の139分。
初見でも思いましたが、宗次郎と操と剣心の足の速さったらないよね。
屋根の上とか、太鼓橋の下り坂とか、そのうえ人がごろごろ転がってる場所とか、
危なすぎる場所で走る走る。
剣心はまだ、全力疾走にふさわしいキリっとした表情で走るけど、
宗次郎なんて全力疾走なのに表情には必死さのカケラもないし。
「王様のブランチ」で、たけるんがおっしゃってました。
殺陣よりも全力疾走の場面の方が、実は大変だったかもしれないと。
足元は袴だから、踏んづけちゃって顔から地面に突っ込んじゃうことも多かったそう。
(操だけは忍び装束で足元スッキリだけど。)
だから、走るシーンをほめてもらえるとすごく嬉しいのですって。
心に残るのはアクションばかりでなく、やはり剣心の言葉も。
兄と両親を志々雄一派に殺された少年への言葉と、
張に誘拐された赤ちゃんのことを語る剣心の言葉が、とてもとても心に残っています。
少年には、
「(志々雄一派のような)暴力で人を支配するような男になるな。
(志々雄一派をおそれて言いなりになった村人たちのような)暴力におびえて
何もできないような男になるな。
最後まで村人や少年のことを思い守ろうとした、(少年の)兄上のような男になれ」。
少年は、村人たちから仇討を無理強いされて、
剣心によって一網打尽にされた志々雄一派を刺し殺そうとしていたのだけど、
それをさせなかった剣心。短刀を握りしめた少年の手を抑え、
「死んだ者たちが望むのは生きている者たちの幸福だけ。この小さな手も時がたてば大きくなる。
その時に、」こういう男になれ、という前述の言葉が続くのです。
こんなに若い剣心が(と言っても29歳設定なのね?)、子供たちを
「望みを託すべき貴重な次世代」として、守り育もうと強く思っていることが、
「この小さな手」といつくしむように言う様子からすごくよく伝わってきます。
自分の小さい手は汚しに汚してきた剣心だからこその決意ですよね、
「この小さい手は汚させない」というのは。
それは誘拐された青空の赤ちゃんへの想いにも。
張が「たかがひとりの赤ん坊のためになぜ命を賭ける?」と問うたときに剣心は
「動乱の時代を知らない赤ん坊は平和な時代の申し子。お前にとってはただの赤ん坊でも、
自分にとってはかけがえのない希望なのだ」と。
こういう言葉から、贖罪以上の想いを剣心がずっと持ち続けていると感じることができます。
抜刀斎時代だって、私利私欲ではなく、「新しい時代のため」と信じていたのだろうし。
ところで本日8月30日のるろ剣公式サイトの「日めくり剣心」は、
煉獄の上で4人に囲まれている志々雄さま。
「伝説の最期編」の予告動画にもあった場面ですね。
剣心、斎藤一、左之助はわかるけど、蒼紫まで剣心側に付いたのか。
この場面について志々雄こと藤原竜也さんはPICT-UPで次のように。
「(剣心と)ようやく会えたな、さあ始めるか、って死闘を繰り広げるんですけど、
やがて江口洋介さん(斎藤一)が出てきて、次に青木崇高(左之助)くんが登場して、
ついには伊勢谷くん(蒼紫)も出てくる。4人と同時に対峙したときは・・・本音を言うと、
もう『めんどうくさい!』って思った(笑)。
囲まれてみたらわかりますよ、この方々を相手にしなきゃいけないなんて」
こういうのを読んだからというわけでもないのだけど、志々雄ってなにか憎めないのよね。
残忍きわまりないけど、あんな姿にされたらそりゃあそこまで屈折するのもわからないでもない。
あの異形が、フランケンシュタイン的哀れさを連想させたりするのかしらん。
フランケンというよりミイラ男だけど。
しかし後編の予告動画といえばこちらでしょう!
師匠のステキな低音ヴォイス聞きたさに、どんだけリピートしてることか!
2014年08月28日(木) |
二回目鑑賞前の覚え書き |
昨日、メディア関係者向けに「伝説の最期編」の試写会が行われたのですね。
荘ちゃんのつぶやきで期待は高まるばかりです。
うほー。たーのーしーみー。
その前に明日もう一度「京都大火編」観てきます。
ネットで感想を拾っていると、
見逃したり聞き逃したりしているところがいっぱいあることに気づきます。
新月村での剣心の大立ち回りとか、逆刃刀を叩き折られる対宗次郎戦とかは、
テレビの番宣で何度も観たので注目ポイントはだいぶ確認できたのですが、
それ以外は全然です。
1回観ただけじゃ、目の前をひゅんっ!と通り過ぎた成田エクスプレス程度の認識。
(最寄り駅は各駅も快速もNEXも同じホームを通過するのだ)
剣心の刀を盗んだ操とのコミカルな攻防、脅威の68歳(撮影当時)の翁vs.蒼紫、刀狩の張vs.剣心。
2回目でも、まるっきり初見なくらい新鮮に見れる自信がありますわ。
あまり覚えてないけど左之助も蒼紫と戦ってたっけ。ほぼやられっぱなしだったっけ。
操ちゃんの「御庭番式拳法」も凄かった。もも@「花子とアン」と同じ人だなんて、言われなきゃ誰も気づかない。
言われても、わたしにはいまだに同じ人には見えない。
わたしの動体視力で動きを把握できるのは、薫の薙刀くらいですよ。
いや、薫ちゃんもがんばってるけどさ、
そこは実戦とは縁がなかった「町道場の師範代風情」の振るう薙刀だからさ、
素人の目にも実にわかりやすい。
わかりやすいってだけで、見ごたえがあるわけでも面白いわけでもないのだけど。
でも、薫に求められてるのはそこじゃないしね。
2回目は、動き以外にも、風景や衣装もちゃんと観たいですな。
十本刀それぞれの、個性的すぎる派手な衣装もいいし、御庭番衆のお揃いの戦闘服もいい。
剣心の着物も、京都大火の夜の白っぽい着物以外はあまり気にしてなかったのだけど、
実は剣心の心情の変化とシンクロしていて、かつての人斬りに戻りそうになるにつれ、
着物も抜刀斎の頃の色合いに近づけていったのだそう。細かいわー。
最後の白っぽい着物は、パンフによると大友監督のオーダーで、
「贖罪を背負い戦う剣心」の姿を表現したのですって。
個人的には、あの白っぽい着物の剣心がすごく好き。
「贖罪」の気持ちが込められているとは全く気づきませんでしたが、というか、
剣心が贖罪の気持ちを忘れたことはないだろうと思うのですが、
剣心が纏う白には、無私、孤高、様々な覚悟、決して消えることのない悲しみ、
そしてそのすべてを支える、剣心の奥深くにある無垢な清らかさの象徴のように思えるので。
志々雄の包帯ぐるぐるも同じ白なのだけど、あの白からはそういうものは一切感じられませんね。
その中身は燃えさかる恨みばかりなのでしょうな。
あとはね、佐藤直紀さんの音楽ですよ!
「龍馬伝」の音楽が大好きで、その時に佐藤直紀さんのお名前を覚えました。
るろうの前作の音楽も素晴らしかった。
その場面やその人の「気」を、本当に的確に表現しているように聞こえました。
前作で個人的に面白かったのは、「龍馬伝」の時の弥太郎のテーマ音楽と、観柳のテーマ曲が、
その役のイメージにどハマリなところ。どちらも香川照之さんってとこがね。
香川さん演じる弥太郎にしろ観柳にしろ、役の醸し出す雰囲気が本当にあの音楽のまんま。
いくら絶賛してもしきれませぬ。
実は「京都大火編」の音楽は、ほとんど覚えておりません。
ワンオクの主題歌は最後にゆっくり聴けるけど、
本編中の音楽は、どうしても目に神経を集中してしまっているので、
1回観ただけではよく覚えていないのです。
今回は新たな登場人物がいっぱいいるし、
当然、それぞれにふさわしい新しい音楽が聞こえていたと思うので、
明日は耳の方にも気をまわさねば。
張との戦いの時の音楽がめっちゃカッコいいという感想も目にしたぞ。がんばれわたしの耳!
2014年08月26日(火) |
師匠はろくろを回すのか? |
さてさて、るろ剣「伝説の最期編」の予告映像もついに公開になり、
師匠のプロフィールもるろ剣公式サイトに明記され、ワクワクが増すばかりです。
せっかく「比古清十郎」の名前を堂々と言えるようになったのに、先週のラジオでは、
肝心のましゃが「ひこせいじゅうろう」の発音を噛みまくりという不思議な状況。なぜに?
ずっとガマンしてきたから、無意識のうちにストッパーかかっちゃってるのかしらん?
最強のお師匠さんは「人嫌い、山の中で一人暮らし、陶芸家、自分の創った器で酒をのむことを
日々の楽しみとしている」そうで、ましゃも土をこねる練習とかもしたそう。
ろくろを回すシーンがあるかどうかについては明言されませんでしたが、
「ろくろ」と聞いて「ゴースト/ニューヨークの幻」のちょっとエロい
あの名シーンを思い出した荘ちゃんに、ましゃったら
「もしかしたら剣心に『まず、オマエはろくろを回せ』とか言って、
でも剣心は心が乱れててろくろがうまく回せず、それを後ろから上半身裸で
はかまだけの清十郎師匠が『そうじゃないぞ』(低音のステキな声)って
剣心の両手を取って、・・・・ってシーンはございません。
そんな『ゴースト』へのオマージュしてほしくないでしょ?」
そんなオマージュ、あったらあったですごく貴重ですが。
でも、ましゃとたけるんの絡みといえばやはり思い出すのは以蔵と龍馬なわけで。
最初は無邪気に龍馬を慕っていたものの、武市さんに心酔して以降は溝ができ、
人斬りのためにいいように使われてまた龍馬に助けを求め、
龍馬もそんな以蔵を救いたいと必死になり、そしてあの悲惨な最期。思い出すわー。
「京都大火編」では、剣心と張が神社の縁の下で派手な立ち回りをしました。
あの場面は、お尋ね者になった以蔵が神社の縁の下をはだしで逃げ回り、
傷だらけになっていたシーンを思い出してしまいましたよ。
あの時の以蔵はとにかく逃げ回るだけだった。でも剣心はこんなに雄々しく戦ってる。
同じ縁の下を走り回ってはいても全然違う! なんて思いながらね。
でも、龍馬伝から連想するのはやはりそのふたりくらいです。
蒼紫は高杉さんではないし、翁も吉田東洋ではないし、左之助を見ても後藤象二郎は思い出さない。
全員、「るろうに剣心」に生きている最高に魅力的な人たちなので。
龍馬伝の役を感じさせる部分なんて微塵もないですから。
感じさせはしないのだけど、吉田東洋だった田中泯さん、
あの時のオーラもすさまじかったけど、今回の翁もカッコよすぎです。
蒼紫vs.翁とか、シビれます。隠密御庭番衆ブラボー!
2014年08月22日(金) |
るろうに剣心「京都大火編」 |
やっと観たー!
面白かったです。好きです。
戦うシーンはたしかに多かったですが、
どの戦いも本当に見ごたえがあって、戦いそのものに人間ドラマがあって、
感動しているうちにあっという間に終わってしまった感じです。
前作の戦いもどれも面白かったけど、
今回のを観てしまうと、前回の戦いはずっとお気楽だったというか、ゲームっぽかったというか。
そして誰も彼も、戦うときのあのスピード感はいったい何なのだ!
スピード感というより、実際のスピードね。もう速い速い。全身の動きがとにかく速い。
それなのに一太刀一太刀にすごく重さが感じられて、すごくリアル。
剣心の言葉が名言づくしで、これにもいちいち感動するし。
好きなシーンもいっぱいで、どれから語ったらよいやら、
パンフレット広げて途方にくれるばかりです。
好きなシーンを、あえてひとつだけあげるとしたら、
刀匠とのエピソードを絡めつつの、張と剣心の戦いかな。
刀匠の赤ちゃんも巻き込んだこの戦いには、剣心のこれまでと、これからの希望と、
かなり多くのものが込められていた気がして。
真打を逆刃刀と知らずに振り下ろした剣心は、張を殺したと一瞬思ったのでしょ?
赤ちゃんを救うためとはいえ、誓いを破りまた自分は逆戻りだと、
絶望や覚悟が渦巻いた一瞬だったわけでしょ?
でも、はからずも真打を手にしていたことでそれは避けられ、
それはいかにも運命的な出会いでもあり。
そういう意味でも、すごく印象深い戦いです。張のクズっぷりもね!
そしてそして! 師匠もしっかり確認。
思ったより長く画面に映っていらしたではないですか!
剣心を軽々と担いで。
いやこれはたしかに1回では堪能しきれませぬ。来週また行こうっと。
2014年08月21日(木) |
鑑賞前夜の最後の予習 |
「京都大火編」を観るにあたって、第一作目をもう一度観ました。
あと、予習として心に留めておいた方がいいかな、と思ったのは、
PICT-UPのたけるんのインタビューの中でも次の部分。
「この物語に出てくる男たちは、全員すごく哀しい人たちばかり。
哀しい奴らが、哀しい奴らとしか戦っていない。剣心はそのことを痛いほどわかっている。(中略)
戦いのシーンそのものは、決して長いわけではないけれど、
ひとつひとつに登場人物それぞれの生き様みたいなものが、すべて反映されているんです。」
剣心もその哀しい人のうちのひとりなのでしょうが、
たけるんにとって剣心は「僕自身がこうありたいと思う、理想の人間像」なのだそう。
どれほど大変な現場でも、自分が理想とする人間像を演じられて、しかも
「ソード・アクション(刀を用いた闘い)を扱った映画の中で、
これほど革新的なことをしている作品を僕は観たことがないし、
間違いなく、日本映画が次のステージに行けたという手応えがある」
と。それは本当に幸せなことですね。
また、るろ剣はこれまでのキャリアの集大成なのでは? という問いに対しては、
「俳優と言う仕事は、現場が変わることでやることもまったく違ってきますから。
次の作品が始まると、これまでのものはすべて忘れて、ゼロから始めないといけない。
どれだけ苦労して剣心になりきっても、それが終わったら、
自分の中から剣心を抜いていかないといけないんです。
結局、俳優と言う仕事は、その繰り返しですから。
毎日、目の前の仕事に精いっぱいで、自分が成長したとか、
そういう実感を持つことがないんですよ」
こういうふうに言えることこそ、成長した証ではありませぬか!
わたしの中では、見た目は以蔵の頃から全然変わってないのだけど、
役者としての中身はとても強くなられた印象があります。
と言うか、あれ?
今回のるろ剣を観に行くのは、師匠が一番のお目当てだったはずなのだが?
(だって1作目は映画館では観ていない)
最後のほんの一瞬だけ登場する師匠(「京都大火編」では)を見逃さぬよう、
そこんとこだけは気をつけねば、としか思っていなかったはずなのだが?
ま、きっかけは師匠でも、作品もキャストもすべて楽しめるに越したことはないのです。
この夏はどれだけ大雨被害が続くのでしょう。
あまりに想定外のことには気をつけようもないわけですが、
それでも、どちらさまもどうぞお気をつけください。
さてさて、「PICT-UP」を購入。
るろ剣のアクション監督・谷垣健治さんのインタビュー読みたさにね。
まだ観てないけど、ネタバレも気にならなくなってきたので。
もはや物語の展開をすべて頭に叩き込んでから観るくらいでもちょうどよいのではないか
と思えてきましたわ。
だって、動きを追うだけできっと精いっぱいなのですよ、わたしの動体視力では。
その上、それぞれの殺陣に込められた、
キャラクターひとりひとりの心の動きを理解しようとしたら、むしろ予習必須。
谷垣アクション監督いわく
「15回くらい観たら初めて、こちらの意図に気づく。それほど細かい手をつけています」
1回2回くらいの鑑賞ではお話にならないのですね。
ま、それは一時停止やコマ送りで楽しめる時まで待つとして。
「早回しは一切ない。演出とカメラワーク、役者の肉体で、
早回ししているように見せているだけ」
これはもっと声を大にして宣伝しないと、信じてもらえなかったりするのではないかしらん。
そして嬉しいことに、師匠についても言及されていました。
「福山さんには撮影に入ってもらう前に、健くんたちメインの役者の稽古シーンを、
何となくまとめたものをつくって渡しました。
どれだけみんなが身体を張って、本気のアクションをやっているかが伝わったと思う。
ぼくが福山さんだったら、イヤーな気分になると思いますけど(笑)。
福山さんには本当に地味な基本の動きを、何度も何度もくり返してもらうことで
体にしみつかせてもらい、そこから複雑な殺陣を覚えてもらいました。
本当にマジメな人でね。別の仕事でアフリカに行ってたときも、
木刀持って練習してたというだけに、本番の仕上がりは、さすがでした。
やっぱり一流の人は違いますよね」
おおー。師匠の殺陣も期待できますね!
大友監督やたけるんのインタビューもとてもステキでしたので、こちらはまた後日。
「伝説の最期編」公開日の9月13日まで引っ張るのかと思いきや、
今朝のWSでいきなりきました。
ましゃの演じる「謎の男」の正体は、剣心の師匠・比古清十郎。
師匠と剣心が立ち合いをしているメイキング映像も見れて、
期待は高まるばかりでございます。
これで、次のラジオからはようやく、
役名ポロリを気にすることなくおしゃべりしていただけますね。
って、今週末にましゃが日本にいるかどうかはわかりませんが。
一番最初に解禁になった師匠のお写真は
「びしょびしょドロドロ」なのと「表情が陰鬱」なのとで、
カッコよさそうとか強そうとかのコメントもしずらい感じでしたが、
今回のポスターや予告映像の師匠は、文句なしにカッコいいです。
メイキングで殺陣が大変だったことを話している素のましゃは、カッコいい上にらぶりー。
龍馬さん以来、久々に見る長髪が、いい感じに色っぽいです。
侍姿のましゃとたけるんが向かい合っているというのは、
当然ですが「龍馬と以蔵」以来なわけで。
あの頃の龍馬さんと以蔵もそりゃステキだったけれど、
今回の師匠と剣心としての再会は、さらに感慨深い。
それぞれに、さらに力をつけての再会ですからね。
ましゃのご本業はやはりミュージシャンだと思いますが、
龍馬さんという大きな財産を得たのち、お芝居で子どもと絡む機会がふえたりして、
カンヌにも行ったりして、役者としてすばらしいキャリアを積まれた。
人斬り以蔵だったたけるんも、
その後もドラマ、舞台、映画と実績を積み、どんどん成長なさっている。
「龍馬伝」当時、たけるんは、
それまで演じたどの役よりも以蔵役は辛かったとおっしゃっていたけれど、
剣心を演じた今となっては、以蔵の大変さがかすむほどではないかと思ったりします。
原作大人気だし、その実写の主役だし、アクションは人間離れしたものを求められるし、
以蔵のときよりはるかに多くのものを背負わなきゃいけないし。
でも、映画雑誌などで「剣心を演じる大変さ」を語る口調は、
「以蔵を演じる大変さ」を語っていた口調とは明らかに違うと感じました。
以蔵の時は、大変なことやらされちゃって〜、みたいな弱音が若干感じられたのですが、
今はもう、納得がいく作品を作るのに大変なのはあたりまえ、とばかりに、
大変さにみずから挑んでいく強さが感じられる。
頼もしくなられましたなぁ。
そんな頼もしい後輩と剣を交えるましゃだって、ハンパなことをなさるはずがない。
師匠だし!
見ごたえのある競演になっているに違いない〜。わーい♪
と、こんなことまで書いているのにまだ「京都大火編」を見てないわたし。
観てから言えよ!
もちろん、観たらもっと言うから!
金曜日に行くから。待ってろよー。
2014年08月16日(土) |
映画本編と同じくらいテーマ曲が楽しみ |
先週のラジオを聞いたばかりですが、今夜はもう、たまラジ。
お休み中の一週間は早い早い。
来週はやっと「京都大火編」も観に行けるし♪
るろ剣は前作もワンオクによるテーマ曲「The Beginning」が最高にステキでしたが、
「京都大火編」の「Mighty Long Fall」もめっちゃカッコいい。(リンク先はいきなり音が出ます)
曲も最高ですが歌詞も本当にぴったり。
おだやかな日々をすごしていたのに、
心ならずも再び過酷な運命を背負わざるをえなくなる剣心は、
まさに深い谷底や滝壺に飛び込んでいくような印象。
たけるんの「オールナイトニッポンゴールド るろ剣スペシャル」によりますと、
「伝説の最期編」のテーマ曲は、また別にあるそうな。
最後にふさわしいバラードを作ったと、ワンオクのTAKAくんがおっしゃっていました。
なんという贅沢!
こんなカッコいい「Mighty Long Fall」を、1か月ちょっとの出番だけで
次に引き継いでしまうとは!
その分、「伝説の最期編」のテーマ曲への期待が高まりまくりなわけで。
「Mighty Long Fall」のカップリングの「Decision」ってことはないよね?
歌詞を読むとこの曲でもアリかと思ったのですが、
色々な意味で最大限のサプライズを盛り込むであろう最終章の、
テーマ曲だけ先にお披露目しちゃうなんてことは、まずないだろうとも思い。
ましゃもばっちり映ってるポスターもネットで発見。
すーーーてーーーーきーーーーー!
「謎の男」(いつまでこの呼び方を)も、もちろんステキですが、このポスターを見ると、
誰も彼もがせつなくて、全員に感情移入せずにはいられない感じです。
2014年08月15日(金) |
話せないことばかりで大変ね |
先週のたまラジとトーキングFMをやっと聞きました。
るろ剣もホットスポットも、まだ言っちゃいけないことばかりで歯がゆそうでしたな。
「謎の男」の正体は絶対言っちゃダメ、ぜーったいダメと厳しく言われているそうで、
それをうっかりポロリしてしまったら大変と、めっちゃ気を張っておられました。
と言っても、ましゃファンにはもちろん、熱心なるろ剣ファンにもすでにバレバレでしょうし、
それ以外の人には、役名がわかったところで「誰それ?」くらいの感想でしょうし、
どちらに向けてもそこまで厳重に秘匿する必要もないような気が。
ま、しかし。
「伝説の最期編」が公開される9月13日以降は、
ましゃから裏話がいっぱい聴けることでしょう。楽しみねー。
そして、やはりスリランカに行っていらしたと。
ホットスポットの撮影で10日間ほど滞在し、毎日車で8時間くらい激しく移動していたそうな。
・・・「水曜どうでしょう」がうっすら頭に浮かびましたが。
洋ちゃんとミスターとましゃ。いやいやいや! それは違う!
スリランカにもマチュピチュみたいな空中都市というか、空中宮殿跡があって、
そこに登ったそうですよ。シーギリヤロックという世界遺産だそうです。
200メートルもの高さがあって、登るの怖かったって。
古い石積みの感じからすると、ましゃが目撃されたのはここかしらん。
仏教国で、北海道の8割くらいの大きさのスリランカは
福 「いいところでしたよ。スリランカ。人が優しい。生き物や人に対して非常に優しくて、
命というものは、虫だろうが動物だろうが植物だろうが、同じ命なんだ
っていうような概念がわりと古くから根付いているらしく。
食べ物も美味しかったですよ」
ですって。いいですねー。オンエアを楽しみに待ちましょ。
そしてたまリクは、もちろん「クスノキ」。
ひとつの曲に対して、これほどリクエストが集中したことがない、ってくらい
多くのリクエストが届いたそう。
そりゃそうですよね。この曲が生まれた以上、原爆の日にこれ以外の何を歌うのだ、
って思いますよね。
今なお世界のどこかしらで必ず紛争・戦争が起きていることについては、
福 「いまだに戦争という手段に訴えかけるしかないのか?
ほかの方法はないのか? という素朴な疑問は大人にもある」と。
ほんとにそうですね。
最悪の結果しかもたらさないことがわかってるのに、
なんだかんだ理由をつけて、その最悪の手段を使い続けてしまう。
人間ってなんて賢いのだ、と思うことは本当にいっぱいあるのだけど、
なんでいつまでもこんなに愚かなんだ、と思うこともいっぱい。
これだけ賢いなら他の方法が絶対に見つけられるはずなのに。
と言えるのは幸せなことなのでしょうな。
11日と12日に青森に帰省してまいりました。
行く方も大変だけど、迎える方も年々大変そうになってきたので、1泊だけね。
短ければ短いほどありがたいです。
夫の実家への帰省が楽しみな嫁など、いるはずないと思っているのですが、
ひょっとして楽しみな方もいるのかしらん。
・・・なんてことを毎年盆と正月に書いてる気がする。
85歳と80歳の義父母は、
本当にありがたいことに2人暮らしができるほどには心身ともに元気でいてくれて、
子どもや孫が来れば相変わらず全力でもてなしてくれます。
ただ、その全力に嫁も当然全力でお手伝いしなくてはいけないので、料理から皿洗いから大忙し。
食事中はおしゃべり好きの義父の昔ばなしとお説教をひたすら拝聴し、
話が途切れた合間に子どもと孫らがさらっと近況報告や別の話題でおしゃべりをし、
また義父の独壇場にもどり・・・という具合。
そしていまだに、「子供をひとりしか生まなかった嫁」ということで、
わたしには余計な説教が追加されますの。
息子ももうすぐ22歳なんだけどね。
とりあえずここまで特に何かの加害者にも被害者にもならず、友達にもめぐまれて
能天気に好きな勉強をしてるのだけどね。それでも
「ひとりっ子で寂しい思いをさせたことをどう思っているのか」
「たったひとりしか子どもがいなくて、もしその子に何かあったらどうするのか」
って、いまだに言い続けておられますから。
帰省するたび、よく言い忘れないほどだわと思うくらい、必ず言われますからね。
ひとりっこだろうが10人っこだろうが、寂しい子は寂しいし、寂しくない子は寂しくないし、
なんてことは、思っても申しません。
何人子どもがいようが、まとめて亡くすこともあるし、
老後に頼ろうなんて思ってないし、なんてことも、思っても申しません。
というか、そもそもひとりしか授からなかったんだから仕方ないじゃないの、
とも申しません。
なんとなーく神妙な感じでお話を拝聴していれば、満足されるようなので。
言いたいだけ、ってやつね。
私の兄夫婦には子どもがいないのですが、
義父は兄夫婦がいかに可哀想かまで言及なさってくれちゃいますの。
そこは兄夫婦の名誉のためにと思って、「兄夫婦には子どもはいませんが、今は猫10匹と
とても幸せに暮らしてるんですよー(ニッコリ)」と申し上げたところ、
夫の妹とその娘(姪っ子)が、「猫10匹! いいなー! いいなー!」と大騒ぎになり、
そこでお説教はいい具合に強制終了となったのでした。
で、当の「ひとりっこ」はまったく我関せず、自分用に用意された鏡月(アセロラフレーバー)を
ご機嫌に手酌で楽しみ、早々にできあがって、じーさんの言うことなんざぁまったく聞いちゃいない。
その「ひとりっこ」の父親(わたしの夫だ)も、「べつにひとりで全然問題ないよ?」と、
それ以上何を主張するわけでもなく、こちらも自分用に用意された桃川(日本酒)の方に集中。
繊細とはいいがたい夫と息子のいい加減な対応が、こういう時は助かるよね。
場もギスギスしないし。
85歳まで持ち続けた価値観に今さら文句つける必要もないし。
盆と正月だけなんとなくやりすごせばいいのだし。
しかし、もし一緒に暮らしていて毎日言われたら、面倒だろうなぁ。
そしたらがっつり反論してしまいそうだ。
そういう面倒を味わってるお嫁さんたちもまだまだ多いのでしょうね。
さ、お盆休みの最大のおつとめも終わりましたので、
まだ聴いてなかった先週のましゃラジオでも聴きましょうか。
2014年08月07日(木) |
「日々、図ってきた」その先に「図らずも」が |
さて、BROS.会報#103のさらに続き。
ましゃご本人のコメントもね。
詳細にいろいろ語ってくださってましたが、印象深かったのをほんの少しだけ抜粋。
福 「日本語歌詞という共通の言語ではない分、
むしろ音楽そのものでコミュニケーションが取れたんじゃないか、
お互いに『音楽そのもの』に集中できて、カラダと心をゆだねることができたんじゃないか、
と、台湾初日が終わってから思いました。これはとても新鮮な体験でしたし、
尚且つ、日々音楽生活を送る中で忘れがちな『初期衝動』という感情を、
再確認させてもらえた時間でしたね。」
ミュージシャンとしての初期衝動と言ったらやはり、
音楽でみんなを楽しませたい、自分も音楽を楽しみたい、ということかしらん。
ましゃは音以外にもいっぱい気を配らずにはいられないし、
聴く側のわたしたちにとっても、ましゃまわりには音以外にも魅力的なものがいっぱいありすぎて、
届ける側、受け取る側、どちらもこの初期衝動は忘れがちかも。
それを再確認できたというのはすごく貴重でステキな時間でしたね。
福 「終わったからこそ言えることですが、このアジアツアーは図らずも
チーム福山の20数年分のノウハウと、福山雅治20数年分のナンバーを凝縮した、
集大成的なものになっておりました。
『図らずも』って書きましたけれど、いろんなアイデアのトライ&エラーを
みんなと何年も掛けて共有してきた、言ってみれば『日々、図ってきた』ことがあればこそ、
『図らずも』につながる。
そういう意味でも、もう一度、BROS.に感謝なんです。
あなたに参加してもらったこれまでの様々なライヴの体験と、そこで得たライヴ力で、
国や文化や言葉を超えて、アジアのファンと音楽でつながることができたんです。
本当に、どうもありがとう!」
アジアツアーの大成功は、ひとえにましゃご本人とチーム福山の力の結晶によるもので、
日本でお留守番してたファンなど何の役にも立ってないと思うのですが、
ましゃは本当にやさしい言いかたをしてくれますね。
台湾と香港でどっさり受け取った花束から、お留守番たちにも1本ずつ分けてくれたような、
そんな心遣いが感じられます。そう、こんなトコにもましゃの心遣い。こんなトコまでプロフェッショナルな巨星。
この記事の冒頭に1枚の写真があるのですが、これがステキ。
すでに本番用の楽器も設置完了しているステージの真ん中で、
ましゃとスタッフらが床に直接、車座にぺたりと座り込んで打ち合わせをしているショット。
足元には資料の紙がいっぱい広げてあって、みんなTシャツや短パンやジャージで、
すごく真剣な表情で相談している。
本番のきらびやかな写真もステキだけど、こういう男くさいお仕事風景がまた本当にカッコいいです。
2014年08月06日(水) |
ましゃはびっくりさせる |
会報#103の続き。
香港・台湾公演で感銘を受けたことをARATAさんが語っておられるのだが、
あんなにしょっちゅうましゃに密着してビデオ回し続けてるARATAさんですら、
アジアツアーではいろいろびっくりしたらしい。
・ましゃの観客目線の確かさに驚く
リハーサル中にましゃがスタッフに指示を出していたこと(ライブ本編の伝え方、画像の文字を
大きくするタイミング、場面ごとの自分の見え方、など、特に観客目線で気にかけていた箇所)が、
すべて翌日のフェイスブックなどへの投稿記事に取り上げられて、とにかく驚いたそう。
A 「ご本人がこだわっているところがまさに響いているわけです。
ファンの皆さんに確実にヒットしているなと、正直唸りました」
・ギタリストましゃへの驚き
ましゃのギターソロの時の、驚きが入り混じったような歓声がとても印象的だったそう。
A 「『Cherry』やガリレオ『vs.2013〜知覚と快楽の螺旋〜』で、
ギタリスト・福山雅治に触れたことで、今まで持っていた役者的なイメージが、
一瞬にしてアーティストのイメージに上書きされてしまった、
そんな瞬間を垣間見ました。」
・『暁』中国語Ver.への反応と、ましゃのさらなる挑戦
ましゃもラジオでおっしゃっていましたが、サビの部分だけ中国語で歌ったら、歓声がもう
「ワー」とか「キャー」のレベルじゃなくて、「どーーーーん」と何か爆発したみたいだったと。
A 「もう鳥肌でした。びっくりしたのが香港の初日が終わって、急遽、
中国語で歌うパートを長くするっておっしゃって、そこから猛練習をしていましたよね」
T 「土壇場で最後まで歌うんだって、あれには驚いた」(T=カメラマンのタクヤさん)
これもラジオでおっしゃってました。最初はサビの部分だけ中国語で歌っていたけど、
香港二日目にサビからラストまで中国語で歌うことにしたと。
歌う直前まで、暗転のたび歌詞カード見直して歌詞を覚えたそうです。
普通だったらライブが進むにつれ緊張は解けてくるのに、それを歌うのがラストの方だったから、
いつもと逆にライブが進むにつれどんどん緊張していってしまったと。
それでも、「こんなに喜んでくれるなら」とチャレンジせずにはいられないのがましゃ。
総括してARATAさんは以下のように。
A 「今振り返ると決して大げさではなくて、歴史的な瞬間に遭遇してしまったというか、
このライヴで日本のミュージシャンに対する印象がドラスティックに変わったと思うんです。
台湾、香港ともに、ここまでエンターテインメントとして振り切ったライヴを
体験できていなかったんじゃないかって。
ライヴの組み立て方とか、伝え方、字幕ひとつにしても、そこまでやるか! という徹底さ、
プロフェッショナルの極み。ファンの方がいかによろこんでくれるか、楽しんでくれるか、
そのエンターテインメントの究極を見てしまったのではないかと。
これってライヴスタッフもきっと感じていましたよね」
BROS.TVで拝見していたARATAさんは、いつも控えめでとても腰が低い印象です。
時にすごくかわいらしい天然っぷりというかボケっぷりで、
ましゃをめっちゃ笑顔にしてくれちゃったりもして。
ですがこの方、いろいろなことをすごくちゃんと見ておられる。頼りになるわー。
ましゃご本人のコメントはまた後日。
2014年08月05日(火) |
届けたい! という気持ちこそが届く |
酷暑ですな。
昨日は風があるのをいいことに、窓を開け放しておいたら部屋中砂だらけに。
せっかくの風だけど窓を全部閉めきり、朝から二回目の拭き掃除をして、
そのあとはずっと冷房つけっぱなしです。
28度設定で快適でしたが、ひょっとしてもうちょっとがんばれるのでは?と、
じわじわ上げて、29・5度設定でもじゅーぶんいけるとわかったので、
しばらくは、家にいる間はこのままつけっぱなしにさせていただきましょう。
ほんとにもう、日本の夏、酷すぎる。
さてさて、BROS.#103 ASIA TOUR ISSUE、じっくり味わっております。
台湾と香港の街中で撮ったオフショットがステキ。
台湾の古都・台南でくつろいでいる様子も、
香港のわりと人通りのある路地を散策している様子も。
激務の間のほんのつかの間の散策なのでしょうけど、こういう時間はすっごく大切よね。
どんな異国の街並にもすーっととけ込んで絵になる、安定のオトコマエさん。
今日のタイトルにした「届けたい! という気持ちこそが届く」というのは
会報にあったましゃの言葉です。
「日本語で歌う限り、歌詞に関しては120%共有するのは難しい。MCにしてもそうです。
でも、そこで大事なのは『伝えようとしている、届けようとしている、という気持ち』
なんじゃないかって。」
いやいや、ご謙遜ですね。
「伝えたいという気持ち」だけじゃなく、「伝えたい内容そのもの」も
ちゃんと伝わったではありませぬか。
ましゃほどのプロフェッショナルが、「伝わらないかもしれないけど気持ちだけ汲んで?」
みたいなお茶の濁し方するわけないし。
MCの完全字幕表示しかり、「暁」の中国語Vs.しかり。
アイディアと技術の粋を尽くし、手間ひまかけまくった最大限の心遣いをなさったからこそ、
内容だけじゃなく、内容以上に熱い「気持ち」も伝わったのだと思います。
会報の冒頭にあった
「台湾・香港公演で使われたオープニング映像&メッセージ」を観ても
本当にそう思いました。
楽屋からステージに向かっていると思われるましゃの足元や後ろ姿の映像と共に、
次々にメッセージが出てくるのです。
「本来ならば2011年、僕らは逢えるはずだった」「予期せぬ出来事がそれを阻んだ」
「でも諦めなかった」「手を差し伸べてくれたから」「待っていてくれたから」
「そして2014年」「ついにこの日がやってきた」「僕が君に」「歌を届ける日が」
「音楽でつながれる日が」というメッセージが。
台湾用と香港用、もちろんそれぞれの国の言語で表示されているし、
大震災を伝える新聞記事も、ましゃが映画のプロモで来台、来港した際に歓迎されている映像も、
それぞれ現地のものを使っている。
つまり本当にその国のためだけに丁寧に作られた、スペシャルな映像なのです。
ましゃ自身の映像すら、コンセプトは同じだけど微妙に違うものが使われている。
これ、どちらかの国のだけ見てたら、そんなこだわりなんてわからないのですよ。
台湾用と香港用を両方見て、初めてそれぞれがスペシャルだとわかる。
同じアジアツアーなんだから、両国の映像混ぜたって、2カ国語を同時に出したって、
それでクレームが来るなんてこともないだろうに
でも、そんな雑な「おもてなし」はなさいません。
短い映像だけど、これをオープニングに見せられたら、本当に感動的だったに違いない。
これ作ったのARATAさんなんですって!(ほとんどのお仕事現場でましゃの密着映像撮ってる方ね)
ARATAさん、シンガーがご本業かと思ってたら「映像作家」がご本業なのか。多才な方だ。
ARATAさんいわく、
「あの映像、僕が作ったんですからね(笑)。もちろん福山さんの青焼きがまずあって、
東日本大震災から今に至る流れがあり、
ようやくライヴが実現できる“やっとできる”感と、
アジアの皆さんに対する“逢いたかった”感を、オープニング映像で一気に伝えてほしいと。
ご本人の熱い想いが映像として形になるにつれて、
“こういうことを伝えたいんだ”ってあらためて気づいたら、
僕も編集しながら込み上げてくるものがありました。」
このオープニング映像&メッセージのみならず、MCも国によって日によって変えたそうな。
それはつまり、その都度字幕も変えなくてはいけないということ。
それをきっちりサポートしてくれるスタッフについてましゃは
「ここはチーム福山のスタッフ力の自慢話にもなりますけど、
そういったことを現場現場で瞬時に対応するのは、それはもう大変なんです。
でもあえてそれをしたことで、MCの気持ちは伝わったんじゃないかと。」
MCだけでもこのこだわりよう。
本編のステージ構成でどれだけこだわりぬいたかは推して知るべしですね。
ARATAさんが語ってくれたステキな裏話はまだいっぱいあるのですが、長くなってしまうのでまた後日。
2014年08月02日(土) |
うれしいましゃ情報いろいろ |
リアルタイムましゃ(テレビやラジオの生放送など)には
まだしばらくお目にかかれそうにありませんが、楽しみな情報がてんこもりです。
その1 るろ剣に「謎の男」としてご出演(全然謎じゃないけど)
まだ観てませんが、番宣を渡り歩いてさらに期待を膨らませております。
「王様のブランチ」でのたけるん発言によると、「伝説の最期編」では
「福山さんもめちゃめちゃアクションやってます。凄いです」とのこと。
たーのーしーみー!
るろ剣公式サイトにあるましゃのコメント。
大友監督とは「龍馬伝」以来3年振りになるのですが、作品としてさらなる高みを目指し、
深く進化している撮影現場に感動しました。
今回激しいアクションシーンを体験させていただき、剣の一振りにもそれぞれの個性があり、
そのアクションに「役も人間も滲み出るものだ」ということを改めて教えていただきました。
そしてそこで出会った剣心は、とても強く美しかったです。
ましゃのコメントはいつもステキですね。
相手が見てほしいところ、評価してほしいところをしっかり見抜いてくれる。
うわっつらの社交辞令じゃなくて、ちゃんと見ている人の心のこもったコメントだなあと、
いつも思います。
その2 スリランカでの目撃情報
日本人のましゃファンも世界各地にいるけど、中国系のましゃファンも世界中にいらっしゃるのね。
今回は四川省のときのようなファンとのショットじゃなくて、
遺跡のような古い石段を登っていくましゃとそれを撮影しているクルーのショット。
ましゃの視線の先には野生のサルとおぼしき生き物。
さまざまな生き物たちとの出会いは順調に進行しているようですね。
霊長類にはことごとくモテる福山雅治だから、ステキな映像になっているに違いない。
しかし世界各地で熱病や事故や紛争が多すぎる今日この頃。
旅のご無事を心よりお祈り申し上げております。
その3 今年も「福山☆冬の大感謝祭其の十四」開催決定!
今年はパシフィコ横浜だけじゃなくて、今年のドームツアーで行けなかった地方を
「旅する大感謝祭」なんですって。期間も11月から年をまたいで2月までと、しっかりツアー。
でもそれで横浜の激戦度が下がるはずもなく、むしろいつもより大変な気もしますが。
どこかに入れてもらえることを願いつつ。
その4 会報BROS.#103 の、アジアツアー裏話がステキすぎる
台湾・香港で、まさに「エンターテインメントの究極」を体験した現地のお客さんたちも、
それを作り上げたチーム福山も、どちらも本当に幸せな時間を味わえたのだな、と。
ましゃのみならずスタッフの方々のコメントもとてもステキなので、これはまた後日。
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