
(夫の好きなバンド、『eastern youth』のライブへ行き)
「いやー、良かった。なぜか泣けてきちゃったよ。 しかし、(会場は)冴えない男子率が高くなかったか?」

「なんだと。」

(ビール類は箱で買ったほうがお得かと、夫に相談してるつもりが どうも話がかみ合わない。)
「飲む?洗剤でしょ。え?」

「なんで、そんなに洗剤買う必要があるのよ。」

(寝床にて。隣の布団で大音量で放屁した夫から なるべく遠くへ離れていったところ)
「夫婦だから。夫婦だから。」(と寄ってくる。)

「夫婦だからって、ヤだよ!」

(今日買ったばかりの服を踏んでいることを指摘すると、 服を持ち上げつつ)
「危なかった。」

「踏んだ人の言うせりふかよ!」

(私の最近のお気に入りのオードトワレをせがむので、 少しつけてあげる。)
「オレにも、まぶしてくれ!」

「わかった。わかった。 ああ、おっさんから芳香が漂ってるよ。」

(ショッピングセンター駐車場にて、窓を開けて後方を確認しつつ バックしてる時に、パワーウィンドウを上げ始めてしまい、 あごから挟まれるという夫の惨事の後・・・)
「涙がちょちょぎれてる・・・。Youの涙を始めてみた。」

「痛かった・・・(涙)」

「(会社で)仕事したくない。家事していたい。」

「家事したくない。仕事していたい。」

(昼間の『花見』で疲れたのか、先に寝ていた夫が)
「いい旦那!いい旦那!いい旦那!ムニャムニャ・・・」

「人様にそう言われたのが、嬉しかったのか。」

(朝まだ寝ている夫に『先に朝ごはん食べてる』とささやいた所)
「だめだ。めだま。ムニャムニャ・・・」

「ええーっ。めだま?次は・・・だまれ?」

(寝床のシーツを整えつつ)
「シワを伸ばしてるの。」

「私の顔を見て言わなくとも、よろしい。」

(電話口で)
「今日は寒いから『ちゃんこ』着てね。」

「Youの『ぽんちょ』の事?」
※『ちゃんちゃんこ』ではない。襟元に『ぽんちょ』と書いてある。

(週末、掃除、洗濯、料理、ほとんどの家事を担った夫。 夜、冷蔵庫を開けてみたところ)
「くさっ。大根おろしに、使いかけのニンニクに、キムチ! 冷蔵庫がすごいことになってるじゃないの!」

「・・・ごめん。」

(年に一度の、社宅の総会から帰って)
「Sさんの奥さん、フランス人形みたいだった。」

「そうそう。旦那さんは冴えない人が多いのに、 奥さんはみんなキレイなんだよな。・・・悪かったね。」
※尻をかきながら。
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