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2004年07月30日(金) ハチと父

いよいよ、スズメバチがウチのベランダにも出没。
洗濯物に染みこんだ水を吸っているものと思われる。


実家の天井裏に、スズメバチが巣を作ったことがある。

最初に異変を察知したのは僕だった。
中学校からの帰り、自転車からわが家を見た。
二階の屋根で、黄色い物体が大量に行き来している。

それを家族に報告した。早速、駆除に出た。
庭の裏に回った。巣は天井裏にある。屋根の隙間が、
奴等の出入り口になっているのが一目で分かった。

父が掃除機を背中におぶって、飛来してくるハチを
丸ごと吸い込もうとした。掃除機の白いパイプが、
すごい勢いで体長五センチはあるハチを吸い取った。

父は言った。
「これは、いけるぞ」

傍らで見つつ、上空でハチの大群がパニックに
なっているのが分かった。怒りで我を忘れている。

案の定、地上のぼくらに飛んできた。
何の武装もしていなかったことが逆に幸いして、
僕はいち目散に逃げることが出来た。助かった。

が、父は、頭を刺された。背負っている掃除機を
投げるように外し、急いで母を呼ぶ。
そのまま帰らぬ人となった。じゃなくて。
病院へ直行し、一命は取り留めた。ていうか普通だった。

父の努力とアイディアも虚しく、
駆除専門の人が来て、天井裏から信じられない物を
おろしてきた。20inchブラウン管TVくらいはある。
両手で抱えるのは無理かもしれないほどの、黒い塊。
その特大の巣には、膨大な数の成虫と幼虫がうごめいていた。

傍らには、ぼろぼろになった掃除機が、あった。

(以上、Project Xっぽく読んで)

そういう経験上、僕はスズメバチが恐いのだと思う。


2004年07月29日(木) いもねーちゃん


芋。



ねーちゃん。


2004年07月27日(火) 眠る男

午前三時。

ひょんなきっかけで
うちに寝泊まりしている男の
素敵な寝顔を
どうぞ。



オキテマスカ〜?




彼女からお裾分けしてもらったマンゴーは、
男ふたりで食べました。甘くて旨かったです。





正午。まだ寝てます。


2004年07月24日(土) Y字路



昨日はかなり歩いた。


2004年07月22日(木) ハチと街とダチ

どうも、我がアパート入り口に植えられた桃の木に、
スズメバチが大群で巣を作ろうとしているようだ。

あと一年も住んでいないとは思うが、今朝、数十匹の
ハチを見て、はやく引っ越したいという思いが更に強まった。


そんな自然味あふれる(?)立川市だが、
秋に店舗のオープンラッシュが来るらしい。
ビックカメラ上部階に美大生御用達のユザワヤ。
and一応イタリアンレストランのサイゼリヤ。
and駅のルミネにユナイテッド・アローズ。

逆に。

足繁く通っていたラーメン屋は立ち退きで潰れ、
出身予備校も校舎の統合で、昔と違う場所になった。
なにより友達が、みんな就職で引っ越してしまった。

残るはbikiとkoni、rumi姉、自分。
この先、誰がどこに行くのかも気になるが、
…ハチがどう巣作りをするのか、の方が気がかり。

時々、窓越しにハチと目が合う。


2004年07月21日(水) 後日談


コスメティック・ルネッサンス(意味無し)。

さすがに汚いので、ゴミ箱は空にしました。
初めはきれいだった血の色も、次第に赤褐色の汚物に見えてきて。


どうやら、斜め向かいのお宅が「青木」さんだったようです。
てことは、本当に祭の挨拶だった??祭自体は八月末なのに?

…なんにせよカネならありません。


ツテで家庭教師の広告に使う写真を撮るはずでしたが、
先方の都合というやつで、お流れになりました。
嘘くさい勉強風景を撮りたかったけど。

東京は実測で40度を超えてしまいましたが、
電気代の方も、案の定、先月の二倍になってました。
ちなみに、明細によると昨年七月分の1.5倍でもあります。
誰か僕に7600円ください。

…なんにせよカネがありません。


2004年07月19日(月) ひさびさに

distance 更新しました。
やってて気持ち悪かったです。

でも面白い。自分で制御できないから。

Webをやってて自分自身が把握しきれないことなど
ふつうはあり得ないんで。

よかったら見てみてください。
その際は、更新ボタンを何度も押してください。


海の日の今日、ぼくは川へ行きました。
川は川野次官が流れていました、もとい、川の時間が流れていました。

帰宅して、ごはんを作って食べて、鼻血が出ました。



今わが家のゴミ箱を見ると、とんでもないことになってます。


2004年07月18日(日) ドアtoドア

「地元の祭の挨拶に来たんですけどー」

という、見るからに怪しげな恰幅のいい男が
夜にアパートのドアをノックしてきました。

「向かいの青木なんだけど、開けてくれる〜?」

…おいおい、お向かいさんに青木なんていねーよ。
地元の祭なんてここ五年挨拶されたことねーよ。
そんなに馴れ馴れしく言ってくる人なんていねーよ。
そしてなにより、お向かいさんは「吉田」だよ!

「いや、風呂入ってるんでまた今度にして下さい」
とインターホンで応戦したら、「ただの挨拶だからサ」
と、理解出来ない返答。こっちは素っ裸という設定なのに。
(実際、風呂上がりでトランクス一丁だった)

だいたい、ただの挨拶ならインターホンで言えよ!
と突っ込みたかったが、アッチの人だったら恐いので黙っていた。

次の手を考えていたら、隣の住人に「地元の祭の挨拶で…」
と、あっさりターゲットを変えていた。

ゆっくり受話器を置いた。

本当に祭だろうが詐欺だろうが、人様にタダで払う金なんてありません。


2004年07月17日(土) eat it

7/15・bikiから電話をもらい、なぜかふたりで焼き肉を食べに行く。
途中で予備校時代の恩師と偶然会い、無理矢理誘う。

珍しい組み合わせの三人で牛角に入った。
たらふく食って喋った。妙な盛り上がり。


7/16・前期最後のゼミ。成果発表後、「スイカを食す会」。
「暑いと言ったら罰金100円」の徴収金を元手に、スイカを食らう。
たらふく食って喋って食った。

 

もうこの夏の分は食べきったと思うほど。乾杯。


ケータイを替えた。


昼の夕立にばっちり自転車をこいでいて、ずぶ濡れになった。
ひょうが降ってきて痛かった。雨粒が凶器だった。

その状況にゲラゲラ嗤うガキと、号泣するガキがいたが、
どっちも激しすぎるスコールに判別がつかないほどだった。

graph,campus更新。


2004年07月16日(金) クラッシュ






一年間、ありがとよ。


楽しかったよ。


一緒に北海道にも行ったなぁ。


着うたもダウンロードしたっけなぁ。


ムービーメールも撮ったねぇ。


確か、100万画素だったよな。


長電話もしたよなぁ。


そして今日、ついに。




ぎゃあ。


なんじゃこりゃぁ。





*注:これでも通話・メール・写メぜんぶ使えます。


2004年07月14日(水) サドル事件

もう、十年ほど昔の話になる。

中学生時代、学校で、ある事件が起こった。
名付けて「サドル事件」。
たった今名付けたのだが、その妙な名前以上に事件は珍妙だった。

その日も授業が終わり、ホームルームで
僕と友達はいそいそと下校の準備をしていた。
帰りに本屋へ行き、みんなで立ち読みするのが日課だった。
その時だった。担任が、ざわつく教室を静めた。

「最近、校内の自転車のサドルが盗難されることがある。
みんなはそんなことせんと思うけど、目撃者は先生に言うように」

何のことか、一瞬分からなかった。
自転車のサドルが、盗まれる…?
誰が?なぜ?何のために?

いまいち事の子細を掴みかねていたぼくらは
早々と帰る支度を済ませ、かばんを背負い駐輪所に向かった。
事件の現場である。そこに僕の愛チャリがある。

案の定、僕の自転車のサドルはまんまと抜けていた。
なんてことは一切無くて、いつもと変わらず無事だった。
さっき担任が言った話など忘れつつあった。
ただ、正面にある女子のチャリが、座ると痛々しい状態になっていた。

サドルが、無い。銀色のパイプがぽかんと口を開けている。
整然と並んだ自転車の中で、そこだけが明らかに異様な光景だった。

さっきの話は本当だったんだ…と思って見ていたら、
持ち主の女の子が茫然と突っ立っていた。「無いわ」。

何か、面白いことが始まっている気がしてきた。
ぼくは抑えることの出来ない好奇心で鼻息が荒くなっていた。
って書くとこれから事件を暴く展開になりそうだけど、そうではない。

地道に、ぼくらは盗まれたチャリの洗い出しを開始した。
どんな自転車が狙われるのか。それが分かれば、犯行目的が見える。
目的が分かれば、犯人も突き止められるはず。

そして、分かった。あっけなく。
狙われた自転車は、どれも女の子の自転車だったのだ!
しかも、校内でかわいいと目される美人ばかり。

ぼくと友達は、思わず犯人に感心してしまった。
好きな子の縦笛に口をつけたり、体操着を盗むのなら知っている。
そういうシチュエーションは、屈折した思春期男児の物語として
定番とすらいえるから。やったことはないけど。

しかし、サドルとは、渋いなぁ。
エロが分かってると言うよりも、もはや師匠クラスだねぇ
なんて笑い合った。「フェチとの遭遇」を、ぼくらは
知らず知らずに体験していたのである。犯人には、
サドルじゃなくて座布団一枚あげたい気分だった。


本体と一体化しているから見過ごしがちだが、
自転車のサドルというのは意外とエロティックだ。
形のみならず、そこに乗るというのは言わずもがなである。
そいつを取り外して持って帰るとは、よほどの変態だと思う。

結局、サドル事件は迷宮入りと化した。
ぼくらはその半年後、卒業して別々の高校に進んだ。

(BGM:スタンド・バイ・ミー)


2004年07月13日(火) 御意



ゼミの友達に、しみじみと
「たくろうくんって本当に女の子好きだね」
と言われた。

素直にYESと答えた。


2004年07月12日(月) MENU



腕時計の電池が切れた昨日、menuページデザイン更新。


2004年07月11日(日) 一億総市原悦子



二ヶ月ぶり(!)に彼女が遊びに来ると思って
スーパーでいろいろ買ったのに、日にちを間違えていた。


夜中の四時に寝て、朝八時に目が覚めて、
テレビをつけて初めて曽我さんのキスシーンを見た。
素敵な違和感。VTRで五回見た。
家政婦は見た。的な気分。

コンビニにサンドイッチを買いに行くついでに、
近所の高校の体育館でやっている選挙に行ってみた。

体育館は2階建てで、上でやっているであろう女子バレーの
かけ声が気になってしょうがない。

高校を出る頃を見計らうように、豪雨と雷鳴が街を覆った。
こんなことなら先にコンビニに行けばよかった。


2004年07月10日(土) Trinity



マトリックス気取り。


2004年07月09日(金) ATSUI



ゼミ室と工房のクーラーが故障した。
「暑い」と言ったらひとり百円の罰金。
正直、暑い。パソコン五台が燃えそう。
額から顎にかけて、汗がしたたり落ちる。

現在、1500円の徴収。ぼくは3回言ってしまった。

先日、ある方の要望で友達(シム)のポートレートを
撮らせてもらったんだけど、面と向かって撮影するのは
やっぱ難しいと思った。時間がいる。もういっぺん撮らせて下さい。

そしてアカミネ画伯(=ある方)が似顔絵を描くと。楽しみ。


PhotoshopCSとIllustratorCSをインストールした。
心なしか、JPEG圧縮の画質がきれいになった気がする。
ファイルブラウザの使い勝手と速さにニンマリ。
学生ってだけで市価の4分の1以下。素晴らしいと思う。


2004年07月07日(水) 恋愛サルベージ



中国・安徽省の大学生の男性、方さんは
このほどインターネット上で熱愛していた
広東省のガールフレンドと初対面、感激のあまり
ショック性の胸腔(きょうくう)内出血を起こし、
危うく命を落としかけた。

中国の新華ネットによると、方さんは、
2年間のネット交際の末、喫茶店で落ち合ったが、
想像以上に美しいのに仰天、その場で気を失った。
出血量は2000CCを超え、病院では気管を切開して
除去したうえ輸血、9時間後にようやく意識を回復したという。


今日は七夕。
大学には、浴衣の女の子がちらほら。


2004年07月05日(月) 虫とショーと選挙



学校に行く途中で、カブトムシをつかまえた。
友達に聞くと、じつはムサビの周りには出るらしい。
東京に来て2度目の捕獲。写真を撮って戻してあげた。


青山のイッセイミヤケで、メンズのショーをビデオで見た。
ファッションショーを通しでぜんぶ見るのは初めてだけど、
不思議と退屈はしなかった。音楽がいいからかな。
ビデオというのもあるのかもしれない。モデルかっこいい。
あれを見たら、ますますヨン様の存在が理解できない。


新宿の伊勢丹でセールに遭遇。
またもイッセイミヤケを見て、素晴らしく彩度の高いシャツを発見。
値札を見たらお値段も素晴らしく高かった。14800円。
これでセールなんだから恐い。卒制の完成図がぼやけないように、
何も見なかったことにしてその場をあとにした。

どこへ行っても選挙運動とぶつかる。
沖縄から来たという議員は、複数の運動員に太鼓を叩かせて
騒音をまき散らしていた。うるさい。前に進めない。
通行人の迷惑も考えないで、なにが政策だ。


来週になれば、静かな週末になっているだろう。


2004年07月04日(日) The brightest city in the world



エレファント・バニッシュのつづき。


あの舞台を見て思ったのは、抑制ということ。
強すぎるライトに、めまぐるしく変わる映像。
それらの表現はとてもエッジが立っていて、
攻撃的ですらあるのに、どこまでも抑制が効いている気がした。
それこそがデザインで、舞台「装置」というものなんだろうか。

「抑制のある攻撃性」というか、
「鋭利な抑制」みたいな落としどころ。


公演後、ゼミのみんなで最近流行っている
占いの話に火がつき、シムがその本を買うことにした。
だけど、舞台〜食事後で時間は23時すぎ。
青山のブックセンターが深夜まで開いてることを願って、
先生のクルマで一路、青山へ。

結局、六本木ABCでやっと手に入れ、帰宅したのは
深夜2時すぎだった。立川まで送って頂いた。


夜の六本木交差点は明るかった。


2004年07月03日(土) エレファント・バニッシュ

「いちばん大事なポイントは統一性なんです」


原作/村上春樹
出演/吹越満 ほか
演出/サイモン・マクバーニー

舞台『エレファント・バニッシュ』を見た。

ひとつの空間上で、映像と照明、役者が
折り重なり生まれる、不可思議な時間軸。
これほどまでに映像とリンクした舞台は
文字通り、初体験だった。

そして、村上春樹の描く、あのやるせなさ。
「ぼく」はどこか他人事のような希薄さで、
ただ事件だけが目の前を素通りする。

作家の文体をなぞるような演技、演出に鳥肌が立った。

スタイリッシュに進行することが、どれだけ
計算の中で動かなければならないか。そして、
計算され尽くした舞台装置の中で、役者が埋没しない。
それはもう、演出の力だと思う。

エレファント=象は、何のメタファーだったのか。
素晴らしい舞台だった。原作を読もうっと。


2004年07月02日(金) 七月近況



そう、七月です。

昨日も書いたけど。
今月は、前期の成果発表があります。



いま撮り溜めているシリーズの写真を
初めてゼミの先生やみんなに見せました。
(コレではないです)
温存じゃないけど、もっと溜めてチョイスして、
展示で出します。卒制展か、個展か。2005年。



友達のポートレートを撮りました。
シムとチサキちゃん。


2004年07月01日(木) おげんきですか



はい、七月になりました。

大学最後の夏休みが目前です。
今年も北海道旅行に誘われましたが、
一応、断りました。
進路も決まってないし、卒制も手を休めるのが恐い。

時間が取れたら行きたくてたまらないのですが。
軍資金が圧倒的に足りません。
バイトも落ちました。次を受けます。

熱海旅行なんていう計画もあったりします。
それも行けるかどうか・・・。

どんなに暑くてもクーラーをつけない彼女を
見習って冷房オフにしてみましたが、あと何分もつか。

graph campus更新。
昨日から、夕飯はそうめんでやり繰りしています。




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