2008年05月31日(土) |
The Finishing Stroke |
先日レッチリ活動休止を伝えた時に、ショック死させちゃったかもしれないKくんに、もう一度メールする。「生きてる? ・・・チャドがサミー・ヘイガーとバンド組んだわ」
そしたら、「BSSMを救命薬にして頑張ってきたけど、もうダメだ」という内容の返信が。・・・ああっ、トドメさしちゃったか。
しかし。私とてまだ鬱々とした気分から抜け出せたわけではなく。今だって、昨日の朝からずっと眠れずにいる始末。
昨夜は何故か胸にきりきりと痛みがあったし、軽く喉も腫れている。別にこれが全てレッチリのせいなわけもないが。
午前2時前に、ふとサマソニのサイトを見てみたら。キルズが参加になっていた。・・・ぎゃー!!
実は。3月に出た新譜がもうクソみたいなんで、かなりがっくりしていたのだ。最初の2曲のダメージがひどくて、後は全曲頭出しだけで力尽きた。あのキルズが、ダンス・ロックと呼ばれている。(吐気のするようなジャンル名だ) キルズは打ち込みの概念を変えたと思っていたが。これは紛れもないただの打ち込みだ。
でもライヴなら。生なら迫力が違うだろう。1stや2ndの曲もやるだろう。
すぐさまチケットを購入し、直後に40時間ぶりに眠る。
The Finishing Stroke (トドメ) *エラリー・クイーンの著書(邦題=「最後の一撃」) (1958)
2008年05月28日(水) |
Don't need rain, just a glass of water |
そうだ、ハニードッグス聴こう。
もう今は、普段好きな音楽をどれも聴く気になれないのだ。唯一例外の"You're So Great"だけをエンドレスで聴くのも何だし。
2002年に検索で間違えてひっかけて出会ったハニードッグスに惚れ込み、一時期は爆発的マイブームにまでなり、その後このバンドの異常なまでの無名さに驚いた。(日本で5人くらいしか知らないと思う。いや、まるちゃんとNariさんにも聴かせたから7人くらいかな) アルバムにアル・クーパーが参加してるんですよ、なんてことを言っても、私自身も彼がどこにどう参加しているのか知らないし。
とにかく、ハニードッグスなら聴ける。今は、全く押しつけがましくない音楽がいい。
アルバム"Islands Of Misfits"(今やオフィシャルサイトでも在庫切れのレア盤)の"Corazones Y Cabezas"を聴く。意味はスペイン語で"Hearts and heads"で、ハニードッグス唯一のメジャー盤である"Here's Luck"収録曲"Hearts & Heads"の別バージョンだ。別にスペイン語で歌ってはいないが、力の抜けるスパニッシュギターのようなものは入っている。本来私の大嫌いなスパニッシュギターの音を、これはもしやシニカルな冗談かと思うようなやり方で使っている。わざとアタックを遅らせてぐだぐだの骨抜きにしておいて、間奏はもう臭いメロウのプロトタイプ提示といわんばかり。メロウも何も、歌詞は"I want a ticket out of boredom"なんだからやっぱり油断できない。ラスト近くで「もう我慢できません」とばかりに突然一本調子で乱入してくるエレキが面白い。・・・やっぱ冗談なんかなコレ。
ホンモノの"Hearts & Heads"をいやってほど聴いてからこのバージョンを聴くと、すかすかな感じが胃にやさしくて、いい。
ハニードッグスってバンドは、短い試聴でもわかるほどにあまりに自分好みの音なんで、出会ったその場でアルバム2枚オーダーした(2枚しか売ってなかったのだ。今じゃオフィシャルを全部とライヴ音源も相当数集めた)くらいなんだけど。一筋縄でいかない歌詞を知ってからは、そのサウンドも見かけよりもっと深いんだなと思うようになった。例えば'Rumor Has It'は、明るく軽快なリズムに甘くやさしいメロディとは裏腹に、歌詞が救いがたく絶望的だ。("In the deep, deep blue you'll be swimming along with your concrete shoes and a straitjacket on"=「君は深い海の中を一人で泳いでいく。コンクリート製の靴と拘束服で」)
或いは"Sour Grapes"の出だし、"Twenty-eight, Twenty-six, a three alarm at five o'clock. Sirens getting louder"―――「2826番地、5時に警報が3回。近づいてくるサイレン」というシナリオのような歌詞もいい。
この明るい厭世観は何だろう。ギターボーカルがアダム・レヴィという、明らかにユダヤ人と知れる名前。このことがどう影響しているのかもわからないが。
ラヴソングを歌っていてもラヴソングにならない。このへんはキンクスに似ていなくもない。そういえばライヴでキンクスの'Picture Book'をやっていたっけ。
Don't need rain, just a glass of water (今は雨は要らない。グラス一杯の水でいい) *Sour Grapes / Honeydogs (2001) の歌詞。
2008年05月27日(火) |
Bye bye hey hey maybe we will come back some day now |
国王(b)からBROCK偵察に行くとの連絡が来たので、私も授業を終えて23時に行く。国王と今週日曜にBROCKセッションに出るのだ。
会うのもかなり久々だが、相変わらず手広く精力的に活動している様子。別にセッションの打ち合わせをするでもなく、ひたすら音楽の話。
1時前帰宅。今日はちょっとしか飲んでいないが。飲み過ぎた時にたまになるような、めそめそした気分に襲われる。
多分、TOEICが終わった直後にレッチリの活動休止を知ったのがよくないんだろうなあ。急に眼の前の目標が何もなくなったようで。
考えてみれば、活動休止で解散を懸念するとかしないとか、そういう問題じゃない。
好きなひとにいきなり「一年会うのをよそう」って言われて呆然としてる状態なんだ。一年後に彼がまた会ってくれるかどうか、彼自身を含めて誰にわかる。
状況的に結果として活動休止になるのならまだ仕方ない。一年ストップすると前もって宣言されたことがこたえるのだ。
そして今この瞬間、レッチリっていうバンドはあるのか?
Bye bye hey hey maybe we will come back some day now (バイバイ、またそのうち戻ってくるよ) *Frederic / Patti Smith (1979) の歌詞。 *今日はレッチリの歌詞を使うのすら無理だ。
2008年05月26日(月) |
Life could be a little sweet but life could be a little shitty. What a pity |
昨夜は珍しくも当日の日記をアップし、もう今日は終わったくらいのつもりでいたら。
21時半に十文字さんから来たメールを読んだら。「レッチリ1年間活動休止みたいですね」って。
・・・はあ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
知らんわそんなんーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
慌ててネット検索。うわあ。4、5日前にアンソニーが公表している。
レッチリ好きの友だち4人に動転緊急メール。昨年レッチリ日本公演が延期になった時は、驚きと悲しみのあまりに色んなヒトにメールしてしまい、適当な慰めをもらって余計に嫌な気分になったりしたから。今回は4人だけ。
一番事態を楽観的に受け止めているらしいマチちゃんは、しかし明るく「レッチリが解散したら生きていけないよ、私」という。・・・ということは、レッチリというバンドはマチちゃんより長生きしてもらわないといけませんね。あと50年くらいかな、うん。
初耳だったらしいKくんは、私が他から聞いた通りに「解散の危機ってくらいの状態みたいだよ」と伝えたところ、「うっ!多分今心臓止まった・・・」という文章を最後にメールも途絶えた。・・・やべえ、一人殺したかな。
・・・ああ、しかし、活動休止って何なんだろう。私は好きなバンド/アーティストなんて100はいるけど。レッチリは「現存する中では一番好きなバンド」なのだ。(R.E.M.のことは今は訊かないで下さい下さい下さいっ) そしてこの「現存」というのは、レッチリのようなバンドに取ってはかなり重要で。
けれど別に私も常にレッチリの動向をチェックしているわけではない。新しい音源に貪欲でもないし。もしも黙って活動休止に入られたら、かなり長期間気づかなかったりするんじゃないか? だったら特にショックを受ける理由もないんでは。
―――と、思うんだけど。でも理屈ではどうにも立ち直れない。何がショックかすらわからん。
というわけで。今日になっても気分が全く晴れず。更に仕事で些細な事があって、普段なら気にも止めないところだが、精神状態がアレなのでがっくり落ち込む。
誰かちょっとこれ、何とかしてくれ。
去年のライヴ延期の時も、しばらくレッチリだけは聴く気になれなかった。今回もそうだ。―――昨日の午後は、爆音で'Tell Me Baby'を聴きながら足取りも軽く帰宅したのに。
昨日までは何もかもが上手くいってる気がしてたのに。今日はもう、全くダメだわ。
人生がこの先全部真っ暗に思える。それどころか明日すら耐え難い。火曜も、水曜も、木曜も、先の予定をひとつひとつ考えるだけで、もうやり通せる気がしない。
Life could be a little sweet but life could be a little shitty. What a pity (人生はちょっとしたことで素敵にもクソみたいにもなる。ああもうやだ) *Tell Me Baby / Red Hot Chili Peppers (2006) の歌詞。
2008年05月25日(日) |
2B, or not 2B? |
昨夜から何となく体調が悪かったのだが。起きてみたら腹痛がして胃が気持ち悪い。おまけに軽いくしゃみと鼻水。すぐさま鼻炎薬を飲もうとしてはっと気づく。このパブロン鼻炎カプセルは、立派な睡眠薬の代わりになると言われているくらいに眠くなるんだった。今日だけは飲んじゃ駄目よ。だってこれからTOEIC受けるんだから。
吉祥寺へ。出かける直前に雨がやんでくれてよかった。前々回に受けた時がやはり雨で、バスはぎゅうぎゅうの満員だわ道路が混んでて前に進まないわで遅刻ぎりぎりだった。今回はとてもラク。
今日の格好は赤のTシャツ、デニムのショートパンツ、ボルドーのタイツ。TOEIC受けるのにショートパンツかよ、と自分で突っ込んでいたら、隣に座った女の子がやはりショートパンツで、しかも金髪。・・・ここの列だけ妙に派手だわ。
数々の体調不良+眠気と疲れ目は、試験開始と同時にすっと消える。快調にとはいかないが、じっくり着実に解いている感じ。リスニングはPart4で問題を先に読むタイミングを逃したおかげで2題まるまる(6問)ふいにしたのが痛かったが、リーディングは全く解らないという問題はなかった。一応10分前に終了。
教室を出ると同時にパティ・スミスの'Frederic'を大音量で聴く。2時間のストレスが吹っ飛ぶと同時におなかが減ってくる。
帰りのバスで、小銭がないといったら運賃を30円まけてくれた。バスってこういうことがたまにあるよね。
吉祥寺に来た時は必ず駅前で買うクッキーを買って帰宅。
ところで今回初めて思ったこと。私はマークシートを塗るのにHBのシャープペンシルを使っているのだが、それって不利じゃないだろうか。もっと芯の太い2Bとかなら随分早くなるのでは? ふとそう思いネット検索したら、皆さんとっくにそんなことは考え済みらしく(←ここ是非クリック)、2Bどころか4Bの鉛筆を斜めに太く削って使ったりしている。それどころか、マークシート用鉛筆(10本で9,500円!)まで通販で売っている始末。
・・・世間の人たちってスゲー。
私も4Bの鉛筆買おうっと。これで次回は高得点だな。うん。良かった良かった。
2B, or not 2B? (2Bにするべきか否か)
*英語の古典的ジョークより。全文は、"Said Hamlet to Ophelia: 'I'll do a sketch of thee, what kind of pencil shall I use? 2B, or not 2B?'"
2008年05月22日(木) |
He knows everything |
昼にCNNのニュースを見ていたら、"National Economics Challenge"という、いわば経済クイズ大会の全米決勝戦の模様を流していた。これに出てきた男性が素敵なのなんのって。22秒のところで"155"って答える彼。
その次に"Decreasing returns to scale."と答える様子にもううっとり。デビュー当時のビートルズみたいな時代遅れな髪型、神経質そうな細い指、低くて深い声、知的なまなざし、そしてニキビだらけの顔・・・うん、高校生だからね。コレ高校生のクイズ大会だもん。
そうだ、思えば私は、歴史上で一番好きな人物が「恐怖の大天使」サン・ジュストだった。要するにおそろしく頭の切れる冷たくて美形の若造。そういえば元々頭の良さそうな理屈っぽそうな線の細いタイプが好きで、当時そういうタイプが無口にベースを弾いていることが多かったからベーシスト好きになったんだっけ。
しかし、"Decreasing returns to scale."って、「規模に対する収穫逓減」と訳すの? 何のことですかそれは。
こういうのが生活無能力者だったりすると更にぐっと来るよなあ。ケインズ経済学は理解してるけど、自分のお財布の管理が出来ないとか。
ま、無能はともかくとして。博識な男っていいなあ。しかも日常からかけ離れた、天文、物理、数学といったジャンルにおいて無闇に知識のある男って。
今、アシモフの'Black Widowers'シリーズを1巻から原書で読み返しているところなのだが。特許弁護士、作家、数学教師、画家、有機化学者、政府の暗号専門家の6人がひたすら知識と教養の応酬をするこのシリーズは愉悦そのものであり、例えば「数学の目を見張るような美しさ」なんていうフレーズが感動的に出てくるくだりもある。
ところで高校生の彼は、痩せた見た目もいいけど、声がいい。
やっぱり声は、かなり重要だな。うん。(結局そんなまとめか)
He knows everything (彼は博識) *Minor Thing / Red Hot Chili Peppers (2002) の歌詞。
2008年05月20日(火) |
Honeysuckle, she's full of poison |
生徒がスイカズラの花束をくれたので、花瓶に生ける。先週私がスイカズラを見たことがないと言ったので、自宅の庭から持って来てくれたのだ。
この話の発端は、私が読書していた時のこと。'elm'という単語が一瞬わからなくて、2、3秒後に「あ、楡か」と思い出したものの、よく考えてみたら「ニレ」がどういう樹木かわからないことに気づいて可笑しかったのだ。英語を勉強しているとこういうことはたまにある。ただ単語の意味を覚えても、そもそものモノがわかっていない。
'honeysuckle'もそうだ。スイカズラという植物名は子供の頃から翻訳小説でしょっちゅう目にしているものの、実際どういうのだか全く知らなかった。
生徒が持ってきてくれたスイカズラは、想像していたのより素朴だった。英語の'honeysuckle'は通りの名前などにもつけられるが、ホールの歌詞からすると悪女のイメージなのだが。それを生徒に話したところ、「スイカズラって、他の植物にものすごく巻きつくんです」とのこと。・・・なるほど。
花を吸うと甘い蜜があるが(だから「吸い葛」)、果実は毒性があるらしい。一見可愛らしいが、扱い方を間違えると危険なのね。
Honeysuckle, she's full of poison (スイカズラには毒気がたっぷり) *Celebrity Skin / Hole (1998) の歌詞。
2008年05月17日(土) |
Sometimes I get impatient |
15時に元ダンナが茨城から来訪。今回は一緒にレオン・ラッセルを観るのだ。前回のライヴをあれだけこきおろしたものの、来ればまた観に行くとも。何しろ愛があるから。何しろベストワン・アーティストだから。
とはいえ。今回一階席でなく安い席を取ったのは、やはり何となく「そんなんでいいか」という気持ちがあったのか。
ビルボードに来るのも既に3度目だ。小さいハコだし、レオン・ラッセル一人でやるものと思い込んでいたが。なんと5人編成。コーラスこそいないが、もう一台のキーボードがいるのに驚く。レオン・ラッセルを観るのは今回で5回目だが、ライヴ映像まで含めても、彼以外の鍵盤がいるのは初めて見る。(ちなみに5回中4回を元ダンナと観ていることに気づいてびっくり)
前回のライヴに関して私は、「結局問題は、彼がこの数年間テーブル着席式の小さなライヴハウスでやってきた演奏を、2,000人入るホールでやってしまったということだ」と書いた。今回はまさに、「320席のライヴレストラン」であるから、そういう意味ではぴったりの雰囲気だ。そして前回より格段に音がいい。(前回が悪過ぎ)
オープニングは'Delta Lady'・・・ああ声だけは本当に昔から変わらない、変わらない・・・待てよ、本当にそうか?
今回初めて思ったこと。何故'Stranger In A Strange Land'を3倍速で、平坦化した歌メロでやるのか。彼の歌い方は一音ごとを粘らせてインパクトを持たせているが、実はこの発声法は肺活量も腹筋もたいして必要としない。それを更に上下を切ったメロディで速くやれば、もう全くラクに歌える。
・・・もしかしたらそういうことなのかもしれない。とにかく間違いなく言えることは、今の歌い方と演奏では、1970年代当時の演奏の持つ感動には遥かに及ばない。
'Hummingbird'でちょっと涙目になるが。これはもう条件反射だからして。
しかし。前回同様今回も客が最低。ベースやギターがボーカルを取ったりソロを弾いたりするところで一番沸くのは何なんだ。レオンが弾いてすらいない時に限って歓声が上がる。最前列の女性客は、ビートルズやストーンズの曲だと全部一緒に歌うのに、レオン・ラッセルのオリジナルは全く歌詞を知らないらしい。そもそも今日やったカヴァーは全部、レオン・ラッセルが'70年代からやっているお馴染みのナンバーばかりなのに、「へえ、こんなのやるんだ!」という反応が多い。
レオンでないキーボードが一人で弾き語りをしたが。ビートルズの'Blackbird'を一番だけ歌い、そのまますいっと'Yesterday'に移った。思わず元ダンナに「不愉快」とうったえる。ビートルズをただのエンターテインメントに堕とす適当にお洒落な演奏。まして'Yesterday'を。中指立てたいのを我慢する。
それが終わって、レオンが'A Song For You'を弾いた。しかしここにももう一台のキーボードがからむ。このきんきんした音が邪魔でしょうがない。何故一人で弾かないんだろう。音数が少なくて困るような音楽じゃないだろうに。
――――― 一人でやればいいのになあ。
と、いうわけで。もしも「適当に」楽しみたいという意識ならば非常に良いライヴだったけど。レオン・ラッセルという、私にとっては既に24年間来のベストワン・アーティスト(一応言うと好きなアーティストは100以上)のライヴだと思うならストレスの溜まる出来だった。そしてその原因の大半は、レオンが一人でやってくれれば解決する。
本気でメールでも送ってみようかな。一人でやって下さい、って。
―――こういう感想って書かないほうがいいんでしょ? お前だけがレオン・ラッセルを理解してるつもりかよ、って不快になったりするんでしょ? わかってますとも、そんなん。
でも音楽と文学にだけは時々こらえがきかないんだよ。そこだけはまだまるくなりたくない。だから思ったとおり書くわ。どうせただの素人だしね。
新宿ルミネでブッフェ・レストランに入り、イタリアンとアジアンの料理を山ほど食う。メイン3皿にデザート3皿。
西荻BITCHへ。前からマスターに元ダンナを紹介したかったのだ。
他の客にレオン・ラッセルを観て来たと行ったら、「行こうかと思ったけど、Bunnyさんが前回のライヴを良くないって言ってたから行かなかった」という。・・・あっ。
実はマスターもそうなのだ。も、もしや私、レオン・ラッセルの集客数下げてますか?(皆さん次回はきっといい出来ですよぉ! ・・・いや、根拠はないけど)
タクシーで3時頃帰宅。元ダンナはコーヒーを飲んだ後、うちから3分のホテルへ戻る。私は帰宅して7時に寝る。
Sometimes I get impatient (時々こらえがきかない) *Hummingbird / Leon Russell (1970) の歌詞。
2008年05月16日(金) |
Watch the plain clothes |
以下全部、昨日の日記のつけ足し。
昼過ぎに私服警官が一人現る。2月の空き巣の捜査らしい。何故今更?
妙ににこにこして、「怪しい者には気をつけてくださいね。いや、いきなり現われたお前が一番怪しいって思うかもしれませんけど。ちゃんと本物の警察官ですから」などと言う。上がって部屋の写真をデジカメで撮り、「連絡先の電話番号を訊いていいですか? 何時ごろなら電話しても大丈夫ですか?」などと訊く。
顔がちょっとリーダー(g)に似ていた。多分、私がビジュアル記憶障害だと知ったリーダーの変装なんだろう。
シャワーを浴びていてキレる。自制心が前より強まっているのに、それでも実際に抑えられないという現実があって、もろに体に負担がかかる。シャワー途中で飛び出すと部屋の床が水浸しになるから、後で拭くのが面倒だから、だからもうやめろよ、馬鹿みたいだから。そう口に出して言う。
カリフォルニアの最高裁が同性結婚を認めたという。判決を聞いて喜ぶ同性カップル達の中にはかなりの高齢者も多く、これが何故か一様に微笑ましい。
このニュースで驚いたのは、強硬な反対派がいるということ。既に次の対抗措置に向けて動いているらしい。・・・何とまあ。他にやることがないのか。
己には何の得にもならず、他人を不快にさせるだけなのに、ただ「気に入らない」だけの理由で反対運動をするとは。そんなの私が「でぶ」とか「納豆」の撲滅運動をするのと一緒じゃないか。アホか。
Watch the plain clothes (私服警官にご用心) *Subterranean Homesick Blues / Bob Dylan (1965) の歌詞。
2008年05月15日(木) |
I could give you lessons |
私の好きなジョン・エドワーズがオバマ支持を表明。おお。これで民主党の候補は決定だな。
しかしここでクリントンが落ちると、初の女性大統領誕生が大きく遠のくおそれが。
アメリカで「黒人男性」が選挙権を獲得したのは1870年、「女性」は1920年。黒人差別はすべきでないが、しかしこの数字を見る限り、人類の半分である女性はそれより更に差別されていることになる。ヒラリー・クリントンという人は、常にそれと戦ってきたのがよくわかる。CBSのインタビューによれば、彼女は子供の頃宇宙飛行士になりたくて、NASAにどうすればいいのか問い合わせたら、「男でないと駄目」と言われて泣いたんだという。そういう経験のせいか、結婚後も(それが夫の政治活動に不利に働くまでは)旧姓を名乗っていた。
頑張ってきたんだと思う。しかし、そのがむしゃらな姿勢が全部顔に表れていて、品がない。そして、彼女は例えばABCのチャールズ・ギブソン(大統領相手でも足を組んでふんぞりかえってインタビューする偉そうなおっさん)と話す時は非常に嬉しそうなくせに、CBSのケイティ・コーリック(女らしい知的美人)が相手だと妙に態度が硬い。女に敵対意識があるように見えるのだ。だとすれば、何より良くない。
ところでアメリカで、黒人男性と白人女性の上司ではどちらが嫌かというアンケートに対する回答は、圧倒的に「黒人男性上司が嫌」なんだそうだ。理由は、現実に白人女性上司がかなり増えてきたのでもう抵抗感がないかららしい。そうやって一人一人の女性が頑張って、「慣らして」いくしかないんだな。
I could give you lessons (あなた達を慣らしていく) *Loves Me Like a Brother / Guess Who (1975) の歌詞。
2008年05月13日(火) |
Quiet Life |
ABCのニュースで中国で地震があったことを知る。テレビがなくてPodcastのニュースだから、情報が少々遅い。
イーバンクのサイトが救援義捐金の募金をしていたので、口座から1,000円寄付。イーバンクが一番面倒がなくていい。ユニセフだと手続きが煩雑な上、えんえんと郵便物が来る羽目になる。
今読んでいるアシモフのエッセイ「変わる!」に、ちょうど地震の話が出てきたところだ。1556年の中国山西省で83万人が死傷し、今でも地震による最大死者記録だという。それ以外でも中国は大きな地震が多い。
ニュースでは更に、ミャンマーのサイクロン、アメリカの竜巻、インドの爆弾テロの件が立て続けに流れる。・・・毎日毎日不慮の事態で命を落とす人間が夥しい。日本でこんなに平穏に暮らすことが普通ではないんだということを実感する。気候は穏やかで政治情勢は安定、それどころか、スイッチひとつで部屋は数分で適温になり、蛇口をひねれば即座にお湯が出る。これが、金持ちでも何でもない庶民の生活レベルだ。SFみたいな話だと思う。
Quiet Life (平穏な生活) *Japan の曲。(1979) *'Quiet Life' by Japan→「日本の平穏な生活」ってことで。
2008年05月12日(月) |
みんな毎日同じこと話す 同じ服着て、同じテレビ見て |
ここんとこずっとスマッシング・パンプキンズの'Adore'にはまっている私だが。思えば昨年7月に出た新譜(ですらないか既に)をまるっきり聴いていない。持ってるのに。
加えて、9月に出たフー・ファイターズ、今年3月に出たキルズとブラック・クロウズ、4月に出たR.E.M.、全部ほとんど聴いていない。
それどころか、ストロークスの一番新しいアルバムさえ聴いていない。・・・2006年1月発売ですけど。持ってますけど。
何故かって? 別に何故でもない。実は私は元々こんな人間なのだ。
好きなバンドでも、新譜が出るたびにすぐ買って聴くという発想がそもそもない。新譜どころか、過去のアルバムだって聴いていないのもあるんだし、と思う。バンドが新譜を出すやその宣伝ツアーをするやり方も好きではない。
まして新譜がいちいち良いとも限らない。例え良かったとしても、それを私が今聴きたいかはまた別の話だ。本も音楽も、本気で取り組むにはそれなりの体調と体力を要するのであって、良いタイミングで向き合ってこそ最大の理解と感動が得られる筈だ。
ベストワンミュージシャンのレオン・ラッセルであっても、聴きたくない時は聴きたくない。
私の嫌いな言葉のひとつに、「僕らの世代は」というのがある。「いやあ僕らの世代はビートルズとか聴かないですよ」、「僕らの世代はメタルだから」、「僕らの世代だとそこは通ってきてないですね」、どれもむかむかする。何故同年代というだけで同じ体験をしないといけないんだ。何故群れでの行動を大前提にする。羊かおまえは。
他人と違えば偉いわけではないが。最も流通しているものを唯々諾々と受け取る義務もないだろう。私は同年代と同じテレビなんか見ていない。自分のリアルタイムにどんなバンドが流行っていたのかなんてよく知らない。
何の自慢にもならないが、カート・コバーンが死んでしまったと泣き声で電話してきた知人の女の子に「誰それ?」と言い放ったことがある私は、ニルヴァーナはしっかり「後追い」だ。別にそれを悔やむ気はない。然るべき時にしか出会いは来ない。
逆に言えば私はビートルズをリアルタイムで体感した気でいる。だって実際にビートルズはそこにあったんだ。私の家のステレオの上に。
私はよくこの日記で、母にビートルズを、K叔母にストーンズを、祖母にカーペンターズを教わったなどと書くが。実際はどれも、「これいいよ」と薦められたわけでもなんでもない。自分で彼女たちのレコード棚から見つけたのだ。
例えば小学生の頃、ある日D伯母の家に遊びに行った私は、一人二階のD伯母の部屋でレコード棚をあさり、一枚抜いてかけた。一曲目が、どこかで聴いたことがある気がした。とにかくすごく綺麗だった。もう一回聴いた。そしてもう一回聴いた。イーグルスってのがバンド名なのかな。'Hotel California'っていうタイトルはダサいな、などと思いつつ。何故か電気をつけずに薄暗くなった部屋で、何度も一人で聴いていた。
――――こういう体験を、たかが「同年代」と分け合う気はない。
結局、新譜が出るというだけで大騒ぎするのは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズだけだ。―――レッチリだけはちょっと平静じゃいられない。何が違うのか、説明すら出来ません。うん。
みんな毎日同じこと話す 同じ服着て、同じテレビ見て *愛がなくちゃね / 矢野顕子 (1982) の歌詞。
2008年05月11日(日) |
It's a joyful mess. |
この土日は絶対どこにも出かけないと決め、家でひたすら英語をやっている。米のニュースを見て、小説の原書を読み、文法書を読み。
今日日曜の明け方、金曜の昼から40時間ぶりくらいに寝た。そのちょっと前に、キレかけた。が、かなり軽く済む。
今年に入ってからキレにくくなっている。今年に入って、本気で好きになれない男性との中途半端な関係がいくつかあり、それらはみんな結果的には単なる無駄なんだけど、少なくともひとつの効果としては、精神を適度に俗化させ、パニックを起こりづらくする。
寝る直前にグレアム・コクソンの'Crow Sit On Blood Tree'をアメリカのダウンロードサイトで購入したが(12曲で約120円)、あまりに眠くてDL途中で寝てしまう。起きたら完了していたので、聴いてみる。
何だかんだ言ってグレアムのソロはまだ一枚しか持っていないのだ。(持つっていうかDLだけど) 今回が二枚目。欲しいのがDLサイトになかったので、とりあえずこれを買ってみたが。
これが非常にいい。他のアルバムの代表曲もYouTubeなどで聴いてはいるが、それらより遥かにいい。アコースティック弦にぶつける自我と、エレキの'Kinky'な騒音、これはまんまグレアムだ。アコースティックは曲によってボブ・ディランやポール・サイモン、シド・バレットの影響を感じるが。エレキの曲は、もうとことんグレアム。
このアルバム、どうも世間的には評価されていない気がする。英米の音楽関連サイトでもまったく取り上げていない気配。しかし、探し当てたアイルランドのサイトのレビュー中に、"It's a joyful mess."の文章を見つけ、深くうなずく。
It's a joyful mess (喜ばしい乱雑さ)
2008年05月08日(木) |
The Conductor Dances |
本日東京に来た父と、えみちゃんと、19時から初台のオペラシティで東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートを観る。仕事で来た母に父がついてきて、私も今日はたまたま休みになったので三人分のチケットを取ったら、母が行けなくなったのでえみちゃんを誘ったのだ。
音楽なんざ全くわかっちゃいなく、とにかく聴いてさえいれば幸せな父がたまたま選んだコンサートの演目は、なんとガーシュインの'Rhapsody In Blue'―――私が昔から大好きな曲。
遅刻しそうだったのでタクシーで駆けつけたら。沖縄から来た父はコンサートホールを見つけるのに迷わず、笹塚(初台から歩けます)から来たえみちゃんが迷っていたw
席をネットで予約する時、一階の真ん中へんを選んだのだが。これが失敗。というのは、左後方に隠れて見えないバーカッションが一番活躍していたのだ。・・・二階にしておけば手元を見られたのに。
1曲目はジョン・アダムズの「主席は踊る」・・・誰だそれは?
指揮者がヒュー・ウルフというアメリカ人。この人が傑物だった。細い体とひょろ長い手足で、見たこともないくらい表現力豊かに、まるで踊るように指揮をする。動きを見ているだけで曲の聴き方が解るという、コンサートという最終段階においてもきっちりと存在意義のある指揮者だ。
この若々しい指揮者がまず導き出した一曲めの音は。
―――か、かっこいい。これ、ミニマル・ミュージックじゃん。(後で知ったが、ジョン・アダムズはスティーヴ・ライヒとも一緒にアルバムを出していた) 坂本龍一がやっていてもおかしくないような曲だ。この曲にパーカッションが大活躍なのだ。18種類の音が入り乱れ、しかもそれぞれが印象的。
2曲目が「ラプソディー・イン・ブルー」で、今回はオーケストラにジャズのトリオ(ピアノ、ウッドベース、ドラム)を加えていた。しかし私はこれがあまり気に入らなかった。ピアノは何だか印象が弱く、ドラムも物凄く上手いのはわかるのだがつまらない。ジャズトリオのソロが終わってオーケストラの聴き慣れたフレーズに戻るたびにようやくストレスが解消される感じだった。
この曲はクラシックにジャズの要素を持ち込んだことで有名だが、実際にここまでやってしまうと逆効果なんだろうか。
この曲でも、一番前で叩いていたジャズドラマーよりも、やはり左後方で見えないパーカッショニストの方がいちいち印象的だった。
しかし。たまにこうやってクラシックだのジャズだのを観ると、テクニックという点ではロックの演奏レベルは基準が格段に低いことを実感する。今回のジャズドラマーだって、リムショットひとつ取ってもいちいち感心するほどだ。
―――けど。ヘタクソが怖くてロックが出来るかっ。
実際パンク好きなどは、単にヘタクソのみを喜んで聴く奴らも多いが。私を含めた多くのロック好きは、テクニック以外のものを聞き取っているのだと信じる。
ラストはベートーベンの交響曲第7番。これはかつてロマン・ロランが、「泥酔者の作であると言われている。それはまったく酩酊せる人の作である」と「絶賛」しているのを読んだことがあるが。
聴いてみて初めてその意味がわかった。第一楽章の目まぐるしいこと。主題がつかめない。軽いフレーズが発展せずにすぐに次へと切り替わる。
・・・よく指揮者はこんな音楽を覚えていられるなあw そしてこの曲、まさにこの指揮者の好みだと思われる。実に生き生きと躍動感を持って、ドラマチックに第4楽章をしめた。
えみちゃんも、うちの父親までもが相当感激した様子。
近くなのでパーク・ハイアットへ。NYグリルよりジランドールの方が美味しいのでそちらへ。後から仕事を終えた母も参加。
一番内容の多いコースに加えて単品も取り、更には人のものまであれこれちょっとずつもらう。シャンパン、パン、タラバ蟹とアボカドのサラダ、イベリコ豚生ハムなど添えたガスパチョ、鱸と海老の香草オイル焼き(ホワイトアスパラのソースが美味)、口直しのオレンジシャーベット、牛フィレ肉のポアレ、デザートはブルーベリーとゼリーのブランマンジェ、そしてコーヒー。
0時前に、コンビニに寄ってはいけないと自分をいましめつつ帰宅。
The Conductor Dances (指揮者は踊る) *John Adams の曲'The Chairman Dances'(1985)の'Chairman'→'Conductor'に変えて。
2008年05月06日(火) |
And Annie-Dog, she drags her leash |
うちから1分のスーパーの入り口で、外人男性に声をかけられた。普通なら笑顔で無視するところだが。あちらが「あっ、久しぶり!」ってな顔をしたのと、ギターを背負ってるのとで、ふと思い出した。もしやあなた・・・「前に会ったことある?」と訊いたら、そうだと言う。
・・・ああ、この人、2年前の今日、私にしつこく声をかけてきた人じゃん。勿論顔なんか覚えていないが、近所でギターしょった外人に会うことなんかまずないもんね。
2年越しのナンパに笑ってしまい、名刺を交換する。今夜ジャズ・コンサートと食事はどうかと誘われたが、一人でゴハンしたかったので断る。では明日はと言うので、「仕事が終わるの22時半だよ」と言ったら、それでもいいと食い下がるので、では連絡すると言っておく。
プロのギタリストということだったので、家に帰って検索したら、NY出身でマイケル・ジャクソンのプロデューサーとバンド仲間だったとか。へー。
自分の詩のBGMにしたスマッシング・パンプキンズの'Annie-Dog'の歌詞を翻訳しようかなと考える。おそろしく美しい詞だと思うのだ。
We tumble out into the streets and Annie-Dog, she drags her leash
Pretty face, ugly mouth, bitter bred and so released
牝犬が、革紐を引きずって歩いていく―――そのイメージと、'leash'という単語の音の綺麗さに魅惑される。
出だしの1行は'Amphetamine Annie-Dog'で、この音も綺麗だ。これを「アンフェタミン、アニー・ドッグ」と訳することにどういう意味があるんだ。
―――ダメだな、これは訳しちゃダメだ。音を台無しにするだけだ。翻訳を拒む、これこそが良い詞だと思う。
同じアルバムで同じくらい好きな曲'Pug'のサビ(歌詞ではない)は、私にとってはまさに「恋」という錯覚の具現化だけど。
'Annie-Dog'は全く逆で、肉と臭いを持ち咀嚼と排泄をする犬の、昇華のような抽象化だ。
And Annie-Dog, she drags her leash (そしてアニー・ドッグは革紐を引きずっていく) *Annie-Dog / Smashing Pumkins (1998) の歌詞。
2008年05月05日(月) |
Ich wollt dir nur mal eben sagen...Ich hab Dich lieb. |
授業後に真理恵ちゃん(生徒)に誘われてゴハンしに行く。うちから3分の、新しく出来たイタリアン・レストラン。
白ワイン、パン、サーモンのカルパッチョ、ボロネーゼ、仔牛のトマトソース。外での飲食に自分でお金払うの久しぶりな気がw
場所を変えて今度はコーヒーとデザート。抹茶ムースとチョコスフレを半分ずつ分ける。食い過ぎ。
真理恵ちゃんはもてるようだが、縛られるのが嫌いらしい。私が「私は束縛されるの大好き。『染色体がXYのものには近寄るな』とか言われたいわ〜」と言ったら、「そう思えたらいいですねえ」としみじみ言う。真理恵ちゃんは24歳なのだが、私が英語を教え始めた2年半前の時点で既に枯れきっていたのだ。当時「あなた本当は40代でしょう」と突っ込んだほどだ。
「男性に好きだと言われたら、ちゃんと答えなきゃいけないのが面倒ですよね」と言う真理恵ちゃん。・・・私、単純に喜んで笑顔で「有難う!」って言って、その後どうもせずっていうのが時々ありますけど。
だってほら、「つきあって下さい(命令文)」、「つきあってもらえますか(疑問文)」でない限り、お返事しなくてもいいわけだから。「好きです(平叙文)」って言われたら「有難う(スマイル)」でいいんではw
真理恵ちゃんの近況を色々聞き、私の近況も聞いてもらう。「Bunnyさんは、どういう点でいきなり嫌いになるか予想がつかないから、男の人にしてみたら怖いですよ」と言われた。何だか年上に諭されているような気分だ。
別れ際に「また相談に乗って下さい」と言われたけど。どう考えても私が相談に乗ってもらってる気がするわ。うん。
ところで、私がそれこそ恋愛感情のような惚れこみ方をしている曲、ブラー、というかグレアム・コクソンの'You're So Great'をYouTubeで出すと、アップしているドイツ人が画面にこう書いている。
Ich wollt dir nur mal eben sagen...Ich hab Dich lieb.
これを、自動翻訳で英語にしてみたのだ。そしたらこう出てきた。
I wanted to tell you only once just.... I love you.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・じーん。
うん、うん、うん。私も、この曲を聴くたびにそう思う。
やっぱり、返事はいらないわ。
Ich wollt dir nur mal eben sagen...Ich hab Dich lieb. (ただ一度、好きだと伝えたかっただけ)
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