2003年01月27日(月) |
See what you're doing to me |
先週読んだ本。
57人の見知らぬ乗客 / 日本推理作家協会
山田風太郎の奇妙な作品が入っていたこと以外全て忘れた。
恋人 / カーター・ブラウン
フレドリック・ブラウンを探しているとしょっちゅう目に入るので、一冊買ってみたのだが。ただハードボイルドなだけのハードボイルド。
精神科に行こう! / 大原広軌・藤臣柊子
何だかこしゃくな感じの文章で。精神科はたいてい神経科も兼ねるので待合室は年寄りだらけ、というのが面白かった。
依存症 / 信田さよ子
ただAddictionにうっとりしたくて読んだのだが。その実はアル中治療の本。共依存だイネーブラーだと、私にダンナの失踪の責任を負わせようとするかのような論理展開。そうはいくか。
だが、「問題はそれを問題として固定する人の存在によって出現する。客観性はないのだ」という発想には考えさせられた。
こんな私でよかったら・・・ / 中村うさぎ
依存症の生きた見本である。女にしちゃ珍しく、潔く自分を馬鹿呼ばわりするのだが、しかし本当に馬鹿だよなあ・・・。
青空人生相談所 / 橋本治
人との会話でアガる、自分の言葉に自信が持てず、こんなことを言って笑われないかと思い話せない、という若い女性の悩みに対する回答の出だしが、 「あなたが他人に対し緊張し、恐怖感を覚える理由はたった一つしかありません。それは、他人がみんなあなたのことを嫌っているからです」 だって! 爆笑。締めのセリフは 「どうです、ショックを受けたでしょう」 ・・・受けました、受けました・・・。
京大卒でプライドが高く、恋愛出来ない男性に対しては、「あなたの完成は偽りなんですよ。あなたの欲望が、秩序立って出来上がっているあなたの世界を壊すという、そのことをあなたは怖がっているわけですからね。人間というものがなんで恋愛などというものをするかといいうと、中途半端なままに出来上がってしまっている自分を一遍ブチ壊す為なんですね」 ──心の底から同感。恋愛に、ちっぽけな自我を揺るがす地震・地すべり・崩壊がないのなら、人間関係なんて友情や思いやりだけで充分だ。そのほうが面倒がないし。
See what you're doing to me (あなたが私を揺るがす) *Feel It / Kate Bush (1978) の歌詞。
2003年01月23日(木) |
I'll be watching you |
相変わらず一晩中起きている。朝10時半に外が暗いのに気づき、天気が悪いのかな?とカーテンを開けてみたら。
雪。わ! 雪が降ってる! すでに積もってて、更に降り続いてる。興奮して 「雪!」とメールを約20人に送信。雪は大好き。特に降ってる最中が好き。自分がうちから出なくていいなら最高。夕べドラッグストアでブレッドと牛乳とクッキー買ったから、3日は家から出なくても平気だ。どうぞばんばん積もって。
残念ながらしばらくして雨に変わる。
S子からメール。雪の降り始めに表に出ようとして、階段から落ちて足首を捻挫したって。か、か、かわいそうー。すぐ電話。医者に「これからもっと腫れる」宣言されたって。
うちのダンナの話など。S子に「あんたみたいに成熟した大人の女もいないよね。自分のやってることをちゃんとわかってるし」と言われる。・・・えー、逆じゃない? たいてい逆に言われるよ? 年下にまで「もっとちゃんと考えないと!」って 説教されるんですけど。
まあ大人の女はどうかとして、自分のやってることはわかってるつもりでいる。実は私、経済的・社会的には何も間違ったことしてないし。まずい行為はひたすら自分自身に向けてだけだもん。
え? マリー持ち込んだのは違法行為だろうって? まあそんな些細なことはいいじゃん! ちっちゃいちっちゃい!!
信田さよ子著「依存症」読了。読んでみてわかったがこの作者、アルコール依存症治療の専門家であり、この本も9割以上がアルコール依存症の話であった。もっと他の依存症の話が読みたかったな。私をうっとりさせる Addiction の中にはアル中は入ってないんだ。アル中は私には現実過ぎるよ。
ひとつだけ、はっとする箇所があった。作者の言葉ではなく、他の本(私的所有論 / 立岩真也)からの引用である。曰く、「制御可能であるとしても制御しないことにおいて、他者は享受される存在として存在するのではないか。(中略) 私ではない存在、私が制御しないものがあることにおいて、私達は生を享受しているのだと思う」
今にして思えば、私とダンナがうまくやっていく為の唯一の方法とは、私が、アル中になって仕事をしなくなり、まともな社会生活を送れなくなっていく彼を、黙って見ていることだったんだと思う。それこそ彼が肝硬変で死ぬまで、黙って見ていれば良かったんだと。
その時問題になるのは、私がどうするのかということだ。一緒に仲良く飲み続けて、自分も同じところへ行くのか。自分だけはきちんと社会人として、ダンナのぶんまでやっていくのか。
───要するに、何のことはない。私自身の問題だったんだ。
そしてこの認識に至れたのは、他でもなく、ダンナが失踪したからである。幸か不幸か今となっては、彼が戻って来ても、やり直すことは出来ない。
そういえば「リービング・ラスベガス」って映画あったな。アル中の男が酒で死んでいくのを、一緒に暮らす娼婦が黙って見ている話。見た当時は何だか不快な映画だと思ったけど、今ならあれが「究極の純愛映画」と言われる理由がわかる。
ちなみにこの「私的所有論」、すぐさまAmazon.co.jpで注文しようとしたら、何と6,000円!!
・・・貧乏の馬鹿ー!!
I'll be watching you (あなたをただ見ているわ) *Every Breath You Take / Police (1983) の歌詞。
2003年01月22日(水) |
You were only waiting for this moment to be free |
先々週の土曜以来ベッドで寝てない。睡眠が全部うたた寝だったりして。風邪ひかないのが不思議。
ネットラジオ一日中かけっぱなしだから、うとうとしてふと気づくとレッド・ツェッペリンの"Ten Years Gone"がかかって、ジミー・ペイジのきれいなギターの音で目が覚めたり。すごく気持ちいい。悪くない。
ここんとこ毎日がすごい勢いで過ぎていく。もうあれから一週間なの?って感じ。自分では、時間が止まってるみたいな感覚。ここに座ったままで年老いて死にそう。
あ!
今、今自分専用のネットラジオで、"Can't Stop"がかかった!
今この瞬間の、間違いなくベストソングだな・・・。マジで今、曲が終わるまで手を止めて聴いてたし。
あれからBobとは全然連絡が取れていない私だが、何でBobと会いたいのか考えてみると、彼だけが私の周りでレッド・ホット・チリ・ペッパーズを聴くからなんだ。他は、ぶっちゃんみたいに遠くにいる子だけなんだよ。あ、あとKくんもいるか。彼ともしばらく連絡が途絶えていたのを再開させたのは、他でもない、私がレッチリにはまってライヴに行ったからだった。
そういえば。忘れてたけどうちのダンナ、レッチリ好きだったっけ。もしも失踪してなければ、別居中にも関わらず一緒にライヴ行っただろうな。
ダンナとは音楽の趣味は100%あってた。あと本の趣味も。つきあいだしたきっかけは、ストーン仲間と飲んでいる時に、私たち二人ともヘルマン・ヘッセの 「デミアン」の、「地球と言う卵から抜け出ようとする鳥のイメージ」が一番好きだってことを知ったからだ。
これ、ニャムに「素敵なきっかけ」と言われたんだけど。・・・ほんと、素敵だわよ。それだけで16年もやってきちゃったんだから、呆れるって。私たちみたいな馬鹿な人種はね、こういうことに異常に価値を見出しちゃうんだ。
これこそがつまり、甘い夢なんだね。愛情が軽蔑に変わろうが、ダンナが消えようが、今でもあの鳥は卵から出ようとしてもがき続けている。
全く、これが他ならぬデミアンだったというのはあまりにぴったりだ。
考えてみて? あなたが誰かからこんな書きつけをもらったとしたら?
「鳥は卵の中から抜け出ようと戦う。卵は世界だ。生まれようと欲するものは、ひとつの世界を破壊しなければならない。鳥は神に向かって飛ぶ。神の名はアプラクサスという」
───ね? それこそ二度と、卵から出られないでしょう?
You were only waiting for this moment to be free (君はずっと、抜け出す瞬間を待っていたんだ) *Blackbird / The Beatles (1968) の歌詞。
2003年01月21日(火) |
All my barriers are going. It's starting to show |
写真247枚処分。先日のとあわせると903枚。
昨夜遅く姑に電話。用件は、ダンナの税金・保険料の請求先をそちらに変えますという話。しかも失踪以来既にかなりの金額が私の口座から落とされているので、そのぶんも払ってね。お義母さん達にしかまわせないんでよろしく。
そんなことを明るくドライに言われた姑、涙声で「離婚してもあたしたちを切り捨てないで。遊びにきて?」だって。
普通こんなに好かれてる嫁、いないよ? 私たち、めちゃ仲良しなんだ。舅にもものすごく可愛がられてるし。ダンナ抜きで三人で旅行いったくらいだもん。せっかくこんなに仲良しなのに、ダンナさえしっかりしてりゃねえ、と言っとく。私、姑にタメ口だし。
姑、食物など送ってくれるという。食べたい物があれば電話くれればいいのに、と言われるが、やっぱこの状況でそこまでは図々しくて・・・。
変な人生だなあ。
昨日、「依存症」という本を買った。今日、精神科の本を読み了えたので、そのままシフトする。
Addiction──この言葉だけでうっとりしちゃう。
思えば十代の頃は依存症が何より怖かった。酒、煙草すら怖いのに、ましてドラッグにはまったりしたら・・・なんて。
当時の私はそれについて 「何があっても自己を手放したくない」 なんて言ってたりしたけど、要するにあっさり臆病なわけで。その臆病さの原因は己のエゴに対する愛だ。でも今は、エゴなんて幻想だって知ってる。あるのは環境と状況だけで、どこにも個性なんてものはない。だから何も怖がる必要はない。
今は逆に、自分がコントロールを失うのが面白い。だからお酒も面白い。
ところで第一章はやはり「アルコール依存症」。で、何気にアルコール依存度テストなんてのをやってみたら、一番上のランクの 「きわめて問題多い(重篤問題飲酒群)」 てのになっちゃったんですけど・・・。げえ・・・。このテスト、現在日本で広く使われているやつらしいんだけど、コレ当たんないよお!!! 私アル中じゃないもん!!!(絶対哲にやらせよっと。私より遥かに高い点数取らせなきゃ気がすまないわ・・・)
うちの失踪中ダンナになり代わって回答してみたところ、「重篤問題飲酒群」に必要な点数の10倍の得点。さっすがー。男らしいわあ・・・。
ちなみに「薬物中毒」という本の中の「カフェイン中毒」の定義にも私は思いっきりあてはまった。こちらに関しては否定する気なし。カフェ中なんてチャーム・ポイントだもん。ね、ヨナフィ?
All my barriers are going. It's starting to show (鎧が剥がれ落ち、自己がむき出しになる) *The Infant Kiss / Kate Bush (1980) の歌詞。
2003年01月16日(木) |
I'd love to turn you on |
昨日政行くんから来たメール。「キミの、人間本来の欲望を満たそうとしてる生き方に感動した」とある。
私のどこが欲望を満たそうとしてるって? そのセリフはそのままあなたにお返し。
それにしてもあなたのメールって、驚きの連続。吹っ切れ方がもうさわやかなほど。自分がいかに甘ちゃんだか思い知るね。だって、あなたの使う「愛している」という言葉の定義が私にはわからないもの。
愛、か。
ロックの歌詞って、何でこうもテーマは恋愛ばかりなのか。ロックそのものがセクシャルな音楽だから、というだけで納得するにしちゃ多すぎだ。全く乾いたラブ・ソングも多いしね。
今思うには、ロックってのは何かしら欠如感を持った音楽で、基本的に弱い人間の聴くものだと思う。だから若いリスナーが多い。弱い人間は、とにかく自分を認めて欲しい。最も簡単且つ強烈に自己を認めてもらう為には、異性に愛してもらうのがいい。だからジョン・レノンみたいな真性のヘタレは、ああも多くのラブ・ソングを垂れ流すのだ。
勢古浩爾著 「わたしを認めよ!」 のテーマをまとめると、全ての人間の全ての欲望のベースには、他者に承認されたいという根源的欲求があると言う。人はその存在において、古典的承認(家族・性・社会)、そして現在的承認(金・セックス・自己)を必要とする。(この後の段階として、自我固着からくる反承認というのもあるが)
なるほどね。私の意見だが、今は一人っ子や自宅っ子が増えたおかげで、古典的承認に依存して現在的承認をたいして必要としない人種が多くなってきたのではないか。別にそれが悪いとは思わないが、そういう人種がドアーズに心酔するのは難しいだろうな。
話を恋愛だけに絞ろう。ある種のロックを理解するには、たしかにこの現在的承認への渇望が不可欠だ。つまり、古典的承認における性的承認とは、相手を性的な唯一者とすることを言うが、現在的承認におけるそれはまさしく逆で、性的唯一者という意味の消失だから。ね、わかりやすいでしょ? 懐かしのフリー・セックスってわけ。サイケデリックね。'Lucy In The Sky With Diamonds'ね。どうして「セックス・ブーズ・ロックンロール」じゃなく、「セックス・ドラッグ・ロックンロール」なのか、これで何となくわかる気しない?
それが、問題なんだ。
自己申告しちゃうけど、私、好きになったらそれこそ可愛い女よ? 世界一のおしどりカップルである両親に、性の古典的承認を叩き込まれてるしね。裏表もないし、駆け引きもしないし(少しはしたほうがと言われることもあるが、嫌いなんで)、わかりやすくて浅はかなほど。だから勿論、心から唯一者の承認をしたい。ところが。
そこで、ビートルズの A Day In The Life がかかる。
あ、ちょっと待って! 理性が吹っ飛ぶ。これを理解したい。これにどっぷりつかりたい。かなりの愉悦がバスタブいっぱいに溢れてる。手を伸ばせばすぐそこだ。行けば、決定的な喪失とセットになっているわずか5cmの、ひとまたぎの旅。
くらくらしていると、突如、理性の番人のポールが出勤前のひと時の風景を歌い、一瞬我に帰る。
それもほんの一瞬。またジョンが、言葉さえ手放して迫る。
それからゆっくり言う。
I'd love to turn you on.
・・・もうおしまいだ。
この曲を録る時の、オーケストラへの指示。「他の楽器を無視して、自分の楽器を最高音まで持って行け」 ────まさに、唯一者の意味の消失ではないか。ひとりだけのエクスタシー。
てなわけで。
えんえん語った挙句に、結論として政行くんの説を認めてるような気がするのは何故だ・・・。
それにしても、私にここまで語らすあなたって、やっぱ強烈よ。
I'd love to turn you on (僕はきみを目覚めさせたい) *A Day In The Life / The Beatles (1967) の歌詞。
2003年01月15日(水) |
I Hate Myself And Want To Die |
グラスが効かないことがだんだん悲しくなってきた。今になってきづくんだけど、私、ヤク中になりたかったみたい。で、ヘンプ駄目なんだけど、どうしたらいい? 鼻や喉の粘膜弱いんでコカは駄目だし。エックスってどこで買えるの? それとも睡眠薬のほうが?
アル中になる気は絶対にない。太るからね。ヤク中なら痩せる一方のはず。その為にやるんじゃないけど。
ああ、ダメだ。
これって鬱なの? 何もやる気が起きない。顔を洗うのにも決心して行動するのに1時間かかったり。コーヒー飲みたいと思いながら、入れるまでに2時間。
泣くし。
銀行の通帳、クレジットカードの明細、労働局からの振込み、税務署からの通知。・・・もう、こんなん見てるだけで、面倒でうんざりして、死んじゃいたくなる。もう、とてもこれを処理するだけの力は、今の私にはない。
死にたい死にたい、って、口ばっかりで。まるで、単為生殖で自己増殖する下等動物みたい!
どうしよう。
私は私が嫌いだ。
手紙135通シュレッダー。
I Hate Myself And Want To Die (私は私が嫌いだ。死にたい) *Nirvana の曲。(1993)
2003年01月13日(月) |
In restless dreams I walked alone |
ふと思いついて、写真の整理。いらないと思うものを656枚捨てる。子供の頃のものから、旅行、結婚式、友人の写真まで。実はものを整理して捨てるのが大好き。だからって普通写真まで捨てるかと我ながら思う。実は手紙まで時々整理しては捨てている。過去を捨てるのは、これまた大好きだったりして。
M島から戻って以来、いやな焦燥につきまとわれている。これは、行く前から予想がついていた感覚。とりあえず目の前にあった予定が全部終了したことから起こった感覚だ。しかし、何か新たに行動することでこの焦燥感が晴れるかというと、かなり疑問。
In restless dreams I walked alone (落ち着かぬ夢の中を一人歩く) *The Sound Of Silence / Simon & Garfunkel (1963) の歌詞。
2003年01月08日(水) |
Boy, what I mean is what I say |
朝、哲と池袋駅で別れてハローワークへ。失業保険もらってやろうと決めたものの、ここに来るのは気分的に嫌だね。物乞いぽくて。
15分で終了して帰る。帰りの電車内で、すでに自分の雰囲気が変わっていることに気づく。懐かしい孤独感だ。一人で電車に乗ってる。
思えばこの2週間、殆ど一人でいたことなんかなかったんだな。寝てる時ですら、隣室には親がいたわけだし。
この2週間、好きな友達と会えて充実していたにも関わらず、東京に帰りたくてたまらなかった。ロンドンで一人きりでいた時、東京に帰るのが本当に嫌だったことと比較すると、何がしかの結論が出そうだ。
でも独りで生きていけるかも、と思ってしまうことは怖い。そう納得してしまえば、きっとそうしてしまう。そしたらもう戻ってこれないだろう。
いきなり何かが面倒になる瞬間がある。3日前には、この日記を書いてることが心底馬鹿らしくなった。(乗り切ったが) 今まで依存してたものをあっさり見切るのは私の得意技で。好きだったものに一度興味をなくしたら、とことん無関心になる。それでよく周りを驚かせたものだ。
ある日、本を読みたくなくなったらどうしよう、と考えるとちょっと恐怖である。そしたらどうやって生きていけばいいんだろう。
あらゆる愛着は面倒ではある。物事を「ラク」という観点からだけ見るなら、そんなものは一切ない方がいい。生きてるだけで面倒なのに、わざわざ執着を、混乱を、惨めさを、醜さを、持ち込むことはなかろう。
実は、真の愉悦とは、自分自身の内側にどんどん向いていくことにしかなかったりする。だからオースターのGhostsはあんなに美しい作品になるのだ。自分以外は全部幽霊だから。あらゆる芸術は、自分の為にあるDead Poetだから。
でもね、こんな繰言を全部吹っ飛ばすことが出来る言葉もある。
つまり────
今はあなたのことが、本当に好きだから。
Boy, what I mean is what I say (本気で言ってるのよ) *Write A Letter / Bay City Rollers (1976) の歌詞。(実際にはBoyではなくGirl)
2003年01月07日(火) |
Sir Robert Burnett's 47% |
羽田に12:45到着。哲が迎えに来てくれてる。家へ着いてすぐルカを兎ホテルに迎えに行く。状態良し。
哲はお酒をやめるんだってさ。で、何で私の冷凍庫からズブロッカ出してんの? そのウォッカ、幸枝のお気に入りでもあるけど、道明寺(桜餅)の味がするんだよね。和菓子飲んでるみたいで、ちょっと苦手。
ゴードン切れちゃったから、ジンを買いに行ったら、ロンドンのホテルでずっと飲んでたバーネットがあった。
買ってみた。安っぽーーーい味だ。でも、この香りの懐かしいこと。今回のロンドン滞在を象徴する香りになっちゃってるな。
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