2010年10月26日(火) |
謝ることに慣れ過ぎて |
静脈を切る深い傷は 大事な人まで傷つけた。 理解を望まない、なんて 本当は綺麗事かも知れない。
本当は わかってほしくて仕方ない。
剃刀を充てる行為を 食べては吐き戻す行為を 理解してと云う訳じゃない。
只 そうして生きてきたことを 今 あたしがいる現実を
傷だらけで 誰かを想う 独りよがりなあたしを
否定しないで
あたしが生きてきた事実を どうか 否定しないで
どうしたって 好きだ 貴方と居たら こんなにもわらえる
戻りたくない。
寝ても覚めても、全部色がなかった。 冷えたソファーと冷たい自分の体が同化しそうだった。 血まみれで朝まで傷口を押さえてた。
怖いんだ。 戻りたくない。 繰り返したくないんだ。
悪夢だ。
そこにナイフがある。 あたしはそれを手に取らずに、 この感覚を、感情を やり過ごす手立てを知らない。
そしてまた 繰り返す。
泣きながら藻掻きながら そして 諦めに酷く似た眼をして。
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