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2006年04月29日(土) 吉祥寺であいました

夜。
2004年まで同じ場所にいた面子で、
教授を囲んで飲んだ。吉祥寺のイタリアン。


元映像学科。彼らは初代の同期である。
ややこしいが、僕には3代の同期がいる。

毎年のようにローマへ行っている教授が
吉祥寺で「ここの味は本物だね」と評していた。
舌よりも腹の方が肥えている僕もそんな気がした。
ピザが美味い。

大学を卒業して、テレビ制作会社で働く人、
魚屋で働く人、大学院で制作する人、アウトロー、さまざま。

魚屋のKちゃんは魚ポケット図鑑を持参していた。
魚の目利きになるためだそうだ。

『タモリ倶楽部』の制作会社にいるTくんは
タモリのことを「タモリさん」と呼んでいた。

どんどん、僕らの専門性はバラバラになってゆく。


当時、僕はこのゼミの生徒ではなかったので
隣の庭からやってきました的な存在でありつつも
教授や友達と、現状や将来のことについて話し合えた。
それほど違和感なくこの場にいられるのは嬉しい。


教授に自分の名刺を渡したら、
「ボク卒業できますか?って言ってたキミから
名刺をもらう日が来るとはね〜」とからかわれた。

先月、僕は研究室にそんな電話をしたのだった。


2006年04月28日(金) 吉祥寺であいましょう

夜の仕事場。
”俺もバカだけどあんたも相当”のbikiと電話。
吉祥寺で今夜ライヴやるから来て〜行く行くー。

午後10時、吉祥寺着。
いくつかの演奏が行われ、
ラスト、bikiと造形大の沖先生が登場。

にわかに女の子達が前に詰めてきた。

bikiがケーブルをほどく姿に
みんなカメラを向けはじめた。
「豪快〜」と喜ぶ子までいた。

僕はといえば、
カードサイズデジカメを親に売ってしまったので
携帯で彼の姿を撮ろうとした。
が、フレームに収まりきらない。

ビッグになったな。
ふたつの意味で。


その後はHUBでバナナジュースとギネス。
駅で日曜の待ち合わせ場所を確認し、別れた。
日曜も吉祥寺で飲む(喋る)ことにしている。

土曜は大学時代の同級が集まって飲む予定で、
それも偶然、吉祥寺。

お花見以来、毎週行っている吉祥寺。
最近は携帯の文字変換も「き」で一発表示される。


2006年04月25日(火) おれもあんたも

「おれもバカだけど、あんたもバカだなぁ」

がコミュニケーションの基本だよね。
と、広告学校の恩師・天野祐吉さんが仰っていた。
広告を打つ側のスタンスとして。

1:おれはそうでもないけどあんたはバカだなぁ
2:おれはバカだけどあんたは賢いなぁ
3:おれもバカだけどあんたもバカだなぁ

身近な人間関係に置き換えても、
長い間柄(友人恋人)は、どれに入るか?
そう考えると確かにもっともな話だと思う。

5年以上の関係はみんな3だった。
「おれもバカだけど、あんたもバカだなぁ」
と笑っちゃうバカとかエロとか。

忙しくて会う時間がなかったりする。
あの人はまだバカやってるだろーか。


2006年04月22日(土) 私デザイン

金曜のTBS NEWS23で、
筑紫哲也が石岡瑛子氏の自叙伝
私デザイン』をオススメしていた。

僕はちゃっかりサインをもらって
いま読んでいる最中。…面白い!

まだ石岡瑛子フィーバーが抜けきらない。

会場にいた女優の鶴田真由も美しかった。
関係ないか(エレベータで一緒になった)。


ある人が言っていた。
プロとは、安定的、継続的に
高品質なものを生み出せる人だと。

例えばイチローも石岡さんも、
高品質をいつまでも維持している。
決められた予算、フィールド、縛りのなかで。

「そうじゃないと仕事が来ませんから」
至ってリアリスティック。


ゆえに、アーティストではなく「私デザイン」。


2006年04月16日(日) EIKO by EIKO

今日、石岡瑛子氏のレクチャーに参加した。


ちょっと遅刻しかけた(ギリギリセーフ)。
午後4時〜、六本木ヒルズ49階。満員御礼状態。

石岡瑛子
グラフィックデザイナー、アートディレクターとして資生堂、パルコ、角川書店などの広告キャンペーンを成功に導き、1970年代にセンセーションを巻き起こす。1980年代に入ってN.Yに活動の拠点を移し、映画、演劇、オペラから展覧会、ミュージックビデオ、サーカス、そしてオリンピックまで、幅広いプロジェクトの創り手として国際的に活躍。アカデミー賞、グラミー賞、ニューヨーク批評家協会賞、カンヌ国際映画祭芸術貢献賞など、国際的な賞を多数受賞。1992年、ニューヨーク・アートディレクターズクラブ名誉殊勲賞により殿堂入り。2002年、紫褒褒章受賞。作品集に「EIKO BY EIKO」「EIKO ON STAGE」。
(略歴より抜粋)



第一部:映画『MISHIMA』鑑賞
第二部:レクチャー(進行・小池一子)

かつて、大学でもこれほど
刺激的な講義を受けたことはない
と言っても過言ではないと思う。
素晴らしかった。

Timeless, Originality, Revolutionaly...
普遍的、独創的、革新的であるために心がけること。
自分ひとりの力と数百人の能力を掛け合わせること。
その辺りの話が興味深かった。

女はダメだと言わせない、日本人はダメだと言わせない、
そして今は、年寄りはダメだと言わせない。そう掲げて
デビューから今まで走ってこられたという。闘争の歴史。

数々のエピソードから、なんだか心強いものをもらった気がする。
陳腐もいいところだけど、そう感じたのだから仕方ない。

極めてアーティスティックな仕事でありながら、
広告や映画といったショービジネスを「デザイン」する。
そんな石岡さんのお仕事の中で僕が最も惹きつけられたのが、
ソルトレイク冬季オリンピックのコスチュームデザインである。
(論文ぽいな)

スピードスケート用の、肌に密着したレーシングウェア。
彼女はこれを「1,000分の1秒を争う人が着るものだから、
当然、機能性も重視されるけれど、闘争心を着るという側面も
あるに違いないと考えました。だからガッツポーズをした瞬間が
最も美しく見えるデザインにしたんです」と説明してくれた。

このスーツを着たカトリオーナ選手は金メダルを取り、
『TIME』の表紙に載った。これを見て、僕はため息が出た。

そこには、深紅のスーツを着用し、
拳を突き上げるアスリートが載っていた。

完璧なデザインというものがあるかどうかは
僕には分からないけど、まさに完璧を見た思いだった。


2006年04月15日(土) どうする?CM

金融庁は14日、消費者金融大手アイフルに対し、強引な取り立てなどの法令違反が相次いだとして、全約1700店を対象に、3―25日間の業務停止命令を出すと正式発表した。
(4.14付 日本経済新聞 より)

CMのイメージ戦略や大量出稿、そして何より
違法性はバッシングの好材料になるんだろうけど…

▼気になる その1

今回の問題とは別に「貸したカネ返せよ」ってのは当然で、
“審査を通過したお客様はこの瞬間より債務者ですよ”と、
ちゃんと分かっている「お客様」は何%いるんだろう?

▼気になる その2

じゃあそれをしっかりと広告しているか?
と言い返されたら、話は振り出しに戻るよな。

アイドルが取り立てに来るわけじゃないって
分かってるけど、分からせない工夫もしている。
来るのはアイドルじゃなくてアイフルです。

▼気になる その3

TV報道がいくら厳しく糾弾しても、
局全体で見れば大きすぎるスポンサーでもある。
つまり得意先。今、CMを見れば保険か金融か。


ぼーっとTVを見ていると、チワワとアイドルの
「事前に計画しましょう」という言葉だけが残る。
逆に言えば他に何も残らない。何も覚えていない。

タバコだって「ガンになりまっせ」と明記する時代だ。
お金の話はきちっとした方がいいに決まっている。
それを15秒(実際はラスト3秒)で言うのは無理だ。


2006年04月12日(水) 26歳

誕生日ってことで、
同期6人に祝ってもらった。
GINZAで!!!

嬉しかったなー。


プレゼンテーションも思ったより
上手く行き、苦手意識は払拭できた。
途中から原稿を一切見なかったのが
功を奏したんだと思う。…キホンか。


26歳の抱負は、
地ならし。基礎固め。
そんでもって個人制作を外に出すこと。
あんまし意味はないけど、書いておこう。


夜の銀座は涼しかった。
Myプレゼントは明日買いに行こう。


2006年04月09日(日) ズックにロック

土曜は高校時代の先輩で
デザイナーのちくりんと、
浪人時代からの友人コニー、
コニーの彼女、コニー彼女の友達、
そして僕の彼女と僕、という面子で
朝までカラオケだった。

ちくりんと会うのは久しぶりで、
手がけている仕事を見せてもらった。
来週には全国に流通し、広告も流れる。


春はいろんな人に会う。
みんな自分のやりたいことを仕事にしている。
そういう人と話すのが今まで以上に楽しい。

カラオケでゆらゆら帝国が歌えたら言うことなし。


2006年04月07日(金) テレフォン・ショッキング

少し前に、父から電話。

「いいか。人間、惚れた方の負けだ」

何を伝えたかったのだろう?
と一瞬考えてしまったが、まぁ。
そう思う。


その少し後に、母から電話。

「温泉行ってきたんよ、一人で」

なぜ一人?と突っ込んだら、
仕事に疲れて耐えられなかったんよと。
いいと思う。


2006年04月06日(木) Boot Camp

Apple社がインテルMacで
Windows XP を起動できるツールを公開した


インテルチップ搭載Macなら、
1台でWindowsも使えてしまう。
しかも、正規対応。


Appleにしてみれば因縁のWindows解放は
本意ではなかっただろうが、そこに"Switch"という
商機があると目論んでのことだろう。Winユーザーに
ますますMacをアピールしやすくなったってもんだ。

そしてコアターゲットではないはずの
元々のMac使い(25歳・男・都内在住)も、

「大阪にいる弟もWeb業界に興味あるって言うし、
ならば今のPowerBookはお下がりであげちゃって
俺は買い替えかな〜?」という皮算用を弾いたり。

思わぬ波及効果(ということにしよう)。


2ボタンマウスの採用など、
最近のMacはMr.臨機応変だ。
変なプライドより商機を優先した。
でも「らしさ」も維持している。

多くのユーザーは使い勝手のよさを選ぶ。
変なプライドは選ばない。
変なプライドはブランドじゃない。

ゆえに「Winはじめました」は賢い決断だし
当然とも言えるが、そこに至るまでがとにかく速い。

個人の自作ツールが横行するくらいなら正規で出す。
だから正面きったプロモーションができる。

で、対応の速さが「らしさ」だとも言われる。
商人だなぁ。


とかなんとか考えながら皮算用に余念がない僕も
これはこれでちゃっかりしてると思う。


2006年04月02日(日) 四月女優

四月バカみたいで書きませんでしたが、
昨日、女優の蒼井優さんを見ました。
学校で。


映画の撮影だったようです。
美人でした。意外と背ぇ高かった。

ロケバスとか機材とかスタッフさんが
図書館前に集結していて、壮観でした。


映画の公開は夏だそうです。
あのキャンパスがどんな映像になっているのか、
今から楽しみです(※エイプリルフールじゃないよ)。


2006年04月01日(土) Campus 春



卒 業 以 来 初 め て
ム サ ビ に 行 っ た 。

友 達 が 数 人 集 ま っ て
ゼ ミ の 同 窓 会 み た い に な っ た 。

先 生 が イ チ ゴ ジ ャ ム を 炊 い て
み ん な で パ ン に つ け て 食 っ た 。




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