ニッキ?

リスト過去未来

2004年02月07日(土) 泣く子はいねがぁ 「なまはげ」伝説の地、秋田県男鹿半島へ。

7日(土)〜8日(日)のこと。

食べて、温泉につかって、寝て、食べて、のだらだら旅行。
天気予報にさんざ脅されたわりに、たいして雪も降らず、積もってもおらず。
でも、雪景色は、往復の新幹線の車窓から堪能。

ついでに、「北緯40度の地」入道崎へ。
夏なら、美しい夕日を見られるらしいが、冬は曇りが多くてなかなか。
で、「寒さ体験」ツアーだそうな。
吹きすさぶ風、風、風。
顔もまともに上げられない。
海鳥が、引きちぎれないように必死にとんでいた。
あまりに寒いと、耳の中までキンキン痛いということを、初めて知った。


2004年02月06日(金) 空と家守 (空のひきだし、家守奇譚)

いせひでこ『空のひきだし』読了。
雲に託したいせさんの心象風景。
「グレイ」シリーズを読むと、つい思い込んでしまうけれど、
いせさんの世界は、生活は、生き方は、グレイ一色ではなかった。
病気の犬も父親も、多大なる影響を与えながら、
けれど、いせさんの一部にすぎず。
時や空間を超えるいせさんの感性に、改めて感服する。


梨木香歩『家守奇譚』読了。
主人公は、河童やら小鬼やら摩訶不思議に驚きうろたえる。
けれど一方で、あっさりと受け入れもする。
摩訶不思議が、まかりとおる奇妙な世界。
けれど、別段なんのへんてつもない世界。
ゆらりゆらりと、波のようにいったりきたり。
このあいまいさがたまらなく心地よい。
ついでに、時は明治の頃らしく、ちょっと古びた文体がまた心地よい。


鳥乃 |MAILHomePage

My追加