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スナの自由気ままな画像付き日記
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2005年10月30日(日)_
睡眠不足の影響を日曜日まで引きずる


10月も末になり、ようやく掛け布団を出した。それまではタオルケットと薄い毛布2枚で寝ていたが、最近夜冷えるようになってきたので、ついに掛け布団登場というわけだ。

ここのところ、平日の睡眠時間が少なすぎて、週末にも影響が出ている。土曜日は寝て回復させて終わるのはいつもの事だが、今回は日曜日まで引きずった。これには参った。

一旦11時に起きたものの、飯を食べ、ちょっとPCをつけたらすぐ目が疲れてそのままベッドへダウンしてしまった。次に起きたのが14時頃。外はそれなりの天気だが、今から準備して走り出す気になれなかった。

日没までの時間が残り少ないということもあるが、どうも体がだるくてやる気が起きない。よくない傾向だ。糸魚川の転倒で前輪(キシリSL)を痛めてしまい、回転が渋くなっているのもモチベーションが下がっている原因。



このやる気のなさでちょっとだけ走るために外へ出かける気にもなれず。しかし3週間運動しない間に体脂肪率が上がっているので、運動しないわけにはいかない。というわけでローラーで運動することにした。

ローラーなら安全にじっくりLSDをやることができる。外へ出るとどうしてもHRを上げてしまうから、低めのHRでひたすら走る事ができるローラーはLSDに向いている。

しかし、ローラーの欠点は景色が変わらず飽きる事。外を走れば流れる景色や頬に当たる風などで体と共に頭も満足する。ローラーは体を動かせても、頭が満足しない。



いつもはツールのDVDなどを観ていたが、さすがに何度も観ているので飽きる。今回は趣向を変えて映画鑑賞。マトリックスを観る事にした。映画はだいたい2時間くらいだから、軽く運動するのにちょうどいい。

ファンライドのDVDで今西がアドバイスしていたように、12時から3時までの間に力の入力を意識し、後は力を抜いてすぐに戻す、というペダリングを意識しながらまったり2時間ほど。ローラーでも、走らないよりは確実にいい。



毎週ちゃんと走っていれば、体も心もいい状態を維持できる。平日にいくら食べも気にならなかったし、毎日計測している体重体組成計の結果も楽しみだった。しかし、ケガにより3週間運動できなかった期間を経て、元の状態に戻すのに苦労している。

一度ついた脂肪は減らすのに一苦労だ。つくのは簡単なのに、減らすのはかなりの努力がいる。だから、今まで週に1回、ちゃんと走って余計な脂肪を燃焼してきた。しばらく油っぽいモノやお菓子や酒などは控えよう。

「継続は力なり」とはよく言ったものだ。これからもできるだけ、週に1回は運動して、スタンダードな状態を維持していきたい。またケガなどで運動できない期間があったら、この経験を元に、食生活を見直して脂肪をためないようにしなくては。

ほとんどの病気は、いきなりなるわけではない。日々の生活の結果が積み重なり、起こる。病気になったときにそれまでの生活を振り返って「もっとこうしておけば…」と思っても遅い。

「たら、れば」と思う前に、健全な生活を送るべきだ。そう意識して生活しているか、そうでないかで、10年後の自分が変わるはずだ。
2005年10月28日(金)_
3週間ぶりロードラン -その4-


ヤビツからの下り。下り始めてすぐ、見晴らしのいいカーブにやってきた。今日は天気がいいから峠からの眺めも最高だ。下界の街はもちろん、遠くに海まで見渡すことができた。

下りと言えば糸魚川でのスリップ→転倒を思い出すが、路面がドライな状況ではさほど恐くない。フロントタイヤも新しいし、ちょっとビビリながらもコーナーを攻めて下る。

途中までいい感じで下っていたが、下からバスが上ってきて、下りの車がすれ違えなくてストップしていた。そこからは車に挟まれながら一緒に下って行った。ストレスを感じるほど遅いわけではなかったので、まぁいいかなという感じ。

じっくりと峠まで上ってきた見返りは、この長く爽快な下り。ヒルクライムの達成感とダウンヒルの爽快感、これがあるから峠は外せない。後半は勾配が緩くなってくるので、スピードが落ちないようにトップギアでガンガンペダルを踏みながら突き進む。



一旦ampmで休憩&補給した後、再び下りだした。名古木交差点でR246を横切り、県道71号へ。相変わらず東名入口までは渋滞していたが、そこを過ぎると片側2車線で車の流れもよく、走りやすくなる。

緩いアップダウンを繰り返しながら南下していく。ヤビツでの走りで脚に乳酸が溜まってしまったかに思えたが、意外にも脚はそんなに重くない。手は(脚は?)抜かないが無理もしない、絶妙なペースだったのがよかったか。

3週間ぶりにしてはそこそこのペースで走り続け、二宮からR1を東へ。日がどんどん傾いてきている。夏ならまだ明るい時間なのに…。R1は程よく流れていて、走りやすかった。

R1からR134へ。ここは相変わらずの大渋滞。しかし自転車だけは路肩をスイスイ進める。前にローディがいて、そのさらに前にランドナーっぽい自転車乗りの姿。どちらもかなりいいペースで走っていて、追いつけないかなぁと思った。

しかし幸いな事に西からの追い風が背中を押してくれた。疲れているはずの脚でも30km/h近いスピードで巡航することができた。そのうち前のローディに追いついた。



あまりにくっつくと前のローディに悪いので、微妙に間を開けて走って行く。R129との交差点でランドナー乗りはローディ2人に先を譲った。自然とおれは3人の真ん中に位置した。

まだ時刻は18時台だが、もう辺りは真っ暗。ampmでサングラスのレンズをクリアレンズに交換済み、薄暗くなる前から前後のライトを付けてしっかりナイトラン装備だ。

湘南大橋を渡った先の交差点で前のローディに続いて信号待ちをしているときに少し観察すると、フレームにOPERAの文字。おれが気になっているブランドだ。特徴的なシートステーの形状でかっこよかった。

R134をしばらく走っていると、オペラ乗りは左折しておさらば。前に人がいなくなった後もそれまでのいいペースを維持、むしろさらにペースを上げた。追い風効果抜群。気が付いたらランドナー乗りも千切れていた。

走行距離は100kmを越え、さすがにたれてきた。でも追い風効果でいつもよりちょっと余裕が感じられた。あれだけそのときの全力近いペースで走り続けたのにまだ余力があるとは、追い風とはいえ、3週間ぶりの体を考えるとなかなかいい感じ。



江ノ島水族館を通り過ぎ、片瀬江ノ島駅前を通過。裏道を通ってR467に出て、しばらく国道で藤沢市街を走る。藤沢橋から境川CRへ。街灯のないCRは真っ暗。自転車のライトは付けているが、ほとんど目の前しか見えない。

暗闇の中からいきなり歩行者が現れていて、ドキッとする。これでは速度は出せないので、スローペースで走って行った。もう脚も残っていなかったこともあり、人や障害物に注意しながら慎重に走って行った。

境川CRから外れて裏道で自宅に帰る途中、路面が荒れていていた上り区間が舗装されていた。いつも最後でもう脚が重たくてヘロヘロになって上るときに路面が荒れていて走りづらかったから、これは嬉しい。その後地元の街を走り、無事に帰宅。



今回は3週間ぶりに体を動かした割には、なかなか満足いく走りができた。無理のないペースだけど、ひたすらLSDでまったり走るだけでなく、峠で気合いを入れたり、追い風効果で30km/h巡航を楽しめたし、メリハリのついた走りができた。

そして、すばらしい秋晴れの下、様々な自然の景色を楽しむ事ができた。いつもの見慣れた景色だけど、景色の変化を感じ、木漏れ日の中を走り、とてもリフレッシュできた。このコースはバランスがよく、これからも自分の中のメインコースになるだろう。


走行日:2005/10/23
出発:12:39 帰宅:19:42
走行距離:119.7km
走行時間:5h 33m 17s
平均速度:21.7km/h
最高速度:70.2km/h
上昇距離:1080m
心拍数(平均/最高):138bpm/178bpm
平均ケイデンス:84rpm
温度(最低/平均/最高):12℃/18℃/31℃
積算距離:12630km(ロード)
カロリー消費量:1740kcal
2005年10月26日(水)_
3週間ぶりロードラン -その3-


ヤビツへの上り。まずは緩やかなアップダウンが続くので、じっくりと体を坂に慣らしていく。平均HR140くらいの無理のないペースで上っていった。当然速度はかなりスローだが、こうして景色を楽しみながら上るのもリラックスになっていい。

日陰のヒンヤリとした冷気、冷えて澄んだ空気、木漏れ日の穏やかな光景。秋のヤビツは気温的に走りやすいし、景色もいい。木々の多いところを走るとリフレッシュできるのは、マイナスイオンなども関係しているのだろうか。



15時と時間がやや遅かったからか、すれ違うサイクリストも少なかった。じっくりとマイペースで上っていると、後ろから自転車乗りの気配。走行音や変速音などから、10mくらい後ろを走っているようだ。

こっちは3週間ぶりのロードでリハビリがてらマイペースで走っているので、抜くなら抜いて先に行ってもらいたいところだったが、おれのマイペースに合わせているのか、単純にそれくらいのペースでしか走れないのか、抜く気配もなくついてきている。

それまではまったりと走っていたけど、後ろに付かれるとどうしても意識してしまう。しばらくは自分のペースを保っていたが、札掛の勾配がきつくなるところからいつものようにちょっとペースを上げた。

以前走っていたときほどの脚力も心肺能力もないから、実際はそんなに速くはないのだが、今の体で保てるギリギリのペースで走って行く。HRは160〜170台まで上昇。

勾配がきつくなっているので25Tが重たく感じる。27Tを装備していたときはもっとケイデンスを上げてクルクル回していけたが、25Tではじっくりと回していく感じ。脚力アップという面では効果があるかも。



地図上では短い距離でも、出せるギリギリのペースで坂を上っているので、距離が長く感じる。走り慣れて景色などをほとんど覚えているからまだマシだけど、相変わらずきつく感じる。

いよいよ湧き水前の急勾配にやってきた。ここは10%以上のきつい上りが2回ある。そこを越えると頂上までは緩やかな勾配になるので、勝負がつくならここだ。何の勝負かはよくわからないけど…。

ダンシングでは最後まで保たないので、最初からシッティングでいくことにする。ケイデンスが40台まで落ちながらも、なんとか最初の急坂をクリア。すぐに湧き水の急坂。ここも気合いで上りきる。

急坂区間を過ぎると、急に勾配が緩くなる。後は頂上まで穏やかに上っていける。チラリと後ろを振り返ると、自転車乗りの姿はどこにもなかた。あまり後ろを意識しているように思われたくなかったから後ろを振り返らなかったが、いったいどこで千切れたのだろうか。

最初の微妙なペースアップで千切れたか、湧き水までは着いてきたけど湧き水を汲むために止まったか、どこかで休憩ストップしたのか、パンクして止まったのか、よくわからないけど顔を見ぬままおさらばとなった。



今日はリハビリでまったり走るつもりが、札掛からのペースアップでHRが上がりすぎてしまった。頂上までの緩い上り区間で息を整えながら、再びまったりペースで走って行った。

そういえば糸魚川でも転倒でのケガなどで80kmコースに変更しようと思っていたのに120kmコースに来てしまったし、今回もまったり上るつもりが途中から後ろに付かれてペースアップを余儀なくされた(?)し、自転車の神様はなかなか厳しい。

頂上手前の微妙な下りの勢いを活かして、最後はダンシングでヤビツ峠の頂上ゴールに飛び込んだ。下りに備えてアームウォーマー、レッグウォーマー、それにウィンドベストを着込み、秦野側へと下って行った。

続く


走行日:2005/10/23
出発:12:39 帰宅:19:42
走行距離:119.7km
走行時間:5h 33m 17s
平均速度:21.7km/h
最高速度:70.2km/h
上昇距離:1080m
心拍数(平均/最高):138bpm/178bpm
平均ケイデンス:84rpm
温度(最低/平均/最高):12℃/18℃/31℃
積算距離:12630km(ロード)
カロリー消費量:1740kcal
2005年10月24日(月)_
3週間ぶりロードラン -その2-


サークルKを出発すると、すぐに緩い上り坂。それほどきつくはないが、やはり以前よりだるく感じる。上りきると、馬渡橋で中津川を渡り、ローカルな道を進む。山の緑が目の前に迫り、いよいよ自然の多いところにやってきた感じがする。

以前ユタと一緒に走ったとき、ここでユタが「お〜、こんな山の近くを走ったのは初めてだよ!」と感激していたのを思い出す。彼は本当に荒川の開けた土手しか走った事がなかったんだなぁと、そっちの方が自分にとっては驚きだった。

愛川トンネルを抜けると、中津川沿いの気持ちのよい景色が広がる区間。道路が木陰に入ると、川からの冷気で寒いくらい。まだ夏の感覚が抜けていないので、これがまた新鮮だった。



天気がいいこともあり、とりあえずレーパン・レージャーで走り出したが、日陰になるとちょっと肌寒いほど。でも、このヒンヤリとした冷気が心地よい。サークルKで止まった時は汗ばんでいたが、すぐに乾いた。

春や秋は、走っていると気温差が激しい。走り出しは寒くて走っていると暑くて、日が暮れるとまた寒くなって…という具合。この暑さと寒さが混じる季節は体温を調節できるよう格好・装備で走る事が大切。

レーパン・レージャーの夏装備を基本として、レッグウォーマー・アームウォーマー、ベストなどを携帯して、温度に合わせて装備を変えていく。とりあえずヤビツ峠まではレーパン・レージャーで走って行くことにする。



半原日向でR412に出ると、いよいよまともな上りが始まる。3週間ぶりのロード&25Tが脚にくる。今日はHRを上げないでまったり走るつもりだが、160近くまで上がってしまった。いかにもヘタレな走りっぷりで、ノロノロ上っているが、今はこれでいい。無理して上ったって、後半バテるだけだ。幸い、他にサイクリストが前後にいなかったので、ヘタレなクライム姿を晒すことなく上りきった。

上りきって一息つく間もなく、左折して宮ヶ瀬湖までさらに上る。ギアはひたすら25Tに入りっぱなし。シマノのコンパクトドライブ発売が待ち遠しい……そんな事を考えつつ上っていく。

上りきると、長いトンネルを2つ抜ける。やや追い風気味で、走りが軽い。トンネルを抜けると、澄んだ青空、穏やかな宮ヶ瀬湖、湖を囲む山々、そして湖沿いに続く道が目の前に広がる。

天気がいいからか、いつもより気持ちよく走れた。同じ道でも、天気や気温、体調やソロなのか仲間と一緒なのかとか、そのときの走る条件によって走る感覚が全然違う。



湖北の鳥居原湖畔庭園前を通り過ぎ、勢いを付けて坂を上る。下りの勢いを利用して虹の大橋をTT気分で全力疾走。しかし勢いを殺さずにゴリゴリ踏む余力がなく、その後の上りで大ブレーキ。無理するとすぐ脚が売り切れそうなので、ヤビツを控えて無駄遣いを避ける。

再び下りになり、ビジターセンターの前を通過し、ヤビツの入口の交差点に到着。ここまでの走りでだいぶ体が鈍っていることがわかったが、マイペースで上ればいい感じでリハビリになりそうな感じがした。いざ、ヤビツへ。

続く


走行日:2005/10/23
出発:12:39 帰宅:19:42
走行距離:119.7km
走行時間:5h 33m 17s
平均速度:21.7km/h
最高速度:70.2km/h
上昇距離:1080m
心拍数(平均/最高):138bpm/178bpm
平均ケイデンス:84rpm
温度(最低/平均/最高):12℃/18℃/31℃
積算距離:12630km(ロード)
カロリー消費量:1740kcal
2005年10月23日(日)_
3週間ぶりロードラン -その1-


3週間ぶりに自転車に乗った。予想通り体が鈍っていたけど、中盤から(最近全然運動していない割には)いい感じに走れてきて、久しぶりのツーリングを楽しむ事ができた。

今日は宇都宮でジャパンカップが開催されていて、クネゴやマンセボ、シンケビッツなど世界のトップ選手の走りを見る事ができる貴重なチャンス。ジャパンカップ観戦にも興味があったが、それより走りたい欲求の方が10倍強かった。

自転車がエネルギーの源である自分にとって、自転車に乗れない3週間は長かった。転倒のケガもほとんど治り、ようやく走れる状態になった。そして週末になると雨ばかりだった天気も、今日は素晴らしい秋晴れ。

土曜日は平日の睡眠不足を補うために多めに寝たが、それでも回復しきれなかった。夜はネモッチと飲んで夜更かししてしまい、今日は結局11時まで寝てしまった。起きるのが辛かったが、走らないで寝て一日が終わったらもっと辛いはず。そう思って起きた。



なんだかんだで12時40分頃の出発となった。最近は涼しくなってきたと同時に日が短くなっていきているので、この時間から出発していつものコースを走ったら後半はナイトランになるだろう。

いつものコースというのは愛川〜宮ヶ瀬〜ヤビツ〜二宮〜海沿い〜境川CRという感じのルートで、序盤は裏道メインのマッタリコース、中盤は上りが多めにあるヒルクラゾーン、終盤は海沿いの平坦流しゾーンという具合。

生活感ある裏道や人や車がほとんど通らないプライベート感のある裏道、田んぼの広がる開放感ある景色や川、70km/h出る激下り、上り応えある峠、間近に迫る山々、静かな湖、峠からの展望、湘南の海、などなど、景色の変化に富んでいて飽きないお気に入りのコースだ。約120km。



まずは裏道を中心に愛川方面へ。久しぶりのロード。走り始め、前輪にゴロゴロとした違和感あり。糸魚川ですっころんだ際にどこか痛めたようで、整備しているときからわかっていた。でも一応走れるので、そのまま走り出す。

雲一つない晴天。ちょっと前まではすぐ汗だくになっていたような気がするが、涼しく、それでいて寒くもなく、ちょうどいい気温・湿度。走りやすい季節になったものだ。

3週間も走っていないので、ペダリングの感覚もほとんど忘れていた。少しずつ思い出しながら走って行く。ギアは軽めで無理はせず、じっくりとウォーミングアップ。

いつもならなんてことのない、ちょっとした坂でもきつい。スプロケがロー25Tという事を抜かしてもきつい。脚を始め、必要な筋力が落ちているからだろう。序盤の裏道のちょっとした坂ですでに脚が重い。こんなんでこの先大丈夫だろうか。



相模川の手前の田んぼが広がるエリアは、相変わらず気持ちのよい風景。夏に辺り一面にビッシリと伸びていた稲は、きれいに刈り終えていた。こうした作物の収穫などで季節の変化を感じるのも楽しい。

座架依橋で相模川を渡る。空気が澄んでいるので、正面の丹沢系の山々がクッキリと見えて気分も盛り上がってくる。静かな裏道を進む。春は桜がきれいだった桜並木は、今は葉っぱもほとんど落ちてみすぼらしい。しかし、また来年の春にきれいな姿で通る人々を楽しませてくれるだろう。

中津川沿いの道を進み、昔サークルでBBQをした辺りからサイクリングロードっぽい小道へ。そして趣のある竹林に囲まれた近藤坂を上る。この静かな道を走るのが好きだ。

生活感のある住宅街の裏道をまったりと走り、水道坂へやってきた。一直線に下るこの坂は、アウターxトップでもがくと70km/h近く出る。ここを全力で下って高速走行を体感するのが気持ちいい。下る途中に見える眺めもいい。

県道に出る手前の短い坂をダンシングで上る。ちょっとダンシングしただけで息が切れまくり。こんなんでヤビツなんか上れるのだろうかと、ちょっと不安になる。すぐにサークルKに着き、最初の休憩。

続く


走行日:2005/10/23
出発:12:39 帰宅:19:42
走行距離:119.7km
走行時間:5h 33m 17s
平均速度:21.7km/h
最高速度:70.2km/h
上昇距離:1080m
心拍数(平均/最高):138bpm/178bpm
平均ケイデンス:84rpm
温度(最低/平均/最高):12℃/18℃/31℃
積算距離:12630km(ロード)
カロリー消費量:1740kcal
2005年10月20日(木)_
今週末はようやく走れそう


涼しくなって、だいぶ過ごしやすくなってきた今日この頃。今週末はようやく自転車に乗れそうだ。天気の回復と、体の回復が今週末に向けて同時進行中。いい週末になりそうだ。

グランフォンド糸魚川以来、3週間も自転車に乗っていない。「自転車乗り、3日乗らなかったらただの人」なんていう言葉があるが、これは極端にしても、おれの場合は1週間に1回は走らないと現状維持ができない。

これが3週間も走ってないとなると、相当自転車乗りとしての能力が落ちているはずだ。元々大して高くない能力がさらに落ちたのだから、市街地で遭遇するママチャリの挑戦君にも負けそうな予感。

調子を上げるには継続的にコツコツ乗り込まないといけないのに、退化するのはあっという間。頭にしても体にしても、使わないとどんどん退化していくという。必要ない物は捨てる、というシステムなのだろう。

自転車乗りとしての能力を取り戻したいという気持ちもあるが、今週末一番の楽しみは自転車で走る事そのもの。体を動かし、風を感じ、自分の力だけで遠くへ、そして峠を越え、心地よい疲労感と達成感を感じたい。

上り、下り、平地、川、湖、田んぼ、畑、林、山、海、街、田舎、様々な楽しめる要素が詰まった神奈川を、好きなルートを選んで走っていこう。気の向くままに。3週間ぶりなら、いつものお気に入りコースだって新鮮に感じるだろう。週末が楽しみだ。
2005年10月18日(火)_
通勤快速で横浜駅通過


今日も遅い帰りだった。ちょうどいい感じに東海道線がやってきたので乗ると、通勤快速というちょっと特殊な電車だったらしく、次の停車駅がなんと大船。おいおい、横浜止まんね〜のかよ…。

横浜駅のホームをすさまじい速度で通過。横浜駅に停まらないからか、電車は割と空いていた。本を読んでもよかったが、とりあえず携帯でちょっと巡回など。そしたら荒川ハリケーンペダルズのブログが久々に更新されていて、これがとても楽しく、いい時間を過ごせた。

大船から東海道線を横浜まで引き返せば定期でいつも通り帰宅できるが、ここまできたら藤沢から小田急線経由で帰った方が時間的にも労力的にも少ない。タクシーで帰ったと思えば定期外区間の料金も大した額ではない。

というわけで、藤沢経由で帰る事に。この前の日曜日にも藤沢駅を利用したばかり(辻堂で情報処理試験を受けるために乗り換えで利用した)。藤沢駅のJR←→小田急線乗り換え口というのがなんともめんどくさい。

JRはスイカ、小田急はパスネットなので、定期を持っている人、もしくは乗り換え切符を持っている人以外はみんな窓口でアナログ的な精算をしなければならない。この時代になんでこんな手間暇かけてこんな事やっているんだろうと、いつも思う。早く共通のシステムにしてもらいたいものだ。

最近雨が多いけど、今週末は晴れて欲しい。今まではケガで自転車に乗れなかったから雨でも構わなかったんだけど、そろそろ体動かしてストレス解消しないと爆発してしまいそうだ。
2005年10月16日(日)_
数日遅れのケーキ


いやはや、先週も忙しかった。遅い帰宅が当たり前になっているので、日付が変わる前に帰宅すると親が「あら、今日は早いわね」なんて言ってくる。早いっつったって23時45分とかなんすけど。

当然、日々睡眠不足がたまっていき、週の後半になると、いつも朝休みたい気持ちと格闘する。「あぁ…今日無理…いや休めないだろ…せめて午前半休…休むなら1日休まないと回復しないって…今日休んだら仕事がやばい…(以下ループ)」

あまりにやることが多いので、休むに休めない。ほんとに体壊してダウンしたらしょうがないけど、ある程度体が動くならリポDでドーピングしてでも働くしかない。みんなきつくてもがんばっているのだ。



先週に誕生日を迎えた。しかし平日なので、当然のごとくいつものように忙しく(というかいつもよりきつかった)、帰宅は日付が変わって誕生日の翌日。誕生日なんていう実感はほとんどなかった。

いつもなら誕生日の夜にケーキを食べる。でも夜中に帰ってきて夕飯を食べて、そこからケーキを食べる気はしない。というわけで週末までケーキは買わずにお預けとなった。

土曜日も翌日試験があるからパスし、今日やっとケーキを食べた。そしてやっと誕生日を迎えた事を実感した。我が家ではケーキは家族の誰かの誕生日かクリスマスにしか食べない。だからケーキを食べるのは年に4,5回しかない特別な機会なのだ。

ちなみに、表向きは一つ歳をとったが、実際は18歳のままだったりする。体年齢も精神年齢も18歳からストップしている。大学4年の夏に北海道〜神奈川ロングツーリングをした際、東北で不老不死温泉に入ったが、それも歳をとらないことに関係あるということにしておこう。



プロツアー最後のレース、ジロ・ディ・ロンバルディアはQuickStepのベッティーニが優勝!! やはりベッティーニはすごい。QuickStepは大好きなチームだが、来期はごっそりとメンバーが替わってしまうのが寂しい。

シンケビッツ、ロジャース、メルカド、パオリーニ、ザニーニ、ブラマーティ、モレーニ、などなど、馴染みの選手がごっそり他チームへ移籍。その分他チームからの選手が入ってくるが、ここまで替わると別チームって感じ。ベッティーニとボーネンがいるのが救いか。ロジャースとパオリーニが出て行くのが特に寂しい…。



腰の傷はだいぶよくなってきたが、まだ瘡蓋になりきれずに、シャワーを浴びた後はグチョグチョ。でも少しずつ傷の大きさは小さくなり、瘡蓋化している。痛みはほとんどなくなってきているが、ガーゼが手放せない。早く完治してもらいたいものだ。
2005年10月12日(水)_
体はごまかせない 〜 自転車乗りたい


この前、朝通勤するときに空気が明らかに違うのが感じられた。もう秋だ。冬に向かってどんどん空気が乾燥していき、カラッとした秋晴れ、冬晴れの下、爽快にロードで走りに行きたい衝動に駆られる。

今日も相変わらずの遅い時間に会社を出たが、夜の空気が心地よかった。この少し涼しくて、それでいて寒くもない絶妙な感じ。また強烈に夜ランをやりたい気持ちで頭がいっぱいに。

週末の天気が悪かったというのもあるが、それ以前に糸魚川で転倒したときのケガの影響で、ここ10日間自転車に乗っていない(雨でもケガがなければローラーで運動はできたのに)。

ニューフレーム購入計画なんかで(自転車の事を考える事によって)頭をごまかしていたけど、体はごまかしきれない。あ〜〜〜体動かしてぇ〜〜〜。ロードで思いっきり走りまくりたい。

1,2週間自転車に乗れなくてこれだから、骨折とかして数ヶ月も体を動かせなくなったらマジで発狂するんじゃないだろうか。これからもケガしないように気を付けながら走らねば。

腰のケガはだいぶよくなってきていて、今週末には様子を見ながら軽い運動くらいならできるような感じ。完治まではもう1週間くらいか。以前予想したとおりの治り具合だ(「ある程度まともになるまで2週間、完治はさらに1週間」)。

まぁ今週末も雨らしいので、まともに走れるのは来週末以降か。ブランクがあるから、最初のランはまったりLSDで調子戻していく感じだろうか。とかいって結局峠でHR上げて一人ツールとかやるんだろうけど。

ここ数ヶ月仕事が忙しいけど、仕事が忙しくてプライベートな時間が少なくなっているからこそ、貴重なプライベートな時間を大切にしていきたい。一番の趣味を楽しめなかったら、仕事にも精が出なくなってしまうし。自分らしさを失わずに、忙しくもやりがいのある仕事をこなしていきたい。
2005年10月10日(月)_
土日の睡眠でケガの治りが進む


今日は祝日だけど出勤。今日の分の代休を平日どこかでとってくれって言っているけど、ほんとに休めるのかよってくらい毎日忙しい。でも休まないとリフレッシュできなくてどんどん仕事の効率が落ちていく気がする。

最近、新聞で「睡眠不足の人は鬱病になりやすい」というような記事が目に付いた。もっと忙しくて睡眠時間少ない人もたくさんいるわけだけど、自分も他人事じゃないなぁと思う。

今日は出勤だったけど、土日は思う存分寝ることができた。ようやく心と体を休めることができた。ケガの治りもよくなってきた感じ。まだ痛みはあるが、先週と比べると一段階マシになっている。

ケガしたり風邪をひいて寝込んだりしたときって、いつも「健康に生活できるだけでも幸せだな」と思う。健康なときはそれが普通で何も感じないんだけど。何事も体が資本。できる限り健やかに生き生きと生活していきたいものだ。
2005年10月09日(日)_
次はヨーロピアンブランド


1ヶ月ほど前にもちょっと書いたが、ニューフレーム購入を考えている。パーツはほぼすべて移植で、ハンドルは3Tのビオモルフェ。今のKLEINのフレームセットをどうするかはまだ考えていない。

今候補に挙がっているのは、LOOK、TIME、OPERAなど。基本的にヨーロピアンブランドが候補。アメリカンブランドを始めとするメジャーブランドは候補外だ。TREKもSPECIALIZEDもCANNONDALEもKLEINもGIANTもみんなカードにはない。

条件としてはフルカーボン(ラグはアルミでも可)で、そこそこ軽量。最軽量モデルはピュアレーシングモデルで固すぎるらしいので、ロングライドが多い自分には向かないような気がするし、扱いに気を遣いすぎる。

具体的な候補はLOOKは2006年モデルの565、OPERAは2005年モデルのレオナルド(FPじゃない方)か2006年モデルのカノーヴァ、TIMEはVXRかVXSあたり、などなど。レオナルドは一番ビビッときたんだけど、2005年モデルだから在庫がないかもしれない上に近くのショップで扱っていないので諦め気味。

まぁ色々調べたりしているわけだけど、結局当分買わないかもしれない(2006年モデルが出回るのも時間がかかりそうだし)。でもビオモルフェはもう取り寄せてしまったから、KLEINの215と交換するか、新しいフレーム組んでそれに付けるか考えないと。とりあえずKLEIN→ニューフレームに移植ってのもありだけど。



KLEINのようなワイヤー内蔵の特殊なフレームは、それが長所であり、また短所でもある。見た目はスッキリしているし、ワイヤーが汚れないしフレームの掃除もしやすい。しかし、ワイヤー交換がとても面倒。

元々メンテナンス性など求めるフレームではないのだろうけど、自分で色々メンテしていこうと思ったとき、大きな障害になる。ショップのメカニックがいくら調整しても変速不良が直らなかったとき、ワイヤーの一部に折れ目みたいのができているのではないか、という事を言われた。

スタンダードなフレームなら、ワイヤーの整備は簡単だ。それが内蔵となると一大事になる。プライベートな時間が少なくなっている今、整備にかける時間はなるべく短くしたい。その分、睡眠や走る時間に割り当てたい。

ノートラブルだった去年は、特に不満など感じなかった。しかし、今年は色々と問題に直面して、色々考えさせられた。結局、いきつく所はスタンダードな物なのだろうか。
2005年10月08日(土)_
ケガした腰が痛い


グランフォンド糸魚川から1週間が経った。腰のケガは未だ治らず。歩く、座る、立つ、といった日常の基本的な動きでケガの箇所が動くので、擦れたりして痛い。左足を引きずるような感じで歩く事になる。

ケガの治りが遅いのは、睡眠時間が少ないせいもあると思う。今週も激務が続き、ずっと日付が変わってからの帰宅。糸魚川の翌日は本当は休みたかったが、休める状況ではなかった。

このところ、仕事が忙しくて睡眠不足、プライベートな時間の不足、そして趣味の自転車でもケガするしロードも汚れまくり、転倒時の傷など、なんだか全体的に低調気味。

今日はようやくロードの掃除をした。雨の中走ったので、汚れまくり。ホイールの中にも水が溜まっていたし、焦げたように汚れでどす黒くなっていた。時間をかけて全部きれいにした。

グランフォンド糸魚川のS720iのデータは、途中までで途切れている。それは、滑って転んだときで止まっていた。たぶん、センサーが曲がったとかだろう。忍者麺から完全なデータを送ってもらった。心拍や速度、ケイデンスは自分のではないが、走ったコースは同じ。距離と標高差のデータは自分にも大いに役立つ。



最初の10kmと最後の20kmはほぼ平坦なので、実質90kmで約2400mアップ。この区間は上りと下りしかなかった。後半になるほど勾配がきつくなってくるハードなコースだった。

世間では3連休だけど、月曜日は出勤することに。この忙しさはいつ落ち着くのだろうか…。画像は前日に食べたカニ。
2005年10月02日(日)_
グランフォンド糸魚川 2005


今年が初の開催となる"グランフォンド糸魚川"に参加。メンバーはスナ、忍者麺、走り屋さん。予想以上のきつさとトラブルを克服してゴールしたときは感動ものだった。きつい事ばかり起こったが、終わってみればいい経験となった。

前日は神奈川から新潟まで車で約7時間かけて移動し、日本海へ。この週末の天気は、なんと新潟だけ雨。関東などは晴れるのに、自転車で走るためにわざわざ雨が降る場所へ向かうのは気が重い。

受付は当日のスタート&ゴール地点となる「マリンドーム能生」。ここで受付時にもらった券でカニをもらう。一人2匹ずつカニを食べた。宿泊は糸魚川駅前の旅館。駐車場の天井が低くて、車の屋根に載せたロードのサドルがもう少しで天井にあたるところだった。



当日、朝起きてみると土砂降りの雨。新潟各地で大雨洪水警報まででている。これは中止か? 一応ジャージに着替えて会場へ出発した。雨は小雨に変わったが、今日は一日中雨の予報なので、また降ってくるだろう。

会場には走る気まんまんの参加者達がたくさんいた。やはり決行するようだ。出発する前に忍者麺がペダルを外し損ねて立ちゴケ。いきなり膝をケガする。おれの救急セットで応急処置。



小雨の中、レインウェアを着て出発。しばらくは海沿いのサイクリングロードを走る。天気が良ければ最高に景色がいいのだろうが、この雨では楽しさも半減。もったいない。

廃線後を利用したサイクリングロードは、ところどころ長いトンネルがあり、新鮮だった。名立からは名立川沿いに内陸へ。徐々に標高が上がっていく。いよいよ上りが始まった。

ここで早くもトラブル発生。リアのディレーラーの調子が悪く、自動変速気味。頻繁に勝手にチェーンがギアから離れるので力が逃げる上にガチャガチャうるさい。本格的な上りが始まる前に走り屋さんに調整してもらったが、どうも直らない。

そして上り。普段から坂を上っているから、最初の上りはまだまだ元気だ。しかし今回はスプロケを普段使っている12-27から12-25に交換してきたので、ロー25Tだと勝手が違う。

「普段から坂を上ってきているから、25Tでもなんとかなるだろう。脚を鍛えるためにも25Tで上れるようにならねば」そんな思いから25Tに交換してきたのだが、早くも過ちだったことに気付く。



坂を上りきって最初のエイドステーションに着いた頃には雨脚が強まり、気温も低くなってきた。スタートするときはやや暑かったのでレーパンレージャーにレインウェアという装備だったが、これでは寒すぎる。それは3人共同じだった。土砂降りの雨の中、凍えながら下る。

2つ目の山越え。標高約600mはコース中最高地点。600mというと山としては低いと感じるかもしれないが、スタートが海で標高がほぼ0mとすると、それなりに上る。合計上昇距離は約2400mもあるので、一つ一つの上りがかなりきつい。



2つ目の山をクリアした後の下りで事件は起こった。雨で濡れた路面は滑りやすい。下りの途中で表面が鏡のように光っている箇所があり、そこで思いっきり滑ってしまった。

氷のように摩擦がまったくなかった。気が付いたら地面を滑っていた。まさにズサーって感じ。5mくらい滑って倒れたまま止まると、後ろでも走り屋さんが滑っていた。さらにその後ろから下ってきた別の参加者も転倒。

後からわかった事だが、ここはうちらだけじゃなくて多数の参加者が滑って転んだようだ。とても危ない下りだ。自転車はSTIレバーが両方とも内側に曲がっていた程度で、他に損傷もなく、走行続行できそうだった。STIレバーは力ずくで元に戻した。

問題は体とウェア。まず、腰から落ちて滑っていき、途中からうつぶせになって滑ったので、左腰に打撲と大きな擦過傷。これが一番大きなケガ。他にも肩の打撲、肘と腹、手のひらに擦過傷。

グローブに穴が開くほどだったので、もし素手だったら手のひら全体の皮がはがれていただろう。レインウェアとジャージに穴が開いたが、これはまだマシ。別の意味でも一番危険なのがレーパンの穴。

けっこう前の方に穴が開いていて、下手すればナニが見えそう。このまま走り続けるとパトカーに回収されてしまいそうだ。かなりのセクハラレーパンになってしまった。しかしまずは次のエイドステーションまで走らないといけない。

その後は慎重に下って行った。滑った場面が鮮明に頭に浮かび、直線的にしか曲がれなくなってしまった。雨の下りはもうこりごりだ。痛みを堪えながら下って行き、先に下って待っていた忍者麺と一緒にエイドステーションを目指す。



エイドステーションにつくなり、再び土砂降りの雨。まずは怪我したところの石や砂などを落とすために水をかけた。腰のケガは開いた穴から水をかけてもらったが、じっとしているだけでも凍える気温で水をまともに体にかけたものだから、寒くて死にそうだった。凍えて体が震えてきた。

レーパンの穴は、スタッフの女性の方が持っていたソーイングセットを使って縫ってくれた。感謝。さらに安全ピンで補強し、まともに走れるレーパンになった。凍えるほどの寒さ、土砂降りの雨の中、再び走り出した。



腰の痛みで走るのがきつい。120kmコースを走るつもりだったが、時間も思ったよりかかってしまったこともあり、このケガなので80kmコースに変更することにした。

きつい上りが続いた。雨が降ってなくても、転倒のケガがなくてもきついコースだ。上りの度に走り屋さんと忍者麺から遅れ、寒い中、2人を頂上で待たせる形になってしまった。

それから雨の中、いくつものきつい坂を越えた。そして気が付くと120kmコースに来ていた。それを聞かされたときはショックを受けたが、ここまで来たら120km走るしかないと腹をくくる。

厳しさに立ち向かうのがサイクリスト。(80kmコースへ変更して)楽な道へ逃れようなんて自転車の神様が許さないようだ。雨と寒さと痛みと激坂がどこまでも続き、距離がやたら長く感じた。



後半にはR148のスノーシェル&トンネル区間があった。車でここを通ったときは「こんなところ自転車では走りたくないな」と思っていたが、まさか走る事になるとは。幸いな事に交通量がそんなに多くなかったのでよかったが、車に煽られたら地獄だろう。

国道から裏道へ曲がると、思わず笑ってしまうほどの激坂が現れる。ここまでの上りで脚に乳酸が溜まって重くなっていた。攣りそうな脚で限界のところで必死になって上った。2人はどんどん先に行ってしまい、すぐに見えなくなってしまった。

きつい上りがどこまでも続いた。雨、寒さ、ケガの痛み、メカトラ、様々なマイナスな状況が追い打ちをかける。途中、限界のあまり「もうだめだ…」と思わず口に出しそうになり、「も…」と言ったところでなんとか止めた。

そんな事を吐いたところで、何も変わらない。どんなにきつくても、頂上を目指してひたすら走り続けるしかないのだ。今までだってそうやって乗り越えてきた。ここで止まってしまったら、ここまでの苦労が全て水の泡となってしまう。

参加者の中に小柄な女性もいて、エイドステーションや峠の頂上でよく見かけた。あんなに小さな体の女性でも、このきついコースを走っているのだ。そう思うと、自分もがんばろうという気になる。これにずいぶん助けられたものだ。



辛く長い上りをいくつも越え、100km地点で海沿いまでやってきた。後の20kmは海沿いのほぼ平坦路。追い風になり、売り切れている脚でも快調に飛ばして行けた。裏道や国道沿いのサイクリングロードを走っていき、再びマリンドーム能生に戻ってきた。

最後はトイレに行きたくてしょうがなかったというのもあったけど、このきついランを走りきったという達成感で、とても嬉しかった。踏んだり蹴ったりのランとなったけど、終わってみればみんな笑い話。きつい出来事も一つの試練。逆境に負けずに努力して前に進むという力になる。



晴れていれば最高に気持ちいいコースだと思うが、残念ながら雨の走行となった。雨のせいで様々なトラブルも起きたけど、来年も都合が合えば是非とも参加したいイベントだ。でも、来年は晴れて欲しい……。


走行日:2005/10/02
走行距離:120km
上昇距離:2395m

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