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2007年11月30日(金) 旅立ったカメラ

大阪にいる弟がどうしてもと言うので、
長年愛用してきたデジタル一眼レフをあげました。

これからしばらくはコンパクトカメラによる撮影にして、
年が明けたら新しい機材をすこしずつ揃えようと思います。

ニコンのD300、そうとう良さそうです。
お金があればD3(60万円)を使ってみたいですが、
プロのカメラマンでもお金持ちでもないのでスルー。

D300は店頭で触ってみただけですが、シャッター音の
小気味いい響きや液晶画面の美しさ、操作性の良さなど
写真を初めて撮りだした高校生の頃を思い出せてくれる
不思議なフィット感がありました。

撮りに出かけたい!と思わせるものがあります。

キヤノンでは感じられなかった…とか書くと
大阪から返品されたりして(EOSもいいカメラです)。


2007年11月25日(日) 手羽先の夜

ゼミの同級生2人と新宿で待ち合わせ、
前々から計画していた「手羽先NIGHT」を実施。

学生時代はそれこそ毎晩のように工房で共に
動画のエンコードやら撮影やらラクガキやらを
したり、夏は海に行ったり冬は鍋を囲んだり。

でも当然、卒業して社会に出ると会う機会もぐっと減る。

いつぶりかは忘れたけど、とにかく久しぶりの再会だ。
2人ともコートがかわいい。ちょっと落ち着いた雰囲気。

お店は地下2階だが、携帯の電波は届くようになっていた。
遅れて来る彼女にメールで場所を教える。先に3人で乾杯。


手羽先にかぶりつきながら
彼氏の話や仕事の話に花が咲く。
指を拭きながら次の手羽先を注文する。

皿がきれいになっても話は尽きない。

学生の頃なら、話題に上る主要登場人物といえば
ゼミの仲間だったり大学の誰かだったりしたけれど、
これも当然、今や(僕からすれば)見知らぬ誰かとの
出来事を聞くことになる。知ってる人はもう「元彼」。

とはいえ今が充実しているようで話は楽しい。
制作に没頭した時間を過ごしてきた間柄だけあって、
共通項もまだまだあると感じた。


アニメの仕事についても、自宅での制作についても
もっと聞いてみたかったし、近況報告はまだまだ。

月曜からまたそれぞれの仕事がはじまる。
週明けの朝を考えて夜をセーブするなんて、やっぱり
学生の頃とは違うんだなと思いながら自転車に乗った。


2007年11月24日(土) 勤労感謝の夜

CMの音楽を専門につくる会社に勤めている友達、
べーやんからパーティー(?)のお誘いを受けて渋谷へ。

ライヴハウス・カフェで、お茶を飲みながら
3組のアーティストの演奏を聴く。大学の同級生(現OL)と。
ちなみに、僕とべーやんをつなぐ僕の彼女は仕事で来られず。

会社主催のライヴだけあって、客層は明らかに自分らより上。
さほど広くはない会場のため、入れずに帰った人もいたらしい。

べーやんは来る人来る人に挨拶をしたりセッティングに気を
遣ったりと忙しそうなのに、てんぱってる感じが全くしない。
慣れてる&楽しんでる感じ(年下とは思えない余裕!)。

そんな活況の中、お目当て「in the cage」は
2組目。目の前でたっぷりと美声を聴かせてくれた。
トランペットやチェロ、ヴァイオリンにピアノの
ジャジーな演奏もイイ。

今回、ライヴのVJ用の素材撮りをすこし手伝ったのだが、
べーやんの編集が上手かったのでいい出来に仕上がっていた。
楽曲を邪魔しない、気持ちのいい画だったと思う。


とても贅沢な時間を過ごせた。
勤労べーやんに感謝。

in the cageの楽曲はこのCMで使われています。


2007年11月20日(火) あとで

あとで読むリスト


TOKYO ART BEAT
どこでもない場所を描く

東京書簡 COLUMN FROM TOKYO
片桐仁の「モジャモジャモヤモヤモワモワ」


ネットは広大だわ、
とは言うものの、いつも回遊する場は
決まってくるからむしろ狭さを感じる。


風景は無限にあるのに
撮る写真が定まってくるのと似ている。


2007年11月19日(月) 若者群像

ユニクロ続き。

この冬のユニクロのCMを見て思ったのは、
きっとオシャレでいい雰囲気の画なんだけど
どことなく古いというか、クラシック?だなぁと。

その決定打がこのシリーズで、勝手に確信した。

「こんな若者いねーよ!」
   ↓
「あーこれって親の世代の青春の図っぽい」と。

この違和感、すべて「団塊世代的」というか、
「フォークソング」「神田川」「22歳の別れ」に
通じれば不思議とフィットしそうだわ!と思った。


一周して新鮮、って感じか。
うちの親にこんな青春があった気はしないけど。


2007年11月18日(日) アフィリエイト

ここのチーズケーキがおいしい。

LeTAO(ルタオ)

ドゥーブルフロマージュって言うらしいんだけど、
ベイクドクリームチーズとマスカルポーネの2層に
なっていて、今まで食べたことのない味。

と宣伝したらワンクリックごとにお金が
入ってくる仕組みも世の中にはあるそうだが、
僕には縁がない。すごく損してる気になる。

しかし旨い。

。。。。。。。。


久々に UNIQLOCK を見たら
夜中だったため、みんな寝ていた。
こういう細かさが好き。

周りの誰に聞いても好みがビミョーに
違っていて、それが一番おもしろい。

。。。。。。。。




写真更新
www.tacrow.com(夏から秋のカット)


2007年11月17日(土) Magic


Today's the day to work your magic.
(直訳:今日は、あなたのマジックを働かせる日です。)


アメリカ最大級の老舗百貨店 JCPenny のコマーシャル。

毎日がこんなに素敵だったら。


2007年11月16日(金) 計算ミス

急に寒くなった。
季節はフェードインしてくるもの、
という感覚は地球に通用しなくなったのか。


今週は怒濤の競合プレゼンラッシュで、
自宅に帰るのは午前4時、6時間後には
チーム全員でMTG。という流れが続き…

15日〆切の「 宣伝会議賞 」の応募は
タイミングを逃し、諦めざるを得なかった。

出すコピーは考えていたのに。
駆け込みでポストに投げるつもりが…。

去年はグランプリを獲れなかった。
今年は出せなかった!事実。

競合には勝ちたい。


2007年11月11日(日) 美大生たるもの

京都造形のサイトがかなりいい感じ。

▼京都造形芸術大学
www.kyoto-art.ac.jp

美大のサイトたるもの、かくあるべし。
と言わんばかりのTOPムービー、動画対応。

YouTubeばりの「動く訴求」は
志願者や在校生でなくても見ちゃうと思う。

この尖った演出とインターフェイスが公式サイトだというのが
面白いけど、「ほかに類を見ないことをするのが美術大学」と
考えれば、すでにウェブのあり方から“広告”しちゃってる…のかも。

動画にすることでスタティックな情報掲載にとどまることもないし、
いつでもオンラインなオープンキャンパスをやってるようなもの。
こんなの見せられたら、高校生は妄想を広げちゃうだろうなぁ。


翻って母校のサイト(www.musabi.ac.jp)は10年前の仕様。
RSS配信もしてなければ情報設計もできていない(むせ返る感じ)。
しかもダサイ。

ある調査によると、地方の高校生はウェブだけで
志望校を決めるんだとか。 ゆえにサイトは大学の顔。

予算10倍にしてくれたらリニューアル提案したい。


2007年11月10日(土) お腹がHELLぜ!


サントリーと東ハトのコラボ飲料。
のプロモーションサイトがいい感じ。

お腹がHELLぜ!

音楽がすごくいい。
だからか、スキップするともったいない。

ゲームコンテンツで商品を認知させていく、
という手はやりつくされてるけれど、細部が
ちゃんとゲーム(ファミコン)のシズルたっぷり、
小学生の落書きみたいなキャラと、そしてこの音楽。

作り手として見たとき、中身が面白ければタレントとか
ノベルティ(プレゼント)とか立てなくてもいいんだ!
という好例に思えて、足下を掬われた感覚があった。
それと、サントリーでこの悪ノリってのがたまらない。


単純に、クリアするごとに笑っちゃいました。


2007年11月09日(金) 澤本嘉光というリフレクト

電通のCMプランナー、
澤本嘉光氏のセミナーに行ってきた。
@ Apple Store 銀座。

 東京ガス「ガス・パッ・チョ!」
 ソフトバンク「ホワイト家族24」(犬のお父さん)
 読売新聞「ヨリモ」

などの事例を実際に見ながらのトーク。

「ガス・パッ・チョ!」の信長篇では、
シリーズ最後?のセリフ「達者でな」で
視聴者から「泣いた」という感想が届いたそうで、
その計算外のことから

「あらかじめお涙ちょうだいを狙うのではなく
 笑い→泣きへのジェットコースターなら、たとえ30秒の
 CMでも人を泣かすほどの印象を与えられるんじゃないか」

とのこと。

ひとの感情は表裏一体、笑わせて泣かせる。
大学の先生(小田桐昭氏)も仰っていたような。
なかなか計算では着地しにくい“技”だと思う。


オリエンで半分は浮かぶというアイデアの源は、
つねにマンガや散歩、人間観察などから受ける
刺激の「反射」だという。新陳代謝いいんだろうな。


高野文子のマンガが好きと聞いて個人的にうれしく思った。

あと、ソフトバンクのCMで「あの人選には意図がちゃんと
存在するんです」という話と、先に素材を撮りためておく手法、
そして「演出家にかかると絵コンテの何倍もよくなっている」
というご自身の分析が印象的だった。

フレキシブルで謙虚。しかして眼光鋭く。
いい刺激を受けられました。


2007年11月06日(火) 井上陽水コンサート2007

に行ってきた。

八王子市民会館。
遠い!ちょっと寒い。

闇夜の国から / 新しいラプソディー
リバーサイド ホテル / Make-up Shadow
アジアの純真 / 少年時代 / 夢の中へ ...etc


「氷の世界」のハーモニカ、
「いっそ セレナーデ」の口笛、
そして個人的に懐かしい「嘘つきダイヤモンド」と
「ワインレッドの心」がとくに鳥肌モノでした。

昔の曲(「人生が二度あれば」とか)も、
今の艶のある声で歌われると別の迫力が。
仕事休んで行ってよかった。

飄々としたMCもぜんぶ、井上陽水でした。
(しかし八王子は遠        い!)


2007年11月05日(月) LIFE展

坂本龍一+高谷史郎
《LIFE - fluid, invisible, inaudible ...》

展示場所はうちの目と鼻の先、
NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]。
昨日が最終日だった。


まず、なんの予備知識もなく行ったので、
薄暗い会場に入ってびっくり。

観客が床に寝そべって、天井から吊された水槽(作品)を
仰向けになって眺めているのだ。


9つの水槽には、花や数字、グリッドなどの映像が
上から映し出され、同時に、水の上を人工の霧が噴射、
重なった像を下から眺めるという鑑賞スタイル。


水や霧の自然物がスクリーンになっていることで
映像には制御しきれない不安定さがある。
色や光が、霧によって水の中に溶け出してしまいそう。

あぁ、これは見ていて飽きない。

自分も過去に水を使った映像インスタレーションを
つくったことがあるため、一通り満喫すると、あとは
像の重なり方やとぎれ方に目がいく。

例えば、
花や線と違って文字がゆれると、具体的な「意味」が
ゆらぐことになるから、より「ゆれ」と、そこにできる
光の「ダブり」を意識させられるんだな、とか。
寝て見ることで視点か固定される効果もあるよな、とか。

やっていることはとてもシンプルだと思う。
作為と自然現象との配合が絶妙にできていて、
だから余韻にむかって観客が思い思いの心情を
重ねることができる。勝手に物語を作ってくれる。

これって広告のキャッチコピーでも同じで、
受け手が自由に裏を読んでくれたり、先の展開が
幾通りも想像できる懐の広さがあるものがつよい。


やっていることはとてもシンプルなんだ。
(あと、当然、仕事はキレイであること。雑味がないこと)


2007年11月03日(土) 秋日記

あたらしいOSを入れて一週間。

Finder(基幹部?)が固まって
再起動も受け付けない!という
事態に1度だけ見舞われた。

それ以外は順調に動いているようだけど、
OSとしての安定感はまだまだこれからか。

見た目はほとんど変わらず、
使い勝手はかなり向上している。
今後のアップデートとソフトの対応に期待。
とくにATOK!

。。。。。

小説『グラスホッパー』読了。
後味の悪さは予想通りで、面白かった!

幻覚を見すぎる登場人物に感情移入できない、
という感想がAmazonに書かれていたけど、
そういう人は『ファイトクラブ』なんかも
最初から楽しめないのでは?と思う。

やはり映像的な描写と「自殺屋」「押し屋」などの
独特さに引き込まれ、読み出したら止まらない。


次は、伊坂作品はほとんど読んだという弟のススメで
中島らもの『こどもの一生』。続いて、彼女が買った
川上弘美『ニシノユキヒコの恋と冒険』が控えている。

。。。。。

『恋空』と『忍空』は似ている。




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