日記...abc

 

 

- 2004年08月09日(月)

私は自分でもあきれるくらいに、かわいいと言われるのが好きである。

それはとりもなおさず、自分がかわいくはない、と

私自身が信じているということを示している。




小さい頃から可愛くないと言われた私は、

顔立ちのみならず、振る舞い方の可愛さをも身に付けることが

できなかった。


あることをする。

可愛いとは言われない。

すると私はそれは可愛いという振る舞いではないのだ、と認識する。

その繰り返しであった。




一度、何かで大笑いし、その笑顔を母親に向けたことがある。

「そういう顔で笑えば可愛いのに」



しかし、悲しいかな二度と同じ笑顔はできなかった。

可愛く笑おうとするから、笑顔さえぎこちなくなる。

母の前では緊張が高まるようになっていった。



そんなことを、お墓参りを終えて帰る途中に思い出した。

いまでも、母と一緒にいると緊張する。



あるいは、母自身が緊張度の高い人なのかもしれない。

それが私に伝染するのかもしれない。



私も他の人に、緊張を強いるタイプなのだろうか。


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