2005年10月31日(月) |
身代わり念珠と懐中仏〜その2〜 |
前回は、身代わり念珠について復習も兼ねてお話を致しました。 では、懐中仏とはどのような役割をするものなのでしょうか・・・
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懐中仏は・・・身代わり念珠が外からの障りから身に着ける人を護るものであることに対して、身に着ける人の内側(心の中)から出てくる障り・・・ これは、御自分の考え方や想いによって呼び込む障りに対処するものです。
普段の貴方が考える事が例えば、周りの方々に対しての攻撃的な想いや、 自分が苦手としている人に対するマイナスの念であったり、 愚痴や不満ばかりが心の中に渦巻いているような状態であるとしたら・・・
そういう貴方を、身代わり念珠が護れるのか?というと、 それは御自分の考え方から創り出している障りですから 身代わり念珠がその状態を改善するのは、到底無理な事と言えます。
基本はもちろん身代わり念珠ですから、 実際に身代わり念珠を身に着けられた上で、 自分の心の在り方を冷静に省みる事が出来ない人が 体調の不良や精神状態が改善できないような場合に・・・ 六明師や私がお勧めする事があるのが懐中仏となるのです。
懐中仏は・・・ そのような心の状態の人が実際に身に着けると、 その人の心の在り方を改善する為に、様々な作用を及ぼします。
それは、貴方が他人に対してよくない想いを抱いたりすれば、 貴方が他人に向けた念(想い)が 全てそのまま念を飛ばした自分のところに撥ね返す事であったり、 貴方の考え方があまりにも自己中心的に偏った状態であれば、 その考え方が改善されるまで、体調不良を起こす事もあります。
その反面、気にしなければよいのに・・・どうしてもある特定の人から 受けた過去の言動や出来事(貴方が受けた嫌がらせや誹謗中傷)などを 忘れ去る事が困難な時=自分でその人からの念(生霊)などを 呼び寄せてしまい、体調や精神的な面で大変な思いをしている場合には、 それらの念(生霊)をシャットアウトする事が出来るのです。
懐中仏とは、ある意味『両刃の刃』であり・・・ 懐中仏とは、身に着ける事によって飛躍的に良い状態へと 変化する事が可能なもの・・・ そのように私共は考えています。
杏珠
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