私の音楽日記

2009年11月28日(土) CD『MAGIC』  B'z  2009.11.18




前作は色んなものを目いっぱいつめました的なアルバムでしたが、今回はストレートにポップでキャッチーな何度も聴けるアルバムです。
特に「Introduction」から「イチブトゼンブ」までの流れは完璧で、この流れが嫌いなB'zファンはいないのではないでしょうか。
そして「PRAY」で少し重い雰囲気になり、「MAGIC」で再び種もしかけもないB'z MAGICにかかってしまいます。
「TINY DROPS」天国へ行ったかけがえのない人に贈る歌です。
そして「だれにも言えねぇ」「夢の中で逢いましょう」は稲葉さんの今の心境なのでしょうか。結構リアルです。
このアルバムは45分ほどのアルバムで全曲一気に聞ける感じです。
それにしても「DIVE」「Time Flies」「MY LONELY TOWN」のあたりは20年過ぎてなおかつこんな新鮮なものが作れるなんて信じられません。
トップに上り詰めてもなおかつ努力されるお二人には脱帽せざるをえないとただただ思います。

1. Introduction
2. DIVE
3. Time Flies
4. MY LONELY TOWN
5. long time no see
6. イチブトゼンブ
7. PRAY
8. MAGIC
9. Mayday!
10. TINY DROPS
11. だれにも言えねぇ
12. 夢の中で逢いましょう
13. Freedom Train



2009年11月27日(金) CD『Love Paranoia』  柴咲コウ  2009.11.18




とても期待していた柴咲コウさんのアルバムは、今回はきれいな箱入りで写真集もこれまた美しくゴージャスです。
歌は前よりもよりポップになっているので、私としてはちょっと好みからずれてしまってはいるのですが、ダークな歌ばかりになるとそれはそれで偏ってしまうので今回のこのアルバムは気に入りました。
「百年後」「最愛」「君の声」「再生」「大切にするよ」「君が残していったもの」などすごくいいです。カラオケで歌いたくなりました。
最後の「泣いていい」はあたたかくて本当にすがりついて泣きたくなります。
それにしても歌唱力がそれなりにあるし、表現力も豊かで女優さんの中ではかなり歌が上手い方だと思います。
特に詞を書く才能はすごいです。詩集を出版されても良いと思います。

1. ラバソー ~lover soul~
2. ラブマイノリティー
3. よくある話 ~喪服の女編~
4. 百年後
5. n0w
6. notice of the way it is
7. break a spell
8. 最愛 (KOH+)
9. 君の声
10. 再生
11. dive
12. Sweet Dream
13. ex
14. 低体温
15. 大切にするよ
16. 君が残していったもの
17. 泣いていい



2009年11月26日(木) CD『Time for music』  松たか子  2009.11.25




松たか子さんの久しぶりのニュー・アルバムはより一層アダルトで正統派ポップスになっている。
「野バラ咲く路」や「LONG AGO//HALF A SIXPENCE」のまっすぐな歌唱力には好感が持てるし、英語詞の「I NEED YOU」「Getting Tall」の英語の発音も一生懸命にしっかり発音しているのがよくわかる。
きちんと丁寧に歌おうとしているのが伝わってくる。
最後の「So long」はカーペンターズを意識したような曲で優しく心地よい。
しかし、目新しいものが何もない。
私にとって目新しいものが無くなってしまうともう終了なのです。
なので、もう松さんのCDは買わないでしょう。

1. Time for music
2. 500Miles
3. RAINBOW CONNECTION
4. 君となら
5. 野バラ咲く路
6. LONG AGO//HALF A SIXPENCE
7. きっと伝えて
8. I NEED YOU
9. Getting Tall
10. So Long



2009年11月25日(水) CD『ノエル・ド・キャトルマン』  レ・フレール  2009.10.21



レ・フレールのクリスマス・アルバム。
ブレークしたブギー・ピアノが今回もたっぷり聴けます。
こんな風に心を許して自由に弾けるのは兄弟ならではなのでしょうか。
他人でもこんな弾き方できるのかなあ。
「赤鼻のトナカイ」などは、ピアノを弾く人のお手本になるような弾き方でもあります。こんな風な正統派な弾き方が、レ・フレールの場合はかえって新鮮な感じもします。
あくまでもこれは季節企画アルバム。次はもっとブギーなピアノを聴かせてくださいね。期待しています。

1. リトル・ドラマー・ボーイ
2. ノエル・ド・キャトルマン (クリスマス・メドレー)
3. 赤鼻のトナカイ
4. レット・イット・スノー
5. ママがサンタにキスをした
6. ウィンター・ワンダーランド
7. シルバー・ベルズ
8. サンタが町にやってくる
9. 楽しく陽気にいこうよ (ドイツ民謡)
10. 荒野のはてに
11. ジングル・ベル
12. ホワイト・クリスマス
13. 広間を飾ろう
14. クリスマスおめでとう
15. ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)
16. そりすべり
17. ブルー・クリスマス
18. ジングルベル・ロック
19. ブギー・クリスマス
20. きよしこの夜



2009年11月24日(火) CD『ビタミン』  西村由紀江  2009.10.28




西村さんの今回のアルバムはとてもアグレッシブで前向きな曲が揃っています。
水のような心のサプリのような音に共鳴する自分の心の形が見えてくるようです。
「水の舞曲」「生きること」が特に好きです。

1. ビタミン
2. 優しい風
3. あの日のこと
4. しあわせの花
5. 砂漠と光
6. フロンティア
7. 水の舞曲
8. 生きること
9. 予感
10. 届けたい
11. おやすみ



2009年11月11日(水) CD『A LONG VACATION for ladies』  2009.11.4




このアルバムはあの大滝詠一の名盤『A LONG VACATION』の全曲の曲順もそのままに色んな女性歌手が歌ったオムニバス・アルバムである。
私の大好きな太田裕美さんが「FAN×4」を歌っている。
もともと裕美さんはこの「FAN×4」の源曲にも参加しているので、聴いてみて全く違和感はなかった。源曲で裕美さんが歌っていたフレーズを大滝さんが歌っていたので面白い。
この曲はとてもいい感じだ。
でも、他の曲はあまり良くなかった。
特にDVDはがっかりした。
金子マリさんのレコーディングシーンがあったけど、金子さんのファンにとってはうれしい映像だと思う。
しかし、私は歌手がたばこを吸いながらレコーディングしている風景をこの「A LONG VACATION」で見たくなかった。そして、ポエトリー。大滝さんの詩を関西イントネーションで読んで欲しくなかった。
これは私の好みの問題だ。
どちらも歌手の個性を生かした映像でファンにとってはうれしい映像でしょう。
私の幻想が過ぎるのだと思う。私の『A LONG VACATION』はタバコや関西ではない。

もう、いいかげんにカバー曲はいらない。



2009年11月06日(金) 映画『This is it』  マイケル・ジャクソン



マイケルが亡くなった時は(いきなり死亡なんて、一体どういうこと?)と信じられなかった。マイケルの家族や追悼コンサートを見てもピンと来なかった。
私はこの映画を見てやっとマイケルは優しい全てを愛する心を浄化させて亡くなったのだろうと思った。
最後のコンサートのリハーサルを中心に作られたこの映画はリハーサルとは思えないほどに歌い踊るマイケルがいる。
オリジナルを超える完全に完成されたステージを作ろうとするマイケル。
何度も「ファンは日常を忘れることを望んでいる。僕達が知らない世界に連れていってあげることがこのコンサートの役目だ。がんばろう。」と何度もスタッフに声をかけ、そして励ましていた。
ギタリストにデュエットするボーカリストに「ここは君が輝くところだ。がんばって高い音で思いきり歌って。僕が一緒にいるから。」とそれは優しく励ましていた。
照明や音響にも「ここで暗転!ここでジャケットを燃やして余韻を残す!」と注文をつけるが「僕は怒っているのではない。これは愛だから。」と言う。
「beat it」のダンスも完璧に踊り歌い、あれだけ歌っているのに「声を温めたいからあまり歌わない。」と言っていた。あれだけ歌っているのに歌ってないの?とそののどの強靭さに驚いた。
ダンスもムーン・ウォークではなかったけど、それに近い踊りを踊りまくっていた。
「スリラー」では3Dを酷使して、ゾンビみたいな幽霊を会場に飛ばしたりしようとしたらしく、ものすごく手の込んだメークの役者さん達がお化け屋敷に案内するような感じだった。そしてもちろんマイケルは歌い踊っている。
「earth song」ではアマゾンの自然が伐採されていくことに我慢ならないマイケルが「今、地球は熱を出している。今、救わなければいけない。最後のチャンスだ。今から4年の間に地球を救おう。」と言ってこれまたジャングルに入っていくかのような3D映像を酷使している。
マイケルは全人類を自然を全身全力で愛しているんだと確信させられた。
そして、ダンサーやスタッフにも驚かされた。
彼ら全員がいつも最高のテンションを保つために週2回理学療法を受けているといっていた。
どんな理学療法を受けているのかはわからなかったけど、マイケルと一心同体になり、最高のテンションでファンを最高の場所へ連れていくためだけに彼らは全員で命を張っていたのだ。

私は映画なのに思わず拍手をしたり、マイケルが巨大なくもの中から現われるシーンでは(私はくもが大の苦手でこわくてしかたなかから)いすの上でこわくて逃げたくなりうねうねしてしまった。
(ああ、恥ずかし)と思ったけど、思わず何度も拍手して、最後には号泣してしまった。


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