ユミコのメモ箱
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通りに面した小さな空間に、大輪の向日葵が満開中。 (この写真は、お教室のこどもたちが向日葵の前に立って、記念撮影したもの。小学2〜3年生の背丈をはるかに超える(もちろん、私の背も超えている!)成長ぶりに、種を蒔いた私が誰よりびっくり!)
このように開花してしまうとじっと咲き続けるのだけれど、つぼみの間にはおもしろい光景をみることができた。
朝、この咲いている花とおなじように、東南を向いているつぼみたちが、夕方は西日に向かって首をまわしているのだ。そして翌朝にはまたいつのまにか東を向いて、つぼみをほんのひとまわり大きく膨らませている。話には聞いていたけれど、本当にこんなにくっきりはっきりとおひさまに向かってまわっているとは、なかなか感動モノだった。
ところでひと月ほど前に描きたいと思ってあたためて(しまって)いる絵がある。 とある図鑑に載っていたギリシャ神話を読んで、割と普通にそのまま描きたいと思った。
『水の精クリチェが、太陽の神アポロンにかなわぬ恋をした。土の上に立ってアポロン(太陽)を見つめていたら、ついに9日目にヒマワリになってしまった。こうしてヒマワリは、いまでもアポロンを見つめ続けている』(草土出版『花屋さんの花図鑑/育てる花』より抜粋)。
この文章の直前に、「太陽の動きにつれて花が回ると信じられていたのでヒマワリの名がついたのは有名な話」と但し書きされていて、確かに太陽(つまり空)に向かってグンとのびるという印象の強かったひまわりだった(これが『ひまわりあとりえ』の由来のひとつでもある)が、本当に回っているのを目の当たりにして、この夏には描けなかったけれど、ぜひ近いうちに描きたいと、思いは募る。
2007年08月16日(木) |
汐留、終わりました・・ |
汐留アートファクトリー参加、無事終了いたしました。 (イベント自体は19日まで続きます。)
3日間、連日の猛暑の中、たくさんの方々に来ていただきました。 作品を手に取って見ていただいたり、お嫁にもらっていただいたり、リトグラフを体験していただいたり・・・本当にありがとうございました。
3日間、汐留の冷房も効いていない地下通路に居続けた私は、軽い熱中症にでもかかったように(冷えピタを貼ったり、水分などで冷を取ったり気をつけていましたが)、翌日は頭がぼーっとして、ひたすら睡眠をとって、それでも用事で出かけたりして、1週間たった今でも部屋が片付いていない、制作真っただ中の状態であります。今年も夏休みは汐留で終わったかな・・・・
今回は夏だし汐留だし地下通路だし半野外だしということで、遊び感覚・実験感覚での制作となりました。 楽しかったし、遊びの中に得るものもあったし、もちろん無駄な時間ではなかったのだけれど、なぜか残るしこり。ああ、私はこんなことやりたかったんだっけ?という自問自答。(やりたかったのです、でも、やりきった後は、いつもこんな気分になる。そこが前向きでいいところだと自画自賛。)
そんなわけで、今はとても絵が描きたい気分。 新作の小さなキャンバス絵も出す予定を先延ばしにしてしまったし。 ちょうどいい、来年の個展にむけて、がんがん絵を描かねばならぬのです。 よいスタートがきれそうです。
追記; 来年の汐留は、『佐藤由美子のミニアチュール展』に決めました。 出れたら・・ですけど。
汐留2日目。 今日は新作の2点を紹介します。
こちらは『青い鳥』。メーテルリンクの名作で誰もが『チルチル』『ミチル』を知っていますがこのお話が戯曲だということは、あまり知られていません。
空き箱の中の小分け容器からインスピレーションを受けて、こんなかたちになりました。どんな作品でしょう?詳しくは会場で。ヒントはマグネット!?
こちらは、マトリョー版『おやゆびひめ』。 大、にはおやゆびひめが旅した風景が描かれ、 中、にはおやゆびひめが産まれ出る『チューリップのようなお花』が、 そして小にはバラの花びらに包まれた親指大女の子が描かれています。
大、中は内側にも絵を描きました。 なにが描かれているか・・は、会場で見てみてください。
1日目、2日目と、平日のためか猛暑のためか、比較的お客さんの少なかった日々。明日は私の展示は最終日。土曜日で盆休みスタートということで、たくさんの方々に見て触って体験していただけたらと思います。
私もあと一息! 栄養ドリンク飲んで、がんばるぞーー!!
汐留1日目、終了して帰宅しました。
昨年もそうでしたが、2〜3回模様替えを繰り返して、ようやくこんな感じに落ち着きました。ギャラリーのような箱型の部屋での展示とちがって、ブースでの展示は、環境に合わせて展示をする必要があるので、周囲の様子を見ながら常に試行錯誤です。より多くの人々の目を引くため、足を止めてもらうために、明日もちょっと変更する予定。
このところの根つめた制作疲労と寝不足に加えて、うだるような暑さでへとへとではありましたが、おまつりムードの汐留の雰囲気が懐かしくもあり、いろいろな方々と触れ合って、楽しく過ごせました。
残すところ、夜が明けて本日10日(金)と11日(土)の2日間、たっぷり睡眠とって、暑さ対策万全にして、展示も工夫を重ねながら、皆様のお越しをおまちしております!
2007年08月09日(木) |
汐留出動!(アートファクトリー出展の告知) |
珍しく早朝にPCに向かっております。
本日11時より、
という、汐留シオサイトの公共地下通路で催されているイベントに 3日間限定で今年も参加します。
本日9日(木)から11日(土)まで。 11日(土)はすぐ近くで東京湾納涼花火大会もありますね。
私は
『2007夏休み自由研究 佐藤由美子の絵本箱』 と題して、20以上出展しているブースのひとつで、 皆様をお待ちしております。 絵本をテーマにした作品(本、箱、リトグラフなどなど)の展示・販売の他に、 昨年好評だった『リトグラフ・プチ体験』も準備しています。
展示の模様は、今晩帰宅したらここに記したいと思います。 ではでは、少々寝不足ですが、はりきって行ってきま〜す!!
今回の汐留アートファクトリー出展のタイトルは『2007夏休み自由研究 佐藤由美子の絵本箱』ということで、まあいつものノリという感もあるし、今まではなんとなく抵抗があって(何に対してかは自分がよくわかっているのであえて言わない)手を出せなかった絵本の挿絵に近い仕事にもトライしている。お遊び気分だ。このお遊び、というのが、苦手なのだ。苦手だけれど、必要なものなのだ。
苦手なお遊びに一歩近づくために、今回は既製の箱、つまり家に山ほどとってあって捨てられない空き箱を、使うことにしたのだ。うえの写真も、おいしいお菓子が入っていた、きれいでしっかりした作りの箱だ。まさに夏休みの宿題っぽい感覚。子供が好き勝手にその場の楽しみのためだけに作る、あの自由さ、奔放さ。あれを少し見習いたい、と思うけれど私は一応大人になってしまったので、なかなか難しい。
もっとだらしない感じ(言葉が悪いな・・)に作りたくても、どうもキッチリ作ってしまう。
そして相変わらず、時間に追われている日々。 ああ、はやく終わりたいような、時間が止まってほしいような。
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