ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2018年11月30日(金) 母が遠ざかっていく

冷え込みの厳しい朝。きりりっとそれが心地よい。

夜明け前の満天の星空に誰を想えば良いのだろうか。



孫たちを保育園に送り届けて山里の職場に向かう。

昨日ほぼ済ませてあったのでずいぶんと楽な月末だった。

明日からはもう師走。今度は年末に向けて走り抜けなければいけない。

なんとかなると思ったり。なるようになると思ったり。



午後、少し早めに終わらせてもらって母を訪ねた。

ちょうど買い物から帰ったところでたくさんの食料品。

その荷物をアパートに運び入れて目を疑った。

なんとテーブルの上にもたくさんの食料品の山なのだ。

生物もそのままにしてあったので冷蔵庫を開けるとまたびっくり。

もう入りきらない程の食料品がぎっしりと詰め込んである。


怒ってはいけないと思いつつ声を荒げてしまった。

「こんなにたくさんどうするのだ」と。

案の定、母の怒鳴り声が返ってくる。やはり怒ってはいけないのだ。


おそらく毎日食料を買わないと不安なのだろう。

食べたいと思った物を片っ端から買い込んでいるのだと思う。


もう何も言うまい。好きなようにさせてあげようと逃げるように帰った。


帰りながら涙がこぼれる。それは無力感か、得体のしれない哀しみか。

老いて壊れていく母をどうすることもできない。




娘が帰宅が遅くなると言うので、保育園のお迎えにぎりぎり間に合う。

「おかあさんは?」と孫たち。でもおばあちゃんでも笑顔が嬉しい。

それは宝物みたいにとびっきりの笑顔だった。



母が遠ざかっていく。どんどん遠く離れていく夕暮れ時のこと。





2018年11月29日(木) おひさまの笑顔

夜明け前、きりりっと冷え込んだ空から星が降る。

そんな星に語り掛けるように風が吹き抜けていく。



あやちゃんもめいちゃんも元気に保育園へ。

ふたりとも髪をポニーテールにして可愛い。

今朝は仔馬さんみたいに駆けて行く。


日中は20℃近くまで気温が上がりとても暖かだった。

今年は暖冬のニュース。それはありがたいことだけれど

海苔の生育にはあまり良くないらしい。どうなることか。

今のところは順調なので天におまかせてしておこう。



月末の仕事を早めに取り掛かる。一部の支払いを済ませて

あとは明日に。そんな余裕のあることが我ながら嬉しい。

母の入院費も保留にしていた分があって午後から病院へ。

1級の障害者になったので後から払い戻しになるとのこと。

入院中にお世話になった相談員さんとも話が出来て良かった。


病院に行ったついでにインフルエンザの予防注射もしてくる。

気になっていたことが一気に片付きほっと安堵する。



午後4時に帰宅。なんとまぶしい夕陽だろうか。

娘と孫たちもすぐに帰って来て穏やかさをかみしめていた。

ありがとうございました。

そう手を合わさずにいられないおひさまの笑顔。



2018年11月28日(水) 大海原を旅するような気持ち

久しぶりにまとまった雨が降る。

それは絶え間なくなんだか心地よく感じる雨音。



本降りになる前に孫たちを送り届けて山里の職場へ。

朝一からの来客もあり今日も活気に満ちて始まる。

このまま一気に月末の仕事を乗り越えたいものだ。



お昼に義父と少し今後の事を話し合った。

あと10年は会社を続けたいと言う。

義父は85歳。私は72歳になってしまう。

なんだか気が遠くなりそうな話だったけれど

ふとゴールが見えたような気がして不思議と気が楽になる。

明日のことも分からないと言うのに

どうして10年先の事が分かろうか。

とにかく行ってみないと何も分からないのだ。


母のこと、これからまた始まる川仕事との両立。

不安な事を数えればきりがない。

のほほんと船に乗って大海原を旅するような気持ち。


たぶんそれが自分に与えられた試練であり運命で

それが私の人生なのだろうと思えるようになった。



2018年11月27日(火) もしも孫たちに何かあったら

夜明け前、月も星も見えず真っ暗な空。

「みえない」それもよいのではないかと思う。

「みえる」ことを当たり前にし過ぎているのではないか。


曇り日。今日もおひさまはかくれんぼ。

もういいかい。まあだだよと空から声が聴こえてきそう。



仕事を終えて帰宅すると、娘とじいちゃんが大騒ぎしていた。

我が家の防犯カメラに不審な人物が映っているとのこと。

日付は21日の夜。家の裏の方へ忍び寄る姿がはっきりと。

眼鏡をかけた40代くらいの男性だった。

今年の春に浴室の覗き被害にあっていて被害届を出してから

念のためにと防犯カメラを取り付けていたのだった。

おそらく同一犯に思えてとりあえず警察に連絡をする。


中村署から刑事さんがふたり来てくれて防犯カメラの確認。

とにかくその人物を特定できるように力を尽くしてくれると。


何もわからないめいちゃんが刑事さんをお客さんだとはしゃいだり

あやちゃんは何かを察したのかとても不安そうな顔をしていた。


軽犯罪だとしても許せるわけがない。もしも孫たちに何かあったらと

おとなたちも不安な気持ちでいっぱいになった出来事だった。



そんなハプニングもあったけれど、いつものように賑やかに夕食。

平穏無事が何よりと今日ほど思ったことはない。



2018年11月26日(月) おひさまはかくれんぼ

今朝は少し寒さが和らぐ。レモンのような月を仰ぐ夜明け前。


月曜日の朝。孫たちはとても元気。

私も月曜日が憂鬱だったのは遠い昔の事に思える。

お昼寝布団も車に積み込み、さあ出発と保育園に向かった。


葉をすっかり落とした柿の木に実がふたつ。

紫陽花の葉も紅葉を始めてふと足を止めたくなる。

保育園のまわりにはほっとする風景であふれている。



仕事はやっと活気を取り戻したようで忙しかった。

定時では終われず一時間以上も残業となったけれど

それが少しも苦にならずなんとも心地良く感じる。

師走も目前になって来た。ゆっくりと走り抜けたいものだ。



おひさまはかくれんぼをしたまま夕暮れ。

乾いてなかった洗濯物を娘がコインランドリーに乾燥に行ってくれる。

帰宅が遅くなって困ったなと思っていたのでとても助かった。

一緒に行っていためいちゃんが「おばあちゃんおみやげ」と言って

山茶花の花びらを手のひらいっぱいに提げて帰って来る。


もう山茶花も散る頃。冬の足音を感じながらこころはとてもあたたかい。



2018年11月25日(日) こんな日曜日もいいなと

朝の寒さもつかの間、日中は20℃近くまで気温が上がって

とても暖かな小春日和となる。


娘むこは今日も仕事。この二週間一日も休みなく働いている。

朝寝坊もしたいだろうに。釣りにも行きたいだろうに。

それなのに愚痴ひとつ言わず今朝も元気に出勤して行く。



じいちゃんは消防団の訓練大会があって制服姿で出掛ける。

今年いっぱいの引退を決めていて最後の大会だと。

昨年も同じことを言っていたけれど保留になってしまっていた。

辞めないで欲しいと言われているうちに辞めたいのだそうだ。



お天気も良いのでみんなで訓練を見に行く。

今年は四万十川の河川敷でそれはたくさんの消防車。

制服姿の団員がいっぱいでやっとじいちゃんの白髪頭を見つける。

分団長としての務めに励むじいちゃんはやっぱり頼もしい。


それからあやちゃんのリクエストでフジグランへ。

お目当てはゲームセンターだった。小銭がどんどん飛んで行く。

おばあちゃんはこっそりと逃げ出して隣のダイソーに隠れていた。

あやちゃんはクレーンゲームでマスコット人形を取れなかったよう。


「もうおしまい」娘が言い聞かしてやっと家に帰りつく。

みんなで昼食。おんなばかりでわいわいと楽しい。


ちょっと疲れてしまったけれどこんな日曜日もいいなって思った。


写真はあやちゃんです。




2018年11月24日(土) 穏やかに夕陽が沈んでいく

日に日に寒さが更新されていて今季いちばんの冷え込みとなる。

4時のアラームで目覚めたものの布団からすぐには出られず

じいちゃんが温風ヒーターを点けてくれてありがたいこと。


月明かりの射し込む二階の我が部屋。ほっこりと寒さを忘れる。

窓を開けて息をのもほどうつくしい月を仰いだ。




のんびり気分の朝だったけれど、保育園はお休みではなく

あやちゃんに急かされてめいちゃんも行くと二人を送って行く。

一番のりだったのか保育士さんの姿が見えずなんとなくふあん。

でもふたりとも平気な顔をして靴を脱いで元気に入って行く。


娘がお休みだったのでお迎えの心配はなく

じいちゃんと少しだけ川仕事に行っていた。

今年は海苔の種が順調でたくさん芽が出ているとのこと。

控えめにしていた漁場を拡張するため杭打ちの作業を。

緑色に染まった海苔網をこの目でしっかりと見てほっと安堵する。

どうかどうかこのまま順調に育ってくれますようにとひたすら祈る。


川仕事を終えて帰宅するとあやちゃんのお友達が来ていた。

保育園からそのまま一緒に遊びに来てくれたのだそうだ。

みんなでお散歩がてらお大師堂にお参りに行く。

あやちゃん達は慣れているけれどお友達は初めてでちょっときんちょう。

娘がおしえると可愛らしい手を合わせてとても微笑ましい姿だった。

ごほうびにみんなでお供えのお菓子をいただく。美味しいね。



今日もとてもいい日だった。穏やかに夕陽が沈んでいく。







2018年11月23日(金) まあるいこころみたいな月

いちだんと冷え込みの厳しい朝。

夜明け前に見あげた空にはまあるいこころみたいな月がほっこりと。

そんな月をみているだけで寒さを忘れてしまいそうだった。



勤労感謝の日で祝日。ありがたいことに三連休をいただいたけれど

休みなく働いてくれている人達。日頃からどれほどのひとに

助けられて日々を暮らすことが出来ているのだろうと改めて感謝する。


娘夫婦も仕事だったので孫たちと過ごしていた。

青空に誘われるように近くの公園まで遊びに行く。

お猿さんみたいに走り回る孫たちを微笑ましく見守る。

高台の公園からきらきら光る海も見えた。


午後は家の中でお人形遊び。ほぼほったらかし状態で

コタツにもぐり込んで寝入っていたらじいちゃんに起こされる。

「いつまで寝ているんだ」と笑いながらだった。


いつの間にか娘が帰って来ていて、孫たちも近所のお友達と。

穏かな夕暮れ時。二階の窓からまぶしい夕陽を仰ぐ。



2018年11月22日(木) 「小雪」に咲く秋桜

雨のち晴れて空も喜んでいるようだった。

二十四節気の「小雪」日に日に寒さが厳しくなることだろう。

午後から風が強くなりそれが冷たくて冬の足音を感じる。



仕事は今日も閑古鳥さん。同僚とのんびりと過ごす。

遊びに来てくれるお客さんがいてくれてありがたいこと。

儲けることばかりが商売ではないと思ってみたり

世間話をしながら笑いあうのも大切な商売だと思う。


同僚に留守番を頼んで少しだけ山里をドライブしてきた。

いつもは気づかない風景にはっとすることが多い。

こんなところがあったんだと車を停めて写真を撮ったり。

葉を落とし始めた銀杏の木と満開の秋桜。

秋桜の季節はもう終わったと思っていたのでとても嬉しかった。









2018年11月21日(水) 穏やかな夜にほっこりと

北国からは初雪のニュース。

明日はもう「小雪」本格的な冬がやってくる。


四万十も朝の寒さは厳しいけれど、日中はまだ暖かい。

今日は午後から曇って今夜遅くには雨になりそうだ。

一雨ごとの冬支度で今日は温風ヒーターを準備する。



娘がお休みだったので歩いて保育園のお迎えに。

来春から一年生になるあやちゃんの通学路を歩いたようだ。

まだまだ先のことと思っていたのに月日の経つのがほんとうに早い。



夕飯は牛丼。あやちゃんがあまりにも早食いをするので

娘が「おばあちゃんみたいに太るよ」と言ってみんなが笑った。

ゆっくりよく噛んで食べる癖を身につけさせなければいけない。

少しぽっちゃりのあやちゃん。おばあちゃんみたいにならないでね。


夕食後ひとやすみをしていたら娘が食器を洗い始めてしまって

がちゃがちゃと音を聞いただけで機嫌の悪いのがわかる。

ここ数日ずっと気をつけて私が洗っていたので済まないなと思う。

明日からまた気をつけよう。ひとやすみもほどほどにしなければ。

親しき仲にも礼儀ありとは少し違うのかもしれないけれど

家族でいたわりあうのも大切なことだと思う。


久しぶりにめいちゃんとお風呂。まだ青いお尻の可愛らしいこと。

背中に貼ってあったサロンパスを小さな手で剥いでくれた。





2018年11月20日(火) 秋刀魚を6匹焼いた

朝の冷え込みもつかの間。日中は穏やかな小春日和となる。


今朝は8時前までパジャマ姿とはだかんぼうでいた孫たちが

「おばあちゃんはおしごといくよ」と声をかけた途端に

猛スピードで準備をして8時にはもう車に乗っていた。

なんという早業でしょう。笑いの止まらない朝のこと。

元気なふたりにこちらも元気をもらって山里の職場に向かう朝。



仕事は少しずつ活気が出て来たような。

一人のお客さんでも神様のようにありがたい。


定時で仕事を終えて帰り道、母から電話があって

またお金がないと言う。どこに消えてしまったのか。

本心はもううんざり。でもなんとかしてあげなくてはいけなくて。

これも自分に与えられた試練だと思うことにした。



帰宅してじいちゃんにあれこれ話して「そうか、そうか」と。

ちゃんと聞いてくれる人がいてくれるってほんとにありがたいこと。


日が暮れてしまえばほっこりと今日もいい日だったなと思える。

秋刀魚を6匹焼いた。あやちゃんもめいちゃんも秋刀魚と格闘。

とても微笑ましい光景だった。



2018年11月19日(月) 一雨ごとの冬支度

音もなくぽつぽつと雨が降る。

気温も上がらず肌寒い一日だった。

このまま一雨ごとの冬支度になることだろう。


今朝はふたりそろって保育園へ。

めいちゃんの着ている服は春先まであやちゃんが着ていたもの。

それだけふたりが成長したのだなと微笑ましくおもう。



仕事は月曜日のわりに静か。閑古鳥さんかなと同僚と笑いあう。

急ぎの事務仕事だけ済ますとあとはのんびりとするばかり。


早めに帰れたので炬燵にもぐり込んでじいちゃんと

録画してあった「下町ロケット」を見ていた。

ドラマも面白いけれどナレーションの松平さんの声が懐かしい。

NHKの高知放送局に居た時はまだ新人アナウンサーだった。

私は中学生。FMラジオの公開放送を毎週楽しみにしていたっけ。



延長保育をお願いしてあった孫たちと娘が帰って来た頃には

もう外は真っ暗。6人分の夕食を一人でなんとか作れていた。

もちろんの手抜き料理に誰も文句を言わず食べてくれる。

それが何よりもありがたくてならない夜のこと。


今日も穏やかないい日でした。



2018年11月18日(日) 初冬のもみじ

今朝は少し寒さが和らいでいたけれど愛用のちゃんちゃんこ。

なんだかとても落ち着く。そうして夜明け前のひと時を過ごす。


娘むこが日曜出勤だったのでいつものように卵焼きとウィンナーを。

いつも自分でお弁当を詰めて行く。それはとても慣れた手つきで。

娘があえて愛妻弁当にこだわらないのには理由があるようだ。

作ってほしいと決して言わない娘むこの優しさかもしれない。



お天気も良いしみんなで紅葉を見に行こうと話していたけれど

あやちゃんが「こうよう?なにそれ?きょーみないし」と嫌がる。

6歳にもなるとちょっと生意気なことも言ってみたりで愉快なり。

娘は行きたがっていたけれど結局じいちゃんと私だけで出掛ける。


近場の黒尊渓谷まで車で一時間ほどだった。

それがちょっと残念でもう見頃を過ぎてしまっていた。

結構人も多かったけれど皆口々に「遅かったね」と話していた。

露店の人に聞くと先週末がいちばんの見頃だったらしい。

写真も撮れなくて肩を落とす私にじいちゃんは優しく

もうちょい奥のほうに行ってみるかと車を走らせてくれた。

少し行くとキャンプ場があってそこに大きなモミジの木を見つける。

それも散り始めていたけれどじゅうぶんにきれいだった。

見あげるとおひさまの光が降り注ぎきらきらと輝いていた。


来年はもう少し早く来ようなとじいちゃんが言ってくれる。





2018年11月17日(土) 雨のち晴れておでんかな

目覚めた時にはぽつんぽつんとしずくのような雨が降っていた。

冷え込みもなくあたりいちめん潤っている夜明け前も良いもの。


日中は風もなくぽかぽかと暖かい小春日和になる。

朝のうちに歩いてお大師堂へ。薄っすらと汗ばむ。

このところずっと週末だけのお参りになってしまって

疎かにしていることがたくさんあるのだけれど

Sさんだろうか日捲りの暦もちゃんとめくってくれて

窓も開け放しきれいに掃除もしてくれていた。

お参り仲間さん達のおかげとほっと嬉しい朝だった。


帰り道は少し川辺の道をお散歩しながら。

栴檀の木の実や名も知らぬ赤い木の実や。

川は空を映して真っ青できらきらとまぶしい。

そんな自然に触れるだけで心身ともにリフレッシュする。



お昼前には孫たちを迎えに行って孫三昧の午後。

今週はじいちゃんがいてくれるのでずいぶんと助かる。

ふたりのはしゃぎ声を聴きながらうたた寝をしていた。

気がつけばめいちゃんもお昼寝。ぐっすりとよく寝てくれる。


3時には娘が帰って来てくれて孫守りもお役御免に。

おでんを仕込んでことことと煮ていた。

家中にいい匂いが漂うなか夕陽が沈んでいく。


なんと穏やかな一日だったことだろう。

ありがとうございましたと沈むおひさまに手を合わせていた。



2018年11月16日(金) みんなみんなおつかれさま

晴れのちくもり。朝の寒さをそのままに午後も肌寒くなる。

おひさまのありがたさをつくづくと感じた。



今朝もふたりそろって元気に保育園へ。

ぴょんぴょんとはねてウサギさんみたい。

そんな孫たちにどれほど元気をもらっていることだろう。



仕事を終えてから義父と母のところへ行く。

新しい洗濯機と、私は洗剤などを買って。

洗濯は自動で出来るけれど干すことが出来るだろうか。

それも日々のリハビリになるのかもしれない。

心配すれば怒るのでしばらく様子を見ようと思う。


帰宅が遅くなりさすがにどっと疲れがおそってくる。

お葬式からこっちなんと忙しかったことだろう。

義父も疲れているのに今日は母の為に尽くしてくれた。



夕飯は簡単にすき焼きにする。

あやちゃんがお肉をこれでもかと言うくらい食べて微笑ましい。

めいちゃんも負けまいといっしょうけんめいに食べてくれる。


食器洗いは娘がしてくれる時が多いけれど今夜は私が。

昨夜、食洗機が欲しいと嘆いていたので気になっていた。

食洗機は買えないからなるべく私が洗うようにしたい。

今までずっと娘に甘え過ぎていたのかもしれない。


みんなみんなおつかれさま。

めいちゃんと久しぶりにお風呂に入って楽しかった。

ほっこりさんまったりさんとほろ酔ってこれを記す。



2018年11月15日(木) おとうちゃんの命日に

日に日に寒さが更新されているような朝。

今朝はあったかな布団から出るのが少しつらかった。



気分屋のめいちゃんが「おばあちゃんだいすき」と言ってくれて

久しぶりにふたりそろって保育園へ行く。

車から降りるなり駆け出すふたりを追いかけて門をくぐった。



仕事で母の住む町まで行く用事があったので急きょアパートへ。

洗濯物は思ったほどたくさんではなかったけれど持ち帰る。

洗濯機が壊れていて義父が新しく買ってくれるそうだ。

それを伝えるととても嬉しそうに喜んでいた。


少しまた認知症の気配が見られ、ATMで引き出したばかりの

お金が無くなってしまったとのこと。怒ってもしかたなくて

居酒屋さんかまさかパチンコではないだろうと詮索するばかり。

このままでは来月の年金までとても持ちそうにはない。




今日は父の16年目の命日だった。「おとうちゃん」と空を

見あげながらきっと見守ってくれていると信じてやまない。

いままでどれほど助けてもらったことだろう。

辛い時も苦しい時も父の存在を確かに感じることが何度もあった。

おとうちゃんこれからも見守っていてね。

遺影だけの小さな仏壇に手を合わすと涙があふれる。



2018年11月14日(水) ぽっかりと浮かぶ茜色の雲に

初冬らしく冷え込みの厳しい朝。きりりっと息をする。

夜明け前、明けの明星がぽつんと輝いていた。

なんだか夜空の忘れ物みたいでそっと拾い上げてみたいような。



今朝もめいちゃんを残して保育園へ。

8時になってもまだはだかんぼうでじいちゃんに抱っこされていた。

お母さんもおばあちゃんも「早くしなさい」と怒るけれど

じいちゃんは怒らない。子供心にそれを知っているのが微笑ましい。

今朝もじいちゃんと保育園に行ったそうだ。

「そのうち飽きるよ」とじいちゃんは嬉しいくせにそう言う。



仕事は今日も来客多し。あっという間に一日が過ぎて行く。

帰路についていたら母から電話があり洗濯物がいっぱいだと。

それどころではないとは言えず金曜日に行く約束をする。

疎かに出来ないことがたくさんあるのはありがたいことだと思う。

頼りにされているのなら尚更。出来る事を精一杯にやり遂げよう。



帰宅してもう夕暮れ。ぽっかりと浮かぶ茜色の雲を見あげながら

遠い昔、雲にのりたい仙人になりたいと言っていた人のことを思い出す。




2018年11月13日(火) 雨のち晴れ

目覚めた時にはぽつんぽつんと静かに雨が降っていた。

そんな雨もすぐにやんで今日は晴れるのですよと

天気予報を信じて「雨のち晴れ」って好きだなと思う。


今朝もめいちゃんを残して保育園へ。

それからが大変だったそう。結局じいちゃんが連れて行ったらしい。

気分屋のめいちゃんに振り回されるのも愉快で微笑ましいこと。



山里の職場は今日から本稼働。来客も多く対応に追われる。

喪中欠礼の葉書も作ったりですることがいっぱいあった。

なんとか定時で終らせてもらって帰り道

足がとても痛そうに歩いている青年お遍路さんに会った。

思わずクルマを停めて声を掛けずにはいられなかった。

なんとしても自力で歩きたいと。ゆっくり少しずつ頑張ると。

きらきらと眩しいほどの笑顔にきっと大丈夫と信じる。

どんなに辛くても一歩一歩。その姿は勇気そのものだった。


ああ、いい出会いだったなととても清々しい気持ちで家に帰る。



2018年11月12日(月) 清々しさを明日へと

お天気は下り坂。午後から雨がぽつぽつと降り始めて一気に肌寒くなる。

やはり急な気温の差は身体に堪える。歳のせいにしておこう。



今朝はめいちゃんがやけを言って大暴れ。

娘が怒るともう手を付けられないありさま。

じいちゃんがまるで赤ちゃんみたいに抱っこして

ひっくひっくと泣きじゃくっていたのがやっと少し落ち着く。

「おばあちゃんはやくいこうよ」とあやちゃん。

なんだか後ろ髪を引かれるような思いで保育園へ向かった。




職場は臨時休業だったけれど急ぎの事務仕事がありそれだけ済ます。

それから義父と伯母たちとたくさん頂いたお香典の整理を。

あらためて義父の日頃の義理深さを思い知るような作業だった。



帰宅が遅くなったけれど疲れも感じずとても清々しい気持ち。

明日からはまた日常の仕事を精一杯頑張ろうと心から思った。








2018年11月11日(日) さあ涙をふいて

ひんやりの夜明け前。星が空から降ってきそうに綺麗だった。

アラーム無しでぐっすりと眠っていて起こしてくれるひともなく

目覚めたら5時になっていてびっくり。8時間も眠っていたのか。


母のことが気になり午前中に電話をしてみたけれど

やはり気は変わっていなくて「もう決めたから」と。

無理強いは出来ず迎えにも行かないことにする。


午後からのお葬式。それはそれは沢山の弔問客で

同僚たちとてんてこ舞いしながら受付の役目を務める。

母の姿が見えないことを気遣ってくれる人もたくさんいた。


無事に出棺を終えて火葬場に着くなり堰を切ったように

言葉にできないような悲しみがおそってくる。

気心の知れた伯母が寄り添ってくれて泣きたいだけ泣いた。

それは祖母を失った悲しみではなく母がこの場にいない現実だった。

お棺のなかでにっこりと微笑む祖母に母を会わせてあげたかった。


「さあ涙をふいて」伯母に優しく背中を押されてみんなのところへ行った。





2018年11月10日(土) あしたはあしたの風が吹く

夕暮れて西の空にか細く浮かんでいた三日月が

まるで燃え尽きるように沈んでいったところ。



早朝。じいちゃんと娘むこが大阪へと旅立つ。

今回は消防団員の慰安旅行でじいちゃんは監督さん?

二週続けての旅行も苦にはせず喜んで出掛けて行く。

そろそろ引退を考えているじいちゃん。

今回の旅行が最後になるのかもしれない。




明日の葬儀の事で母から電話があり

いきなりもう行くのはやめると言い出す。

ひどく弱気になっており喪主の妻の役目も果たせないと。

精一杯宥めるも母の気持ちも分からないわけではなかった。

もし明日になって気が変われば迎えに行く約束をして電話を切る。


母の心の中でぴんと張りつめていたものがぷっつりと切れたような

それがとてもせつなくてたまらない。母が憐れでならない。


あしたは明日の風が吹くだろう。どうか優しい風であってほしい。



こんやはおんなのこばかりやねと。娘と孫たちと過ごしている。

お風呂上がりの孫たちのはしゃぎ声を聴きながらこれを記す。

なんて穏やかな夜なのだろうか。







2018年11月09日(金) 空をみあげて笑顔になろう

夜中に少し雨が降っていてしっとりと潤った朝。

日中は晴れて暖かくなる予報で絶好の遠足日和。

娘が早起きをして可愛らしいお弁当を作っていた。

私は少し甘めの卵焼きを作る。「おばあちゃん上手!」と娘。


いつもより重いリュックを背負った孫たちを送り届ける。

ふたりとも遠足を楽しみにしていて駆けながら門をくぐった。

うしろ姿を見送りながら空を見あげ私までうきうきとしてくる。




山里の職場に着くなり同じ敷地内の義祖母の家へ。

なんとやすらかに眠っていることだろう。

起こすように声をかけた。大きな声で何度も呼んだ。


午前中に急ぎの仕事だけを済ませて午後はお葬式の段取りを。

義父から葬儀の受付係を頼まれて同僚と一緒に快く引き受ける。

心の片隅では出しゃばってはいけないと思ってはいても

やはり少しでも役に立ちたい気持ちが込み上げてくる。

叔母ちゃん達がみんな「頼むよ」と言ってくれて救われる思いだった。


葬儀は日曜日に決まる。お通夜は明日身内だけで行うことに。

義父が「お祝いみたいなもんだ」と言ってみんな笑顔になる。


昨日はとても複雑な思いだったけれど今日になってみれば

自分に出来る事を精一杯。それがいちばんなのだと思える。





2018年11月08日(木) 血のつながりってなんだろう

曇りのち雨の予報だったけれど思いがけずに晴れる。

とても暖かく蝶々がひらりひらりと飛んでまるで春のよう。



午前中に訃報が。私にとっては義理の祖母が亡くなる。

山里いちばんの長寿で102歳の大往生であった。

血のつながりこそないけれど祖母であることには変わりなく

若い頃からずいぶんと可愛がってもらった大好きな祖母だった。

いつもにこにこ笑顔の絶えないほんとうに穏やかなひと。



母の再婚からもう40年以上の歳月が流れている。

今は義父と別居状態ではあるけれど母も複雑な思いなのか

お葬式に参列したいちゃんとお別れがしたいと電話がある。

ただ一歩引こうと話し合う。私も一緒にそうしたいと思う。

血のつながった孫がたくさんいるのだからそれが当然だろうと。


母と同じように私も複雑な思いに駆られているけれど

可愛がってもらった恩は決して忘れない。

縁あって「おばあちゃん」と呼ばせてもらってなんてありがたいこと。







2018年11月07日(水) 今夜はカレーですよ

立冬。ここ数日の暖かさをそのままに。

ありがたいことだけれど突然に寒くなりそうで

油断をしていてはいけないなと思うこの頃。



今日は自動車保険の資格更新試験があり高知市へ。

旅の疲れもあるだろうにじいちゃんが連れて行ってくれる。

「まかせておけ」と頼もしい。すっかり甘えさせてもらう。


試験場の近くのコンビニで昼食を買ってふたりで食べる。

私が試験を受けている間にお昼寝が出来たようで良かった。


試験は5年ごとの更新で常識問題のはずなのだけれど

今年はとても難しく感じた。記憶力が落ちているのだろう。

合格の自信なし。その前にほとんど勉強をしていなかった。

不合格でも再試験かあるので、まあいいかと思うことに。

5年後、私はまだ仕事をしているのだろうか。

いつまでたってもゴールは見えない。



帰宅したらいい匂いが。お休みだった娘がカレーを作ってくれていた。

今夜は楽ちん。なんとありがたいことだろう。


暖かさに誘われるように孫たちと夕散歩。

「今夜はカレーよ」土手の道をまっしぐらに孫たちが駆けてくる。




2018年11月06日(火) おかえりなさい

今日も日中はとても暖かく汗ばむほどの陽気となる。

11月に24℃とはこれも異常気象なのかもしれない。

過ごしやすく身体にはとても優しいのだけれど。



夕暮れてじいちゃんが無事に帰って来てくれる。

やはり家族みんなが揃うのがいちばん。とてもほっとする。

お土産を楽しみにしていた孫たちだったけれど

ゆっくりと選ぶ時間がなかったらしく「もみじ饅頭」

じいちゃんらしくてそれもよし。孫たちはちょっと不満顔。

みんなで夕食後、茶の間で寛いでいるじいちゃんの横顔は

気のせいかもしれないけれどとても疲れているように見えた。

やっぱり家がいちばん良いなと。今夜はぐっすりと眠って欲しい。



お風呂上がりの孫たちが今夜もにぎやか。

その声に微笑みながらほろ酔ってこれを記す。



2018年11月05日(月) とにかく生きましょう

ここ数日ずっと小春日和が続いていて

冬が近いことをつい忘れてしまいそうになる。

このままゆっくりと秋を楽しみたいものだ。


あやちゃんを保育園に送り届けて山里に向かう朝。

峠道を越えた所で見覚えのある後姿のお遍路さん。

いつもお大師堂を利用してくれているMさんだった。

久しぶりの再会を喜びながらしばし語り合う。


色々と事情があっての職業遍路も長くなった。

私と出会ってからも8年は過ぎていると思う。

会うたびにどこかに落ち着かせてあげたい気持ちになる。

Mさんもそれを望んでいるけれど世間の荒波はとても厳しい。


心が痛むばかり。それでも励ますことしか出来ない自分が歯がゆい。

「とにかく生きましょう」と今日も笑顔で別れたことだった。



仕事を終えて帰宅すればあたたかい家庭がある。

それがどれほど恵まれている事か思い知ったような一日だった。










2018年11月04日(日) 家族がいてくれて

今日も日中はとても暖かくなり穏やかな小春日和。


じいちゃんが消防団の視察旅行で西日本豪雨の被災地へ。

今日は愛媛、明日は広島へ向かう予定で旅立って行った。

なんだか息子を修学旅行に送り出すような気持ちの朝だった。


今は娘たちが一緒に暮らしてくれているけれど

以前のように夫婦二人暮らしだったらどんなにか心細いことか。

そう思うと娘夫婦と孫たちに感謝の気持ちが込み上げてくる。


今日は娘婿の誕生日だったのでみんなでスシローへ。

お腹一杯になってわいわい言いながらさっき帰ってきたところ。

じいちゃんは道後温泉泊。今頃はゆっくりと寛いでいることだろう。



お風呂上がりの孫たちのにぎやかな声を聴きながら

たぶん私はもう独りぼっちの夜は耐えられないだろうと思う。

家族がいてくれてほんとうに良かった。













2018年11月03日(土) 平穏無事のありがたさ

日中は20℃を越えとても暖かくなる。

ふりそそぐ陽射しのなんとありがたいこと。


「文化の日」だったけれど四万十市では大規模な防災訓練があった。

午前9時のシェイクアウトから始まり避難訓練。

自衛隊も来ていて四万十川河口でヘリの訓練もあった。


孫たちにヘリコプターを見せてあげたくて

8時過ぎにけい君をマンションへ迎えに行く。

じいちゃんは消防団の任務で出掛けていて

娘夫婦も仕事だったので三人の孫たちと訓練に参加していた。


もうすぐ9時だよとあやちゃん。

本当の地震の時には時間に関係なく突然に来ることを教える。

みんなで台所のテーブルの下にもぐり込んで訓練をする。

揺れていなくても怖がってけい君は今にも泣きそうだった。

孫たちを抱え込むようにしてこれが本当だったらと考えずにいられない。


それから揺れが収まった想定で高台の避難所まで避難する訓練。

近所のお友達と手を繋いで楽しそうな孫たちのうしろ姿を見ながら

こんなに平和なのにと。それなのに悲劇は必ずやってくるのかと。

なんとも言えない複雑な気持ちになってしまった。

それは明日かもしれない。今夜かもしれないのだ。


避難訓練が終わってから河口までクルマを走らせ

自衛隊のヘリ訓練を見学する。

大きなヘリの爆音に驚いたのかけい君は鼻血を出してしまった。

あやちゃんもめいちゃんもちょっと怖かったようす。


でもみんな今日は貴重な経験をしたのだと思う。

平穏無事のありがたさをつくづくとかみしめるような一日だった。





2018年11月02日(金) とんとんとんと順調に

今朝の最低気温は札幌とほぼ同じだったようだ。

そんな寒さにも少しずつ慣れて来ているこの頃。

血圧も落ち着いている。うんこの調子とおもう朝。



あやちゃんを保育園に送り届けてから山里の職場へ向かう。

ツワブキの花に山茶花も加わりこころが和む朝の道。

銀杏の葉も黄色く色づき始めて秋の深まりを感じる。



今週の仕事を無事に終えて定時で帰路についた。

とんとんとんと順調にそれが何よりに思う。


穏かな夕暮れ。夕陽を仰ぎながらなんとほっとしたことだろう。





2018年11月01日(木) 霜月らしさもよし

最低気温が10℃を切る日が続いている。

そんな霜月らしさもよし。きりりっと肌寒い朝。


今朝もあやちゃんと保育園へ。

めいちゃんは朝一のおしっこで痛みを訴える。

いつもパンツも履かずに寝ているからばい菌が入ったのかも。

膀胱炎だったら辛いだろうなと心配していたけれど

数分するとケロっとして朝ごはんを食べていた。




月初めの仕事をそれなりにこなして定時で終える。

西松屋に寄って孫たちのパジャマを買った。

あやちゃんのパジャマが小さくなっていて

でもお姉ちゃんのお下がりばかりのめいちゃんも可哀想で。

子供服を買うのはおばあちゃんの楽しみでもあった。



夕方少し遅くなり娘と孫たちが帰って来る。

めいちゃん保育園でも痛みを訴えていたそうで急きょ小児科へ。

それが尿検査の前にトイレに行ってしまったそうで検査が出来ず

来週まで様子見でおまじないのお薬をもらって帰って来ていた。

「もういたくないもん」とめいちゃん。今夜もとても元気。



昼間はぽかぽかと暖かだったけれど、夕方からまた冷え込む。

お風呂で温まってから飲む焼酎が美味しい。

孫たちが新しいパジャマを着てとても嬉しそうにしている。



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