とじしろ


2004年05月31日(月) 最近あまり観てないなぁ、と思ったら。

たくさん出演なさいますね !

『judge cafe』もねぇ。いつになったら出るのだ ! ていうか、もう出たとか?(シクシク
内容的には別に面白くない・・今、憲法と民法の学習をしているんだけど突込み所多い・・
こないだは佐々木蔵之介と大浦龍宇一と松重豊が出てたからイイけど。標高 高くてかっこいい。
いやしかし、私としてはこの三人まとめて、やっと佐藤二朗 ひとりとイーブンだし。
『Stand up』は観たわよ。ちょっとだけ出てたっていうから、他全部早送りペースで !
先週は『セイント』で久しぶりにヴァル・キルマーは観たけど、基本的に外国人は好きじゃないし。
顔くどいし。ハァー。グチグチグチグチ愚痴 !  暴言でも吐かなきゃやってられないわ。
というくらいだったので うれしいです。録画しないと〜♪

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プレゼント用に『バグダッド・カフェ』のDVDを買う。自分にはバド・パウエルを一枚。


2004年05月27日(木) 買い物

ルイス・バラガンのを買う。
ダリの全画集が思いのほか安く出版されているのを発見し、何となく悲しくなる。

夏物の服を買いに行く前にあちこちでセールが始まってしまっていた。
アコーディオンプリーツのスカートやカシュクールのニット、カーディガンなど買う。
ノースリーブもかわいいのだけれど、紫外線のことを考えると怖くて着られない。
私はあまり肌が白くないから、せめて 今の色をキープしたい。
体脂肪率が20%を超えてしまった。ショック。気持ちを新たにして、というか
気合いを入れ直して元の体を取り戻すために、RISA MAGLI やリンズの
華やかなインナーなどを買ってみる。こういうランジェリーが似合わない体になったらおしまいだ。
自戒目的で買う。そういう女性は多いのではないだろうか。 私は
スカートはウエストが58センチまで、ジーンズは26インチのものまでしか買わない。
これが穿けなくなったらウチには着るものはない。こうしておかないとすぐ甘えてしまう。
そして、最近ヤバイのだ。ああ、嫌だ。自分が嫌だ。
それにしても、まともなインポートのインナーは高価だと思う。男性は知っているのだろうか? 
プレゼントする人は知っているだろうけれど、私はこういうものを贈られたことはない。残念ながら

 
新しくスクールに通い始める。
先生が大倉孝二(見慣れたら意外と可愛い)にちょっと似ている。


2004年05月21日(金) 台風直撃のわくわくは肩透かしを食らいました ←不謹慎

海苔、をいただいたのですよ。普通の乾物の。
これが、信じられないほど 香りも味も舌触りも「強い」海苔で。
今まで食べていた海苔はなんだったのだろう、と軽くカルチャーショックで。
最初、ほんのり塩味を感じて、次に海産物特有の甘味が豊かで、潮の香りがして
何より最後に苦味が相当あって。でも おいしいの。
浜名湖だか遠州灘だか、そのへんの漁師さんネットワークの人からのもので
パッケージに店名とか網元名とか入ってないんですよ。
現物を具体的に紹介できなくて申し訳ない、というか、惜しい。教えたい。食べさせたい。
ていうか、これじゃ私もリピートできないんだけど。

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ヴェレダが期間限定で出している小さいローズヒップオイルを買う。
たった5粒しか入っていないのにしっかりガラス瓶に入れられている。コスト度外視・・
保存に都合良さそうなので、もう何個か買ってこよう。

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D&Gのライトブルーのミニチュアをいただく。
単純なグレープフルーツの匂いが気持ち良い。
私にはまだ「名香」と呼ばれる香水の良さがわからない。
香りの経験が少なすぎるのだろう。
なんでもそうだが、良い物と接する経験が、物の良し悪しの区別・判断を生むのだと思う。
私にはまだまだだ。

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ケータイ刑事(再放送)、佐藤二朗は毎回出てたわけじゃないんだ・・ チェ。
似顔絵、似てたなー。鼻と口だけで分かる。ていうか欲しいわ、あの絵。
発見。佐藤二朗が浴衣着てキャスケット被ってサングラスしてスカーフすると
『D.N.A. モロー博士の島』で 変な扮装した時のヴァル・キルマーになる。 無茶苦茶や・・
ていうか、別に似てなくたってイイのだけれども。
佐藤二朗は「佐藤二朗」だからイイ訳で。

そういえば、5/28(金)の21時から『セイント』やりますね。日テレで。
終わり方がイイのよね。単純に「くっ付きました」的なハッピーエンドじゃなくて。
そういう単純なハッピーエンドだと「その後」って無いんだろうな・その終わりが二人の関係性の中で
ピークなんだろうな、とシニカルに予想できてしまう。
現在の世の中はそういう終わり方で納得できるほど単純ではないし、
「ハッピーエンド」の類型としても 古くさくて馬鹿げているとも思う。
『セイント』はその点で非常にユニークな、発展性のある、自由な関係性のまま幸せに終劇を迎えるのが良い。
幸せなのだ、二人とも。一緒に居続けなくても。
まぁ、一人ミッション・インポッシブル(正直しょぼい)みたいなところがアレだけれど
ヴァルの役者魂があっぱれなので、ファンでなくても観るべし。
氷漬けの川に入ったりしたシーンもスタントを使わなかったらしいし。
何より、上辺の二枚目だけが取り柄の役者には あんな「変装」の数々はできないでしょうし(笑
できたら字幕がいいんだけど、吹き替えなんだろうな・・DVD買うからイイけど・・

サントラもオススメ。
参加アーティストを見れば納得だろうけど、海外テクノ好きなら特に。


2004年05月16日(日) 何事もない雨の日

美容院でダーツをやらせてもらう。何の店だ。 いや、たまにカクテルもつくってくれるが。
最初、届かなかった。意外にも力が要る。肘が少し痛い。
3投目でようやく届き、刺さる。届きさえすれば、的を狙うのは難しくないようだ。
ただ、ちびっ子なので 高さがキツイ。力が入りにくいのはそのせいなのか?
ビリヤードも面白いよと勧められる。
が、やってみるにしても、ちびっ子なので色々と不安がつのる。かっこ悪いかもしれぬ。
せめて160センチは欲しかった。

--追記。
まったく、何事もない、じゃないよ・・ >私
サントリー美術館のガレ展、この日までだったのに・・終わってしまった。ああ。
ガレは好きなので 熱海に行くたびにサンクリノ美術館に行く。
ここの収蔵品からの出展ばかりだったなら諦めもつくが、それすらわからない。
悔しい・・

ガレと言えば。
いつだったかTVで見たのだけれど、資産家のお買い物でガレをほいほい買っている奥様がいて、
それは別に良いのだけれども、おうちにガレのコレクションがあって、そのうちのひとつが
かなり大きく欠けて(というか砕けて)いて。
旦那様がゴルフのスイングをしていてぶつけたんだと事も無げに笑って言う。
そのゴルフクラブを私に渡して夫婦共々一歩前へ。 フルスイングで頭かち割ってやる。
美術品というものは世界人類共通の文化遺産・財産ですよ、たとえ個人蔵であったとしても。
そんな意識も持てないような人が金に物を言わせて買いまくるなんて一体どういうことだろう。
こんな下品な人間が優れた美術品を手元に置いているなどというグロテスクな状況が
許されてよいとは思わない。


2004年05月13日(木) 最近気になる建築家

ルイスバラガン

彼の作った家は花のようだ。
桃色は 今 最も気になる色のひとつであったりもする。

二番目のリンク先より引用。
「バラガンが設計した家には、生活の機能とは無縁の場所が必ず作られています。」
私は「何もない空間」がある場所が好きです。
昨年、或るドライビングスクールに通ったのですが、そこのスクールに決めた第一の理由は 実は
「何もない空間」を校舎内に大切にとってあったように見えたから、というものでした。
用途の無い空間は「居ても良い空間」のように思えました。


2004年05月09日(日) それにしても私のウルフはどこにいるのやら(いないのかもね

S・キング『ブラック・ハウス』読了。
↓ネタバレはしてません。
最後のほうがあっけない感じでちょっと物足りない。急いで書き上げたの?と思ってしまう。
スズランにしても・・「二度使える」って言うから違う使い方で二度目があると思ったのに。
だって「スズラン」だもの。他の植物じゃなくて。
使った後コップに生けてたなんて、もうてっきり そういう用途があるものだと。
まぁ、いいけど。ジャックの母親の名前に因んだだけなのかもしれないな。
それに「テリトリー」のものだから そういう性質がないのかもしれないし。

ケーレックスとか他にも香水が出てきたから
opopanax(うちのプログレッシヴ英和には載ってませんでした。ネットは便利だな)という言葉も
調べてみたら香りと関係したような意味だったから、「無意味さ」の象徴としてだけでなく
一度くらいは意味のある使われ方をするのかなと思ったけど。
まぁ、ヘンリー・ライデンという人物の描き方が素晴しくて全てチャラにできる感じかな。
やっぱり『タリスマン』を読むのをオススメ。全くの続編ではないけど。

小説などとは全く関係ないけれども。タリスマンという言葉。
この世の全ての物は どんなつまらないものでも 全てタリスマンたりえると思う。
別に 仰々しいまじないだの祈りだの護符だの、そんなものを付加する必要なんて全くない。

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ゲランのアクアアレゴリア・シリーズのミニチュア香水セットを入手。
ジェンティアナとハーバ フレスカが特に気に入った。
スズラン(lily of the valley)そのものがメインのリリアベラもセットになっている。
私が一年を通して愛用している オー デ クリツィア(ボトルデザインは好きになれない)にも
スズランは入っているのだけれど、両者はやっぱり印象が全然違う。
リリアベラは、摘んだばかりの草の香の溢れるスズランそのものという感じ。
他にはイラン&バニーユ、パンプルリューヌがセット。リリアベラとイラン&バニーユは日本未発売かも。
イラン&バニーユのバニラの香りは、本物のバニラアイスの匂い。
バニラ系の香水は人工的な物が多くて苦手なのだが これは好き。かすかに百合の香りもする。
タイムリーにもこれらの瓶は蜂がモチーフになっていることに先程気付く(笑

セルジュルタンスの香水もほしい。


2004年05月06日(木) クサマトリックス、MoMA展 覚書

森美術館。眺め、非常に良し。

クサマトリックス
失礼な言い方だが、この人が「どこまで」狂っているのかをはっきり正確に知りたいと思う。
「狂う」という言葉はもしかして放送禁止用語っぽいものに該当するのだろうか? しかし他に適切な単語が無い。
「正常でない」という言葉は「正常」という不確実な言葉が入る以上間違いであるし・・・
何が言いたいのかというと、彼女には「プロデューサー」のような人間がいるのか知りたいのだ。
草間彌生本人が、どこまでを「作品」として作っていて、
どこまでがどうしようもなく溢れてしまった生の「内的吐露」なのか、それを知りたいのだ。
どの作品が「カギカッコ」に入っていて、どの作品が「カギカッコ」に入っていないのか。
ひとつひとつの作品についての「説明」というものがあるのなら(当然あるだろう)
草間彌生本人と「プロデューサー」(もしもいるのなら)、それぞれから是非聞かせてもらいたいと思う。

ひとつ、「宇宙」ってこんな感じか、と思うような、
床がすっぽり抜けて 宙に浮いてしまったかのような感覚を味わえる作品がある。
これは体験すべきと思います。乱歩の鏡に憑かれた男の気持ちがわかる。5/9迄です。急げ ! !

天井と地面に鏡を置き、その間に実際の「物」を配置して無限に続く空間を作りだした作品を見て
ああ、「クサマトリックス」だ確かに、と納得した。
私がマトリックス(最初のやつしか観てないし、それで十分だろう)を観たときに思った
「リアルとバーチャルは等価である」という感想を再び思う。
そして、この作品で重要なのは、天井と地面に置いた鏡の間に在る「実際のモノ・物質」ではないかと思う。
ここにそういった「実体として手に触れられる」モノが有ると無いとでは意味がまるで違ってしまうと思う。
三島だったか澁澤だったか、泉鏡花の或る作品を評した際に、
「幻想を描ききるためには『幻想世界にではなく実世界に実際に存在するモノ』の存在が
絶対必要不可欠であり、それが軸であらねばならない」という意味のことを言ったのと同じだ。
わかってくれるだろうか、この書き方で。いや、かつてそれを読んで理解した人には絶対に分かるはず。


MoMA関連展も同時に観てくる。
キリコが二点あった。相変わらず不安感を煽る絵。
キリコの絵の不安感は「影」が作りだしているとすっかり思わされていたのだが
(自分で自分を騙していたような感じ)、実際にはそうではないのだと今日初めてはっきり明確に気付いた。
彼の絵に不穏な空気をもたらしているのは影ではなく、「光」の部分だと私は思う。

ピカソはやはりイイ。『窓辺の女』、いい色。ドラマール関連の絵には負けるが。

ハンス・ベルメールのものが一点あった。本物は初めてで感激する。
今までは故・澁澤龍彦 所蔵のもの(レプリカ)しか見たことが無かった。
台座にサインとともに6/8と彫ってあった。8体あるのか。


六本木ヒルズはわかりにくい。その わかりにくさ が建築物的には面白いと私は思うのだけれども
施設利用の利便という点では落第点を付けざるを得ない気がする・・
地図が好きな私でもかなり困った。リアル・エッシャーかここは、という。
疲れた足と渇いた喉とからっぽの胃には不条理すぎる空間だった。
昼食は旬房(グランドハイアット内)にて。旬のものが揃っている。和牛は炭火焼きが絶品です。
たまにはきちんとしたものをきちんとしたところで食べないとね。
美術関連商品の品ぞろえはとても良い。蜷川実花のマグカップを買ってしまった。
伊藤若冲の便箋まであった。若冲の日本画ってハッキリ言ってパンクだと思う。
まぁ、お金がいくらあっても足りないところです、ここは。

そして、手垢にまみれた村上隆はやっぱり見たくなかった。
いくら本人が商業主義を手玉に取ろうと思っても、大衆の消費力の前には無力だったように思う。
本当に彼が望んだ状況なのだろうか、これは。私にはもう分からない。
あるひとつの意味においては、彼はもうこれより「上」には行けないと思う。
だって、これ以上、何をやらかせるというのだろう。美術界にとってはひとつの大転機ではあったのだ。
アメコミのドット絵をアートに仕立てたリヒテンシュタインくらいのことはやったと思う。

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母の日の贈り物として、母と二人でボディショップのリフレクソロジーへ。


2004年05月02日(日) ヤノベケンジ

今さらヤノベケンジかよ、とうんざりする。
ヤノベケンジは いいんだ。
彼を取り上げるほうの鈍感さに腹が立つんだ。

村上隆についてだってそうだ。

10年。 10年遅いんだ、少なくとも。
今さら取り上げて寄ってたかって群れて食い尽くして消費する。
消費されたものはゴミ箱行きだ。

むかつく。


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