2024年11月30日(土) |
そのお金は何処からきているのか |
やっと冬らしい気候になったかなとおもいましたら 明日から師走ですね 皆様如何お過ごしでしょうか
今日は貴方に知ってほしいと思う「仕事に対しての考え方」のお話になりますが、収入や代金などのお金に関するお話でもあります。
会社を経営なさっている方、勤務している方に共通しているお話になりますが… 「お客様に対してや、自分の会社の従業員や社員の事を悪くいう」ことをなさる方が居られます。
これはどのようなこと例を挙げてみますと、〇〇シェフのレストランでパートとして勤務していた私の知り合いが嘆いていたのですが、正社員のスタッフが来店なさっているお客様の容姿についてバックヤードで嘲笑っていたり、これは私が様子を見ていてとても嫌な気持ちになったのですが、眼科にいって受診した際に受付の方が高齢の患者さんに対してひどい態度で接していたり、私どもの相談者の方におられたのですが自分の会社のお客様の悪口や暴言を口にされたり、自分の会社で働いている方を粗末に扱ったり悪く言ったりする方…
このような方に対して私が思うのは「貴方が得ているその収入は何処からきているのでしょう」ということを分かっておられないのだなということです。 ”いや私が働いて得たお金だ”…確かにそうです。 ですがその”得たお金”は何処からきているのか、を考えてみていただきたいのです。
その収入は何処からきているのでしょう… 事務職の方でしたら勤務している会社の製品やサービスに対する対価や流通によってでた利益かもしれません、製造職の方でしたら貴方の作った製品に対しての代金なのかもしれません、会社の経営者の方でしたら貴方の会社の製品、あつかっている物、提供しているサービスに対しての対価かもしれません、貴方が医療従事者なら貴方の提供した医療に対する治療費かもしれません等々いろいろな形はありますが、どんな職業や立場にいたとしても、貴方が得た収入は「誰かが何かに対して支払ったお金」ということになります
そこを忘れてしまうと上に書いた例のような事になるのでしょう…
貴方の収入は何処から入ってきてどういう流れで貴方の収入となっているのかをよく考えることは、様々なものや人を大切にすることにつながります(とても難しいお話ですが)
最近、経営者の方々から「物が売れない」「業績がよくない」や営業職の方からの「売り上げが…」というご相談がありますが、上記のような事を考えてみていただきたいのです。
お金の数字ばかりを追いかけるのではお金は逃げていきます。 人を大切にすることを考えることが重要なのです。
お客様と直接やりとりをなさる方は「お客様がなにをもとめて何に対してお金を払って下さるのか」を考えなければなりませんし、人を雇っておられるのであれば、まずは働いている人のことを考える事をしなければなりません。 そして働いている方は、提供しているサービスや流通にたいしての代金が収入につながるわけですから、お客様や取引の会社のことを考えなければなりません。 このように「何処からきているのか」「どういう流れなのか」を各々の方が考えて、ご自分の仕事に対して誠実にすること、それにかかわる人に対して誠実に接すること…それができていれば上記のような悩みはないはずです。
数字(お金)を追いかけるのではなく、人を大切にしてみましょう。
そうすれば流れがかわってくるはずです。
杏珠
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