オレンジの映画日記

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2004年06月30日(水)

【ウェルカム・トゥ・コリンウッド】2003年／アメリカ

監督：アンソニー・ルッソ　　　ジョー・ルッソ製作：ジョージ・クルーニー　　　スティーブン・ソダーバーグ出演：サム・ロックウェル　　　　　　　ペロ　　　マイケル・ジーター　　　　　　　トト　　　ジョージ・クルーニー　　　　　　ジャージージョージ・クルーニーとスティーブン・ソダーバーグが設立した『セクション８』というプロダクション製作の第１作目が、この【ウルカム・トゥ・コリンウッド】。物語は新鋭の監督ルッソ兄弟が子供の頃過ごしたクリーブランド東部を舞台に繰り広げられるおかしな犯罪計画です。負け続きのボクサー・ペロはひょんなことから大儲けの強奪計画に顔を突っ込むことに。しかし、その儲け話『ベリーニ』につられて集まったメンバーは犯罪の素人でクセのある連中ばかり。一同はプロの金庫破りに相談を持ちかけ、いざ犯行に移るのだが…。冒頭、いきなりトホホな感じの４人が映像に飛び込んでくる。あーきっと失敗すんだろなぁっていう予測がつくんだけど、そこに行き着くまでの流れが、これまたトホホホでおっもしろい。で、最後はちょっとホロロッ。

2004年06月29日(火)

【バグダッド・カフェ】1987年／西ドイツ

監督：パーシー・アドロン出演：マリアンネ・ゼーゲブレヒト　　　ジャスミン　　　ＣＣＨ・パウンダー　　　　　　　ブレンダ監督Ｐ・アドロンが、「シュガーベイビー」に続き、女優Ｍ・ゼーゲブレヒトと組んで創った、砂漠に芽生えた女と女の友情の物語。アメリカ、ラスベガスとロサンゼルスを結ぶハイウェイ沿いにあるモハヴェ砂漠のはずれ。そこに忘れ去られた様な寂しげなモーテル “バクダッド・カフェ”はあった。ここを切り盛りする女将のブレンダは突然やってきた砂漠なのにスーツにヒールという奇妙な姿のジャスミンを快く思っていなかった。しかし、次第にジャスミンの人柄や優しさがバグダッド・カフェの住人を変えていくのだった… こういう映画好きですね～。極上の写真集を見ているような感覚になる映像美と、主題歌の”コーリング・ユー”が絶妙にマッチしていて、作品の中にどんどん引き込まれていきます。それはちょうど、主人公のジャスミンにバグダッド・カフェの住人が魅了されていくのと同じように。ジャスミンによって砂漠のオアシスとなった” バグダッド・カフェ”。こんなオアシスに立ち寄ってみたいです。

2004年06月25日(金)

【猫のミヌース】2002年／オランダ

監督：フィンセント・バル出演：カリス・ファン・ハウテン　ミヌース　　　テオ・マーセン　　　　　　ティベ　　　サラ・バンニール　　　　　ビビ猫好きの僕としては、なかなかな 1本で、子供に見せてあげたいと思うようなファンタジックなお話です。　ある日突然人間の女の子に変身してしまった猫のミヌースは、犬に吠えられて慌てて登った木から降りられなくなったところを新聞記者のティベに助けてもらい、そのことがきっかけとなってティベの秘書として働く事に。ミヌースのネコネットワークを駆使したスクープの提供でティベは一躍注目の記者に。そんな中、大好きな魚屋ハリーのワゴン車があて逃げされる事件が… おしゃれで上品な猫のミヌースだけど、ついつい出てしまうネコのクセが可笑しい。ティベの元で働いたり、ビビと仲良くなって一緒に遊んだりするミヌースだけど、猫ってどっちかっていうと、『私はお前のところに居てあげてるのよ。』みたいな、人間とは一線引いてるっぽい所があると思うんだけどなぁ。人間に変身しちゃったミヌースは心も人間っぽくなっちゃったのかな。町中の猫が集まるネコ会議行ってみたーい。

2004年06月23日(水)

【至福のとき】2002年／中国

監督：チャン・イーモウ出演：ドン・ジェ　　　　　　　　ウー・イン　　　チャオ・ベンシャン　　　　チャオ盲目の女の子と失業中のさえない中年男との交流を切なく描いた【至福のとき】。監督は【あの子を探して】【初恋のきた道】のチャン・イーモウ。原作は、イーモウ監督の代表作の１つ【紅いコーリャン】の原作者でもあるモー・イェンの同名短編。リストラで失業中のチャオはお見合い相手に自分は『至福旅館』経営者だとウソをついて近づくが、その相手はコ憎たらしい子供と盲目の姪っ子ウー・インと一緒に住んでいた。厄介払いをするようにチャオに押し付けられたウー・インにチャオは失業仲間を巻き込んで、彼女の世話をすることに･･･　以前、小さな映画館でやっているのを見て、とてもいい作品だったので、ＤＶＤを買って何度も見ました。日記の最初はやっぱこれかな。見た後に心にしみる感じ。やさしい映画です。

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