BERSERK−スケリグ島まで何マイル?-
真面目な文から馬鹿げたモノまでごっちゃになって置いてあります。すみません(--;) 。

2006年06月23日(金) 我名はergo proxy:鬱入ってるんでご注意





スタニスワフ・レム (Stanisław Lem)84歳
ジェルジ・リゲティ(György Sándor Ligeti)83歳
米原真理氏
今村昌平氏
昨日ひろった小さい雀




・手術前でナーバスになっている所為なのか
この一週間リアル生活でも凹む事が続く。
こんな時にはマーラーがイイ感じ。
せっかく公共曲全集を買ったので1番から聞いている。
睡眠のお供によろしいが
マーラーお得意の時々ティンパニとか
打楽器の音でビクッと眼がさめる事がある。

「ergoproxy」暗い画面に鬱々したBGMで
これまた現実逃避によろしい。
ビンセントがグリーンアイズの色男になってて嬉しい。
ピノも母性本能が刺激される感じでまたよろしい。
全然ロマンチックにならないリルがツンツンしてて何故か笑う。
他にも美少年タイプのデダルスとか
Mr.エリート(笑)タイプのラウル・クリードなど
萌え系でないが美男美女揃い(あたしの好みです…)でよろしいです。







2006年06月19日(月) 「無い物ねだり」注:鬱二次文です。ご注意を



「マントヴァ侯爵邸には、だんだん小さくなる一連なりの部屋がございます。
それが大部屋を取り巻いて、美しい彫り物をした窓枠をしゃがんで
くぐらなくては、入れません。そこには宮廷侏儒が住んでおりました」

聖都にはそこかしこに庭園がある。小さな平民の憩いの場
貴族の閉じた細密画の様な庭園、聖都市民の石畳の大きな広場。
セルピコが、本を手にして椅子に座っている場所は
石畳の道の両側に、落葉樹が回廊の様にずっと奥まで連なっていた。
葉は茶色に変わり、落ちて風に舞う。艶のある実が落ちてもいる。
この土地は比較的高地にあるので、彼の記憶にある聖都は
いつも冷たく乾いた風か、凍える雪の印象が残る。
マントヴァは都市国家の一つで、聖都より南の光溢れる土地である。
紺碧の海に囲まれ、オレンジとオリーブが実り
香り高き月桂樹に銀梅花咲き誇る美しき都。
彼の土地の婦人達もまた、美貌と才知で名高かった。

北の貴婦人といえば、ろくに読み書きも出来ない
哀れな存在と思われていた。北の粗野な騎士達に相応しい女達と。
偏見に過ぎないし、他の地でもそうである様に
この地でも愚かな女は愚かで、賢い女は賢い
身分に関わらずそれだけの話だ。
ただ貴族の女は生きる事にさしたる困難もないので
政略結婚さえ諾とすれば、あとは遊び呆けようがなんだろうが問題はない。

少し考えてみる。リアリストのセルピコにとって珍しい事ではあるが。
我貴婦人がマントヴァ侯爵婦人イザベッラ・デステの様に
良き芸術の庇護者であり、時には夫になりかわり
見事に国を治める器量を持つ婦人であったなら。
また並ぶ者なきと詩にも歌われた美女
シモネッタ・ヴェスプッチのごとき貴婦人であったなら。
ヴァンディミオンの商敵メディチの奥方ルクレツィアの様に
市民に慕われる広い寛容と深い教養の持ち主であったなら。

彼の仕える貴婦人は、そのどれにも届かなかった。
美しかったが、それはヴァンディミオンの威光あっての事で
聖都一の美女には、誰が強いる事なく詩が捧げられた。
詩を作るでもなく、歌を歌うでもなく
決闘騒ぎを起こすその行いの裏
小心な彼女は自分の従者を鞭打ち、罵るくらいしか出来なかった。
かの女傑カテリーナ・スフォルツァのごとく
自ら剣を取って戦うなど考えたこともないだろう。
他人には出来ないのだ、自分より弱い立場の者にしか
力を振るう事が出来ない。弱く愚かだった。
そんな彼女を、金科玉条のごとく守り抜く自分は
まさに騎士の姿をした道化師だった。

それしか彼に出来る事はなく
そして彼はイザベッラ・デステのごとき婦人にあった事がない。
それは遠い国のお伽噺の様であり、夢の様な存在だった。
彼の知る女達は、セルピコにはわからぬ衝動に駆られ
怒り狂い、熱に浮かされてありもせぬ物を求め続けていた。
愚かだった。自分も彼女らも。
虚しい人生に、最大限の努力を注ぎ込む。
指からこぼれ落ちる砂の様に、セルピコの献身には手応えがない。
剣の腕も紋章の知識も、聖都随一の高みに達しながら
セルピコはがらんどうの心を抱え、与えられた職務をこなしていく。
女達の、燃え盛りながら、彼を凍えさす歪んだ愛情の温度と共に。
居心地のわるい場であれば、逃げ出せばいいものを
そんな女達に捧げる献身に、生きる縁を見いだすセルピコもまた弱かった。

そんな凍える炎を吹き払う
真に燃え盛る業火に出会う事など
その冷たい都にいる時に、誰が想像出来ただろう。




2006年06月12日(月) 第275話「魔軍襲来」既読、その他Yアニマル



■「君、いい身体しているね」■
雷帝「私の軍に入って戦ってみないか?」
ガッツ「いいえ、急ぎの用がありますので結構です」
どこぞで読んだ通り、こういう話でした。

セルピコは「君!さぼらない!」と
せんせーに言われて参戦しましたが
今回は驚き組に入ってました。
でも代わりの選手はいないので
少し休憩取ったらまたかり出されそうです。

あ、ゾッドさんがきた!嬉しいな。
でもヴリタニスは恐竜大戦争になりそうです。
戦争では
「往々にして馬鹿みたいな話が真実」
らしいのでこれも有りか……。
そしていよいよグリフィス登場か!
あ〜ここまで来るのに長かったなあ。

スケリグ島へは話の終盤あたりかな。

□ガッツさん人間宣言□
基本的に「ベルセルク」には
どんな形態をしていようとも人間しかいない。
深淵のなんとかも人間のなんとからしいし
使途も人間性のカリカチュアみたいなもんだ。


---------------他-----------------

今回のYアニマルで嫌でも印象に残ったもの
「おんな盃」

相変わらず方向性のわかんない雑誌だ……。

私の求めるものはこの雑誌に無さそうなので
「ergoproxy」に走ろうか?と真剣に思う昨今。
op曲の冒頭「ウル○ラQ」みたいだけどな。




2006年06月03日(土) 『ErgoProxy』:未成年者は読まない事



名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で メェル:sage 投稿日:2006/06/03(土)

ピノ「ねぇビンスぅ、もうリルにはティンコブチ込んだの?」
ビンス「な・・・何を言っているのかな・・・ははは・・・」
ピノ「さっさとモノにしちまわねぇと、おめーがEP弾ブチこまれるぞノロマ」


ワロタ。
ビンセント、この先死ぬかもしれないが
取りあえずモノにしてブチ込んでおけ。


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