プープーの罠
2012年09月20日(木)

answer

もう答え出てるんじゃないの、

と自分に問いかける。

2012年09月15日(土)

挨拶はたいへんだ

件の彼、
変わらず毎日メールは来ていて、
ただ、すでにもう うんざり
していたりもするのだけれど、


『よう』
『おはよう』
『今何してる?』

これだけのボキャブラリー、
チャットを前提としたような
うすい呼びかけ。


24時間稼働の会社で3交代勤務の彼と
9時5時勤務の私、

夜勤中の午前3時に
『今何してる?』
なんてメールを送られても私は当然
寝てる
し、リアルタイムで読んでいないそのメールに
朝起きてから返信をする意味があるのか?
出勤のための準備で慌ただしい時間を割いてまで。

電車の待ち時間にとりあえず返す
『おはよう、これから出勤です』
どうぜ夜勤明けで寝ていて読むのは午後だろう、
多分、相手も返事に困る。
で、『お疲れ』ととりあえず返す、
みたいな。


このやりとり必要?


やさしく言っても
ど う で も い い

正直に言えば
つ ま ん な い 。


やっぱり、とてもモテる男だったんだなぁ
としみじみ思う。

多分黙ってても笑顔を見せれば、声をかければ
あとは女の子が舞い上がって至れり尽くせり
チヤホヤしてくれてたんだろうな。


これが10年前だったら
また違ったんだろうなと思う、私も。



けども。

2012年09月08日(土)

猛暑の春

15年ぶりにひょんなところで旧友と再会した。

卒業以来まったく連絡を取らなかったし
そもそも連絡先を知らなかった。

お互いの近況を聞き合い、
就職先、転職先、そして
「結婚した?彼氏は?」

苦く首を振る私に
彼は軽く

「じゃあ今度デートしよう。」

と言い、別れ際にハグをした。

彼は調子がよく人なつこく、とてもモテる男で、
世界中の女の子全員が自分のことを好きだ
と思ってるのではないかと私は常々思っていた
ので、そんな振る舞いも
全然変わってないなぁ
程度にしか思いはしなかったのだけど

後日、本当に連絡がきて具体的に日程を決めた。
今月下旬の休日。


以来、起き抜けや寝る前に
他愛のないメールがコンスタントに届いて

あれ?もしかして
付き合ってる
ことになってるのだろうか?

自然な成り行きというか、
実に短絡的で打算的
ではある。


学生時代の友人
というものは
戦友
に近い。

人として好き
でも異性として考えた
ことはまるでなかったし、
現時点でも考えられない
のだけれど、


ずっと持ち続けている
子供がほしいという願望、
年齢的なタイムリミット、
かといってそれはパートナーがいないと
一人ではどうにもならないということ、


もうイイトシなので
自然に好きになった人と
自然な流れで結婚して
自然な流れで授かって
などという夢見がちなことは
思い描いてはいないけれど、


婚活パーティーに出てみようか
とか
お見合いでもしてみようか
とか
そういう

見ず知らずの人といきなり
生涯のことを考えよう
と思うよりも遥かに現実的だし、

夢見がちなままおばあちゃんになるよりは…と、
とりあえず肯定も否定もせず曖昧に
それ に付き合っている。

実に短絡的で打算的
ではある。

索引
「プープーの罠」 written by 浅田

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