ユミコのメモ箱
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2007年06月28日(木) 出た!

朝起きて、水槽の中を見て、びっくり。




オトシブミ、出てきた!




この穴から脱出。

そしてすべての謎がとけた。

昨晩、メモを更新した後、ネットでいろいろ調べた結果、トトロの森でエゴノキの葉にとまっていたあの虫は、どうやらオトシブミではなくチョッキリかなにからしいほ判明。
チョッキリはオトシブミと良く似ていて、やはり葉っぱを巻く虫。わかりやすい違いは、オトシブミはひとつのゆりかごにひとつの卵を産むのに対し、チョッキリは複数卵であること、そして、チョッキリよりもオトシブミの方が美しく葉を巻くこと。

で、発見して持ち帰ったゆりかごは大変美しい巻き方をしているので、こちらはオトシブミのものに間違いない、ということは、ゆりかごを作ったママオトシブミは別人か?中からどんなオトシブミが出てくるのか?

・・・というのが、昨晩の結末だった。

今朝、子オトシブミを見て、確信した。
これは、『エゴツルクビオトシブミ』だ。
残念ながら私が昨年リトで刷った9種のオトシブミには含まれていないのだが、エゴノキを主な食住とし、ゆりかごは切り落とさず、葉の切り方は片側からJの字に。真黒で首が長いのが主な特徴。間違いない。

昨晩寝る前、水槽を覗いた時に、ある1枚の葉っぱに穴がいくつか空いていたのが気になっていた。今朝はそれが倍以上に増えていて、生まれて出てきた子オトシブミちゃんが食していると判明。生まれ出たのは昨日のことだったと思われる。それにしても、びっくり感激だ。

庭木に住み着いて欲しいのだが、残念ながらエゴノキは無い。
せめて近辺でエゴノキを見つけて食料調達し、しばらくここにいて欲しい。


2007年06月27日(水) トトロの森で

週末、トトロの森でお馴染みの八国山公園に、ある目的のために行ってきた。

目的とは・・・オトシブミ探しだ。

オトシブミといえば、昨年の夏、汐留のイベントにて『夏休み自由研究 オトシブミ』と題した展示をするため、オトシブミの研究に明け暮れた。(→過去のメモ

オトシブミ(という虫)が、卵を後を産み付けた葉っぱを巻き巻きして『文を落とす』のは、初夏。そう、今が最盛期なのだ。一年前から、今日という日を待ち望んでいた。

というのも、オトシブミが落とした文(卵を産み付けて巻き巻きした葉っぱ=ゆりかご)を持ち帰り、孵化して成虫して葉っぱから自力で出てくるのを観察しましょう、という『オトシブミの飼い方』が、どの図鑑にも出ていたのだ。これには心奪われた。それに、本物の『ゆりかご』を見てみたいし。


で、いざ八国山へ!
・・・と意気込みつつ、ほんとに見つけられるだろうか、と半信半疑。
ところがところが、山に入って歩く事15分。




見つけちゃった!!!!!

これ、元の葉っぱから切り離されず、『落とさない』タイプの『オトシブミのゆりかご』だ。
『エゴノキ』という木の葉っぱが、巻かれてぶら下がっていたのだ。
もう感激!




よく見ると、おなじ木の葉に計4個の『ゆりかご』を見つけた。
私が手で巻き巻きしたゆりかごよりも、完璧に美しい。




しかも、これだけではないのだ。




これは、もしや・・・




なんとなんと、次に巻く葉っぱを検討中の、オトシブミまで発見しちゃったのだあ!!
(ちなみに、実物は5mmくらいのちっちゃい虫。)



ジャジャーーン!!!!!

もうこれは、かなりラッキーな出来事。
写真を撮って、ちょっとかわいそうだけれど『ゆりかご』を4つ小枝ごと頂いて、オトシブミちゃんにお礼を言って、興奮気味に山を下りたのだった。


帰宅し、昨年の作品を引っ張り出して見たところ、お目にかかれたオトシブミちゃんは、『ゴマダラオトシブミ』ではないかと思われる。




メスだと思い込んで(この子が葉っぱを巻き巻きしたんだと思い込んで)いたけれど、首の長さからいって、オスだったのかしらん。
オトシブミの種類もかなり多いので、本当に『ゴマダラ』かどうか、オスかメスか、正確なところは不明だが、とにもかくにも今我が家にかぶとむしなどを飼うのに使う小さな水槽の中で小枝にぶら下がっている4個のゆりかごが目覚める日を、心待ちにしている。


ところで、今年の夏も汐留のイベント開催決定で、私も参加の予定。
今年はオトシブミとは無関係の展示を考えているが、ちょっぴり登場させることも考慮に入れてあるので、どうぞお楽しみに。



2007年06月16日(土) 来年のこと


来年の2月に大坂、3月に東京での個展が決まりました。
このタイミング・・・我ながらびっくり仰天の運の良さです。がんばります。


左の写真は、『honey bee cube』ケース付。
マッチ箱くらいの大きさの、立体パズルのようなものです。


2007年06月13日(水) めまぐるしさと健忘症




もうあれはいつだったか・・っていうくらい、私の中では遠い過去になってしまっているのだが、思えば確かに今年のはじめに大阪で開かれた二人展の、展示風景。
左の二点は、その後見直して、ちょいと描き足す予定でいる。気が向いた時に。

確か昨日、リトでこんな絵を作ろう、と思って考えて楽しんでいたのだけれど、今その絵をどうしても思い出せない。おっ!いい!かも!とその時思ったんだけど。思い出したら何をも差し置いてメモしておこうと思う。

今日は仕事前後に新刊絵本を1冊、川上弘美を1冊、古本屋で絵本を2冊、購入。帰りの電車で読書。


どうやらこのところ、しまいこんで眠らせていた感覚が、自然に目を覚ましているカンジがする。


2007年06月11日(月) みつけた

0号。キャンバスにアクリルガッシュ、鉛筆、水性色鉛筆。タイトル『みつけた』

久しぶりに更新。
前回「御無沙汰・・」とひょっこり顔をのぞかせてからさえ、ひと月以上経ってる。いけません。

「ここでどこまで報告してあっただろうか」と、いまさっきこのメモ箱を振り返ってみた。

引越したところまでは、報告済みのようで、読んで「はあ、たいへんだったなあ」と思い出した。そのくらい、今はひと段落したということか。

その後、大坂で2人展を開き、入籍をし、ちいさなキャンバス絵を描いたり(右の作品)、小さなリトを刷ったり(引越してはじめてのプレス機始動)、結婚式を挙げたり、そのためのウェルカムボードを描いたり、友人たちを自宅に招いて(といっても、場所を提供しただけで、友人たち企画の至れり尽せりな)パーティーを開いたり、した。アッと言う間の、数カ月。

メモ箱を振り返ってびっくりしたのが、前回の個展からまもなく2年が経つのだけれど、個展こそやってはいないけれど随分あちこちで発表はしていたんだ、ということ。やばい、もう2年か、そろそろ・・と我に返っていた昨晩だったが、焦る必要はないみたい、と気付いた。あー、がんばっといてよかった。

というのも、最近購入したある絵本雑誌をめくっていたら、ちょっと面白いことを思いついたので。ゆっくりあたためよう。まもなく梅雨なので、カビないようにあたためよう。


佐藤由美子 |HomePage