とうとう8月も最後の日。
あれこれを乗り切ったのかと感慨深く思う。
夏は今日も精一杯に微笑みながらうしろ姿を見せてくれた。
厳しい残暑も苦にはならずむしろ心地よく感じるほど。
月末の仕事もそれなりにやれるだけのことを。
気がつけば母のいない月末も10回目を数えていた。
母が仕事に復帰することはおそらくもうないだろう。
とにかく目の前の事に立ち向かっていかなければと強く思う。
帰宅したらじいちゃんは留守。なんだかちょっとさびしい。
今日は消防団の役員会があって今頃は宴会の真っ最中だろう。
市長さんと飲むんだと誇らしげな顔をしていたのが頼もしい。
じいちゃんの噂話をしながらみんなでわいわいと夕食。
食後久しぶりに散歩に行ってみようかと思いながらやはり行けず
二階の窓からいつものように夕空を仰いでいた。
なんだかあちらがわとこちらがわのような不思議な空だった。
明日から9月。スタートラインに立ったようなきもち。
山里では狐さんのお嫁入り。陽射しを浴びながら雨がぽつぽつ。
特に急ぎの仕事もなかったので早目に帰らせてもらう。
もの凄い睡魔。自動車道をやっとの思いで走り抜けて
路肩にクルマを停めてひと眠りしていた。なんとも気持ち良い。
それからいつもとは違う大型店へ行ってリラックスルーム。
娘から聞いていて一度行ってみたいなあと思っていた場所。
マッサージチェアーがとても気持ち良くてうっとりと癒される。
これはいい、癖になると。週に一度は来ようと心に決める。
そんなこんなで乗り越えられた木曜日。
もうこっちのものだとなんだか自信がわいてくる。
もう負けないぞと強気になっている自分が嬉しい。
9月になったら散歩も行こう。ジムにも行ってみたいなどと
あれこれ考えていたらわくわくしてきた。
落とし穴があるのなら落ちるのも良いだろう。
そうして這い上がる。勇気さえあればなんだって出来る気がする。
孫たちと笑い合いながら穏やかに今日が暮れる。
2018年08月29日(水) |
涙と笑顔とうしろ姿と |
今日も厳しい残暑となる。吹き抜ける風のなんとありがたいこと。
気がつけば8月も残りわずか。夏は何度ふり向いてくれるだろうか。
元気いっぱいの孫たちを保育園に送り届けて山里の職場に向かう。
このところずっとお遍路さんの姿をみかけない山道。
今日は縁の深かったお遍路さんの命日だった。
もう7回忌なのか、あっという間に歳月が流れていた。
ひとは出会うべきして出会うと言うけれど
どうして出会ったのかその意味が未だにわからずにいる。
一生忘れることはないだろう。彼の涙と笑顔と白装束のうしろ姿を。
今日も平穏無事に日が暮れる。
夕方になると体調が少し悪くなる日々が続いているけれど
生きているだけでじゅんぶんではないかと思える。
だいじょうぶ、私は元気と呪文のように唱えている。
病は気から。これくらいのことでくたばっていてどうする。
孫たちの笑顔に癒されながらほっこりとこれを記す。
夜明け前まあるい月と会話する。
向き合っているとなんともいえず癒されるひと時。
優しい月明かりに身も心も捧げてみたいような。
それは老女の戯言なのかもしれないけれど。
今朝はめいちゃんも「おばあちゃんといく」と言ってくれて
ふたりを保育園に送り届ける朝。
ぴょんぴょんとウサギみたいに跳びはねながら門まで走るふたり。
後姿を追いかけながら今朝も元気なちびっ子パワーをいただく。
娘たちと同居を始めて今日でもう丸4年目。
なんと愛しくありがたき日々だったのだろうと感慨に浸る。
夕飯を少し奮発して「記念日よ」って言ったら
家族みんなが「何の?」って笑った。それも愉快なこと。
娘たちにはほんとうに感謝している。
そうしてふたりの孫と暮らす日々は宝物のようだった。
どうかこれからもそばにいてほしい。そればかりを願っている。
お風呂上がりの孫たちのはしゃぎ声を聴きながら
ほっこりと微笑みながらこれを記す。
2018年08月27日(月) |
よっこらしょいと月曜日 |
夜明け前きれいな満月が見えた。ほわっとまんまるくて。
そのままこころに映し出してみたいような。
久しぶりの快晴。雲ひとつなくて真っ青な空。
今朝もめいちゃんを残してあやちゃんと保育園へ。
お布団があったのでよっこらしょと一緒に門をくぐる。
それからあやちゃんは竹馬の練習をするのだそう。
運動会には練習の成果を披露してくれるそうでとても楽しみ。
月曜日と気負う事もなくぼちぼちと仕事。
なんとしても金曜日まで持たさなくてはと身体を労りながら。
郵便局へ三回も行く。そのたびに局長さんとおしゃべりをしたり。
それがとても良い気分転換になった。局長さんが好きなんだな。
帰宅したらじいちゃんが洗濯物を取り入れてくれていた。
おひさまの匂いのする洗濯物をにこにこしながらたたむ。
娘たちの帰宅が遅く待ちかねていたら買物に行っていたらしく
孫たちが新しい靴を買ってもらってとても嬉しそうだった。
9月になると運動会の練習が始まる。
新しい靴でかけっこ頑張ってくれそうだ。
楽しみなことがいっぱいあって嬉しい。
おばあちゃんはくよくよとくたばっているわけにはいかないね。
2018年08月26日(日) |
うごいてみたらうごける |
洗濯物を干し終えるなり雨がぽつぽつ。
にわか雨の後には空にきれいな虹が見えていた。
今日は少し動こうと決めて朝のうちにお大師堂へ。
サボってばかりでついつい疎かにしてしまって
お線香も無くなっていて花枝もすっかり枯れていた。
自分に出来る事をと改めて肝に命じた朝のこと。
午後はじいちゃんと一緒に母の病院へ。
ずっと気になりながらもう一週間が経っていた。
母は今日も口をぽかんと開けて気持ちよさそうに寝ていた。
無理に起こさなくてもとじいちゃんが言ってくれて
担当の看護師さんと少し話してからすぐに帰って来る。
それで良かったのだろうかとなんとなく心苦しく思う。
やはり親不孝なのかもしれない。ついつい自分を責めてしまう。
もっと気楽に生きていけたらどんなに良いだろうか。
夜は娘とめいちゃんと一緒に手作り餃子を作った。
60個も作って焼きあがってからさあ食べようとしたところ
とても不機嫌なあやちゃん。一緒に作りたかったのだそう。
2階で遊んでいたので声をかけなかったおばあちゃん達が悪かったね。
美味しかったのでまた作ろう。今度は100個作ろう。
朝のうちは雨がぽつぽつ。午後からは空も落ち着いてくれて青空に。
まるで駆け込み寺のような病院。
待ち時間の間、ベッドで休ませてくれてとても助かる。
診察室まで行かなくてもお医者様がベッドまで来てくれるのだ。
いっぱいの弱音。うんうんと優しくうなずいてくれるありがたさ。
「ちょっと頑張り過ぎたかな」とふにゃふにゃと肩の力が抜ける。
極度の疲労だったようでお薬が少し増えたけれど
無理をせずに少しずつ元気になりたいと思う。
出来ないことがたくさんある。でも出来ることもちゃんとある。
今夜は花火大会があって娘たちは早めに出掛けて行った。
じいちゃんとレトルトのカレーで晩ご飯。
そんな手抜きにも文句も言わずに「このカレーは美味いな」と。
じいちゃんはいつも優しい。なんだか神様みたいに思う。
夕食後、窓から暮れて行く空を仰いでいた。
私のこころもぽっかりと浮かんでしまいそうな夕空だった。
今日もおだやかな一日をありがとうございました。
2018年08月24日(金) |
あしたなら大丈夫ですよ |
台風は何事もなく通り過ぎてくれたけれど
今日も不安定な空模様。午後には激しい雨も降ったり。
今朝はめいちゃんがご機嫌斜めで「おかあさんといく」と。
あやちゃんを送って行ったら「おばあちゃんおしごといって」と
車から降りて一人で保育園の門を開けて行くのだと言ってくれる。
さすが年長さんと頼もしく思いながらも門をくぐるまで見届ける。
振り向いて何度も手を振ってくれた。嬉しくて笑みがこぼれる。
山里の職場に着いたものの気だるさが付きまとい仕事にならず。
金曜日だからもうひとふんばりと思うのだけれど
身体が抵抗しているのだろうか、自分でもよくわからなかった。
午後から休ませてもらって病院に行こうと電話してみたら
主治医の先生が往診で午後は不在とのこと。
「あした来れますか?あしたなら大丈夫ですよ」と優しい女性の声。
ふにゃふにゃと肩の力が抜けたようになりほっと安堵する。
あしたがあるあしたがある。あしたがあるさ〜と歌うように
気だるさと寄り添っている夜にこれを記す。
さいわいと言って良いのか台風の直撃を免れる。
夕方から風が強くなって来たけれど雨は降っていない。
今日はもう限界を感じてしまい仕事を休ませてもらって
一日中ごろごろと寝てばかりいた。
無理の効かない身体になった。自分で守ってあげなければ。
情けないけれどありのままの自分を受け止めるばかり。
ついつい弱気になってしまうけれど、強がる歳ではないのだと。
血圧は落ち着いていて今夜はお風呂に入れた。
痒くてたまらなかった髪も洗えてさっぱりと気持ち良い。
もう大丈夫だろうか。だいじょうぶ、だいじょうぶと言い聞かす。
じいちゃんが台風の気圧のせいではないかと気遣ってくれて
そうかもしれないねと。家族みんなに心配をかけてしまった。
あしたは明日の風が吹くだろう。
生きてさえいればきっとだいじょうぶ。
夕方から体調悪し。
台風の気圧のせいかもしれないけれど
血圧が上がったり下がったり。
夕飯の仕度は娘がしてくれて助かる。
食欲はあるので大丈夫と思っていても
食後の後片付けも出来ず横になっていた。
お風呂も入れずなんとも情けないこと。
「とにかく寝ろ」とじいちゃんに言われて
お布団でごろごろしていたけれど落ち着かず
少し書き記してからまた布団に戻ろうと思う。
ちょっとした日記中毒かと愉快にも思える。
これが最後になるかもしれないと大げさに思ったり。
台風が近づいていてざわざわと風が騒いでいるけれど
そんな風にこころを乱されたくはなかった。
今夜も書けました。良かった。おやすみなさい。
雨が降ったりやんだり。かと思えば青空が見えたり隠れたり。
空はとてもいそがしかったようでおつかれさま。
いつも通りに仕事を終えられず一時間ほど残業。
母の事も気がかりだったけれど病院へ寄らずに帰宅する。
身体が鉛のように重い。まだ火曜日なのに情けないこと。
なんのこれしきと思っていても身体はとても正直だった。
ときには弱音も。こうして書く場所があってありがたいこと。
書きながらまたすくっと前を向くことが出来る。
どんな日もあってよしと思う。ありのままの自分を見つめている。
お風呂上がりの孫たちがとてもにぎやかな夜。
今もあやちゃんが私の部屋に入って来ておしゃべりをしたところ。
「おばあちゃんなにかいてるの?」なんて言って笑って。
いつか読んでもらえる日がきっと来る気がする。
ささやかな日々はいつまでも私の宝物だ。
霧のような雨が少しだけ降る。
台風の影響で今週は雨ばかりになりそうだ。
処暑も近くなりこのまま夏が遠のいてしまうのかと思うと
なんだかふっとさびしさを感じてしまう。
お昼過ぎに隣町まで集金に行ってその足で母のアパートへ。
入院に必要な物はリュックに詰めたまま置いてあって
「慣れている」と言っていた母の言葉を思い出して苦笑い。
おかげで慌てずに済みすぐに病院へ向かう事が出来た。
母は口をぽかんと開けて気持ちよさそうに寝ていた。
声をかけても目を覚まさず、そっとしておくことに。
看護師さんがたくさんの書類を持って来てサインをしたり。
続柄「娘」と何回も書く。ああやはり娘なのだと改めて思う。
救急病院なので長い入院は出来ないとの事。
転院先は以前からの掛かりつけの病院に決めてその手続きも。
母が目を覚ましたけれどすぐに検査がありベッドのまま運ばれていく。
何か言いたそうな母に「辛抱するのよ」と一言しか言えなかった。
複雑な気持ちはつのるばかりだけれど、とにかく前へと思う。
きっと道は開ける。ながいながいトンネルを抜けた時のように。
帰宅すると今日も孫たちの笑顔。
いつもと変わらないことはこんなにもありがたいこと。
爽やかな晴天となりじいちゃんと意気投合してドライブ。
愛媛まで足をのばし楽しい一日だった。
帰宅して余韻に浸る間もなく母から電話があり
昨日から動くことが出来なくなって困っているとのこと。
昨夜電話がなかったので気にはなっていたのだけれど
まさかそんなことになっているとは思いもしなかった。
詳しく訊けば昨日玄関先で転倒して身体を強く打ったらしい。
そのまま動けなくなりもう24時間を経過していた。
どうしてすぐに電話をしてこなかったのかと言うと
私に怒られるからと。緊急事態なのにどうして。
とにかく救急車の手配を急ぎすぐに病院へ駆けつける。
幸い左肩の骨折だけで済んだけれど身体が衰弱しており
そのまま入院となり慌ただしい夕暮れ時になった。
24時間も飲まず食わずでよく命が助かったと思う。
「入院は慣れているから」とケロっとしている母。
「お腹が空いて死にそう」と言って笑わせたり。
お医者様から「もう独り暮らしは限界では」と言われた。
私もそう思う。退院後の事を真剣に考えなければいけない。
そんな大変なハプニングもあったけれど
孫たちの笑顔にかこまれて微笑んでいられる夜だった。
今朝は少し肌寒いほどの涼しさになる。
うろこ雲に朝陽が射してほんのりと紅いお魚のよう。
日中は真夏日になったけれど風が涼しく秋の気配を感じた。
今日は保育園の「プール参観」があって娘と一緒に出掛ける。
少し寒いのではと心配していたけれど陽射しがいっぱいでほっとする。
めいちゃんもあやちゃんもすごい頑張ってくれる。
小麦色の笑顔でイルカさんみたいに泳いでいた。
去年は水を怖がって顔を浸けることが出来なかっためいちゃん。
今年は水の中でジャンプしながら何度も潜って見せてくれる。
あやちゃんは小学校の大きなプールで水中ロケット。
みんなと一緒に潜って最後まで頭を出さず一等賞だった。
孫たちの成長がとても嬉しくなんともいえない感動を覚えた。
「いい夏だったな」ってすごく思った。
今日は娘の37歳の誕生日で、夜はささやかにお祝いをする。
生まれた日の事を懐かしく思い出す。
ながいながい陣痛だった。やっと生まれてくれたのに産声が聴こえず
「お願い泣いて〜」と大声で叫んだことなど。
今はふたりの孫たちのお母さん。
そうして一つ屋根の下にいてくれてこんなにありがたいことはない。
わたしはほんとうにしあわせな母だ。
2018年08月17日(金) |
オロナミン的な元気を |
曇り日、午後少しだけにわか雨が降る。
今朝はめいちゃんが元気溌剌オロナミン的に保育園へ。
ほっと微笑みながら山里の職場に向かう。
仕事は少し忙しかったけれどもう金曜日。
明日はお休みを頂いて定時で終らせてもらった。
ゆっくりと買い物。あれこれと買い過ぎてしまって重い荷物。
いつもの顔なじみの店員さんが「だいじょうぶ?」と
外まで見送ってくれてその優しさに胸が熱くなる。
田舎のスーパーならではのことかもしれないけれど
その店員さんのことがますます好きになる。
帰宅してばたんきゅうと横になり少し寝入っていた。
どうしたことか身体が鉛のように重い。
夕食の支度は娘が手伝ってくれて大助かり。
娘さまさまといつも思う。おかげで美味しい夕食だった。
日暮れ前の空は茜色ではなかったけれど
昨日よりも少しふっくらとした三日月にほっこりとこころが和む。
2018年08月16日(木) |
ちいさな白い三日月が見えた |
真夜中からどしゃ降りの雨。
お盆に合せて夏休みをしていた孫たちも今日から保育園へ。
私も山里の職場で孫たちのお昼寝布団を車に積み込んで
あやちゃんはすぐに車に乗ってくれたけれど
めいちゃんは「いきたくない」とやけを言って困らす。
娘は仕事だったけれど娘むこはまだお盆休みだったので
お父さん子のめいちゃんは一緒にいたかったようだ。
仕方なくめいちゃんを残して先に保育園へ。
後からお父さんと行ったものと思っていたら
結局おさぼりをしてしまったとのこと。
仕事から帰ったらじいちゃんが「今日は参ったぞ」とぼやいていた。
娘むこが急用で出掛けてしまってお守りを頼まれたのだそうだ。
ぼやきながらも嬉しそうなじいちゃんも微笑ましいこと。
午後から雨が降らずにいてくれて、夕方には無事に送り火を。
なんだか少しせつないような送り火だった。
炎が燃え尽きるまでその場を離れられずに佇んでいたら
つくつくぼうしがまるで夏を惜しむように鳴き始める。
ふと、まだ帰りたくはないのではと魂に問いかけていた。
空を見あげたら少し秋めいた夕空にちいさな白い三日月が見えた。
未明に台風が宮崎に上陸。
雨雲が尾を引いており時おり激しい雨が降ったりやんだり。
朝のうちに昨日の宴会の後片付けを終えて
午後は気が抜けたようにごろごろと寝てばかり。
お盆もあっという間、明日にはもう送り火を焚かなければ。
「もう帰らないといけませんよ」と告げられたら
どんな気持ちになるのだろうとふと思う。
めいちゃんが鐘を鳴らしながら「どこへかえるの?」と問う。
「おそらのおうちにかえるのよ」と応えると
「ふ〜ん」と言って不思議そうな顔をして見せた。
お風呂上がりの孫たちの賑やかな声を
姑さんはどんなにか心残りに思いながら聞いている事だろうか。
残された私たちはまたすくっと前を向いて日常を歩む。
初盆の大宴会は無事に終了。
大変な忙しさも、娘や義妹、息子のお嫁さん、姪っ子も手伝ってくれて
ほんとうに大助かりだった。頼って甘えてばかりのわたし。
総勢30名ほどの宴会となりそれはにぎやか。
亡き姑さんもどんなにか嬉しかったことだろう。
みんなと一緒に微笑んでいる姿が目に見えるようだった。
とても「いい日」でした。ありがとうございます。
2018年08月13日(月) |
夕焼け空のかなたから |
夜明け前には雨が降っていたけれど
日中は晴れて厳しい残暑となる。
朝のうちにお盆の準備を終えて
ほっとするのもつかの間
今日も地区の人達がたくさんお供えを持ってきてくれて
ひっきりなしにチャイムの鳴る我が家だった。
地区の習わしとは言え心遣いに感謝するばかり。
夕方には迎え火を焚き、灯篭に灯をともす。
夕焼け空のかなたから大急ぎで帰って来てくれたことだろう。
姿は見えなくても気配を感じるような不思議な気持ちだった。
明日には親戚が集まってくれてにぎやかに宴会の予定。
姑さんの喜ぶ顔が目に見えるようだ。
孫たちが「ひいばあちゃんかえってきた?」と
ちんちんと鐘を鳴らすのも微笑ましく穏やかな夜になった。
雷鳴で目覚めた夜明け前。
午前中はバケツをひっくり返したような大雨となる。
じいちゃんとふたりで初盆の仕度をぼちぼち。
やれるだけのことをして後は明日の早朝にすることに。
ご近所さんや地区の人達がお供えを届けてくれてありがたいこと。
姑さんも早く帰って来たくてうずうずしていることだろう。
みんなで笑顔でにぎやかに迎えてあげたいと思う。
57歳の若さで亡くなった舅さんとはまるで親子のよう。
ふたりでお馬さんに乗るのかな。ぱっかぱっかと走って帰って来るかな。
そんな姿を思い浮かべながら亡きふたりを偲んでいる。
夜が明けるなり雨が降り始める。
久しぶりの雨音が耳に心地よい。
気温も30℃に届かず随分と過ごしやすい一日だった。
なんとか仕事を終えられて帰路につく。
ふと雨あがりの公園に行ってみたくなり寄り道。
オオオニバスの花が咲いていると聞いていたので
写真を撮りたかったけれど池の真ん中あたりで
ちゃんとしたカメラではないと遠すぎて諦める。
でも早咲きの秋桜が咲いていてくれてとても嬉しかった。
花に語り掛けるようにしながらほっこりと癒される。
なんと可愛らしいこと。そんな気持ちが届いたような気がした。
どんな日常であってもほっとする瞬間は必ずある。
それはとてもありがたいことだなとつくづくと思った午後のこと。
今日も「いい日」でした。心からそう思える。
今日も厳しい残暑となる。
吹き抜ける風のなんとありがたいこと。
山里ではあちらこちらで稲刈りの風景。
こちらでは稲刈りのことを「秋」と呼ぶ。
「いま秋でいそがしい」と言ったりする。
そんな言葉がなんとなく好きだ。
仕事を終えて帰宅してからじいちゃんと
「よさこい祭り」の生中継を見ていた。
活気にあふれていて暑さも吹き飛びそうな鳴子の音。
子供の頃に一度だけ見に行ったことがあるけれど
それがとても懐かしくてまた見に行けたら良いなと思う。
保育園から帰っためいちゃんが「めいもおどりたい」と。
いつかそれが叶う気がする。おばあちゃん見に行くからね。
真っ赤な夕陽。今日も平穏無事に暮れていく。
2018年08月09日(木) |
ちいさな秋みいつけた |
今朝はいちだんと涼しくなりなんとも心地よい朝風。
昨夜の早寝が良かったのか体調もすっかり良くなり
孫たちを保育園に送り届けてから山里の職場に向かう。
そんな時間のゆとりが嬉しくてならない。
急がず慌てずゆっくりと峠道を越えると
山里にはちいさな秋が待っていてくれた。
急いで通り過ぎていたら気づかなかったことだろう。
あらためてこころのゆとりを大切にしなければと思った朝のこと。
仕事は今日も忙しかったけれどそれなりに。
土曜日からお盆休みの予定だったけれど
社長と相談のうえ土曜日も仕事をすることになった。
お客様に迷惑をかけるわけにはいかない。
帰宅してじいちゃんに話したら少しご機嫌ななめ。
お墓参りに行く予定だったので無理もないこと。
ぶつぶつ文句を言いながら「まあええわ」と言ってもらえる。
いつも穏やかなじいちゃんもたまにはそんな時もある。
姑さんの初盆を控えていて私も気が気ではないのだけれど。
娘と孫たちが帰ってきて笑顔いっぱいに日が暮れる。
孫たちにはほんとうに癒されている日々だった。
今日も平穏無事。ありがとうございました。
2018年08月08日(水) |
まあこんなもんでしょう |
今朝も涼しくて朝風をたのしむ。
季節はゆっくりだけれども確実に秋に向かっている。
お盆休みが近くなり仕事が少し忙しくなった。
今朝は8時半には職場に着いていなくてはいけなくて
孫たちを保育園に送って行けずちょっとさびしい。
日中は猛暑日となり厳しい残暑。
夏バテ知らずと偉そうなことを言っていた私も
少し夏の疲れが出て来たのだろうか。
夕方から体調が悪く血圧が久しぶりに高くなっていたけれど
エアコンの効いた部屋でしばらく寝ていたら随分と楽になった。
まあこんなもんでしょうと今はのほほんとこれを記している。
どんな時もあってよし。もう無理の効かない年だもの。
今夜は少し早目に床につこうと思う。
たまにはお布団でテレビも良いでしょう。
2018年08月07日(火) |
ゆっくりゆっくりと秋へ |
立秋。そう聞いただけでなんだかほっとする。
夜明け前から早朝にかけてはずいぶんと涼しく感じた。
日中はほぼ猛暑日となりやはり暑かったけれど
ゆっくりと夏が退いていくのかと思うとふと哀れに思ったり。
お昼に仕事を終わらせてもらって病院へ。
定期の通院でお薬も切れてしまっていた。
待ち時間は長かったけれどのんびりとそれも楽しみ。
先日の特定健診でめでたく「メタボ」となり
笑い事ではないですよと主治医と笑い合ったり。
春から一気にリバウンドし始めてもう5K近くなった。
今くい止めないと元も子もなくなってしまう。
ダイエットは辛いけれどまた初心に返って頑張ろうと心に誓う。
3B体操も行けなくなった。バドミントンも行けなくなったと
そのせいにするよりももっと大切な事があるのではないかと。
帰宅が遅くなったけれど、娘が先に帰って来てくれていて
今日も洗濯物をたたんでくれていた。思いがけずに嬉しくて。
夕食後にめいちゃんとお風呂。浴槽はすっかりプール状態。
ざぶんざぶんとイルカみたいに泳ぐめいちゃんの可愛らしいこと。
今日も「いい日」でした。ありがとうございます。
2018年08月06日(月) |
いく夏を惜しんでみたり |
昨夜の暑さが嘘のように今朝はずいぶんと涼しくなる。
心地よい朝風にふと秋を感じて空を仰いだ。
日中は風もなく37℃ほど。そんな猛暑にもすっかり慣れてしまう。
明日は立秋だと思うとほっとしながら往く夏を惜しんでみたり。
午前中の仕事は開店休業でみんなで高校野球を観戦する。
今年は明徳ではなく高知商業が出場していてよけいに盛り上がる。
逆転されてまた逆転する。「土佐のいごっそう」を思わす試合だった。
「いごっそう」とはとても心意気のある男らしいというような意味か。
負けてたまるか、かかってこいやみたいなそんな男らしさかも。
ほんとうに手に汗を握る良い試合だった。最後までよく頑張った。
午後はそれなりに仕事を終えて定時で帰路につく。
今日は娘がお休みだったので洗濯物をたたんでくれていた。
それがどれほど助かったことか。ほんとにありがたいこと。
孫たちが保育園から帰ってきて向日葵の花が咲いているような笑顔。
今日もそうして平穏無事に暮れていく。
真っ赤な夕日に今日もありがとうございました。
朝陽が射し始めるとツクツクボウシの声が聴こえる。
もうそんな頃。立秋もすぐ近くになった。
じいちゃんが「暑いしどっか行くか」と言ってくれて
ふたり意気投合してドライブに出掛ける。
四万十川を眺めながら中流域の江川崎まで
そうあの江川崎。つい最近まで日本一暑かったところ。
そうして私にとっては生まれ故郷でもあった。
途中の川ではカヌーや水遊びをする人もいて
見ているだけで暑さを忘れる。
真っ青な川も目に沁みるよう。
じいちゃんにお願いして昔住んでいた家の近くの駅へ。
子供の頃にはよく駅で遊んだことが懐かしい。
駅の前にあった駄菓子屋さん。夏は毎日アイスキャンデーを買った。
もう半世紀以上も昔の事で、駄菓子屋さんは普通の民家に。
住んでいた家も取り壊されていて坂道だけが残っていた。
どんなに歳月が流れて変わってしまってもやはり懐かしい場所。
じいちゃん連れて来てくれてありがとう。
早朝の涼風もつかの間、日中はほぼ猛暑日となり相変わらずの暑さ。
仕事はお休みをいただいていてありがたいこと。
いつもよりゆっくりと孫たちを保育園に送り届ける朝。
シーツを洗ってお布団を干す。平日にはできないこと。
午前中に買い物を済ませて帰って来て早めの昼食を終えると
もう保育園のお迎えの時間になっていた。
午後は孫たちと過ごす。録画してあった「ドラえもん」を見たり
眠くてたまらなくなってうとうとしていたら
めいちゃんがやけを言い出して大泣きになったり。
にぎやかな午後のこと、やっと娘が帰って来てくれてほっと寛ぐ。
夕食後、二階の窓から真っ赤な夕陽が見えた。
胸がドキドキするほど赤くて思わず外に飛び出していた。
早くしないと沈んでしまうと走って川辺にたどり着く。
よかった間に合った。久しぶりにきれいな夕陽に手を合わす。
その直後に母から着信あり。
とにかく毎日電話をしてくること、それが仕事よと伝えてあるので
「今日も無事でした」と元気そうな声がほっと嬉しかった。
ささやかでもそうして母とつながっている私たち。
今日も「いい日」でした。ありがとうございます。
夜明け前に秋の虫の声が。まだか細いけれどたしかに聴こえる。
朝陽がのぼると蝉の声が。それはそれは一生懸命に鳴く。
やっと金曜日なのか、もう金曜日なのか。
今日も出来ることをと山里の職場に向かう。
孫たちは今朝も元気いっぱい。プールを楽しみに保育園へ。
仕事でまた隣町まで行っていたけれど
母のところには寄らずにそのまま帰ってきた。
帰宅して夕方になってから母から電話がある。
寄れなかったことを詫びると「だいじょうぶよ」と。
そして「忙しかったでしょ」と労ってくれてほっと嬉しかった。
夕食後、めいちゃんとお風呂。湯船はおもちゃでいっぱい。
「おばあちゃんは入ったらだめ」と言ったりして愉快なこと。
ぬるめのお湯でも暑いのだろう。顔はお猿さんみたいに真っ赤だった。
ほのぼのと夕暮れ。心地よい風に誘われるように少し土手の道を歩く。
夕涼みも良いものだなとしばし風に吹かれていた。
2018年08月02日(木) |
燃えているような夕陽 |
まるで梅雨があけたような夏空。
幸い猛暑日にはならず心地良い暑さだった。
今朝は職場で大変なアクシデントがあって
焦りまくって目の前が真っ暗になっていたけれど
お昼前に無事に解決。まるで奇跡のようなこと。
何事も最後まで諦めてはいけないなと強く思う。
一生懸命に手を尽くせば結果は必ず出て来るもの。
元を正せば私の軽率さが原因だった。
深く反省しながら良き教訓になったと思う。
午後仕事で隣町へ行っていたのでちらっと母のもとへ。
つかの間の事で顔を見るだけだったけれど
今日は初めて介護タクシーを利用して喫茶店に行っていたとの事。
母は母なりに自分のことを精一杯に頑張っているのだと思う。
買物も出来たようで大好きなスイカを買って来て美味しかったと。
気掛かりな事はたくさんあるけれど、心配し過ぎてもいけなくて
しばらくは様子をみながら母の快復をゆっくりと待ちたいと思う。
帰宅が遅くなったけれど、今日も小麦色の孫たち。
ふたりの笑顔に癒されながら燃えているような夕陽を見ていた。
2018年08月01日(水) |
八月葉月の響きが好き |
台風の影響で今日も雨が降ったりやんだり。
気温は28℃と低目なのだけれど湿度が高く少し蒸し暑い。
八月葉月の響きが好き。立秋、処暑と続くのも好きだ。
一歩踏み出すような気持ちで朝を迎える。
いつものように孫たちを送り届けてから山里の職場へ向かう。
仕事は少し忙しかったけれどそれなりにこなして
定時で終えるとちょうど雨がやんでくれていた。
急いで帰るのがなんだかもったいないような気がして
近くの星ヶ丘公園に寄り道。なんとも癒される風景が待っていた。
心身ともにリフレッシュ。また明日からも頑張ろうと思う。
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