木津未来会議の日記
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2005年03月31日(木) |
3月議会が終わりました。 |
昨日の市町村合併特別委員会で、木津町HPに関連し、町長に問いました。
木津町HPの市町村合併コーナーをご覧ください。 「市町村合併の素朴な疑問」の Q4 今回の市町村合併の動きは、国や都道府県が無理やり合併させようとしているのではないですか?に対して、
A 市町村合併は誰のためにするのか?それはもちろん、住民のための行政体制の整備です。
市町村合併は国や都道府県のためのものではなく、また国や都道府県が強圧的にさせるものでもありません。住民の利益、納税者の利益のためにおこなうものです。
そのためにも、合併の論議は住民に開かれたものとすべきで、住民参加の下に、行政と住民がお互いに情報を共有しながら進めていくことが重要です。」と回答されています。
一見、これだけを見ると特に疑問は感じられないのですが、総務省の合併相談コーナーに上げられている(現在は移動されています。)〜市町村合併お答えします〜の素朴な疑問?Q&Aのページと比較すると、恣意的に省いているではないかと感じたから、 「住民への説明の進め方に大きく関わる点ですので、町長の姿勢を改めてお聞かせください。」と聞ききました。
ちなみに総務省のHPでは、以下のようになっています。
Q4今回の市町村合併の動きは、国が無理やりやらせようとしているのではないですか?
の答えとして、 A 市町村合併は誰のためか。それはもちろん、住民のための市町村合併です。合併は国や都道府県のためにやるものではなく、又国や都道府県が無理やりやらせるものでもありません。住民の利益、納税者の利益のために行なうものです。又、手続きも自主的な合併となっており、住民の自主的な決定によるものです。 そして住民の合併であるがゆえに、合併の議論は住民に開かれたものとして、住民参加の下に、情報公開をしながら進めていく必要があります。長期的な住民の利益を優先しながら合併を実現していくためには、住民、市町村、都道府県、国が一体となっ言うまでもありません。関係者それぞれが役割を最大限に果たしていくことが大事です。
比べてみると歴然でしょう。太字部分が木津町HPでは省略されています。
町長は、「今後は、3町合併協議会において、足並みを揃えて説明会等を開催していきます。」と今までと同じ発言を繰り返されただけでした。
追加で、合併担当より「昨年11月よりHPに掲載しています。」と述べられました。
皆様どう思われますか?私は、「重要」と「必要」はまったく異なると思いますし、「住民の自主的な決定にによるもの」が省かれているのは恣意的に感じられ、納得できません。
男女共同参画推進キーワードの「ジェンダー」ことば、ご存知ですか? きづ広報14年5月号にも説明があるように、生まれながらに持っている性別ではなく、社会的に、文化的につくられ性別にふさわしいとされる「〜らしさ」のことなのです。
例えば、子どもの頃、「女の子なんだから優しくしなさい。」「男の子なんだから強く、たくましくなりなさい。」といわれた経験はありませんか? また、何気なくそのようなことを言っていることはありませんか?
もちろん優しい女性も、強い男性も素敵です。しかし、女性だから優しく、男性だから強くという性別に当てはめて強要されるべきではないというのが、男女共同参画の考え方の基になっているのです。女性も男性も社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保されて、責任も共に担う社会の形成をうたっているからです。
だから、男性は一家の大黒柱として家族の為に、外で働き、女性はその夫を陰で支え、家事をこなし家庭を守る、このような家庭像が大好き(個人として思うことは、自由ですが)という考え方は、男女共同参画とは、全く逆の考え方なのです。 この考え方では、妻が首長や議員に立候補を決意したら、当然反対されるでしょう。 わが町の首長や議員を否定することになりませんか?
ここまで書いて思い出しました。 高校卒業目前、希望する大学に落っこちた私は、担任の先生に聞いたことを。「浪人は、このクラスで女性は私だけですが、いいのでしょうか?」将来に対する夢と現実のギャップに不安で一杯の私に、担任は、すぐさまやわらかい言葉で「勉強するのに女性も男性もないんです。」と答えてくれました。フランス人の女性を妻に持つ社会の教師の言葉に、こだわっていた自分が恥ずかしく、目からうろこが落ちた気がしました。 今でもこのときのさわやかな気持ちを覚えています。
「つくられた〜らしさ」ではなく、その人らしさを、個性を充分発揮できることが一人一人が大切にされるための基本であると思います。
〜3月議会の一般質問の議事録(3ヶ月後に完成)皆様、ご覧ください。なぜ今回、このことを取り上げたか、わかっていただけると思います〜
こんなメールを頂きました。 <先日も、お母さん仲間と話しているときに「合併ほんまにするんかな?」 という話が出ましたが、みなさんやはり何か他人事のようでした。 広報誌にも「住民の意見とか、特に聞かないで合併に向けて話をすすめていく」みたいなこと書いてあった、と言っても知らない人方が多かったです。 でも、私が「合併したら中学校の給食なくなるかもしれへんで」と言ったら、みんな急に「そんなん困るわ!」と・・・。 順番としてはおかしいのですが、「給食」で、まず関心を持ってもらう、 というのもひとつのやり方かも、などと思いました。>
私から以下の返信をしました。 <結局は、合併が住民の方の生活にどう関わってくるかとの情報があって初めて、興味も関心も高まるということだと思います。 町長は、合併の機が熟しているのだからこの機会に法定協を進めたいといわれましたが、合併の機が熟しているというのは、住民レベルの話ではないことは確かです。 このような進め方ですから、住民の皆様の関心が高まらないのはいたし方無いことだとも思います。 今後の推移を見極めて、住民に関心そして、住民の決定が可能なようにしていきたいと思います。また、ご意見ください。>
3月というのに、小雪のちらつく寒い日でした。中学の卒業式に行って来ました。 送辞と答辞の言葉に感動し、「旅立ちの日に」の135名の歌声に涙が流れました。細い女の子の声を支えるように重ねられた男子生徒の声。135名で作り出すハーモニーも今日が最後です。 15歳の春に幸多かれと祈りながら、式場を後にしました。
2005年03月05日(土) |
本日の説明会急遽中止 |
昨日の議会での私の質疑をお伝えします。 「住民説明会は、今後どのように考えられているのか?」 町長「法定協議会を設置した後、22ヶ月の間に、何回か開催していきたい。」 私「では、明日夕方7:30からの東部交流会館での集会は、どのような集会ですか?公人として町長が出席されるとのことですが。」 町長「知り合いの方からいわれましたので。」 私「どんな説明をされるのですか。私たちも先日呼びかけ人として懇談を申し入れてますので、是非早期に連絡くださいね。」
こんなやりとりがありました。 職員もこの説明会のことは、全く知らなかったようでした。
その後、なんと説明会は中止になったのです。 それにしても何たる進め方でしょう。 合併への思いは、公人として、きちんと説明すべき内容であります。それがないから、住民説明会をといっているのに、一部の方へ恣意的にしていこうというのでしょうか。 トップとして冷静に、公平に、進めていただきたいものです。
2005年03月04日(金) |
3町合併協議会議案可決 |
本会議初日: 議案の提案が続きました。 午後1:30より議案20号「木津・加茂・山城合併協議会設置の議案」すなわち議会の議決を有する法定協議会の設置議案が提案され説明されました。
その後、高味議員が「議長」と手を挙げました。 「本議案を、市町村合併特別委員会に付託し審査することを望みます。動議を提出します。」と。 慎重に審議を尽くすべき議案であるとして、先日の議運の暴挙に抗議の思いを込めて議会のルールにのっとった手段です。 私も含め賛成というものがあり動議として成立しました。 議長:「ただ今、動議が提出され成立しましたので、はかります。賛成の方は起立を。」 滞りなく打ち合わせがなされていたようで、新政21、伸政会、公明党、尾白議員の12人はためらいも無く着席のまま。 賛成少数により動議不成立。 議案の質疑に入りました。 町名の順番が人数順の理由は? 協議期間は何ヶ月か? 議決を急ぐ理由は何か?予算は最終日議決であり、急ぐ理由は? 町長の住民へ情報提供するとの思いと、今回の即決はかけ離れているのでは。 協議項目は? 是非を含めた結果は、何をもってあらわすのか?住民投票、アンケートなど現時点でどう考えているのか? 住民説明会は、いつどのようにするのか?
など、慎重に審議するという立場をとっている議員からの質疑のみがされました。
討論に移って、 反対、賛成2名ずつが討論し、(私も反対討論しました。)その後採決。
議長:「議案に賛成の議員の起立をもとめます。」
賛成多数で可決してしまいました。 賛成12名(尾崎、出栗、森本、伊藤、大西、長岡、西岡、宮城、山崎、所、西垣、尾白)敬称略 反対6名(宮嶋、森岡、山田、高味、宮島、呉羽)です。
賛成する議員たちは、質問も意見もないままです。 賛成討論についても合併が必要だというそもそも論であって3町合併の必要性が見えてこない討論でした。
*先日の議運の進め方について、今朝、6人の議員で議長に申し入れをしました。
2005年03月01日(火) |
議会運営委員会の暴挙 |
本日開かれた議会運営委員会の様子をお伝えします。(私は、傍聴です)
まず最初に、行政側より提出された議案が読みあげられました。 その次に、事務局長より会議の予定(案)の説明がありました そしてその後です。
委員長:「説明が終わりました。ご意見はありませんか?」 し〜ん 「ご意見ありませんか?。」 なしというものあり. ここで、本来、終わりのはずです。
副議長が議長になにやら指示しているのが、私には見えています.
そこで、議長が「議案20号だけど、初日提案で即日採決でいいんではないかな。」 副議長「少し補足させていただきます。特別委員会にて充分審議を尽くしたので、即日採決でいいと思う。皆様の意見は?」
この議案20号は、木津・加茂・山城3町合併協議会の設置議案です。
この後、慎重に審議するべきだ、一般質問、会派代表質問を経て、採決すべきであり、なぜ急ぐのか。議会として墓穴をほる事になるという意見が出されました。
しかし、他の委員から「あんたは、反対かもしれんが、こっちは賛成なんだから、はよう決を取ったらいい」という意見が出る始末。まさに言論を封じるに値する発言です。
中立の立場であらねばならないはずの委員長も、慎重にとのべる副委員長の発言をさえぎったり、挙手している委員を無視して進めようとしたのです。
結局多数決で、合併協議会設置議案は、初日提案そのまま即日採決という結果になりました。
行政のチェック機関として、議会は、議案を充分に審議することが当然求められるはずです。その議会でこのような暴挙がされたことに憤りを隠せません。
聞けば、午前中に開かれた会派幹事会でそのような意見が出され、その席でも異議を唱えた議員もいたというのに、法的な根拠を持つ議会運営委員会で、同じことをして多数決にて決めたのです。
行政側が、その日に即決をといってきたとしても、充分審議してというのが議会のあり方であると思います。
なぜ急ぐのかホントわかりません。
木津未来会議
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