私の音楽日記

2012年02月18日(土) 【LIVE】八神純子コンサートツアー2012 翼−私の声が聞こえますか。−ネタバレ注意







1 思い出は美しすぎて
2 みずいろの雨
3 夜間飛行
4 待ちわびて
5 白いページの中に
6 時代
7 あなたを愛しすぎて

(休憩 15分)

8. 傷ついた翼
9. ハナミズキ(弾き語り) 少々ハプニングあり
10 さくら証書 スクリーンで去年の活動ぶりを紹介
11 翼
12 Mr. ブルー
13 ポーラー・スター
14 涙をこえて

Encore
15 パープル・タウン
16 想い出のスクリーン(英語&日本語バージョン)
17 Smile

八神純子さんの声、ご本人もおっしゃっていましたが、まるで冷凍保存していたかのようなまったく変わらない美声でした。
本当に背筋がぞっとするような何かがありました。
「Mr.ブルー」や「ポーラー・スター」の突き抜ける高音もまったくレコードと変わらず。
「想い出のスクリーン」は英語バージョンでアレンジも違ってました。まるで洋楽のようでした。
中沢京子さんの「待ちわびて」はもともときれいな曲ですが、八神さんはそれをよりドラマチックに歌い上げました。
「白いページの中に」は元々穏やかな歌ですが、八神さんが歌うと水面がゆれるような胸騒ぎがしました。「時代」もこんなに違うのかと目からうろこでした。「ハナミズキ」(弾き語り)は少々ハプニングがありましたが、さすがプロ!難なく歌われました。
お子さんたちが大きくなられたので、これからは完全に仕事に戻りますとおっしゃって、早くもまた11月にこの会場で歌いますとのこと。
絶対にまた聴きに行きます!
一緒に行ってくれた友達は「夜間飛行」からずっと泣いて、思い入れが深いんだなあと思ったので、私はじゃまをしないように知らないふりをしていました。私はずっと全身しびれたままでした。
終わった後、CD買った人だけ握手会もありましたが、遅くなるので帰りました。
写真は会場前のテレビ塔と観覧車です。きれいでした。



2012年02月16日(木) ワンコインコンサート ピアノ 中川賢一  三重県文化会館大ホール



中川賢一さんのピアノを聴きました。
1曲1曲の説明が細かくて音楽の先生の授業のようでした。
とても詳しくやさしい説明でわかりやすかったです。
ピアノも2台使っているか、連弾のように聴こえたりもして素晴らしかったです。
特に「月の光」の演奏は照明を落として、とても雰囲気が良かったです。

ムソルグスキー作曲
組曲「展覧会の絵」よりプロムナード

ドビュッシー作曲
アラベスク第1番

ドビュッシー作曲
「ベルガマスク組曲」より第3曲“月の光”

ラフマニノフ作曲
「幻想小品曲 作品3」より第2曲 前奏曲 嬰八短調 “鐘”

ラフマニノフ作曲
「前奏曲集 作品32」より第13番 変ニ長調

ムソルグスキー作曲
組曲「展覧会の絵」
カタコンブ
死せる言葉による死者への呼びかけ
バーバ・ヤガーの小屋
キエフの大門

アンコール
ラヴェル作曲
亡き王女のためのパヴァーヌ



2012年02月11日(土) CD『おるたな』 スピッツ 2011.2.1




カップリングの曲とカバー曲なので、あまり期待してなかったのですが、すっごい良いです。
「タイムトラベル」「さすらい」「さよなら大好きな人」など原曲を色あせることなくスピッツの色に染めています。「14番目の月」も意外な感じです。へぇー。こうなるのって思いました。私は奥田民生ファンなので「さすらい」を草野さんが歌うなんてってちょっといやだったのですが、めっちゃいいです!できれば二人で歌ってほしいです。
だいたいカバー曲って元の曲のほうがいいように聞こえるものですが、これはそんなことなかったです。どれもまるでスピッツの曲みたい。全曲カバーじゃないところも良かったのかもしれません。
カップリングもいい曲ばかりだし、スピッツは捨て曲がない本当に才能豊かなバンドです。繊細な草野さんには壊れそうなJ-POPをなんとか支えてほしいと思います。



2012年02月09日(木) CD『1969』  由紀さおり&ピンク・マルティーニ



評判だったので聴いてみました。私はジャズはあまりわからないのですが、どうしてこのアルバムがジャズ・チャートで1位なのかな?
由紀さおりさんは変わらず歌を丁寧に歌っていて、声も変わらずきれいなので、アメリカ人からすれば新鮮なのだろうなと思います。
日本人がアメリカの真似をしているのじゃなく、日本の歌謡曲とはこういうものと思われて聴かれているのだろうかと思います。
変わらずきれいな声で丁寧に歌い続けている由紀さおりさん。海外で1位って本当にすごいし素晴らしい。
私はちょっと期待しすぎて聴いたので、ちょっと私の好みの音楽ではなかったのですが、決してアメリカのまねでない、日本独自の音楽が外国の人に広がって私も心弾みました。
20歳の私の娘も「パフ」を聴いて口ずさんでいました。老若男女、心が静まる声です。



2012年02月08日(水) CD「Butterfly」 末光篤 2012.2.8




木村カエラさんの「Butterfly」は明るくていいとは思うけど、私の好みではなく(ごめんなさい)特に印象はないのですが、末光さんがセルフ・カバーされるとこのことで買いました。
全然、違います。かなりロックに近いポップでピアノの音が鳴り響いて最高にかっこいいです。あんまりピアノの音が鳴り響くロックって最近聴いてないので、新鮮です。
そして、声も新鮮な声です。そんなに高音でもなく低音でもなくでも一生懸命歌う声。
「Mr.Stardust」もポップ・ロックで昔のKANにも感じが似ているかなと思いました。サビの前が最高!!
「YesとNoの間」という曲はあのNHKレッツゴーヤングのサンデーズの曲ということでまたこれは懐かしい。
最後の「Butterfly」のインストゥルメンタルもただのカラオケとは全く違い力強い演奏で素晴らしいです。
ライブに行きたくなりました。



2012年02月07日(火) 配信シングル ASKA / 歌の中には不自由がない 2012.1.21

ASKAの待望の新曲は、ASKAならではのいろんな意味を含んだような怪しい歌詞の裏のありそうな曲だ。こういう比喩を多く使った歌詞をかける人はあまりいないと思う。
今まで信じていたことが全部嘘だとしても、歌の中には不自由がないと歌っている。
ASKAの断言するような歌を聴いているとそうかもしれないと思う。
人を簡単に信じちゃいけない。嘘が多すぎる。この人だけは嘘をつかない人だろうと思っても嘘つきだったってことが多すぎる。
歌の中では不自由なくなんでも言える。もう、この世の中では音楽だけしか信じられないような気がしてきた。

でも、ASKAは何か違う意味でこの歌を作ったと思う。ただ、この歌には生みの苦しみが感じられるので、たった200円の配信シングルしか出さないのなら寂しすぎる。CDで出してほしいです。
こういう骨のある歌が出せないなんて、もう、J-POPは終わりなんだろうか。



2012年02月02日(木) TATSURO YAMASHITA Performance 2011-2012 ネタバレしてます。見たくない人は見ないでください。

TATSURO YAMASHITA Performance 2011-2012 ネタバレしてます。曲目等見たくない人は絶対に!絶対に!!見ないでください。
達郎さんご本人から「ブログに書いてもいいけど、配慮お願いします。」との一言がございましたので。

TATSURO YAMASHITA Performance 2011-2012

名古屋センチュリーホール 2011/2/02


























00.before opening(oldies)〜
01.Opening(ray of hope-prelude)
02.The Theme From Big Wave
03.SPARKLE
04.Donut Song
05.素敵な午後は
06.僕らの夏の夢
07.プロポーズ
08.Solid Slider
09.俺の空
10.雨は手のひらにいっぱい
11.Don't Ask Me To Be Lonely
12.おやすみロージー
13.Have Yourself A Merry Little Christmas
14.-Interlude〜もろびとこぞりて-
15.クリスマス・イブ
16.希望という名の光
17.さよなら夏の日
18.今日はなんだか
19.Let's Dance Baby(クラッカー)
20.高気圧ガール
21.アトムの子
アンコール
22.街物語
23.Ride On Time
24.恋のブギ・ウギ・トレイン
25.Your Eyes
26.Ending(That's my Desire)

積雪10センチの名古屋でのライブに行ってきました。
ジャズ風アレンジあり、アカペラあり、ファンキー・ナンバーもちろんありのなんと約3時間半のライブでした。
マイクなしでのアカペラもあり、私は3階席でしたが、はっきりと聞こえました。超人的です。
2008年からライブ活動を再開して、今が3シーズン目なのでかなり慣れてきたそうです。キーボードは難波さんだったので、私は難波さんのピアノも聴けてうれしかったです。

憶えているMC
センチュリーホールは僕のツアーではNHKホールの次に大きいホール。
こんなにいいホールなのに今月のポップス・コンサートは僕だけ。来月はケミストリーだけ。今はアリーナやドーム・ツアーが多くなり、一度で3万人とかで簡単に儲かるかもしれないが、自分はやらない。ライブ・ハウスでやりたいがキャパシティの問題で難しい。
2008年からツアーを再開して3シーズン目。今もまだ全ての曲がオリジナル・キーで歌えるのが売りです。
2005年にアルバムを出して以降はCDが売れないので、もう次はインディーズかなと思っていた。バンドのメンバーも根こそぎ他のミュージシャンに取られてしまって困った。
しかし、ライブ・ツアーを再開でき、去年はアルバムも作れた。
ニュー・アルバムは「夏だ!海だ!達郎だ!」という人には物足りないと思われるような内容で「バラードが多い。タイアップが多い」と文句のある人がいるようですが、嫌なら聴かなきゃいい(笑)。東京の人間は口が悪いとか言われそうだけど、半分は本音です(笑)。
ニュー・アルバムを引っ提げてのツアーは13年振り。これからとりあえず還暦までは毎年ライブをやろうと思う。明後日が59歳の誕生日なので、来年は還暦ライブをやる予定。
前回のニュー・アルバムをひっさげてのツアーは「COZY」の時だったが、その「COZY」からは2曲しかやらなかった(笑)。
竹内まりやの新曲が出たのでよろしく。まだ、リリース1週間なので販促期間です。サインをたくさん書いてもらったので買ってください。(はい、買いました。まりやさんのサインいただきました!)
去年は本当に大変な年だった。僕は音楽ですべての人を救うなんてできないと思う。でも、今ここにいる人のための音楽は精いっぱいやる。
政治家や官僚はこんなになっても勢力争いをやってばかだ。これを言ったら宇都宮で「バカと言うなんて。」という手紙をもらった。バカをバカと言って何が悪い?
ぴあのインタビューで「あなたにとってAKBは?」という質問があり、自分には必要ないと書こうとしたけど、それだけではトゲがあるので、自分には必要ないです。でも、向こうもそうでしょう(笑)と書いたらすぐにネットで話題になっていて怖い世の中だと思う。
「そばとうどんのどちらが好き?」という質問もあり「東京だからそば。うどんは風邪とか具合が悪い時の食べ物のイメージ。」と答えたら、讃岐の人から文句の手紙をもらった。しゃれが通用しない世の中になってほしくない。
ニューアルバムの「プロポーズ」という曲の歌詞で「君をしあわせにしてあげる きっと」という歌詞に異常に感動する女性がいるけれど、「してあげる」なんて上から目線だし「きっと」なんて言わないですよ。過剰に歌詞に思い入れを持つとろくなことがない。歌詞に過剰反応してもいいのは「フォーク!」これを広島で言ったらドン引きされた。
ツアーの前に人間ドックへ行き、脳ドックもやったところ、脳は完ぺきだと言われた。なのにこんなくだらないことしかしゃべれない(笑)。
ライブの終わり頃にはこの声は神様から授かった声なので生涯歌い続けたい。ドゥ・ワップやアカペラは自分の若いころは誰も見向きもしなくて、一人で多重録音していたけど、今はゴスペラーズや学生のハモネプなどがありうらやましい。

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なんだか最後の頃には達郎さんをリスペクトするというより神様みたいに思えて怖くなりました。
ツアー限定CD買いたかったけど、10時過ぎていて最終に乗れなくなりそうだったのであきらめました。
最終はぎりぎりで乗れてよかったけど、次に達郎さんのライブに行くときは時間も気にしなければ。
それにしても神がかりなライブでした。


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