遠くにみえるあの花火に
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2006年01月26日(木) ボーリングのあと


久しぶりにボーリングに行く。
ボーリングは本当にセンスがなくて、いつもスコアが40とか50点くらいしかないのだけど、
今回はガーターが少なかったせいか、70ちょっとだった。
でもストライクもスペアも一回も出ず。

それにしても、私は昔から大きな音がずっとしているような場所が苦手で
ライブハウスとかはもちろん苦手だし、
(過去に一度だけ小さな蔵を改造したライブハウスに行ってひどいめにあった)
カラオケとかボーリング場やゲームセンターなんかも、
ときどき全く受付なくなってしまうときがある。
それは本当に突然なんだけど、さっきまで平気だった音が急に耳障りになって、
音にせめられているような圧迫感に変わってしまう。
やっかいなことに、そういう普段から大きな音のするところだけで
その圧迫感を覚えるのなら、まだそこを避けて通ればいいだけなんだけど、
普通のデパートの催し物の音や、街中で夜歌う若者のよく響く声や、
夜のドライブのステレオから流れる声や、そういうごくありふれた音でさえも、
突如として恐ろしくなって、音のしないところへ逃げ込みたくなるから困りものなのだ。

閉所恐怖症とか、高所恐怖症とか、先端恐怖症とかも、こんな感じだろうか?

私のは、いったい何恐怖症だろう?
平気なときもあるのに、突然だめになる。
音が怖いってこれでいてなかなか不便だ。やっかいだなぁと思う。

今回のボーリングは最初ちょっとだめになりかけたけど、
なるべく音を意識しないようにして踏ん張った。
気持ちを、人との会話やボーリングを投げることに集中させて、
音を遠くへ追いやる。

それが功を奏したのか、いつになくボーリングに集中する。
といっても100にも届かないスコアだけど。

ボーリングを終えて皆はいそいそと宴会場へ消えていったけど
私は駅へと早足で向かう。

おうちにはいとしい旦那さまがおなかをすかして待っている。
ぜいたくだけど、出かけたいくせに早くおうちに帰りたいのだ。
「おかえりー」という声がたまらなく聞きたくて、飛び乗るように、電車に乗った。


2006年01月21日(土) モーリス・ユトリロ展をみにいく

天気予報では雪になるって話だったけど、
うれしくはずれて、風は強いけどそれなりに太陽はでているという日。

でも寒かった。
バーゲンで買ったばかりのウサギのファーをして出掛けたら、
友人には「随分使い込んだ感じのファーね。」と言われてしまう。
ぶひひー。

彼女は動物の毛を使ったものを嫌悪している。
たとえばハラコの靴とか鞄も嫌らしい。

不満だったけど、まあいいや。
とあきらめる。

今日は小籠包のランチ。
京都の高島屋でユトリロ展をやっていて、それを観に行こうと誘ったら、
では小籠包も食べに行きましょうってことになった。

小籠包。
あんまりおいしくて、前かがみになってしまう。
夢中で食べる。
肉汁がじゅわわって出てきて、
れんげにちょうどよくおさまるところを、ずずってやった。

海老チャーハンも、それについてきたごくシンプルなスープも
どれもとてもおいしかった。

今度は旦那といこーっと、と思う。
心の中で。





おなかいっぱいになってからユトリロ展へ。
ユトリロの絵をまとめてこんなにたくさん見るのは初めて。

ユトリロの絵というと「白の時代」の絵のイメージが強くて、
人物がその風景の中に登場するのをあまり見たことがなかったけど、
「色彩の時代」に移ってからの絵には、たくさんの女の人の後ろ姿が登場する。
どれも「腰をわざと肥大させた」女の人で、
母親以外の女性への嫌悪からくるものだ、とかなんとか説明書きには書いてある。
でも、そう言われなければ意外とチャーミングにも見える後姿。

帰りがけに、その後姿が描かれているポストカードを2枚買って帰って、
我が家のおトイレの壁にぺたりぺたりと張った。




没後50年 モーリス・ユトリロ展

没後50年に当たる2005年にスタートした本展では、
特に評価の高い「白の時代」の作品を中心に、国内外から集められた
初期から晩年までの作品約80点を一堂に展観いたします。
うち約20点は国内の展覧会に初出展される作品です。
                    (パンフより)



2006年01月14日(土) なんでも食べられる体をありがとー

雨。
すりガラスのはまった窓の向こうが白いなぁと思ったら、
一日中雨になってしまった。

午前中はぼーっと、洗濯(部屋干し)したり、
テレビみたり(土曜日の午前中は好きな番組がたくさん)
居眠りしたりして過ごす。

午後になって出かけようかと思ったけど、
どうにも雨がうっとうしくて、部屋にこもって過ごす。

ふとひらめいて、久しぶりにパンを焼いた。
パンの、イースト菌の匂いが鼻腔をくすぐって一人しあわせな気分でこねる。
「小麦アレルギー」という人に先日初めて遭遇して、
じゃあこのおいしいパンも食べられないんだなぁとしみじみ思いながら、
ひたすらこね続けた。

パン作りのいいところは、とにかく時間がかかること。
発酵させるにも数十分・小一時間。
焼き上げるのにも一時間ちかくかかる。

手際の悪い私がつくると、ゆうに3時間ちょっとかかってしまった。

夫が帰ってくる時間に合わせて焼き上げようと思って、
発酵を長めにして、じりじり待っていたら、ちょっとふくらみ過ぎたけど。


夫が玄関をあけて「おー、なんか、いい匂いがする」と言いながら入ってきたので
しめしめと、嬉しくなってしまう。


今夜のメニューは、
焼きたてふわふわパンと、ハヤシライス(のスープ)とサラダとなりました。




2006年01月10日(火) 四六時中優しい人

うん、やっと戻ってきた気がするなぁ。
そろそろまた、自分自身と会話するゆとりが少しずつうまれてきた気がします。
それもなかなか、まだまだですが。




三連休は買い物とパステル画と睡眠。
日曜日にバーゲンに行って人ごみの中をかき分けたせいか
月曜日は風邪っぽく、一日眠っていた。
でも、久しぶりに肉味噌を作ったりもして、静かな休日。

本来なら田舎のおばあちゃんのところへ帰っているはずだったのに、
行き当たりばったりは親も子も同じで、結局行かなかった。
まあいいのだけど。




七草がゆも食べず、土曜日はれんこんの肉詰め焼きを作った。
京都は雪で、父親にメールしたら「いっこうに降り止みません」と
丁寧な返事が返ってきた。
メールだと父も母もですます調になるからおもしろい。






夫はずっと三国志のような小説を読んでいて、私も昨日から読み始めた。
小難しい単語が多すぎて途中でいちいち夫に
この言葉遣いってすごいね!と報告してしまう。
この言葉の意味わかった?とか。










最近の私は、自分がちっとも優しい人間じゃないことを痛感していて、
以前ならみんなに優しくあろうと思っていたけれど、
最近はもう、いい人になろうとするのはあきらめて、ぶるのはやめにしました。


四六時中優しい人である必要なんてないよなぁって。
あたりまえなんだけど、しみじみと。

たとえば誰かにきつい一言を言ってしまったとしても、
そういうの「なし」にできるくらい明るい雰囲気でいられたらなあって思う。










2006年01月04日(水) 約2ヶ月のブランク。新年のご挨拶もかねて。

どうもー。
明けましておめでとうございます。
約2ヶ月ぶりの更新です。

皆様お元気ですか?
私は11月に2度、12月に1度風邪をひきつつも、
毎日(めずらしく)仕事に打ち込んでがんばっていました。

自分でもびっくりするくらい、外へ外へ、
心も、体も、何もかも外側へ向かっていて、
仕事に、ヨガに、友人との交流にと忙しくしていました。

とにかく予定が多くて、あまり家にもいませんでした。
平日にしっかり仕事をして、休日には遊びやら買い物やらにでかけていく。

そんな日々でした。



あんまり本は読みませんでした。
この2ヶ月の間で読んだ本といえば「さくら」と「王国その3」くらい。

心が外へ向かう、というのは私には時々あることですが、
そんな時はまったく、びっくりするくらい本を読まなくなってしまいます。
それから日記も。
日記のように自分自身と会話することも、
読書によって自分自身の心の揺れを感じることも、
すべては、村上さんでいう井戸の底に降りて行くような行為で、
この2ヶ月の間、それらから遠ざかっていました。

外側のことばかりにかまけていると、
それはそれで充実した日々で、
私は日記を書かなくても生きていけるのでは?
このまま日記を閉じてしまってもいいのでは?という錯覚に
少なからずとらわれてしまっていました。

パソコンをちらっと横目でみながらも、
なかなか手がのびないのは、そういうわけで。

朝起きて、真面目に仕事をして、家族と食事をし、
友人と会話し、ヨガやパステルや歯医者に通い、
旅行会社に問い合わせてディズニーランドのチケットを買い、
その日を目標にまたがんばって働いて、
期日に追われたり、
人に頼まれていたものを取り寄せて渡してあげたり、
甥っ子が産まれて駆けつけたり、結婚式に出席したり、
年賀状を書いたり、年末には忘年会をしたり、
年始の挨拶まわりをしたり。

そういう、ありきたりな毎日が忙しく楽しくて、
私は、静かな部屋でうっとりとミルクティーを飲みながらパソコンに向かう
というような時間を持つことから遠ざかっていました。

忙しくも楽しかった日々ですが、
安定しているようにみえて、基礎体温はめちゃめちゃで、
やはりそれなりに、無理がきているのだなぁと感じずにはいられないのです。

そろそろ年も明けて、4日がたとうとしています。
だいぶ落ち着いてきました。
おみくじは「吉」でしたが、かなり前向きな「吉」だったし、
八坂神社の前で「四つ葉のやさかタクシー」を見たし、
なかなかいい年になりそうです。

今年一年、またがんばろうと思うのです。
そして一年がんばったら、そろそろ、本気で新しいことに移りたいと考えています。

さて、どうなることやら。

そうそう、のろのろさんへ私信。
メールありがとうございます。
そんなこんなで慌しくしていて、まだ覗きに行けていません。
それどころか、ちっともメールチェックをしていなかったので、
最近メールをもらっていることを知ったような次第です。

また近いうちに遊びにいきますね。
今年もどうぞ、宜しくお願いします。








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