泡沫の記
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2005年03月31日(木) 彼に愛されたい

顎関節の手術から一週間。
具合は、実はあまり芳しくない。
今後のことを思うと気が重くてならない。

延び延びになっていたが、ようやく彼と久しぶりに会う。
一緒に食事をして、いろんな話しをして、sexをする。
楽しい時はすぐ過ぎてしまう。

彼は物事を必要以上に考え過ぎたりしない。
そして未練という言葉とも無縁である。

今日ようやく彼の名刺をもらった。
名刺をくれるということは、ある種の信頼関係が出来たと
信じてもいいと思う。
彼は、面倒な嘘をつくような小細工など出来ない人だ。
私達は、なんとなく何かが合う。
だけど、温度差は確実に大きくひらいている。
私は、重すぎるほどの愛情と確かな関係を求めるが
慎重な彼は絶対にいい加減なでまかせなど口にはしない。
先のことはその時になって考えるという、彼の言うことは
間違いではないが、私はそのせいでいつも不安。
いや、彼は誰に対してもそうだろうし、
好きでもない女と、何度も会ったり抱いたりはしない。

彼が、私とのことがきっかけで離婚などしなかったら
私も早くに諦められたのに・・。

今日は私のことをずっと名前で呼んでくれた。
今まで彼も女性を名前で呼ぶことはなかっただろうに
彼なりにちょっと無理をしてくれたんだと思う。
私のように、押しつけがましくないだけ。

でも、私はもっと彼に確かな絆を求めている。
それが彼には重荷になることを充分に知っていながら
私の不安は、私をただのバカな女にしてしまう。

私達の温度差が少しでも縮まればいいのに・・と願っている。


2005年03月30日(水) 結末に不機嫌

『不機嫌なジーン』の最終回をようやく見た。
冒頭から、これはもしかしたら・・と思ったが
はたして、やっぱり私の苦手なパターンで終わってしまった。

ジーンは完全に仕事を辞めなければならないわけでもないのに
どうして南原について行かなかったのだろう・・。
どちらにとっても、たぶんこれ以上ないと思うほどの
パートナー同士であったはずなのに。
最後の方で、偶然出会った時には
南原にはすでに別の女性がいた。

そしてラストはジーンがタクシーのラジオで
サラ・ヴォーンの「ラバーズ・コンチェルト」が
流れるのを聞き、再び涙にくれるところで終わる。

そんなのって、ない。

これでは、再放送があっても見ない。
私は、せめて虚構の中では幸せな夢をみたい。
地味なドラマだったけど、とても好きだったのに・・。


2005年03月24日(木) 顎関節の手術

今日、顎関節の日帰り手術を受けた。

麻酔の注射を耳たぶの横、頬の端に打つ。
かなり痛い。
麻酔の注射が静脈に触り、出血。
内視鏡で顎を見ながら、癒着部分の切除。
ブチブチと、切れる音が聞こえる。
怖いからと目を瞑っていることは許されない。

麻酔が効いてからも、それなりに痛みは続く。
くちゅくちゅ、ぷくぷち、まるで水の中で聞く音のように
耳の奥で音がする。

手術はほぼ、成功。

落ち込んでいる私を励ましてくれる意味もあったと思うが
術後、前から約束?していた、先生自慢のフェラーリを
車庫から出してもらい、助手席に乗せてもらう。
綺麗な赤のフェラーリ、私の人生で二度と乗ることは
ないだろうな。

部屋が散らかっているので気が重い。
夕方から雨も振り出し、雷の落ちる音がする。春の嵐。






明日の午前中までは絶食である。


2005年03月18日(金) 春が待ち遠しい

3月15日(火)

ようやく、オークションで購入した車が届く。
夜だったので、詳しくは見えないけれどでも嬉しい。
一貫して応対してくれたSさんは、とても優しい話し方をするのに
お仕事はかなりハードのようですごい。


3月16日(水)

久しぶりに彼と会う。
連日の睡眠不足と過労で風邪が悪化していて苦しそう。
少し寝かせてあげたかったけれど・・。
車にイタズラされてタイヤ全部がパンクしていてその修理交換代、
その他生活費に困っている彼のためにあらたに10万円工面して
貸す。こういうところが私達の関係を微妙なものにさせる。
彼を助けたいのも本心、だけど無意識にも見返りを求めそうな
自分がいる限り、私は幸せではない。

注文した漢方薬が届き、早速煎じて飲みはじめる。



3月17日(木) 雨

雨が降って、憂鬱な日。
お金が本当にない。仕事もみつけなければならないのに
その前にやってしまわなければならないことが
山ほどある。

ここのところ眠りが浅くて、疲れがとれない。

3月18日(金)

明日からの東京行きに備えて準備で大忙し。
また口の中を噛んでしまい、切れて痛い。
来週はいよいよ顎関節の手術なので、そのことを考えると
気が滅入る。

体調は睡眠不足のせいでよくない。
また部屋の中の散らかりようもピークに達している。
早くなんとかしなければ。

早く春になるとよい・・。


2005年03月10日(木) 一喜一憂

昨日の顎関節手術の時間に遅れたことを
今日になって、歯科医に強烈に小言を言われた。

確かに遅れた私が悪い。
何も言い返す言葉はない。
ただ、それでなくても気が滅入っていたところに
思い切り針が刺さるように痛かった。

いまさら思っても仕方のないことだけど
こんなことを言われるなんて、本当に悲しい。

つくづく生きているのが嫌になる。


2005年03月09日(水) 寂しい日

村野さんと二人だけで話す。
平成元年に起きた出来事を村野さんに話してしまう。
とりとめもない話しもしたけれど、間もなく異動の彼とは
もう二度と会うこともないでしょう。
偶然のいたずらで、17年ぶりに村野さんと会えた偶然は
ちょっと切ないけど、よかったと思う。
生きていればこそ、こんな偶然も起こるのだろう。
村野さんは相変わらず魅力的な人だった。
私の記憶の中で彼はいつまでも素敵な人で居続けるのだろう。
そういう記憶は、いいのだけどちょっとだけ寂しい。



夕方、口腔外科にて手術。
右のこめかみの下あたりに麻酔をしたが、強烈に痛い。
麻酔が効いてから手術が行われたが、耳の後方でぐにゅぐにゅと
音がして、えも言われぬ気持ち悪さと辛さがある。
麻酔が効いている間は顔の右半分が動かない。
少し休みたかったけれど、時間も遅いし帰途につく。

帰り道、携帯が鳴った。
Yさんからの電話だったが、相変わらず自分のペースでしか
話してくれない。
術後、間もないこともあり憂鬱だった私はつい
言っても仕方のないことを言い、Yさんを怒らせた。
二人の温度差は決定的である。
あとは、私が我慢するかどうかだけ。
自分のことだけで精一杯のYさんを、こんなに面倒みている
自分が阿呆らしく思えてきた。
彼はこれで今後は私に頼りにくくなるだろう。

せっかく買って取り置きしておいたオーブンレンジもまだ
受け取りにいってくれていなかった。
それをすまないとも思っていないようで、それが何よりこたえた。

私の押しつけがましい愛情など、自己満足でしかない。
愛すればこそ、少しでも力になりたいなどと馬鹿なことを
考えるから、あとでこんなに虚しくなるのだと、
私は今までの経験で十分にわかっているはずなのに。

「俺にも家庭があり、お前にも家庭があるだろう」と言われた時は
まるで、不倫みたいだと思っておかしくなったけど
私は何も言わなかった。
彼のスタンスが、今も以前も変わっていないことを
端的に表した言葉だった。

彼は私には切なすぎる素敵な人だけれど、恋愛をしようとする
エネルギーはない人なのだ。
彼をどんなに思っていても、私はいつも物足りない寂しい気持ちで
いなければならないのだろう。
約束しろとは言わないが、彼は私がどうしても必要なわけじゃない。

そんなわかりきったことを、自分のなかでもう一度確認することとなった。

麻酔がだいぶ切れてきた。
気持ちがとても良くない。


2005年03月08日(火) マドモアゼル・ミータン先生

電話で何件か占いをしてもらった。

よく知らないけれど、マドモアゼル・ミータン先生という
不定期にしか見てくれない売れっ子さんが(キャメロンディアスも
占ったそうで、雑誌等で有名な人らしい)10時半からならキャンセルが
出たというので、5割り増し料金だが、頼んでしまう。
(今夜を逃したら、こんなチャンスはないとまで言われた。
次回、いつ個人を見てくれるかは未定らしい)
ミータン先生、語彙が少なくて語尾が伸びる。
あまり利口そうな喋り方ではない。年もかなり若い感じ。
でも、要は当たればいいのだから期待して聞いてみた。

私は最近までかなり酷い運勢だったそうだが(当たっている)
これからはかなよ良くなっていくとのこと。
特に10カ月後にめぐり合う人が社会的地位もあってお金もあり
包容力のある人で、その人とより強い縁があって3年後に結婚するそうだ。
年上らしい。なんで、そんないい男がその年まで独身なのか?
そんなことより、いま付き合っているYさんである。
私の相手はYさんではないということになる。
その未だ見ぬ玉の輿氏よりYさんのことが気がかりでならない。
玉の輿氏との出会いより、Yさんとの別れがいづれ来るのかもしれない
と思うと、かなり憂鬱である。

ミータン先生の占いは当たるのか?
嘘でもいいから、Yさんと幸せになると言って欲しかった。

ちなみに他の占い師さんにも話しを聞いたが、
一致しているのは、私はこれから運が開けるが
Yさんの運気はかなり下り坂で悪くなっていくということ。
中には、かなりひどいと断言する人もいた。

今まで悪かった私の運勢がこれから良くなるというのは、当たって欲しい。
でも、Yさんが不幸になるのは、どうにも忍びない。

本当にこれからどうなっていくんだろう。




2005年03月04日(金) ガキじゃないんだから・・

寂しいのは私の勝手な都合なのかもしれない。

でも、私はずっと寂しい。

私に甘えているくせに、どうして私が甘えてはいけないのか。

私が勝手に甘えさせているから、悪いのか。

なんの絆もない。確かなものなど何一つない。

愛してなんかくれないのだから。

・・・・・さみしい、さみしい、さみしい

でも、そんな私の気持ちは誰にも届かない。


2005年03月03日(木) 過剰反応なのか

ふと、アクセス解析を見たらここ数日でやけにアクセス数が多い。
しかも直接入力のhit数が。

いったい誰がなんで??

ここは超個人的な私的日記なので、他人が読んでも
ほとんど面白くないとおもうけれど。

私もようやく、落ち着いて自分の居場所が出来たようだし
大事に思える人も出来た。
体調は相変わらずだけれど、気持ちは上向き傾向にある。

もう、あんなに苦しみたくない。
誰にも、乱されたくない。

見ないふりをしていても、どこかで何かを感じてしまう。

気のせいであって欲しい。


2005年03月01日(火) 愛しい気持ち

今日から3月。

彼は新しい会社に今日から出勤した。
昨日、メールができるようにしておいたので、携帯にメールを送った。

さっき、8時過ぎに電話がかかってきた。
やっと今仕事が終わったと。

「昨日は、ありがとう」
「いいえ、どういたしまして」

いい雰囲気で会話する。

「昨日話したけど、明日から名古屋に出張だから」
「うん、わかってる。電話もメールもしないよ」

彼が私に電話してくれる。
それだけで、私はとても嬉しい。
彼はいま私を気にかけていてくれる。それが嬉しい。
これ以上は望まないから、せめてこの関係が
しばらく続いてくれるといい。

きっといまユーミンの「14番目の月」の状態なんだろう。
いちばんいい時なっだろうな。


波ちどり |MAIL

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