プープーの罠
2008年06月25日(水)

太陽と

職場は30名ほどの部署で
30代が多く
40代は全員管理職だ。

うち女性は7人いるが
社員は12年目の人が一人と新入社員で
あとは30代半ばの派遣。
それと私。

20代は新入社員が男女一人ずつ、
二年目の男の子が一人と
四年目の男の子が二人と
かろうじて私。


同じチームで一緒に
仕事をする機会の多い
四年目の二人は
同期ながら実に好対照。

スポーツ少年あがりの
爽やかなカミくんと
色白メガネのもやしっぽいインテリ木山くん。

四年目となれば
仕事を一通り覚えて
先輩の補佐なしに一人で仕事を回せる
ようになり同時に
自分が会社を回している
ような錯覚を起こす頃で、

私もモロにそうだったけど、
二人とも共通して
その傲慢さが垣間見える。


今までの会社でもそういうのは必ずいて、
気がつけば
  その鼻をへし折ってやりたい
と思ったりしたが、
まだ挫折を知らないイキガリは

かわいいものだ

くらいにしか感じなくなった
私も年を取ったのだなと思う。


その好対照の二人、
太陽と月
であれば私は月が好きだ。

カミくんは明らかに太陽
だが
反対の木山くんは
月というよりは

北風

である。

2008年06月02日(月)

pieces

アナウンサーの川田亜子が自殺した。
彼女は同い年だ。誕生日も5日違い。
何だか引きずられそう。

私の愚鈍な身体は環境の変化にいちいちついていけない。
実家に帰省するだけでも体調を崩す。
同じ天気・同じ場所でのマンネリを望み、一方で
心の方はふわふわと根を張らない暮らしを望む。
流れていないと淀むと思っている。

毎年春は体調をくずすが
それでも去年は穏やかなものだった。
今年はいろいろ環境が変わった。

不安定な仕事
新しい仕事
同い年の従姉妹の結婚
弟の結婚
29歳という年齢

そして八木君と別れてついに4年が過ぎた。
今年に入ってから連絡はとっていない。

四年の周期
というのは案外正しいのかもしれない。
四年経って初めて
私が八木君に対して
何もしてあげられなかった
ことに気付いた。

八木君が私とやり直したい
などと思うような要素が
何もない。

私の細胞は総て入れ替わり
八木君を憶えている細胞はもういない。
何かが大きくぽっかりと欠けたまま、
それが私の形になった。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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