HARUKI’s angry diary
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2014年08月23日(土) |
その1 それでもあなたは京都へ行くの(笑) |
8月16日(土) クマ担当の京都出身の例の女医(笑)は、ギプスではなく「暑いわよ〜」という理由で京都行きを危ぶんでいたが、HARUKIが何度も確認したけど、クマは「大丈夫行ける!」というので、ギプス装着グマを連れて、HARUKIは京都へ向けて出発した。
いつものデカイスーツケースをごろごろ引っ張りながら、転ぶと絶対まずい松葉杖のクマを見守りながら、東京駅へ。 お盆終了間際とはいえ、東京駅はスゲー混雑。 臨時休憩所にかろうじてあいている席をみつけて、クマを座らせ、HARUKIは昼飯と新幹線のキップを買いに構内を走り回った(汗)。←買ってあったキップの指定席より早い列車のグリーンに変更
なんとか新幹線に乗る。 クマ本体(デカイ)、ギプス、松葉杖、荷物、があるとはっきり言ってグリーンの席でも狭いくらい(滝汗)。
クマ「足が痛い」 HARUKI「えぇぇ?」 クマ「足がパンパンに腫れてる」
よーするにギプスは常に同じ大きさで足を包んでいるので、足がむくむとギプスにあたり、痛いんだそうだ。 最初はビビっていたがだんだん慣れてくると(←慣れるなって)、朝の起きぬけや夕方、ちょっち歩いた後は、あ、まただわ、とHARUKIもクマの「痛い」が聞き流せるように(笑)。←こらこらこら
静岡を過ぎそろそろ名古屋かなぁというころ、甥っ子と一緒に先に京都に到着しているHARUKI姉にメール。 すると「五条の駅を降りたら、街が水没してた。持参したビーチサンダルに履き替えてこれからホテルに向かう」という旨の返事が。
どっしぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。
大丈夫か?新幹線? もっというと大丈夫か?今夜の大文字送り火?
いきなり車内の案内表示に「米原、新大阪間の運転を見合わせ」という文字が。
さらに、どっしぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。
HARUKI「雨ひどそうだね」 クマ「新幹線降りる前にビニールかけておくわ」←新幹線より目の前のギプス(笑)
ちなみに、ギプスは水濡れ厳禁なので、クマは外へ出るときは、ビニール袋とそれをとめるサージカルテープを必ず持参している。この時期、急な夕立が結構あるからだ。
結局HARUKIたちの乗った新幹線は、途中徐行運転はしたが8分遅れで京都に到着した。
松葉杖で傘をさすのは、これまた面倒くさい。 片手に傘をさし、片手にでかい松葉杖2本を持ち、それを使いながら歩く。←考えただけでうっとーしー
HARUKI「タクシー乗ろう」 クマ「うん」
と言ったところで、京都駅のタクシー乗り場の行列は、開門前の日本平くらいの行列で(←誰もわからんって)暑いし、雨だし、クマにとっては、そこで立って待つほうが具合が悪くなりそうな勢い。
クマ「地下鉄で行こう」 HARUKI「へーい」
京都駅の八条口に出たのが失敗だった。 そこから地下鉄の駅までの地下道へ降りる階段には、エスカレーターもなければエレベーターもない。
HARUKIは、でかいスーツケースを一段一段ずるずる引き回しながら降りた。 「優しくない駅だよな、ここは」と言ってHARUKI達を追い抜いていく人も。 そんなこというくらいなら手伝ってくれよ!と思ったりもしたが、時間をかければ降りられるのでHARUKIは地道に階段を下りた。
地下鉄の改札をぬけるとホームに向けてまた階段。 もちろんエレベーターはない、エスカレーターはあるがホームからの上りのみ。狭い上に混んでいるので、HARUKIのずるずる降りは、かなり迷惑。←しょうがないじゃん!
みかねたクマが、片手に松葉杖、片手にスーツケースを持ち階段を下りた。
HARUKI「えぇぇぇぇ、大丈夫?」 クマ「うう」
とは言え、最後はクマが倒れそうになってしまったので、HARUKI必死でクマをつかまえた。
やっと乗った地下鉄。でも、すぐ五条(悲)。
五条駅は古いらしく地上へ出るには階段を上るしかない(多分)。
またまたクマが片手に松葉杖、片手にスーツケースで階段を上り始めた。 やっぱりまた、最後はクマが倒れそうになってしまったので、HARUKI必死でクマをつかまえた。 だぁ。
地上へ出ると幸運なことに雨はやんでおり、あふれていたらしい水もすべて引いていた。
ホテル到着。 先にチェックインしたHARUKI姉と甥っ子はすでにどこかへ観光に出た後らしかった。 鍵を受け取りながら、送り火の鑑賞について説明を聞く。 よーするに8時半過ぎからホテルの屋上が開放され、そこで送り火を見る、ということらしい。
クマ「雨がひどくなってもあるんですか?」 おねーさん「中止になったのは過去に一度だけですので、多分大丈夫だと思います」
大文字は、物見遊山の花火ではなく、れっきとしたお盆の宗教行事である。 ちょっとやそっとのことで中止にはせんだろう。
疲れきっていたクマを部屋に残し、HARUKIは徒歩で四条河原町へ向かった。 歩き出した途端、やんでいた雨がまた本降りになり、ぐっしょり(悲)。
さて、なんでHARUKIがわざわざ雨の中、河原町を目指したかというと、ご当地わちふぃーるどを購入するためである。 HARUKIはスヌーピーマニアであるが、生物としてはネコが好き。ゆえに、ネコキャラのものも嫌いではなく、とくにわちふぃーるどグッズが好き。←他のキャラは絶対買わないけど わちグッズはお値段が高めなせいか人気があまりないのかわからんが、そこら中で販売されているわけではなく、都内でも取り扱い店を探して買うのがそこそこ大変。 そんな面倒くさいキャラのくせに(笑)、今年“ご当地わち”を販売し始めた。
東北、関東、近畿みたいな大きなエリアごとのオリジナルグッズで、エリアによってどんなグッズが出ているかはいまひとつ不明。 なにしろ普段HARUKIがグッズを購入している吉祥寺のお店の店長さんが「買ったら見せて」というくらい。←マジ
今回京都に来るにあたり、わちを取り扱っている店をネットで探しに探してやっとみつけた河原町の謎の店。←大阪と奈良には何店舗かある 地図を片手に大混雑な上に大雨の河原町をHARUKIは疾走ではなく、疾歩した(笑)。
ネットで出力した地図を片手に歩いているとでかいスヌーピーのぬいぐるみが目に入った。 ん? と思って立ち止まるとそこはとても小さいがスヌグッズ専門店。 スヌの和風小物やいままでにHARUKIが見た事がない、京都限定スヌなどが置いてある。
HARUKI「京都関係すごく揃ってますね」 おねーさん「集めました、必死で」 HARUKIがめっちゃほめたので、おねーさん大喜び。
わち屋に行くことなど頭から一瞬でぶっ飛んだHARUKIが、買いまくったのは言うまでもない。←こらこらこら
あーー、買ったぁぁぁぁ、と満足したHARUKIは(笑)、また地図を頼りにわち屋へ向かった。
が!!!!
ない。どんなに探してもない。 あるはずの辺りを何度もうろついたが、ない。 おそらくここだろう、と思われるところは店のシャッターが下りていた。 店の電話番号にかけてみるが、留守電になってしまう。
しょうがないので、店があったと思われる場所のお隣にある小物屋さんに聞いてみることに。
HARUKI「すいません、この辺りに○○○というお店ありませんか?」 おばさん「キティちゃんとかキャラクターグッズ売ってるお店なんでしょ?」 HARUKI「はい」 おばさん「今日で二人目よ、それ聞かれたの」 HARUKI「はぁ」 おばさん「ごめんなさいねぇ、わからないのよ」
ここでHARUKIが驚いたのは、わち屋を探している人間がHARUKI以外にもいたってことだ。 っていうかぁ、おばさ〜ん、お隣の店のことくらい少しは知っとけよ。
HARUKIが脱力感300%で、ふとスマホを見るとHARUKI姉から電話が入っていた。
HARUKI姉「どこにいるの?」 HARUKI「四条河原町」 姉「どこ?」←普通に京都初心者 HARUKI「一番の繁華街」 姉「合流しようよ」 HARUKI「どこにいるの?」 姉「東寺を出てイオンモールのあるとこ」 それは無理! HARUKI「方向が完全に逆だから、ホテルで落ち合う方がいいよ」 姉「わかった」
さて、HARUKIたちが泊まったホテルだが、クマのために“大浴場があるところ”と言って決めた。←手術するって決める前ね 由緒正しそうな古いホテルなのだが、なぜか夕食が食べられない。←レストランの営業をしていない ただ、今回のような特別な日だけ、お願いするとイタリアンの夕食を用意してくれる(らしい)。
送り火は午後8時点火だったので、6時に全員集合して、普段は営業していないレストランへ。 他にも客がいるかと思っていたのだが、結局HARUKIたち4人だけだった(滝汗)。
7時半過ぎにホテルの屋上へ。 曇ってはいたが雨は上がっていた。
お世辞にも広いとはいえないスペースに外国人観光客多数(汗)。 ホテルのおねーさんは浴衣を着て、ビニール傘を大量に持ってうろついていた。
HARUKI「五山全部見えますか?」 おねーさん「妙法の妙の字だけ見えません」
おねーさんに教えてもらった方向に皆で移動。
午後8時過ぎ。 大の文字の端っこから火がつき始めた。 雨はまだ降ってこない。ただ曇っているので山は霞がち。
時間を置いて順次、着火されるらしく、大の横に法の字が見え始めた。 それから順次、船形、小さい大文字、最後に鳥居の形が。
なるほどぉ。
例の女医は「他の行事と違って、なんていうのかなぁ、雰囲気があるのよぉぉぉぉ」と言っていたが、確かに山肌に見える松明の明かりは独特である。
例の女医も京都在住のHARUKIの友人も「鴨川の川原から見る」と言っていたが、今回高いところからほぼ全容を見たので、次に機会があれば川原から見るのもいいかもしれない、とHARUKIは思った。
それから部屋に戻り、甥っ子のipadでスカパーオンデマンドのエスパルスの負け試合を見た。
姉「明日はどーする?」 HARUKI「え、試合だよ」 姉「昼間」 HARUKI「なんでもいいよ。水族館もあるよ」 クマ「お地元のみなさんのお邪魔しちゃ、悪いでしょ、観光客が」 確かに。
するとHARUKI姉は、ネットで検索した「夏限定京都の行事」関係のサイトを読み上げた。
姉「特別公開、島原の置屋さんっていうのがあるけど」 HARUKI「それ、いいかも。あそこ普段行っても何も見られないから」 そうなのだ、この前歩いてみつけた京都の花街、島原。 あそこ、あそこ。
姉「下賀茂神社の特別公開もあるわよ」 HARUKI「遠くね?」 クマ「京都は広くないから、大丈夫だよ」 姉「じゃ、下賀茂神社、島原の両方ということで」 一同「はーい」
「明日は晴れるといいねぇ」と言いながら、眠りについた一同であった。
〜続く〜
2014年08月14日(木) |
続 クマが入院した件 |
7月25日(金)
8時半過ぎに病院へ。 圧縮靴下(血栓予防で必ずはかされる)をはき、半ズボン姿のクマがベッドに寝ていた。
HARUKI「どう?昨夜眠れた?」 クマ「うん、大丈夫」
看護士が「開始が少し遅れます」とやってきたので、待っていると9時過ぎにようやく呼ばれて、一緒に手術室の前まで。
クマが手術室に入ったあと看護士が言った。 看護士「おそらくお昼過ぎまでかかると思いますのでデイルームでお待ち下さい」 HARUKI「はい」
手術が終わるのを待つのは慣れてるけど、あそこで3時間かい!
はい、あの狭いデイルームで待ちました。
車椅子の人が来るとせまくて身動きできないし、そもそも謎の無料給湯器のお茶やお湯を看護士やらリハビリの人やら患者やらが、やたらやって来て、飲んでいく。 でも、HARUKIは見た。 掃除のおばさんが、給湯室のお水をバケツに入れて持ってきて、直接マシンに入れているのを。
どっしぇぇぇぇぇぇぇぇ。
まぁねぇ、水汲み専用のバケツだろうからいいけど。 やっぱりそのまんま水道水入れてるんだよね。 きっと浄水装置なんてついてないよね、この機械。
12時過ぎにようやく看護士さんがHARUKIを呼びに来た。
手術室わきの狭い部屋で待っているとやたら化粧の濃い30台後半と思われる女医が現れた。
女医「無事に終わりました」 HARUKI「ありがとうございます。麻酔は?」 女医「部分麻酔で。腱の移植はしないで済んだので、しっかり縫っておきました」 HARUKI「ありがとうございます」
HARUKIが詳しい説明があるのだろうと待っていると、いきなり女医が「あらぁ、写真取ってないし、どうしようかしら」と言い始めた。←ありえない すると奥からガタイのいい若い医師が赤いデジカメを持ってやってきた。
女医は赤いデジカメを操作して(←絶対、女医のカメラだせ、これ)見せてくれた写真は、足の腱なんだろうか?よくわからないがケンタッキーの(笑)ナマの手羽ではなくモモ部分のようなものが写っていた。
女医「しっかり縫っておきましたから、もう切れることはないと思います。○○さん(クマのことね)、あの身体でしょ?麻酔も私も女だから、とても無理なので助っ人頼んだのよ」 HARUKI「申し訳ありません」←大人の対応(笑) っていうか、なんでHARUKIがここであやまらないといけないんだよ! そんな非力だったら、外科なんかやるなよ!
縫った、縫ったと連呼しているが、部位の(笑)状態のちゃんとした説明もしないし、この写真じゃまったくわからないんだけど。 HARUKIはあきらめて言った。
HARUKI「8月のお盆過ぎに京都旅行するんですけど、大丈夫ですか?」 女医「大丈夫。でも暑いわよ、京都」 HARUKI「はい」 女医「すごーーーーーーーーーーーーーーく暑いわよ」 いや、気温が高いことじゃなくて、足が大丈夫か?ってことをHARUKIはちゃんと確認したいんだけど。
HARUKIが「はい、知ってます。私、Jリーグのサポーターなんでぇ」と話し始めようとした途端女医が言った。
女医「サンガ?」 HARUKI「え?ご存知ですか?」←普通は知らないのでかなり驚いた 女医「私、京都出身なの。確か城陽に…」←普通は絶対知らない HARUKI「練習場があります」 女医「近くなのよ、家」 なるほどぉ。
女医「カズもいたわよね、サンガに」 HARUKI「そーです」
それから、クマの足の話はそっちのけでサンガ談義に花が咲いたのは言うまでもない(笑)。←ダメじゃん
最後に女医は言った。
女医「看護士がついてるから、もう帰っていいわよ」
はいはいはいはい。 こりゃ、ダメだ。クマもよくこんな医者を信じて手術に踏み切ったもんだ。
病室に戻るとまだクマは意識が朦朧としているらしかった。←全身麻酔じゃないのに 看護士がクマの手術してないほうの足にマッサージ器をセットしたり、ベッドわきに尿瓶を置いたり、忙しそうに働いていた。
そうこうしているうちに、一人退院して2人しかいなくなった部屋に、救急車で患者が運ばれてきた。これまたほとんど寝たきりのお年寄り。 部屋の表示をみると名前の前には「内科」と。
あのさぁ、ここ整形外科の部屋じゃねーの? 内科なの? まぁ、整形外科だけのフロアーじゃないことは重々承知してるけど。
おそらく麻酔は下半身だけど、睡眠薬を打たれたんだと思う。 HARUKIが遅い昼飯を食って戻ってきた午後遅めの時間に、クマはまだちゃんと起きていなかった。 部分麻酔をすると、そーいうことするのが普通なのかなぁ?
点滴で鎮痛剤と抗生物質と水分を入れている。
ほとんど寝たきり状態のおじーさんがなんだか重篤な状態らしく、看護士がやたら出入りしているし、まぁ医者も「帰っていいわよ」と言っていたので(笑)、買い物がてら一度帰宅することにした。
夕方。 また「霊安室」の立て看を眺めながら、病室へ。 昨夜から飲まず食わずだし、せめて冷たいものでもと思い、水筒(笑)に冷たいお茶を入れて持参。
クマはようやくちゃんと目を覚ましていた。 HARUKI「冷たいの持って来たから」 クマ「ありがとう、でも今日はまだ水もダメだって」 HARUKI「じゃ、明日飲んでね」
翌日は土曜日だったので、氷をつめた水筒とお茶を持って病院へ。 するとすでにリハビリのメニューが組み込まれていたようで、PTのにーちゃんが、病室にいた。 ベッド脇には松葉杖。
HARUKI「もう歩いてるんだ」 クマ「うん」 HARUKI「今後、履物どーする?クロックスで大丈夫?」 にーちゃん「足先しか入りませんから、ぬげちゃいますんで、ダメですね」 HARUKI「でも、あのビニールカバーじゃなぁ」 にーちゃん「ご存知ですか?」 HARUKI「昨日、売店で見た。枚数入ってるけど、やたらお高いんだよ」←とりあえず病院内を探索しまくった(笑) にーちゃん「…………」
アキレス腱の手術の場合、足の後ろ側を切っているので、つま先は出ているがかかと側はきっちりギプスで包まれていて、かかとが地面につけられないのだ。 ここでHARUKIは考えた。 クロックスは、やたら穴があいている。←アクセサリー突っ込むとこね ここにゴムを通してかかとを引っ掛ければいいじゃん!
大汗をかいたクマは、おいしそうに冷たいお茶を飲んでいた。 HARUKI「身体ふいたりしてくれてる?」 クマ「1日1回、熱いタオルだけは持ってきてくれるけど」 HARUKI「頭洗ってくれた?」 クマ「いや。自分で持ってきた汗拭きようのギャッツビーで地肌拭いてるだけ」
うーんとぉ。
HARUKIが入院したのは冬だった。お腹をあける手術だったから、当然シャワーなんて浴びられない。 だから、看護士がちゃんと浴室の脇にあるシャワー台みたいなところで髪だけ洗ってくれていた。
ちなみにミドリちゃんとこれまた病院の話をしたときに、お父さんが入院した有名病院は、もちろんちゃんと看護士が洗ってくれていたらしい。
まぁねぇ、まだ入院して3日だからなぁ。
HARUKI「そういえば、昨日のおじーちゃんは?」 クマ「夜中にどこかへ連れてかれた」
確かにあれだけ手がかかる患者、こんな普通の病棟じゃまずいよな。
昼飯を食いがてら買い物に出たHARUKIは、黒ゴムを購入してまた病院へ。 クロックスの穴にゴムを通し、かかとにかけてもはずれないように長さを調節して、完了。 ぴったしじゃん!
ちなみに、このクロックス穴通しゴムひもがけは、看護士やリハビリのにーちゃん他みなさんに「なるほど、そーやればいいんですね」と評判になった(笑)。 きっと、この病院で流行することだろう(爆)。
クマ「月曜日に退院できるって」 HARUKI「え?1週間って言ってたじゃん」 クマ「移植しなかったから、早いんだって」 HARUKI「えぇぇぇ、いきなり月曜日は休めないよ。悪いけど火曜日にしてもらっていいかなぁ」 クマ「オレはいいけど。看護士さんに言ってみる」 HARUKI「大丈夫だよ、こんだけすいてるんだからさぁ」←スゲー理屈
ちなみに、同室だった人はすべて退院して、この日の夕方から一人部屋となったのだった(笑)。
午後にはクマ妹がお見舞いに来てくれたりして、1日が終わった。
27日(日)
病院に家が近いHARUKI姉がスイカや冷たいものなど運んでくれていたので(←ありがとうございます)、冷蔵庫なしもそんなに気にはならなかったが、でも毎日氷を運ばないといけない。
朝一番で病院へ。 クマ「火曜日退院で話しておいたから」 HARUKI「大丈夫だったでしょ?」 クマ「うん」 とはいえ、例の女医はこちらの都合も聞かず、勝手に月曜日退院と決めていたらしく、日曜日から、鎮痛剤や抗生物質は点滴ではなく、すべて飲み薬で処方されていた。 まったくな。
その後、HARUKIはその足で日本平へ遠征した。
28日(月)
仕事帰りに晩御飯を持参して病院へ。 部屋にはまたまた救急車で運ばれてきたらしい若いおにーさんとお年寄りの二人が増えていた。
そういえば、いつ来ても必ず救急車が一台は止まっている。 おそらくこの病院は救急患者を前向きに受け入れる病院なんだろう。
前日の柏戦勝利の話をしながら、晩御飯を食べているとお隣のおじーさんがカーテンの向こうから「すいません、携帯が」とか「娘の○○いませんか?」等などいろいろ話しかけてくる。 挙句の果てには、ナースコール押しっぱなし。一度はやってきた看護士も事情を理解したのか、その後は全く来ない。 こうなるとおじーさんの訴えはどんどんエスカレートしてくる。
HARUKI母が最期に入った病院は、ほぼ全員お年寄りだったのでHARUKIは理解していたが、元々はそんなにボケていない人でも入院するといきなり訳がわからなくなる。←実際HARUKI母もそうだった 家族はどんな状態でも患者と話をあわせて対応するが、それ以外の人間は付き合いきれないので、無視するに限る。←でも、看護士はちゃんと対応してくれないとね
HARUKIが答えてなくていいよ、というのにクマが返事をしてしまっているのでおじーさんのわけわからん話はエスカレートしてきた。
帰りしなにクマが「看護士に言ってくれ」というので、一応ナースステーションで事情を話してはみたが、ナースコールも無視しいている看護士が果たして対応してくれるのだろうか、かなり疑問を持ちつつHARUKIは病院を後にした。
29日(火) いよいよ退院である。 クマは入院時と違い松葉杖を使いながらの歩行なので、荷物を全く持てない。 HARUKIはダッシュでかばんに荷物を積め、持ってきたカートにくくりつけた。
HARUKI「あれ?お隣おとなしくなったね」 クマ「昨夜、どこかへ連れて行かれて今朝戻ってきてからあの状態」 看護士が熱を測りに来たりして声をかけるのだが、ほとんど反応しない。
大丈夫なのかなぁ。
前にいたおじーさんもそうだったけど、夜どこかへ連れて行かれるお年よりは、いったいどこで何をされているんだろう? 怖いのでHARUKIは深く考えないことにした(笑)。
看護士さんに挨拶をしてエレベーターで1階の会計へ降りた。 クマ「昨夜はお向かいの若いおにーさんのところに見舞いに来たおねーちゃんがぜんぜん帰らなくてさ」 HARUKI「へ?面会は夜8時までだよ」 クマ「10時過ぎまでいて、なんだかべちゃべちゃしゃべってた」
どっしぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。
危篤状態とか、個室ならいざ知らず、それはないだろ〜。完全看護の病院の大部屋だぞ。
HARUKI「看護士、何も言いに来ないの?」 クマ「だって晩御飯の後片付けにきて、終わりだもん」
さらに、どっしぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。
HARUKIの今までの経験では、「面会時間終わりました」的な館内放送がかかるところや、調度その時間帯に見舞い患者がいるところに看護士がなんやかやとやってきて、「お帰りください」的なことを言っていた。
なんども言うけどHARUKIが入院したわけではないし、今後もここには極力入院するつもりはないからいいけど、どんだけの病院だよ、ここ!
病院前からタクシーに乗り、帰宅。
HARUKI「杖なくて大丈夫?」 クマ「うん、壁、つかまりながら歩くから」
というわけで屋内では松葉杖ではなく普通の杖でクマは歩きまわることになった。 でも急いでいるときはネコのように這っているのをHARUKIは知っている(笑)。
HARUKI「手術後、一度くらいシャワー浴びた?」 クマ「いや」
それにしてもスゲー病院だわ。夏場ほぼ1週間も入院してて、シャワーも浴びさせてくれないのか。 ここまで来るとあきれるというより、逆にあの病院のホスピタリティのなさに感心してしまった。
HARUKIは、用意しておいたビニール袋をギプスにかぶせ、クマを風呂場に押し込んだ(笑)。
こうしてクマの入院は終了し、ギプス暮らしが始まったのだった。
HARUKI「すごかったね、あの病院」 クマ「オレは入院なんて初めてだからよくわからないけど、あんなもんだと言われればあれで納得しちゃうけどね」 HARUKI「そーいう初心者に支えられてるんだろうね、あそこ」
HARUKIがこれまで経験した病院は、それぞれいろいろ気になることはあった。でも、今回のこの○北病院に比べればそんなのへでもない。 すべての点において、HARUKI的には入院したくない病院のベスト1となったのであった。
クマが先月末、右足のアキレス腱の手術をした。今、クマはスゲーーめんどくさそうなギプス暮らしをしている。
そもそもの発端は、昨年末の雨の日だった。 HARUKIが仕事を終え帰宅するとクマが「ころんだ」と言って家で転がっていた。 詳しいことはわからないが、濡れた地面で足をすべらせて、アキレス腱をやられたらしい。 痛そうではあったが、いわゆるアキレス腱が切れたという感じでもなかったので、翌日、いつもの整体院へ。
すると気功整体師が「アキレス腱が切れてるといけないから、病院へ行ってまず検査してもらってください」と言う。
彼らがそーいうときは、マジでかなり悪いときなので、その翌々日の月曜日に朝一でクマは、大好きな○北病院へ。 この○北病院、人気のある総合病院でかなり混んでいるが、家からそこそこ近いせいなのか、理由はわからないが何かあると(メンタル疾患だろうが、憩室炎だろうが、高血圧だろが)、クマは必ずこの病院で看てもらっている。
またまたHARUKIが仕事を終え帰宅すると玄関には松葉杖があり、またまたクマは家で転がっていた。
HARUKI「大丈夫?」 クマ「変な女医でさぁ、痛いっていうのにガシガシ足触って、2ヶ月で治るからって、松葉杖処方された」 HARUKI「え?レントゲンとかMRIとか撮らなかったの?」 クマ「うん、触診だけ」 HARUKI「へーーーー、大丈夫かねぇ」
HARUKIの予想通り、その後クマの足は青紫に腫れ上がり、整体師も心配するほどの状態に。 でもクマは医者の言葉を信じ、耐えていた。
結局、確かに松葉杖はなくても歩けるようにはなったが、杖なしでは歩けない状態で半年が過ぎようとしていた。
6月のある日。 クマ「夏の移動教室、山登りなんだよ」 HARUKI「へ?行くの?その足で?」 クマ「うん。この足じゃ山登り出来ないから、診断書もらいにまた病院行ってくる」←クマはしょっちゅう河○病院へは行ってるけど整形外科には行っていない
で、またまたまたHARUKIが仕事を終え帰宅するとまたまたまたクマは家で転がっていた。 クマ「手術することにした」 HARUKI「えぇぇぇ?」
クマの長い長い話を要約すると、この日、クマは例の女医ではなく年配の男性医に看てもらった。 クマが年末からの経緯を話すとこの医者は「おそらくアキレス腱が切れてます。手術すれば治ります」と言ったらしい。 そこでクマは「じゃ、最初の診察はなんだったのか?誤診じゃねーの?」という内容をネチネチと訴えた。 びびった(らしい)医者は、奥に引っ込み、普段だと絶対即日対応などしてくれない種々の検査をすべて受けられるように手配した。
クマ「さすがにMRIは混んでいたので、○○整形外科まで行ってきた」 HARUKI「で、どうするの?」 クマ「来週、行って決めてくる」 HARUKI「手術するんだ?」 クマ「うん。それで杖なしで歩けるようになるなら、するよ」
いまさらねぇ。最初に変だと思った時点で別の病院へ行ってれば、とっくに治ってたのにねぇ。 などとは口が裂けても言えないので、「へーー」と言ってHARUKIは誤魔化した。
翌週。 結局、クマは夏休みにはいったらすぐ入院して手術することにした。
クマ「例の女医が出てきてさぁ“私が最初に看たときはこんなにひどくなかったから、後で切れたんじゃないか”って言うんだよなぁ」 HARUKI「ほぉ」 クマ「絶対、ブチッっていう音、したんだよ。あのとき。それ言ったのに」
HARUKIは、医者より気功整体師のほうを信じているので(笑)、HARUKIも医者の診断には疑問を持っていた。
クマ「MRIを見ると、腱と筋肉がつながっている部分が断裂しているから、膝に近い方の腱を切って移植するかもしれない、って」 HARUKI「へーーーー、すごいことするんだね」 クマ「アキレス腱の手術ではよくあることらしいよ」 HARUKI「ふーーーーん」
7月突入。 HARUKIは、正直言って入院の患者側のプロである(笑)。 ここ数年で父・母・姉貴・自分、合計のべ6回、5つの違う病院の入院をそれなりに経験している。←うち3回は手術あり
揃える物は、大体同じだし(HARUKIの入った病院だけ箸とスプーンとフォーク持参だったけど…笑)、全身麻酔の内臓の手術じゃないから、かなり楽なはず。 病院から出ている書類を読んでも、とくに腹帯とかなんちゃら帯とか用意しろとは書かれていなかった。 どうせギプスだから半ズボンでいいし、靴はクロックスでいいし、夏だから上半身はTシャツでいいし、楽勝。
クマを横目で見ながらすべて準備は完了した。
クマ「ボクが何もしないうちに準備が整うなんて、申し訳ないなぁ」 HARUKI「慣れてるから。問題はどんな部屋か、ちゃんとしたロッカーがあるのかなどなどかなり疑問はあるけどね」
さすがに混んでいる病院だけあって、どんな部屋に入れるのかがわかったのは、前日。←普通は、ありえない
クマ「今日、病院から連絡があって、4人部屋で個人用の冷蔵庫はない部屋だって」 HARUKI「えぇぇぇ、この暑いのに冷蔵庫なし?」 クマ「うん」 HARUKI「全身麻酔の内臓手術なら、どうせあまり食べられないからいいけど、キミの場合、元気だからね、術後も」 クマ「うん」
おそらく共用冷蔵庫だろうとふんで、マジックでクマの名前を書いた350mlの水のペットボトルを5本用意。
7月24日、入院。 一応病室まで案内された。 すると4人部屋だが、患者は3人。うち一人はほぼ寝たきりのお年寄り。
HARUKI「部屋に冷蔵庫ないんですか?」 看護士「ありません」 HARUKI「共用で使えるのもないんですか?」 看護士「ありません」
どっしぇぇぇぇぇぇ。
何度も言うけど、お腹あける手術じゃないし、この気温だし、まともな水、飲めなくて大丈夫なのか? もちろん個人用のロッカーもないので、荷物はバッグに入れたままベッドの脇に置くしかない。テレビ台にもなっている物入れ兼用の台は、やたら仕切りがあり、シャンプー入れと書かれたいかにも手作りの謎の紙の箱がおいてあった。←普通はこの台の下段が冷蔵庫になっている←ビジネスホテルと同じね 洗面台も部屋にはないので、廊下をちと歩いて行かなければならない。さらにトイレは、遠い上に、人を感知してから電気がつく仕組みだったが、そのセンサーのついている場所が悪いのか、仕組みが古いのか、個室に入ってもなかなか電気がつかなかった。
さらに、いわゆるデイリールームというか客が来たときに話せる公共スペースというか電話できる場所というかが、病室の隣にあったのだが、これがめちゃ狭い。 長方形のテーブルが中央にひとつあるだけで6人座ればいっぱい。元々病室を改造したらしく酸素セットなどが取り付けられる設備はまんま残っていて周囲に余分なスペースもない。
うーーん。
とりあえずテレビと無料の給湯器(高速道路のサービスエリアにあるのと同じようなヤツ)は設置してあったが。
いやぁ、HARUKIが入院するわけじゃないからどーでもいいけどさぁ。
しかし、HARUKIがあきれることはまだまだ続く。
貴重品類を入れる鍵のかかる引き出しというかスペースが全くないのだ。 もちろん金庫など期待はしてないけど、ちょっとしたもの(携帯とか小銭入れとかアイフォンとか)を入れておけるスペースもないのだ。
ありえねぇぇぇぇぇぇぇ。
ベッドを離れるとき(リハビリやら検査に行くとき)どーすんだよ! 万が一、なくなっても「置いておいたあんたが悪い」ってことになるのか?
そういえば、洗濯機も見かけない。普通患者が使えるコインランドリーがどこかにあるはずなんだけど。
HARUKIは、看護師に聞いた。 HARUKI「コインランドリーないんですか?」 看護師「院内にはありません。洗濯物は売店で有料で引き受けています」 HARUKI「わかりました」
どっしぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。 ありえねぇぇぇぇぇぇ。
今回の入院は1週間って言われてるし、会社帰りによって洗濯物を持ちかえれるからいいけど、長期入院だったり、家から遠いとかいう人はどーすんだろ? 入院患者っておむつをしてる寝た切り老人しかいないわけじゃないだろ? 毎日のように家族が見舞いに来られない人だっているだろ? まぁ、その場合、寝巻やタオルはレンタルすればいいだろうけど、下着類は?売店でお高い洗濯頼むのか?
最低の病院だなぁ、と思いながら荷物を片付けていると、いきなりとても美しい麻酔科の医師が来た。
麻酔科医「こんにちは〜。明日の麻酔を担当します」 HARUKI「早いですね、いらっしゃるの」 麻酔「入院されてすぐ来ないとご家族の方いなくなっちゃうこと多いので」 HARUKI「はぁ」 麻酔「全身麻酔になりますと喉に〜中略〜で、後遺症が残る場合があります」 HARUKI「えぇぇぇぇ?下半身の部分麻酔じゃないんですか?」 麻酔「その予定ですが、麻酔の効きが悪かったら全身に変更します」 HARUKI「はぁ」 麻酔「アキレス腱の手術はうつぶせで行います。全身麻酔になりますと私たちが患者さんをうつぶせにするのですが、○○さんの場合(クマのことね)その体格では動かすのが大変なので、なるべくなら部分麻酔でうつぶせのご協力をしていただきたいなぁと思っています」
はぁ? 確かにクマの巨体(約100キロ)を動かすのは大変だと思うし、かなり同情するけど、言うか?普通そーいうこと。
言いたい放題の麻酔科医が帰った後、最初に来た人とは違う看護士が来て、手術前の説明をしていった。←圧縮靴下をはけとかトイレ行ってねとか
っていうかぁ、まず基本のキ。 患者の体重と身長、測らないのか? 治療(投薬も含め)のすべての基本だろ、患者の体重って。
HARUKIが入院したときなんて、身長、体重測定はもちろんのこと、まず絆創膏のパッチテストやったけど。 よーするにいろんな種類の絆創膏があるので、皮膚をやられるダメなやつがないかどうか判断するのだ。 最初、HARUKIは肌が弱いのでやってくれたのかと思ったが、肌が弱いなんて申告する前だったし、そもそもHARUKIの入った病院では入院患者全員にやっていた。 後で聞いたら、ミドリちゃんのお父さんが入院した病院でもやっていたとか。 ちなみに肌がめっちゃ弱いHARUKIは、貼った絆創膏7種類のうち、大丈夫なのは2種類しかなかった(涙)。
HARUKI「身長、体重、測ってないよね?」 クマ「聞かれたから自己申告した」 HARUKI「アレルギーは?」 クマ「ダメな薬のことだけは言った」 HARUKI「それだけ?」 クマ「うん」
人によっては自分の体重なんて、意識してないからちゃんと測った方がいいんじゃね?適当なこと言うヤツいるんじゃね? 何かあったら「患者の言い分信じたから、うちのせいじゃありません」って言うつもりなんだろうか?
いやぁ、HARUKIが入院するわけじゃないからどーでもいいけどさぁ。←また言ってるし
昼過ぎに、一度会社に出てHARUKIは、夕方また病院へ。
クマの病室は2階だった。 2階に行くのにわざわざエレベーターを使う人はいない。HARUKIは病室に行くたびに階段を使っていたのだが、その階段を下に降りた地下に霊安室があるらしく、夕方になると必ず霊安室という立て札が階段踊り場に立てられる。 そもそも固定された壁の表示の中に霊安室の文字があるのならそんなに気にはならないが、わざわざ立てられる表示を見るのはあまり気分の良いものではない。 生き死にに関わる病気で入院している人の見舞いに来る人にとっては、スゲーー不愉快じゃないのかなぁ、HARUKIは思いながら、何度もその立て札の前を通っていた。
クマ「担当は例の女医さんだけど、手術してくれる男の先生が来た」 HARUKI「ほう」 クマ「どっちの足?って聞かれて、マジックで印つけられた」 HARUKI「それより、風呂入った?」 クマ「うん、さっきシャワー浴びた」 HARUKI「どこにあった?風呂場?」 クマ「連れてかれた。あっちのほう」 だぁ。
いったい風呂場なんてどこにあるんだろう? 建て増し建て増しで、どっかの温泉旅館みたいに渡り廊下だらけのわかりにくい病院。 HARUKIは探索してみたけれど、狭い給湯室兼洗面所しかみつからなかった。
ま、HARUKIが入院してるわけじゃないから、どーでもいいけど。←まだ言ってるし
クマ「手術は朝9時からだって」 HARUKI「付き添いは何時に来いって?」 クマ「さぁ、特に言われてないけど」 HARUKI「じゃ、8時半までには来るね」 クマ「よろしくお願いします」 HARUKIは慣れてるからいいけど、手術は初めてという人だったら、かなりビビると思う。 今までの経験では、看護師が「○時までにはご家族の方は必ずいらしてください」とくどいくらいに言われたけど。
大丈夫かなぁ、この病院。
ちと不安に思ったHARUKIではあったが、初めての手術にかなり動揺しているクマにHARUKIの不安が伝わったらまずいので、そんなことはおくびにも出さず、「じゃ、明日!」と言ってHARUKIは病院を後にした。
〜続く〜
エスパルスの内部崩壊(?)もかなりなことになり、中断中のエスパルス有料サイト(S極み)に掲載される選手インタビューを読んでいると、いまや「監督の言うこと聞くヤツいないんじゃね?」というくらい言いたい放題になっていた(汗)。←マジ
中断期間明けの2試合、フロンターレ戦、ガンバ戦は目も当てられないような負け方をして、エスパルス断末魔の様相。
HARUKI「このままJ2に降格するとまずあがってこられないよ」 クマ「サンガもジェフもつらそうだもんな」
HARUKI的には、万が一降格するとしても“ゴトビと一緒に降格”は、絶対にイヤだった。 そうこうしているうちに、村松が徳島へ、樋口が湘南へまたレンタル移籍と称して、エスパルスから出された。 移籍した途端、村松はDFとして貢献し、徳島は勝利、樋口は湘南で得点する(もちろん湘南の勝利)活躍ぶり。
だからぁぁぁぁぁ!!
ゴトビいよいよ解任じゃね?といううわさが出まくってはいたが、そのままゴトビが指揮を取ることになった柏戦。
7月27日(土)清水エスパルス VS 柏レイソル(IAIスタジアム日本平) クマが入院中だったため(この件は改めてアップします)、HARUKI一人で遠征。
ここのところ、サッカーもつまんねーし、お地元選手もいなくなってるし、どうせ負けだし、というわけで相当客が減っている日本平。 この日は、いかにも“無料チケット配りました”風なお子様たちが大挙して押し寄せてはいたが、ゴール裏はスカスカだし。最終的な人数は、夏休みに入った最初の土曜日なのに、やっと1万人超えたくらい。 試合ギリギリにスタジアムに飛び込んだHARUKIだったが、余裕でメインスタンドのいつもの席に座ることが出来た(驚愕)。
午後6時ちょっとすぎ、キックオフ。 信じられないことに、大前が吉田に、あーせいこーせい的な指示を出したり、本田が控えの廣井と相談しながら守備やってたり、ゴトビが選手に声をかけても、ちゃんと聞いているのはヤコビッチだけで、あとの選手はゴトビのそばにある水も飲みに来ない始末。 ついに監督の指示も聞かなくなったのかぁぁぁ。
というわけで、エスパルスはいつもとは多少違うサッカーになったうえに、この上なく柏の調子が悪かった。
柏のオウンゴールもあり(本当に調子が悪かったんだろうなぁ)、終わってみれば3−0でエスパルスの勝利。
やったね! うれしいけど、これでゴトビが解任されなかったら、目も当てられないぞ!とHARUKIは思いながら、帰宅した。
7月30日(水) 前夜、HARUKI姉から「ゴトビ解任って、ラジオで言ってたよ」というメールが来ていたのだが、HARUKIは早寝していたため気付かなかった(汗)。←ダメじゃん さらに、例のエスパルス有料サイト(S極み)では、やはり前日の更新で「明日、朝9時からの練習に、みなさん、来てください」的なコメントが上がっていた、けどHARUKIは見なかったので知らなかった(滝汗)。←ダメじゃん
そして、ついに、ゴトビ解任、大榎監督の就任が発表された。 エスパルス三羽烏(あとの二人は、ケンタと堀池)の一人、大榎が万を辞しての監督就任。 大榎は、ユースの監督だっために、前夜ユースの選手にメールで退任などを伝えたので、おそらくラジオが先行報道したのだろう。←想像
エスパルスサポ待望の大榎監督の誕生である。 監督インタビューを読む限り、3年かけて作り上げられたあのつまらない、サイテーなゴトビサッカーを修正するのはかなり大変らしいが、とにかくがんばってもらうしかない。 もちろん、HARUKIだって、ゴトビがすべて悪かったとは思わない。
メインの選手がすべて移籍してしまった1年目。 絶対降格、という世間の予想をくつがえす残留をさせてくれたのはゴトビ。 この点だけは、HARUKIは評価している。
ゴトビが監督になってからいなくなった選手たち、高原、小野、林、枝村、岩下、山本(海人)、八反田、瀬沼、白崎、犬飼、樋口、村松。←書いてて涙が出てくるわ 完全移籍しちゃった選手もいるが、レンタルの選手もいる。 何人、戻ってくるだろうか?
アメリカ移籍、と言われていて渡米していたキジェは、急遽呼び戻された。←間に合って良かった!
大榎が「ピッチの上ではロボットはいらない」とインタビューで言っていたが、どんだけゴトビがワンマンなチーム作りをしていたか(モノを考える選手を干していた)が、よくわかる。 さらに、やっとディフェンスの守り事(ラインコントロールね)も作ったらしい。←信じられない
シーズン途中から監督が変わって、いい成績が出たチームはないかもしれない。 果たして、エスパルスが本当にJ1に残留できるのか?は、まったく予想がつかない。 でも、もし、大榎で残留できなくても、ゴトビで落ちるよりはマシ。
いよいよエスパルスの暑い夏が始まる。 がんばれ!エスパルス!
Mikan HARUKI
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