ドラマがですよ! まずは「龍馬伝」。
ついに薩長同盟から寺田屋へ突入です。
先週の「侍、長次郎」の感想もまだでしたっけ。
長次郎の最期も哀しく寂しかったですが、一番泣けたのは最後に龍馬が亡き長次郎と
酒を酌み交わすシーン。これは泣けたー。しみじみとした良いシーンでしたね。
長崎奉行の前で「近藤長次郎は侍ですき。」と、長次郎の名誉を堂々と守り通した龍馬さんも
カッコよすぎでステキすぎでした。
そして今回の「薩長同盟ぜよ」では、
・久々に鳥かご背負った弥太郎。
・災難に会いやすい弥太郎
・隠密には絶対向いてない口の軽い弥太郎
・密命の内容どころか龍馬の名前までなんでそうペラペラと口に出すかな弥太郎
が、登場しつつの歴史的大事業成功のお話。
・龍馬のお母さん代わりのつもりだったとはお登勢さんったら
・「ありゃまっこと申し訳なかった。忘れてつかぁさい。」そんな笑顔でー。ズルい男だー。
・「わしを心配してくれるのはこれで最後にしてくれ。」
危険な目にあわせまいとする龍馬の優しさですね。
・見回り組VS新撰組in京都。どちらもイヤな奴らすぎる描かれ方だわ
・「龍馬さんのお役に立ちたい」お龍ちゃん
・一途&かなり無鉄砲&でも的確な行動力、の、お龍さん大活躍。
・いやそこで新撰組屯所に向かうのはいくらなんでも優先順位が違うと思われ
・鳥かごごとほおり出されるズタぼろ弥太郎
・ズタぼろ弥太郎の口を押さえる龍馬の大きな手がステキ
・雪のチラつく真冬なのに秘密会談なのに、どっからどこまで開けっ放し
・西郷、木戸、龍馬が顔をそろえる豪華さ
・にしても本題の西郷・木戸会談の扱いの軽いこと。とは言え、
盟約の一項目ごとに議論されても困るけど。
しかし今回のこの大事業も、寺田屋騒動のことを思うと単なる序章にすら感じられてしまう
福山龍馬ファンなわたくし。
「龍馬伝」公式HPのあおり文句はもっと凄いですよ。
「寺田屋。龍馬暗殺へのプレリュード。」
おーまいがーっ!
龍馬さんの最期のことはあまり考えたくないのだけど、ついに来てしまったかという感じです。
この「寺田屋。龍馬暗殺へのプレリュード。」を読むと、
寺田屋騒動での龍馬、三吉慎蔵、お龍それぞれの最高の見せ場がよくわかりますので、ぜひご一読を。
福山ご本人も「寺田屋の撮影は本当に大変だったから早く見てほしい」とおっしゃっていましたので、
裏話をいっぱいしたくてうずうずされているのでございましょう。ラジオも楽しみですね。
まあしかし。
瀕死の龍馬さんもステキだ。(何度も申しますがオトコマエさんに対しては本当にドSでごめんなさい。)
もうひとつ、今週最終回を迎える「IRIS」も。
このドラマに関しては、特に誰のファンというわけでもないのに、最後まで見続けてしまいましたわ。
多国間にまたがるこういうスケールの大きい政治的謀略のお話は、今の日本では作れないのだろうな、
なんて思いながら。
いやもうスケールの小ささでは最上級の、ただ今の国内政情のごたごたっぷり。
私的なご恩返しなら、もっと別のことでやってくれないかね、ぽっぽ君。
ひょっとしてぽっぽ君には、庶民になんぞ全く考え付かない壮大で深遠な計画でもあるのだろーか。
だって凡人で庶民なわたしにはあまりに理解不能な行動なんですもん。
オトコマエな皆さんが素敵なのは、
それぞれが「その人にしかない魅力」というものをお持ちだからですが、
それでもなお、あらゆるオトコマエさんに共通の魅力、というのもあるわけで。
この夏、NHKが特集したエンターテインメント界のヒーロー、
堂本光一、市川海老蔵、福山雅治のお三方につきまして、今回の3番組での発言をもとに
共通点を挙げてみました。ジャンルは違えど、魅力的なことにおいては共通しているので。
それぞれのマニアックなファンの皆さまに、「この人の魅力はそれだけじゃないわよっ!」
と、鋭くツッこまれるだろうことは重々承知でございます。
そりゃそーだがね。1時間かそこいらの番組で、こんなにカッコいいオトコマエさんたちの魅力を
すべてご紹介できるわけないのですから。そこのところはどうぞご容赦くださいませ。
オトコマエさんたちの共通点。
・日々努力しつつも、自分に絶対満足しない。(特に海老さまとましゃは『満足できない病』)
・ひとつのことをやり続けて飽きない。10年やり続けても日々新しい発見をし(光一さん)、
20年やり続けてもさらに精度と濃度を高めようとし(ましゃ)、
むしろ芸は高齢になって身体が動かなくなってからが勝負(海老さま)。
・怪我や体調不良で身体がしんどくても、それは観に来てくれるお客さんには関係ない。
(ちなみに美輪さまが舞台中に手首を骨折されたときにも、後日同じことをおっしゃっていた。)
・大変に用心深い。それは臆病ということではなく、準備不足や不注意からくる失敗を避けるため。
・(上記の用心深さとカブるが、)公演中は毎日同じリズムで生活する。
(特に光一さんと海老さま。ちなみにシーズン中のイチローもこの点は徹底している)
・お仕事人間。お稽古の虫。練習の虫。絶対に手を抜かない。
・自分の作品や舞台上の自分を、常に客観的・俯瞰的に見るよう努める。
・言葉と行動・態度にブレがないので発言に説得力がある。「生き方は言葉に反映する」のお手本。
・自分がとてつもなく大きなものを背負っていることを自覚し、その責任を果たすことから逃げない。
・負けず嫌い。(他の人に対して、というより、自分自身に対して。)
・他人や環境のせいにして言い訳したりしない。
・以上のことはすべて実行するのがプロとして「あたりまえ」と思っている。
お!
発言とは関係ありませんが、みーはー的に大変重要な、ビジュアル面での共通点を忘れてましたよ!
・オトコマエで美しいお顔に、鍛えられきちんと管理されているキレイなお身体を持つ。
・ゆえに、何を着せられても素敵に着こなすが、実はおしゃれにさほど興味もこだわりもなく、
基本的に動きやすいジャージをお好みになる。
・歳を重ねるにつれさらにカッコよくなられている。
・ビジュアルも素敵だがそれ以上に素晴らしい「声」をお持ちである。 ←イイ声好きには大変重要なポイント。
こんだけ列挙すると完全無欠みたいだけど、お三人とも全然そんなんじゃないですね。
自然体でむしろカッコなんてつけてないのに、カッコイイのだからもう完敗。
内側からにじみ出る、ってやつですね!
2010年08月25日(水) |
欧州凱旋公演「義経千本桜」 |
再び新橋演舞場にて八月花形歌舞伎を拝見。
今度は第一部の欧州凱旋公演「義経千本桜」でございます。
「プロフェッショナル 市川海老蔵スペシャル」で、
この演目の欧州公演を成功させるために海老さまがどれほどの試行錯誤を重ねたかを
拝見していたので予備知識もいくぶんかあり、とても興味深く観させていただきました。
桜満開の美しい景色の中、
静御前を守る荒々しい侍姿や凛々しい侍姿の海老蔵も実に頼もしく美しかったですが、
最後に本当の姿である子狐の正体を現してからの、なんと可愛らしいこと!
人間らしからぬ細かい表情、動き、声色のどれもが本当に面白いのですよ。
しかも子狐だから動きもほぼ跳ねっぱなし。ずっとうさぎ跳びしながら演じているようなものです。
うさぎ跳びしながら哀しさや嬉しさを実に細かく表現するっていったい!
それなのにどこまでも身のこなしが軽くてね。肩で息するようなこともないし。
どんだけ鍛え上げたアスリートなのかしらんこの方は。
そしてやはり、あの朗々と響き渡るお声がステキですねー。
見た目が大変オトコマエでいらっしゃるので、登場しただけで「おっ!」という空気になるのは
あたりまえですが、あの声は場の雰囲気をさらに一瞬にして変えるような力をお持ちのようです。
最後の宙乗りの場面も素敵でしたー。
子狐は父狐母狐の皮でつくられた「初音の鼓」を義経からもらい受け、
これでもう父母と離れることはないと喜びながら天高く飛び去ってゆくのです。
舞台下手で一気に三階の高さまで飛び上がり、そのまま三階の客席まで、
鼓を手に全身で喜びを爆発させながら、舞い散る桜吹雪の中、飛んでゆきます。
吊られながらも四つんばいの姿勢を崩さず、両手両足を実に活き活きと動かしながら
飛び去ってゆく様子も本当に可愛らしくて微笑ましくて。
海老様すごい。
こうなると、今年1月に上演していた「伊達の十役」を見逃したのが悔やまれます。
いや、観たいと思ってたのよ。
でも歌舞伎のチケットの動向には疎いわたくし、ちょっと油断しておりましてね。
気がついたらあっさり売り切れてましたの。
「義経千本桜」はどの場面も桜満開で美しい舞台装置になっているのですが、
なかでも桜吹雪は、やはり日本人にとっては特別な感情を呼び起こさせるものなのだと
思いましたよ。
こんな猛暑の中で見ても、あれほどの桜が舞えば気分は春爛漫。
千両役者に桜吹雪が最高にお似合いなのはもちろんですが、
客としても、桜のもつ生命力と美しさに浄化されたような気持ちになりますね。
そんな別世界の劇場から、猛暑の外に出るのがどんだけイヤだったことか。
秋は何処に。
2010年08月23日(月) |
生き方が言葉に反映する |
さ、この夏のNHKが推す「現代のヒーロー」お三人目の登場ですよ。
「トップランナースペシャル 福山雅治〜僕の一日夏休み〜」
みどり豊かで涼しげな森の散策とか、カレー作りとか、歌詞制作とか、
そういうのはとりあえず全部すっとばしまして、
ここはやはり福山ましゃの人となりがわかるお言葉をいくつかご紹介。
・「自分は同じことをずっと続けるのが好きなタイプ。
同じことをずっと続けていって、精度と濃度を高めてゆきたい。」
・ミュージシャンと俳優の二足のわらじですが?
「音楽やるつもりだったのに、『俳優やりませんか?』って言われてやっちゃったんですよ。
最初ぜんぜんできなくて。それが悔しくて、できるようになりたくて続けた。
その気持ちは今でもある。龍馬伝始まった時もできないことだらけで。
それがくやしくて続けてる、というのがある。」
・歌詞にはどこまで自分の経験や気持ちを載せていくのか?
「自分がどういう生き方をしているかによって、どの言葉をチョイスし、
どういうメッセージを伝えるか決まる。作品は自分の生き写し。」
(テロップには「生き方が言葉に反映する」とあった。その通りですね。)
・あなたにとって故郷(長崎)とは?
「故郷にいた頃の自分にはもどりたくない。会いたくもない。その頃の自分は
いろいろなことが上手じゃなかったから。
上手じゃないのが若さの特権で、甘酸っぱくていいのだけど、
そのために傷つけなくていい人を傷つけたし自分も傷ついたし。
故郷には、初めて経験したそういう痛みやキズが思い出としていっぱい残ってる。
だから故郷は自分にとって重たい。
でも実は、重たいのは故郷じゃなくて、故郷にいた「あの頃の自分」。
だから故郷は悪くない。長崎は悪くない。誰も悪くない。僕が悪かっただけ。
たとえば、音楽がやりたいのに、この街は音楽ができるような環境がないから
この街はダメだ、と、街のせいにした。
いや、この街がダメなんじゃなくて、オマエがダメだったんだ、って今ならわかる。」
・この仕事をやっていて幸せと思うことは?
「全般幸せ。やりたいと思っていた仕事ができているから。
もちろん、やるとは思ってなかった仕事もしてますけど。
でも、やりたくないことはやってない、というのは幸せ。」
・幸せじゃないことは?
「終わりがないこと。満足するということがない。
満足しちゃいけない、という強迫観念が自分にはある。
『満足してる』なんて言ってちゃダメだし、本当に満足してもダメだと思う。」
・あなたのゴールは?
「死ぬとき。または、飽きちゃった時。
飽きるというのは、仕事じゃなくて自分自身にね。
長年やってると『もうこれも観たことある自分だな、これも知ってる自分だな』というのが
増えてくる。そうなると、ネタ切れかなオレも、みたいなね。」
その言葉に対して箭内さんは「ちゃんと自分と向き合ってるからそう思うのだし。
福山さんの凄いトコは、裏切るし期待に応えもする、ということ。その両方で前に進んで
ゆくのが凄い。」
光一さん、海老さま、ましゃ、と、エンターテインメント界における3人のヒーローの
お仕事っぷりやお言葉に続けざまに触れられたのは大変に興味深かったです。
最高のプロフェッショナルたるべく日々努力なさるお三人の、
ステキな共通点をいくつも発見いたしましたよ。
それはまた後日。
2010年08月20日(金) |
「プロフェッショナル 市川海老蔵スペシャル」 |
この夏のNHKが推す「現代のヒーロー」、おふたり目の登場です。
これも素晴らしかった!
どんな分野に生きる人でも、覚悟を持って全力を尽す人は美しいですね。(感涙)
海老蔵の言葉のひとつひとつには確かな説得力があり、
稽古に打ち込み舞台を務め上げる姿のすべてが本当に力強く頼もしい。
突然ですがここで再び土下座。(わたしが)
御曹司だと思って、女遊びばかりしててもそこそこやっていけると思ってんじゃねーの?
なんて思っていたかつてのわたくしの了見の狭さをひらにご容赦ください。(いっそ土下寝)
さて、謝罪も済みましたところで。(簡単な謝罪だなオイ)
「プロフェッショナル」という番組は、その人が最高のプロフェッショナルになりえた過程での
「挫折」「転機」を必ずフィーチャーしますね。逆に言えばそれを経験し乗り越えることなしに
プロフェショナルになれる人はいないということなのでしょうが。
海老蔵も、市川家350年という伝統の重さに、最初は逃げることばかりを考えていたけど、
それを背負うのは自分しかいない、と覚悟を決めてからの歌舞伎への献身が凄まじい。
移動中はすべて早歩きだし、年間500回という舞台に立っていて、さらにそれら
すべてにお稽古や準備の期間もある。(1年は365日だ! ←言われなくても知っている)
人生をすべて歌舞伎に捧げ、生き急いでいるかのような没頭っぷりです。
それなのにまったく悲壮感がなく、ひたすら勇壮かつ緻密に突き進んでゆく姿にしか見えない
というのは、それが自ら望んで取り組んでいることだからなのでしょうね。
誰から強要されたわけでもなく、自分の行動すべてを自分自身の責任のもとで
決断している人だからでしょうね。「自分はこうありたい」という目標を決めるのも自分、
そこに自分を追い込むのも自分。そういう人には、やらされてる感が全く無いから、
その人の内側から湧き出るエネルギーが、無尽蔵に周囲に振りまかれるような
力強さや清々しさはあっても、悲壮感なんて全く感じられないのです。
それがたとえどんなに大変な作業だとしても。
全ての言葉が印象的でしたが、書ききれないので泣く泣く抜粋してご紹介。
・「小さい頃から舞台に出て恥を知り、悔しくなり、涙して、どんどん大きな器になっていくという、
現場の修行ができるのが、僕らの世襲のよいところ。」
・「歌舞伎には型があり、これじゃなきゃいけない、というのがある。でも、これじゃなきゃいけない、 というのが、これでいいんだ的なことになりがちな部分もある。守らなきゃいけないところを守り、
攻めるところは攻める。その葛藤。」
・「満足すると油断する。油断すると失敗の可能性が増える。
ストレスはすごいけれど満足はしない。できない。」
・「歌舞伎役者は、20歳とか30歳とか40歳はハナタレ小僧。
体が動かなくなってきてからようやく、芸とは何なのかが見えてくる。
そういうところで闘わなくちゃいけないというのは、今をどれだけ突き進むかにかかっている。」
・まお嬢と初めて会った瞬間に「自分の結婚相手はこの人だ」とわかった、という話から、
「人生は運と勘と縁。運は自分で育て良くしていくもので、縁もその延長上にある自分の持っている力。
それを最初に発動させるのが勘。」
・「すべては自分で選んだこと。この家に生まれたのも自分で選んだこと。
誰も信じてくれないのだけど、(生まれる前)自分はずいぶん後ろで順番待ちをしていたのだけど、
『その家に行くのはオレだ!』と、前にいる人たちを押しのけて来た記憶がある。」
・「(歌舞伎役者は)死んでからが勝負。死んでからその名声が何百年続くか、それが勝負。」
・「信じることだよね。お客様、自分、演目を。自分は通じるように努力して通じるだろうと思うし、
お客様はわかってくださると思うし、作品にはそれだけの力があると。信じるしかないよね。」
・ロンドン公演を大盛況のうちに終え「感動もあるし喜びもあるけど、まだまだ先は長いので。
まずは代々の海老蔵さんに負けないよう頑張らないといけないし、ゆくゆくは代々の團十郎と
肩を並べなきゃいけないわけで。階段を一段登ったと思うけど、もっと高い階段はいっぱいあるので。」
・プロフェッショナルとは?の問いに
「昨日の自分を越えることを、継続しつづけること、かな。」
あの精悍な風体とギョロギョロした強力な目で(誉めてますから!)、実に遠くまでを見据えながら
今この時を全力疾走なさっている姿に感動いたしましたよ。
来週はその欧州凱旋公演の「義経千本桜」を拝見しにまいります。なんてぐっどたいみんぐ!
2010年08月19日(木) |
現代のヒーロー おひとり目 |
「堂本光一 すべてはステージのために
〜究極のエンターテインメント『SHOCK』〜」
表舞台に立つ姿を観ただけでも、じゅーぶんにその凄さはわかるのですが、
裏での頑張りを見るとなおさらです。むしろ、オトコマエな心意気を持つ方々の常として、
裏のお姿は表よりもさらにカッコいい。
内くんの存在が、座長そしてカンパニー全員の凄さをさらに際立たせていました。
これは内くんが未熟だからということではなく、なにもかもが初めての内くんを、
育て、見守り、その魅力を最大限に生かすにはどうしたらいいかという、
最近のSHOCKとしては大変にイレギュラーで負担の大きい仕事に、冷静沈着に
とりくむ座長の様子が随所に観られたからです。
他の皆さんも、殺陣にとまどう内くんに「思いっきりやって。俺らが避けるから。俺らが合わせるから。」
と、さらっと言える実力と実績を積んできている、本当に凄い方々だということがわかるからです。
もしライバル役がヤラさんのままだったら、座長をはじめベテラン勢ばかりで、
何でもすぐに対応できてしまう「完成形」のカンパニーだったわけで。
そうなると、内くんが初日に楽屋からなかなか出てこられなかったほどに感じた、
彼目線でのSHOCKの怖さや凄さ、それを10年も最高の状態で続けてきている
座長はじめカンパニー全員の凄さ、などがかえって伝わりにくかったかもしれない。
そんな風に感じたりもしました。
座長の最高にカッコイイ姿と共に、見慣れたお顔がチョコチョコ映りこんでくるのも本当に楽しくて。
MADだ! リカちゃんだ! マチダさんにヨネハナさんだ! オーナーは裏でもオーナーっぽいわ!
と、誰を観ても頼もしく、懐かしく愛おしい気持ちにさせられます。
凄まじく負担の大きい大変な舞台なのに、いやそういう舞台だからこそ、
カンパニーの誰もが活き活きと明るい笑顔を絶やさず、
互いを信頼し励ましあっている様子が本当にステキ。
そんなカンパニーはこの超絶オトコマエな心意気の座長なくしては育たなかったのですよね。
オンエアは若干息を詰め気味に観てしまったので、リピートはもうちょっとゆったりと楽しみたいです。
だってもうこの人がオトコマエってことはずっと前からわかってますから!
今さらあらためて言われなくても、ちゃんとわかってますから!
2010年08月18日(水) |
八月花形歌舞伎 「東海道四谷怪談」 |
17日(火)の夜に観てきました。
ちょー猛暑な夏の夜にふさわしいお話ですねぇ。
日本人として大変に正しい形で夏の夜を満喫した気分ですよ。
四谷怪談はあまりに有名すぎて、ちゃんと知っている気になっていたのですが、
赤穂浪士の討ち入りに絡めたお話だったなんて、全く存じ上げませんでしたよ。
日本人として本当に無知でごめんなさいまし。
見た目は最高にオトコマエなのだけど、実は冷酷なサイテー男、を演じる海老さまは、
いつもながら惚れ惚れするおとこっぷりでいらっしゃる。
海老さまの声って、歌舞伎役者のなかでは、なんか現代風というか、ちょっと
ほかの人とは違うように聞こえますね。何がどう違うかと言われると説明できないのですが。
でも、あの目ぢから鋭く、凛々しくも妖艶にもなれるビジュアルとあのステキな声は、
スター(歌舞伎では千両役者と言うのかしらん)にふさわしい魅力だと思います。
が、今回なんと言っても素晴らしいのはお岩を演じる勘太郎。
細やかな感情表現がそのまま、細やかで美しい所作のすべてに込められていてお見事。
2階席から観ていたのですが、あのお岩さんの動きのひとつひとつは、
至近距離でガン観したいなー、と思いましたよ。
今回ももちろんイヤフォンガイドに助けてもらいました。
お岩が隣人からもらった「身体によい薬」(実は顔を崩す毒薬)を飲み干す場面では、
いただいた人への感謝を何度も言いながら、拝むように丁寧に粉薬を扱う手さばきがとても細やかで
リアルなのですが、ガイドが「この独特な手の動きに客席から笑いが起きることがありますが、
これはよくありませんね。ここは、その動作のひとつひとつからお岩の感謝や治りたいと思う気持ちを
しっかり感じ取っていただく場面です」みたいなことを言っていて、なるほどなぁ、と。
客席で笑いが起きている様子はまったくありませんでしたが、こうやってちゃんと鑑賞の仕方や
気持ちのくみ取り方を教えてもらえるのは、初心者には本当にありがたいです。
勘太郎はお岩を含めて計3役をこなし、終盤では戸板の裏表にくくりつけられた別々の幽霊に
なってたりするので、その戸板返しの早替わりなども見所でとにかく大活躍。
お岩さんが幽霊になってからは、舞台装置もさらに大掛かりで派手で、燃えつきた提灯から
幽霊がぬーっと現れる「提灯抜け」などをはじめ、幽霊があちらこちらに現れ、客席にも現れるという
大サービスで楽しかったです。
歌舞伎の演目をひとつ観ると、日本人としてのお勉強もひとつさせてもらえたような気がして
嬉しいっすね!
2010年08月17日(火) |
猛暑に負けないオトコマエさんたち |
猛暑が続きますね。
生きてるだけでやっとです。(本当に)
夕方になっても気温が下がらないので、さすがにここ数日はウォーキングもお休みです。
冷房の効いた室内でのお仕事はまだしも(むしろ寒すぎたりもするが)、
こんな日でもスーツで外回りらしき営業マンも見ますので、いったいそれは大丈夫なのかと。
なるべく外にいる時間の少ない、なるべく日陰部分の多いところを通る移動手段が必要ですな。
そんな猛暑の中、気分をおだやかーに、すずやかーにさせてくれた、ましゃのTV露出も、
昨日のHey!×3をもちまして一段落。
8日に収録だったHey!×3は、歌前のMCも歌もMステよりずっとリラックスした様子で、
大変ステキでいらっしゃいました。
デカイまっちゃん人形(180センチのましゃよりさらに巨大)に丁寧にご挨拶し
最後に耳に息吹きかけてみたりしてた様子もオトコマエさんながら可愛らしく。
音楽番組や日テレのWSなど、龍馬さん以外のましゃが予想外にいっぱい観れて嬉しかったです。
そして!
滝翼が年内に復活! という一報が。
わざわざYAHOOトピックスに挙げるほどでもないと思ったけどね。(ヒドいファン)
最後に出したシングル「恋歌」は2008年6月だったのですね。2年前か。
でも別に休止宣言とかしていたわけでもないし。ふたりともずっとソロでお仕事はしていたわけだし。
カッコよくお仕事なさるお姿が拝見できれば、別々のままでも全然かまわないのだけど、
ふたりとも好きな者にとりましては、二人揃って見られるのは大変な「お得感」があります。楽しみー♪
その他、気になるオトコマエさんたちのご動向。
・今井さんは大阪で元気にPZ公演中。残りあと1週間、がんばってくだされ。
・WSで見た滝沢さんソロコンでの美輪様姿に笑わしてもらったー。以前も書いた気がしますが、美輪さまの
モノマネでわたしが認めておりますのは(←ナニサマ?)、SMAPの慎吾ちゃんと滝沢さんだけですの。
・矢吹丈なやまぴーと、力石徹な伊勢谷友介氏の素晴らしいボクサー体型に驚愕する。
監督のコメントに「山下智久、伊勢谷友介という二人の役者がこの偉大な原作にどう取り組んだのか?
それは理屈やテクニックではなく、ひたすら練習に励み、本物の筋肉を手に入れ、
本気で殴り合うことでした。それを成し遂げた二人の姿を見て、映画でしか味わえない感動とは
こういうものか! と改めて気付かされました。」
とあるのを読み、格闘技は苦手な自分ですが、ちょっと観てみたい気になりました。
伊勢谷氏のお身体には、龍馬伝の現場で龍馬さんが「ナイスカット!」と声をかけたほどだった
と聞いておりましたが、本当にこちらもキレイ。でも高杉さんが脱ぐ機会はあるのだろうか?
(ちなみに「カット」とはボディビル用語で「キレイに浮き出た筋肉のライン」を言うそうな。)
・昨夜はマツジュンとヒガシが夢に出てきた。「GM〜踊れドクター」と「夏の恋は虹色に輝く」を
毎週楽しんでいる自分わかりやすすぎ。若干サスペンスなストーリーだった気がするのですが、
ストーリーはともかく美形なおふたりに大変癒された夢であったような。
どちらさまも熱中症にはくれぐれもお気をつけくださり、
オトコマエな皆さんのご活躍を元気にご堪能なさいますように!
2010年08月15日(日) |
ひとりだけソロのMステ裏話 |
やはり、他の出演者が全部グループの中、
たったひとりソロで出演していたましゃはちょっとお寂しかったようで。
たまラジで、そんなMステの感想も話していらっしゃいましたわ。
寂しかった話から「なんで俺は踊れないんだろう?」ってトコまで考えが行ってしまった
奇跡の41歳福山雅治。
面白かったのでちょっとだけご紹介。
・Mステスタッフが、なぜか今回(14日の生放送)もラジオの現場にいるそうな。
「ライブのお客さんはその都度入れ替えるの? 入れ替えないんだ?」と、そのスタッフに尋ねたり。
(Mステ出演前にスタッフがラジオと龍馬伝の現場に何度かおじゃましたというのは、
Mステブログに書かれていたが、なぜ出演後の今回も?)
・「龍馬伝の現場が男だらけで野太い声ばかりが飛び交っていて、ここ最近 黄色い声援から
遠ざかっていたため、ライブ形式で若い女性ばかりを前に歌うのは大変に照れてしまった。
以前は「黄色い声援」ばかり食べて生きていたのに!」
・「『蛍』、皆さまのおかげでオリコンデイリーチャートで一等賞をいただきました。
本当に皆さまのおかげです。にもかかわらず、昨日、若い女性達の黄色い声援の前に、
声が上ずってしまいました。いんのうが収縮してしまいました。」 ←正直にもほどがある反省の弁
・「トーク中も自分だけひとり。しかも41歳のおっさんで、龍馬で、スーパードライで、
レグザでダンロップでシチズンでキューピーで「蛍」でしょ。そりゃ寂しいよね。」
(↑ 確かに大人でダンディなCMが多いですが、それだとどうして寂しいことになるのかわかりません。)
・「『ソロの人は、ひとりだけ同伴していい』とか、そういうのダメなのかな?
『ソロの人にかぎり、ケータイ見ててもいい』とか、『ソロの人に限り、漫画読んでてもいい』とか、
そういうのだめなのかな? ダメなの?」
(と、またMステスタッフに尋ねている。「会議してみます」と答えるMステスタッフ。)
・「でも、番組に参加してない感じはダメだから、そういうのはダメだよね。
じゃぁ『ソロの人に限り、女子アナをひとり付ける』とか、どう? 歴代のMステ女子アナに囲まれてるとか。
寂しくないようにコンシェルジュをつけてくれるとか。」
・荘口「あなたもう中堅を超えてベテランなんだから! みんな挨拶にも来てくれるでしょ?」
福 「ベテランなんかじゃないよ! 挨拶は来て下さる方もいらっしゃいます。
来ない方ももちろんいらっしゃいます。登場前の階段のところでは嵐の桜井くんと話した。」
・踊る人たちばかりの出演者を見て、
「俺ここ何年かずっと思ってるのよ。『俺って芸がないな』って。
俺なんか、ただ立って歌ってるだけ。今は歌って踊れるグループが主流なんです。」
・「なんでダンスがいいかと言うと、『あ、練習したんだ』ってわかるじゃない。新曲のたびにダンスは違うし。
ギターは練習してると思われないから。
何の努力もしないで来て歌って緊張して帰った、みたいに思われるでしょ。」
・「俺もそろそろ踊る? 俺も自分からアミューズに『俺も踊ったほうがいいかな』って言ったことある。
本当に自分は芸がないと思うから。これも求められているかどうかの問題だから、求められてないなら
やる必要はないんだけど。やってほしいのかな。」
・「新宿コマで北島三郎さんがやってたみたいに、前半は清水次郎長やって、休憩でお弁当食べてもらって、
後半はライブとか。ああいうのいいなーって。サービスしっかりしていて。」
・「踊るとかラメラメの凄い衣装を作るとかは、似合う似合わないじゃなくて、
『ひのき舞台のために努力しましたよ』というのが見えるところがいいよね。
がんばってるんだ、サービスなんだ、って伝わるじゃない。」
・荘口「がんばってることは伝わってますよ! 大河もやって、時間もないのに曲も作ってレコーディングもして!」
福山「いや、なんか昨日はね、『俺なんで踊れないんだろう』って、悔いたね。」
考えすぎて軽くうつになるほどのがんばりで作詞作曲してステキな曲を作り、
ギターのやさしい旋律もカッコイイ旋律も弾けて、イイ声で歌も歌えて、
大河ドラマの主演もやって、共演者からも慕われて憧れられて、お顔もキレイで身体もステキに鍛え上げられてて、
ラジオではちょー気さくに楽しい話ができて、そんな人が「俺って芸がないな」って。
普通に聞いたら「イヤミ?」としか思えない発言ですが、
ご本人は心底そう思っているようで、「俺って芸がないな」という言い方も本当に寂しそうでしたの。
これらのどれもできなくても「俺ってすげぇ」と思って生きている人はいっぱいいるのにね。
でも、これだけ評価されても天狗になれない人だからこそ、
歳を重ねるごとにさらにステキになられているのでしょう。
2010年08月14日(土) |
豪華というかなんというか |
昨夜のMステですよ。
ミニステからいきなり全員集合って。
まあでもあのメンツではなかなか選び出せませんものね。
それぞれのパフォーマンスも楽しかったけど、
ジャニーズ3組、アミューズ2組、他1組(すまん。存じ上げぬ)計6組の
立ち位置というかびみょーな力関係というか、そういうものに
ついつい目を凝らし耳を澄まし鼻を利かせてしまうような絵ズラでございましたな。
J内3組による、完全年功序列制に基づいたイジり合いがもっと見られるかと思いきや、
無難にそれぞれのグループ内だけのエピソードだけでまとめてきやがりました。
ま、あまり絡みすぎても、他の3組の皆さんに失礼ですしね。
見るまでは全く思わなかったのだけど、いざ見てみると、
福山&木村の絡みが多少なりとも見たかったかなー、という思いが。
嵐さんの台頭めざましく、人気売り上げともにただ今ぶっちぎりのNo.1だとしても、
年功序列的にはやはり、あの空間でのツートップは福山&木村だろうと思えたので。
だって木村くんったらオープニングで階段を一番最初に下りてきたよ。(いえ別にいいんですけど。
福山は先週に続き2週目の登場ですし。別に「アンタが最初?」と思ったわけじゃないですけど。←くどい)
かつての福山&GACKTのような、種類は違えどちょーオトコマエなおふたりの、
あんな面白い絡みは、なかなかないものですね。
ま、昨夜のましゃは出演者の誰よりも、タモさんとの「大人な」ツーショが一番しっくりきていたので
よろしいのですが。日本酒を女性にたとえての表現のし合いっこって、面白そうですね。
人生経験も語彙も豊富な大人の男にしかできなそうな遊びでございますよ。
「TOKIOのリーダーって福山より年下なんだよな? リーダーが情けないわけじゃなくて、
福山が凄すぎるってことだよな。」と、息子がみょーなところに感じ入っていました。
世の中はお盆休みですが、
うちの受験生がよーやく本気を出して勉強し始めたので、この夏の帰省は夫だけですの。
部活を引退するまで、帰って家ですることといえば、ケータイいじってあとは爆睡、な日々だったので、
朝から晩まで机に向かっている姿なんて、息子誕生もうすぐ18年目にして初めて見ましたよ。
ま、あれだな。
勉強するという行為も勉強する内容も、物珍しくて新鮮なのかもしらんな。(ヒドイ親)
さすがに、夏休みも中盤となってきてからは勉強疲れもでてきたようですが、
夏休みの最初の頃なんて「バスケの練習に比べたら、一日12時間勉強したって
疲れないんだけど。疲れないから眠れないし。」とか言って、夜中に走りに行く始末。
さらには「なんか腹筋が落ちた気がする。勉強ばかりしてて腹が出るとかありえねーし!」
と、一日腹筋280回を日課にしてみたり。(なぜ300回にしないのかという疑問はあるが。)
なんとも呆れる体力野郎でございます。
でも、「やる気」を出すには体力って重要なんだなー、と改めて感じますよ。
体力だけあってもまったく「やる気」に結びつかないことも多いけどね。
というわけで、母もそのやる気に敬意を表して、
TV番組はオンエアを観たらリピートは遠慮しているので(テレビのあるリビングが一番涼しい勉強場所になっているから)、
HDに溜まった録画もなかなか編集できずにおります。
(オンエアはしっかり観ているのだから全然遠慮していないとも言えるが。)
今夜のMステも楽しみです。
賑やかで楽しそうな顔ぶれだわー。
ましゃは「蛍」のピアノバージョンをご披露とか。
CDも発売日当日に届き、わたしはやはり「少年」が好きでこちらを中心に聞き込んでいるのですが、
ピアノバージョンの「蛍」もしっとりしていてステキですよ。
ジャニーズ勢3グループ15人のアイドル(一部ガテン系アイドル)な皆さんたちに囲まれた、
「イケメン界の始祖鳥」こと福山雅治氏(本人談)の存在感やいかに。
先週のMステでは「身体から幕末時間が抜けなくて、ぼーっとしてた」そうですが、
ぼーっとしててもあんだけオトコマエさんなのだな。
NHKの夏の特番の予告を見ました。
「現代のヒーロー登場!」というコピーが大変ステキです。
そしてその表現を裏切らないオトコマエさんたちのラインナップが豪華すぎ♪
エンターテインメント界からは、海老さま、こーいちさん、ましゃ。
日々、現代の福山さんと幕末の龍馬さんに癒され、
来週は海老さまを観に新橋演舞場に行く予定で、
7月には残念ながら帝劇にはうかがえなかったわたしにとりましては、
奇跡のような素晴らしい顔ぶれです。
「堂本光一と舞台『SHOCK』の10年」(18日オンエア予定)
という仮題を聞いただけでワクワクしてきます。
HPの番組紹介の文章を読んでも、
「そうそう。そうなのよ。その通りなのよ! よく言ったNHK!」と
期待は高まるばかりです。
最年少座長とかフライングとか階段落ちなどの目新しさが注目されたSHOCK創成期には、
話題にされるのはそんなに難しいことではなかったかもしれませぬ。
ですが10年後の今も、こんなふうに特番にとりあげられるような作品として
バリバリ生き続けているというのは本当に難しいことでございましょう。
エンターテインメントは人を楽しませるものではあるけど、ビジネスでもあるのだから、
客が入らなきゃ続けられない、という大前提があるわけで。
しかもハンパに入ってるんじゃなくて、新聞にはいつだって「全席完売」。
売れてる気配がサッパリないんだけど、なんであの酒屋はつぶれずに続いているんだろ?
みたいな、うちの近所の品揃えのすくなーい、さびれた酒屋とは「続いている」のレベルが違うのだ。
(比べる対象を徹底的に間違えている。)
正直なところ「SHOCKはもう卒業でよろしいのでは?」と、毎年のように思うのだけど、
観ればまちがいなく最高に癒されて最高に力づけられる舞台であり続けてくれている、
というのも、毎年感じる正直な感想です。
そんなステキなショーを常に全身全霊で作り上げてきた座長の凄さを、
NHKがどれだけしっかり見極めてご紹介いただけるのか、ワクワクしつつのお手並み拝見ですよ。
2010年08月09日(月) |
「龍馬伝」第三十二話『狙われた龍馬』 |
和んだー。とっても楽しい回でした。
史実どおりのエピソードじゃなくたって、「こういうことがあったっておかしくないよね」、
「あったら面白いよね」と思わせてくれるだけで充分です。
近藤勇がお龍さんに言い寄るとか、
それを龍馬さんが薩摩人のふりをして助けるとか、(龍馬さん薩摩弁上手すぎ!)
重太郎先生が妹のために龍馬さんを追って京まで来るとか、(何もお風呂場で抱きつかなくても!)
重太郎先生&龍馬さん&近藤さんが睨み合うとか、(重太郎先生一世一代のカッコよさ!)
どんだけ盛りだくさんなエンターテインメント回だったことか。
ここにきてまた近藤さん? 今頃また重太郎先生? みたいなサプライズも楽しいし、
出てきてくれるとやっぱり嬉しい芸達者な皆さんですし。
楽しいエピソード以上の素晴らしいエンターテインメントと言えば、
ほどいた髪と寛いだ浴衣姿がみょーに色っぽかった龍馬さんのビジュアルでございましょう。
しかもそのままで寝姿と殺陣姿もアリという大盤振る舞い。
久々のお風呂シーンで披露した、相変わらずキレイにビルドアップされた上裸もね。
湯船から立ち上がらなければ重太郎先生から抱きつかれることもなかったものを、
わざわざ立ち上がって、わざわざずぶぬれの全裸に抱きつかせるという。(いやストーリー上必要なのだきっと。)
一方、暑苦しい男祭りの中で和ませてくれるのは、お龍さんの表情の数々。
龍馬さんのことで、驚いたり心配したりとまどったりはにかんだり喜んだり、という
表情のひとつひとつがとっても魅力的です。
この人は、どんな表情も基本的にクールで、あまり大げさにならないのがいいよね。
大仰でなくても、秘めた想いというのはしっかり伝わってくるし。
福山龍馬さんと真木お龍さん、本当にお似合いで大好きなツーショです♪
もちろん、こんなステキなエンターテインメントの中に
薩長同盟に向けての最大の進展もあり、中岡慎太郎もかっつみー西郷もステキな存在感を
示していらっしゃいました。(NHKの「龍馬伝」公式HPでのかっつみーのインタビューも楽しい。)
そういえばこのところ、バラエティ番組ではかっつみーばかり観ている気がしますよ。
舞台の宣伝でしたっけ。
来週のたまラジにもいらっしゃるそうで、しかも再来週には長次郎こと大泉洋ちゃんも
いらっしゃるそうで、たまラジも徹底的に龍馬伝祭り(いつもだけど)で毎週本当に楽しいです。
ナマかっつみーは一度だけ拝見したことがあるのですが、
何かの舞台を観に行ったときにお客さんとしてロビーにいらっしゃいましたの。
他の役者仲間の方々と談笑していらして、キャップからお洋服までほぼ全身を黒で
まとめていらしたのですが、上背のあるがっしりとしたオトコマエさんでいらっしゃいました。
いえ本当に。(誰も嘘だとは言ってない)
TVで観るよりカッコイイな、と思いましたもの。ちょっと男の色っぽさがあるというか。
まあしかし、あのお寝巻き龍馬さんの色っぽさにはかないませんことよ。
2010年08月07日(土) |
ましゃ&洋ちゃん@Mステ |
今日はちょっと風があるな、と思い、
冷房を止めて窓を開け放ってはみたものの。
お昼くらいまでが限界でしたね。
昼食の準備で火を使い始めたらもうダメっす。
昨日のMステとハッピーミュージック(この音楽番組は初めて観た)ご出演の福山は
大変に見目麗しく、歌もステキで、大満足でございました。
「蛍」は歌も曲もよいのだけど、イントロや間奏のギターもとてもキレイ。
本来はイントロのアコギもご自分で弾いているようなのだが、歌いながらギター持ち変えるわけにも
いかないので、ご自身での演奏は間奏のエレキ部分だけでしたな。
コーンスターチの煙を浴びっぱなしな上、怒鳴りまくりのシーンも多かったりで、
喉には大変な負担になっているだろうに、いつもと変わらずのしっとりとステキな歌声に
安心いたしましたよ。「うがい一日20回以上」の成果でしょうか。
盟友・長次郎こと大泉洋ちゃんによる色々な暴露話も楽しかった♪
昨日のNHKのスタジオパークにも洋ちゃんは出演なさっていましたが(こちらはメインゲストとして)、
「龍馬伝」の現場が楽しくて楽しくて、こんなに楽しい現場はない、ってほど楽しくて、
クランクアップが本当に悲しかったと。
だから、龍馬の母上にそっくりな「寺田屋のお登勢さん」が登場したように、
長次郎にそっくりな「どこかの外国人」役で、また出演させてもらえないだろうか、
などと考えているそうです。
長次郎のクランクアップは夜中の一時頃だったのに、
前日の午後にはもう撮影が終わっていた龍馬さんはじめ亀山社中の皆さんが、
わざわざ長次郎のクランクアップに駆けつけてくれたそう。
その様子がオンエアされたのですが、当然、全員がふつーに現代の私服姿で集合していて、
その集団のカッコエエこと! 亀山「男前」社中と改名なさってはいかがでしょうか。
この時も皆さんは「消えもの室」でかるーく飲みながら長次郎のクランクアップを待っていたそうですよ。
いいなー。DVDの特典に「消えもの室」コーナーとかあったら楽しいだろうに。
来週のMステでは「少年」が聞けるかしらん。
2010年08月04日(水) |
涼しげなオトコマエさん |
マンションの管理人さんは、大きな麦わら帽子をあご紐できっちり結んで、
日々、外作業に励んでいらっしゃいます。この炎天下に草取りとか、偉いわ〜。
くれぐれも熱中症にご注意くだされたし。
先日も「毎日暑くて大変ですね」と声をおかけしたところ、
「本当ですねー。でももう少しの辛抱だ」と、自分自身に言い聞かせるように
静かにお答えになっておられました。そうだ! もう8月になったのだ!
♪終わらなーい夏はない〜♪ (歌ったところで暑さは変わらないが)
さて、そんな中、ステキに涼感をはこんでくれるオトコマエさんといったら福山ましゃ♪
龍馬さんも亀山社中のみなさんも、
相変わらず大変に暑苦しいオトコマエさんたちでいらっしゃいますが、(でもあの暑苦しさも大好き)
ましゃご本人は、アツい発言をなさっても、あんなくしゃくしゃ長髪でも、
見た目はいつも涼しげで、夏場は特にありがたい。(春夏秋冬いつ観てもステキでありがたいですけどね!)
昨夜の「ZERO」で、音楽制作やレコーディングでのこだわりを話していた様子も、
やはりいつも通り飾らずに気さくで、それなのにちょーカッコよくて、
涼しさと共に心に穏やかさもはこんでくれた眼福なお姿でございました。
最近届いたFC会報「Bros.」も最高でしたが、個人的には「With」最新号掲載の
色々な表情のカットがとてもお気に入りです。
来週と再来週が怒涛の露出週間となりますが、まずは今週のMステを楽しみに、
この暑さをしのいでいきたいと存じまする。
話は全然変わりますが。
昨日(8月3日)の朝日新聞の夕刊に「延暦寺 1200年の法灯」という記事がありました。
「比叡山延暦寺に、開創以来1200年間ともり続けているほのかな灯明」のことで、
お坊さんたちがこの灯明と教えを絶やさぬよう油を注ぎ、日々精進していると。
法灯の様子に気を配り、油を足す当番や時間の取り決めのようなものはなく、
僧侶全員で守っているそうな。
当番決めた方が楽じゃね? と素人は思ったりもしますが、常に全員で責任を負うことを
1200年続けてこられたのなら、それはそれで本当に凄いことです。
「油断して火が消えたら大変なことになります」のは当然だろうと思うのだが、
光永園道・大阿闍梨が言われる、
「油断しないということは普段どおりでいいということ」
というお言葉がカッコよすぎる。
普段が油断しまくりの人間(わたしだ)には、普段どおりではダメなわけですが、
「普段どおり」というのも本当に千差万別なわけで。
この人にとっての「普段どおり」が、あの人にとっては「難しすぎて実現困難」ってことも多い。
できれば、普段どおりの生活態度が一番ナチュラルで感じが良くて、
普段どおりのお仕事態度が一番カッコよくて頼もしくて、な人間を目指したいものでございます。
お手本はいっぱいあるんだけどねー。なかなかねー。
暑いってだけですべてのやる気を失っているようじゃねー。(わたしだ)
またいつか比叡山延暦寺には是非うかがいたい。
お山も含め、あの荘厳で清浄な空気空間に、どっぷりひたりたいものです。
窓を開けて顔を外に出すと、あまりの熱さに笑えてきましたよ。
玄関を開けて一歩外に踏み出す時も、肌にまとわり付く熱風のありえない感触に
やっぱり笑ってしまいましたよ。
面白くて笑ってるわけではないんだけどね!
でも、このもわもわの熱風に、乾いた笑いが込み上げずにいられましょうか!
昨夜「容疑者 室井慎次」を観ていたら、しんしんと雪が降っているシーンがあって、
「そういえばこの国には冬というものがあって、雪が降る日というのもあるのだった・・・」と
何か不思議なものを見ている気になりましたよ。
しかーし!
そんな暑さの中、帝劇も無事に千秋楽を迎えられましたし。
本当に本当におめでとうございます。
それと同時に、秋にはこーいちさんのソロアルバム(しかもDVD付き!)が発売になり、
ソロツアーも始まるという素晴らしいニュースも飛び込んできて、
なんとも実り多きステキな秋になりそうな予感です。
もちろん、真夏のSHOCKな日々も、レポを拝見してるだけで楽しかったですけどね。
座長のアドリブとかダジャレのセンスって、大変に素晴らしいと思うのですが!(胸を張って断言)
緊急時の対応も素晴らしいけど、そういう場面をいくつも潜り抜けて鍛え上げられた
瞬時の判断力とか発想は、客を笑わせ和ませる技術にも絶対に通じてゆくと思うのです。
座長はいつだって客に楽しんでもらうにはどうしたらいいのか、を考えている方ですし、
その上、逃げも隠れもできない舞台の上で毎日のように真剣勝負をしていたら、
どんなワザだって上達しないわけがない。
座長、というかこーいちさんのセンスにことごとく否定的にツッこむ方々もいらっしゃいますが、
わたしは、この方の笑いのセンスは相当なものだと心から思っております。
(今井さんの立ち姿なみに胸を張って再び断言)
そして今夜は、青山劇場の「プレゾン2010」も東京公演の千秋楽の幕が無事に下りたご様子。
お昼の前楽には昨日までの帝劇オーナー・植草氏がご観劇で、ステージにも上がっていい感じに
盛り上げてくださったそうで。
大阪公演も、みなさまご無事で存分にご活躍くださいますように。
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